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自立と自律
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亜月は、そんな奏士の様子を見ながら洗い物を済ませる。出ていったから、実家にでも帰ったのかと思ったが、何事もなかったかのように戻ってきた。
それに、いつもなら置いたままにしそうな洗濯物も、なぜか自分でしまったのだ。
亜月は、家事を自分でやれと言ったことへの当てつけかと思った。
双方、仲直りというものをしていないから、どうしたってお互いの行動が当てつけに見える。しかし、料理を見ても「俺の分は?」とは言ってこなかったし、風呂を溜めていないことに文句も言わなかった。
自分でやる気になったのだろうか。そう一瞬考えるが、亜月が全く手を出さなくなれば自分でやるしかないのだ。
洗い物は、個々で洗うと水道代も電気代ももったいないから一緒に洗っただけ。けれど、明日からは自分のものだけ溜めておいて、2、3日に1回洗濯をしようと思った。
仕事のシャツも、4枚はあるからそれで十分なはず。奏士がどこまでやる気があるかわからないが、暫くそうして様子を見ることにした。
翌日、特に会話もないまま個々に起きる。いつもなら奏士の朝ごはんを用意していた亜月だが、奏士よりも先に起きて自分だけさっと済ませた。
奏士の準備がない分、自分に時間を使えた。髪を綺麗にまとめて、メイクもゆっくりする。
ソノダ飲料よりpoiseの方が遠いから、亜月の方が先に家を出る。
奏士はのんびり起きてきて、あくびをしながらちんたら支度をする。
いつの間にかいなくなっている亜月に気付き、自分の朝食がないことも知る。
あー……そうだった。別に朝くらい食わなくてもいいわ。朝っぱらからガッツリ食うのも本当は好きじゃないし。
奏士は、何も食べずに出社すると部署のドアを開け、「おはようございまーす」と足を踏み込んだ。
社員達が適当に挨拶を返す中、由乃と遥の視線は真っ直ぐ奏士を見やった。
それに、いつもなら置いたままにしそうな洗濯物も、なぜか自分でしまったのだ。
亜月は、家事を自分でやれと言ったことへの当てつけかと思った。
双方、仲直りというものをしていないから、どうしたってお互いの行動が当てつけに見える。しかし、料理を見ても「俺の分は?」とは言ってこなかったし、風呂を溜めていないことに文句も言わなかった。
自分でやる気になったのだろうか。そう一瞬考えるが、亜月が全く手を出さなくなれば自分でやるしかないのだ。
洗い物は、個々で洗うと水道代も電気代ももったいないから一緒に洗っただけ。けれど、明日からは自分のものだけ溜めておいて、2、3日に1回洗濯をしようと思った。
仕事のシャツも、4枚はあるからそれで十分なはず。奏士がどこまでやる気があるかわからないが、暫くそうして様子を見ることにした。
翌日、特に会話もないまま個々に起きる。いつもなら奏士の朝ごはんを用意していた亜月だが、奏士よりも先に起きて自分だけさっと済ませた。
奏士の準備がない分、自分に時間を使えた。髪を綺麗にまとめて、メイクもゆっくりする。
ソノダ飲料よりpoiseの方が遠いから、亜月の方が先に家を出る。
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いつの間にかいなくなっている亜月に気付き、自分の朝食がないことも知る。
あー……そうだった。別に朝くらい食わなくてもいいわ。朝っぱらからガッツリ食うのも本当は好きじゃないし。
奏士は、何も食べずに出社すると部署のドアを開け、「おはようございまーす」と足を踏み込んだ。
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