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想いの矛先
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そんな亜純にも少しずつ心境の変化が現れた。
離婚してから更に3ヶ月が経った頃、同じ保育園で働く1つ上の先輩から婚約パーティーに誘われた。亜純はあまり乗り気ではなかったが、いつまでも依や真白のことを引きずっていても仕方がない。恋愛をするためには何か行動をしなきゃ。そんなふうに考え直し、参加した。
「亜純先生も頑張ろうね! 絶対にいい男を捕まえてやる」
そう亜純の先輩にあたる美希は言った。彼女は既に30歳を迎えていた。一昨年「マッチングアプリはヤリ目しかいない。やっぱり男が金払ってでも相手を探したいっていう本気度がないとダメよね」と行って結婚相談所に入会したのだ。
20代の女性入会キャンペーンというのをやっていて、普段の半額で入会できる期間にぽんっと契約したのだ。
とはいえ何万も支払ったのだと聞いた。年会費もそこそこかかるが、男女共に本気の恋愛を望む者が多く、会社が間に入るので安心して会えるのも魅力だった。
今回の婚活パーティーは、会員が友人を誘って参加できるものであり亜純はそれに誘われたのだ。一応ドレスコードがあり、何を着ていこうか迷ったが、普段高級レストランなどにも行かない亜純には同窓会に着ていったパンツドレスしかなかった。
クリーニングへ出す時も、取りに行く時もパンツドレスを見る度にあの日を思い出して嫌な気持ちになった。そして今回も眉間に皺を寄せながらそれを着たのだ。
そうして向かった会場内では、やはり同窓会を彷彿とさせる男女の姿があった。アルコールを片手に美希が率先して動く。それについていくようにして亜純はキョロキョロと辺りを見渡した。
乗り気ではなかったものの、不思議な気分だった。高校では彼氏はいなく、10代でできた初めての彼氏は夫になった。
だから恋愛をするためだけに集まった男女の集団が物珍しく見えたのだ。
離婚してから更に3ヶ月が経った頃、同じ保育園で働く1つ上の先輩から婚約パーティーに誘われた。亜純はあまり乗り気ではなかったが、いつまでも依や真白のことを引きずっていても仕方がない。恋愛をするためには何か行動をしなきゃ。そんなふうに考え直し、参加した。
「亜純先生も頑張ろうね! 絶対にいい男を捕まえてやる」
そう亜純の先輩にあたる美希は言った。彼女は既に30歳を迎えていた。一昨年「マッチングアプリはヤリ目しかいない。やっぱり男が金払ってでも相手を探したいっていう本気度がないとダメよね」と行って結婚相談所に入会したのだ。
20代の女性入会キャンペーンというのをやっていて、普段の半額で入会できる期間にぽんっと契約したのだ。
とはいえ何万も支払ったのだと聞いた。年会費もそこそこかかるが、男女共に本気の恋愛を望む者が多く、会社が間に入るので安心して会えるのも魅力だった。
今回の婚活パーティーは、会員が友人を誘って参加できるものであり亜純はそれに誘われたのだ。一応ドレスコードがあり、何を着ていこうか迷ったが、普段高級レストランなどにも行かない亜純には同窓会に着ていったパンツドレスしかなかった。
クリーニングへ出す時も、取りに行く時もパンツドレスを見る度にあの日を思い出して嫌な気持ちになった。そして今回も眉間に皺を寄せながらそれを着たのだ。
そうして向かった会場内では、やはり同窓会を彷彿とさせる男女の姿があった。アルコールを片手に美希が率先して動く。それについていくようにして亜純はキョロキョロと辺りを見渡した。
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