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こんにちは知らない世界
3. ティータイムは魔法と女神と帝国の話を
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「お茶するなら、ここにしましょう!」
掃除後、木漏れ日が差し込む中庭で2人はティータイムをすることにした。
古い廃墟みがある教会の中庭は壁を蔦が覆い、花々が野放しに咲きこぼれている。
千佳からすれば、ここは“素敵な場所”らしい。
「やっぱり、一仕事終えたらティータイムよねー」
「そうですねー」
椅子に深く腰掛け、ヘイデンは紅茶を一口飲んでそう呟く。
ダラけた姿に苦笑しながら、紅茶に口をつける千佳は見覚えのある味に疑問を抱いた。
“・・・これ、前に何処かで飲んだような“
「この紅茶、どう?」
「え?」
紅茶を飲みながら尋ねるヘイデンに、疑問符が浮かんだ千佳は聞き返す。
「これね、貴族様が飲む、すっごく良いお茶なのよー。
少し前に、仕事のお礼にいただいたの。」
「確かに、すごく美味しいです。」
「とっても良い方だったのよー」
何かを思い出すように言葉を続けるヘイデンを見ながら、千佳はレナードをの事を思い出していた。
“これ、レナードが入れてくれたお茶の味に似てる・・・“
もしかして、レナードはこの世界にいるんだろうか。そんな考えが頭の中に浮かび、千佳はティーカップを持ったまま考え込んでしまう。
「大丈夫?」
カップを持ったまま動かない千佳を不思議に思ったのか、ヘイデンが声をかける。
「あ、すみません。考え事をしていて。
それより礼拝堂にあった像は、マリア様ですか?」
自分の事に夢中になっていた千佳は、話題を変えようと掃除中に気になった像の事を尋ねる。礼拝堂の中央に鎮座していたその像は、千佳の知っているマリア像と異なる雰囲気をした祈りを捧げる女性像だった。
「マリア様?
あぁ、あの像はプロフィティア様の像よ。」
「プロフィティア様?」
マリアという言葉を知らないヘイデンは首を傾げ、少し考えると像の説明を始めた。
「プロフィティア様は予言の女神よ。
この地に起る災を予知して、人々を救った伝説が残っているの。
だから、像を建ててお祀りしているのよ。
あと、イリーニ帝国を建国した1人と言われているわ。」
「イリーニ帝国ですかっ!」
“確かレナードが住んでる・・・”
ヘイデンの説明に聞き入っていれば、知っている言葉を耳にし千佳は身を乗り出して聞き返す。
「イリーニ帝国は知ってるのね。
じゃぁ、チカちゃんはそっちの人なのかしら。」
「あ、いや。
知り合いがその国に住んでいると言っていたような気がして・・・」
「そうなの。じゃぁ、いつか行ってみるといいかもしれないわね。」
「そうですね。いつか行けたらいいなと思います。」
思わぬ情報を聞けた千佳は、知っている人がいるかもしれない安堵感と嬉しさを感じていた。
そんな様子がヘイデンに伝わったのか、彼はポンッと千佳の背中を叩く。
「チカちゃんが落ち着くまで、ここには好きなだけ居ていいから」
「えっ。
何で相談しようと思っていたことが分かったんですかっ」
千佳は驚いた顔をしながらヘイデンを見つめそう返す。
ニコッと笑った彼は、「私の妹みたいに顔に出やすいタイプだから分かったの」と返した。
「妹さんいらっしゃるんですか?」
「んー。だいぶ前にね、亡くなったわ。」
「あ、すみません。私、余計な事を・・・」
「いいのよ。
仕方ないの。病に勝てなかったの。
もし、生きてたらチカちゃんより、ちょっと上くらいよ」
少し遠くを見ながらそう言ったヘイデンの顔は寂しそうな表情をしている。
そんな彼を見ていた千佳は、カタンッと椅子から立ち上がり、ヘイデンの方へ体を向けた。
「あの、これからどうぞ宜しくお願いします!」
「・・・ちょっと、何、嫁に来たような勢いで頭下げるのよ。」
「あ、え、嫁に来たつもりはなく・・・。
しばらくの間、お世話になると言う意味で・・・」
「そんな事は分かってるわよ。
私、1人でここを管理するより楽だし。
それに、掃除術も教えてほしいから大歓迎よ。」
突然の千佳の行動に驚いたヘイデンは、目を丸くしながらも優しく笑ってそう言った。
「ありがとうございます!
宜しくお願いします。」
「ミーちゃんと一緒によろしくねー」
「ニャー」
それぞれが声を掛け合い和やかな雰囲気になった時、千佳は思い出した様にヘイデンが作ってくれたペンダントトップをテーブルに出す。
不思議に思いながらヘイデンが千佳をみれば、彼女は目を輝かせながら尋ねる。
「あの、さっきの装飾魔術って、誰でもできるんですか?」
「んーー、職人全員が出来るわけでは無いから、誰でもでは無いわね。」
ミーがペンダントトップを転がしながら遊んでいるのを横目で眺め、少し考え込んだヘイデンは何かを思いついたように千佳に笑顔を向ける。
「チカちゃん、両手を出して。」
「あ、はい。」
「目を閉じて、光をイメージしながら “強い光よ”って唱えてみて。」
千佳の目の前で淡いオレンジ色の光を出して見せたヘイデンは、千佳の両手をとってそう伝えた。
言われた通り両手を出し目を閉じた千佳は、光をイメージしながら「強い光よ」と唱える。
「「・・・・・」」
「ニャー」
ミーの鳴き声以外、何も起こらず2人は無言で掌を見つめる。
「何も起こらないですね。」
「・・・そうねー」
「私には術が使えないって事でしょうか?」
「・・・そうかもしれないわねー」
「すみません。
私が余計な事を聞いてしまったので。」
少し言いにくそうに、言葉を探しながら答えるヘイデンに千佳は申し訳なさそうに答えた。
「違うわよ。
寧ろ、私が少数派だからチカちゃんが気にすることはないわ。
今でこそ、魔術を使って仕事をする人もいるけど、数世代前までは異端者扱いだったんだから。」
「そうなんですか」
「私らみたいなのは、悪魔の手先だとか色々言われてきたのよ。
暴力を振るわれたり、場合によっては殺されたりすることもあったみたいだし。
古い考えの人は、今だに変な事言ったりするわ。」
彼自身もそう言った体験をしてきたのか、遠くを見ながら話すヘイデンの表情は何処か悲しげな顔をしていた。
「そうそう。
さっき言った、イレーネ帝国なんて大昔は祖国を追いやられた人達や、罪人が辿り着く島だったのよ。」
「・・・そんな」
レナードからも聞いていない話に、千佳は真剣な顔をして相槌を打っていた。この辺りでは誰でも知っている話だと付け足しながら、ヘイデンは話を続ける。
「大昔、イレーネ帝国はイレーネ島と呼ばれていたの。
別名、平和の島とも言われてたらしいけど、
実際はチェルテア王国から様々な理由で迫害されたり、罪人が流される島だったの。」
「島に流された人はどうなったんですか?」
「その辺の事は詳しくは分からないけど、
その人たちの中に秀でた才能や魔術を持った人がいたそうよ。
建国の神と呼ばれた人たちは、特にすごい能力を持っていたらしいわ。
島を支配していたチェルテア王国との間で戦争を起こして、
独立して出来た国と言われているわ。」
「・・・そんな歴史があったんですね」
「イレーネ帝国は、少数派と呼ばれる私らのような人にも支援をしてくれる国なの。
おかげで、今じゃ色んな仕事にもつけるし、だいぶ過ごしやすくなったのよ。」
見知らぬ世界の、知っている人がいるかもしれない国の話に千佳は真剣に耳を傾ける。
ミーを撫でながら話していたヘイデンはそう言って、「イレーネ帝国には感謝してもしきれないわ。」と言葉を続けた。
その後も、イレーネ帝国で作るワインはこの辺りで一番上手いとか、島全体を高い城壁が囲んでいるとか、細かく色んな事を教えてくれた。
「ヘイデンさんの話を聞いていたら、本当に行ってみたくなりました。」
「ふふ。
でも、イレーネまでは遠いわよー。
ここからなら多分ひと月近くかかるわ。」
「へっ!?」
思わぬ移動時間に千佳は目を丸くする。
“ひと月・・・ひと月って、何で移動するの!?”
「島国だからねー。
辿り着くまでが大変なのよ。」
行ったことがあるかの様な口調で、「ホント、大変よ。あそこ行くのは。」と語るヘイデン。
「・・・行くのはいつの日にか、強い決意を持った時にします」
行きたいと思った千佳だったが、元の世界とは違う移動時間に
”行ける気がしないな・・・”
と遠くを見つめていた。
掃除後、木漏れ日が差し込む中庭で2人はティータイムをすることにした。
古い廃墟みがある教会の中庭は壁を蔦が覆い、花々が野放しに咲きこぼれている。
千佳からすれば、ここは“素敵な場所”らしい。
「やっぱり、一仕事終えたらティータイムよねー」
「そうですねー」
椅子に深く腰掛け、ヘイデンは紅茶を一口飲んでそう呟く。
ダラけた姿に苦笑しながら、紅茶に口をつける千佳は見覚えのある味に疑問を抱いた。
“・・・これ、前に何処かで飲んだような“
「この紅茶、どう?」
「え?」
紅茶を飲みながら尋ねるヘイデンに、疑問符が浮かんだ千佳は聞き返す。
「これね、貴族様が飲む、すっごく良いお茶なのよー。
少し前に、仕事のお礼にいただいたの。」
「確かに、すごく美味しいです。」
「とっても良い方だったのよー」
何かを思い出すように言葉を続けるヘイデンを見ながら、千佳はレナードをの事を思い出していた。
“これ、レナードが入れてくれたお茶の味に似てる・・・“
もしかして、レナードはこの世界にいるんだろうか。そんな考えが頭の中に浮かび、千佳はティーカップを持ったまま考え込んでしまう。
「大丈夫?」
カップを持ったまま動かない千佳を不思議に思ったのか、ヘイデンが声をかける。
「あ、すみません。考え事をしていて。
それより礼拝堂にあった像は、マリア様ですか?」
自分の事に夢中になっていた千佳は、話題を変えようと掃除中に気になった像の事を尋ねる。礼拝堂の中央に鎮座していたその像は、千佳の知っているマリア像と異なる雰囲気をした祈りを捧げる女性像だった。
「マリア様?
あぁ、あの像はプロフィティア様の像よ。」
「プロフィティア様?」
マリアという言葉を知らないヘイデンは首を傾げ、少し考えると像の説明を始めた。
「プロフィティア様は予言の女神よ。
この地に起る災を予知して、人々を救った伝説が残っているの。
だから、像を建ててお祀りしているのよ。
あと、イリーニ帝国を建国した1人と言われているわ。」
「イリーニ帝国ですかっ!」
“確かレナードが住んでる・・・”
ヘイデンの説明に聞き入っていれば、知っている言葉を耳にし千佳は身を乗り出して聞き返す。
「イリーニ帝国は知ってるのね。
じゃぁ、チカちゃんはそっちの人なのかしら。」
「あ、いや。
知り合いがその国に住んでいると言っていたような気がして・・・」
「そうなの。じゃぁ、いつか行ってみるといいかもしれないわね。」
「そうですね。いつか行けたらいいなと思います。」
思わぬ情報を聞けた千佳は、知っている人がいるかもしれない安堵感と嬉しさを感じていた。
そんな様子がヘイデンに伝わったのか、彼はポンッと千佳の背中を叩く。
「チカちゃんが落ち着くまで、ここには好きなだけ居ていいから」
「えっ。
何で相談しようと思っていたことが分かったんですかっ」
千佳は驚いた顔をしながらヘイデンを見つめそう返す。
ニコッと笑った彼は、「私の妹みたいに顔に出やすいタイプだから分かったの」と返した。
「妹さんいらっしゃるんですか?」
「んー。だいぶ前にね、亡くなったわ。」
「あ、すみません。私、余計な事を・・・」
「いいのよ。
仕方ないの。病に勝てなかったの。
もし、生きてたらチカちゃんより、ちょっと上くらいよ」
少し遠くを見ながらそう言ったヘイデンの顔は寂しそうな表情をしている。
そんな彼を見ていた千佳は、カタンッと椅子から立ち上がり、ヘイデンの方へ体を向けた。
「あの、これからどうぞ宜しくお願いします!」
「・・・ちょっと、何、嫁に来たような勢いで頭下げるのよ。」
「あ、え、嫁に来たつもりはなく・・・。
しばらくの間、お世話になると言う意味で・・・」
「そんな事は分かってるわよ。
私、1人でここを管理するより楽だし。
それに、掃除術も教えてほしいから大歓迎よ。」
突然の千佳の行動に驚いたヘイデンは、目を丸くしながらも優しく笑ってそう言った。
「ありがとうございます!
宜しくお願いします。」
「ミーちゃんと一緒によろしくねー」
「ニャー」
それぞれが声を掛け合い和やかな雰囲気になった時、千佳は思い出した様にヘイデンが作ってくれたペンダントトップをテーブルに出す。
不思議に思いながらヘイデンが千佳をみれば、彼女は目を輝かせながら尋ねる。
「あの、さっきの装飾魔術って、誰でもできるんですか?」
「んーー、職人全員が出来るわけでは無いから、誰でもでは無いわね。」
ミーがペンダントトップを転がしながら遊んでいるのを横目で眺め、少し考え込んだヘイデンは何かを思いついたように千佳に笑顔を向ける。
「チカちゃん、両手を出して。」
「あ、はい。」
「目を閉じて、光をイメージしながら “強い光よ”って唱えてみて。」
千佳の目の前で淡いオレンジ色の光を出して見せたヘイデンは、千佳の両手をとってそう伝えた。
言われた通り両手を出し目を閉じた千佳は、光をイメージしながら「強い光よ」と唱える。
「「・・・・・」」
「ニャー」
ミーの鳴き声以外、何も起こらず2人は無言で掌を見つめる。
「何も起こらないですね。」
「・・・そうねー」
「私には術が使えないって事でしょうか?」
「・・・そうかもしれないわねー」
「すみません。
私が余計な事を聞いてしまったので。」
少し言いにくそうに、言葉を探しながら答えるヘイデンに千佳は申し訳なさそうに答えた。
「違うわよ。
寧ろ、私が少数派だからチカちゃんが気にすることはないわ。
今でこそ、魔術を使って仕事をする人もいるけど、数世代前までは異端者扱いだったんだから。」
「そうなんですか」
「私らみたいなのは、悪魔の手先だとか色々言われてきたのよ。
暴力を振るわれたり、場合によっては殺されたりすることもあったみたいだし。
古い考えの人は、今だに変な事言ったりするわ。」
彼自身もそう言った体験をしてきたのか、遠くを見ながら話すヘイデンの表情は何処か悲しげな顔をしていた。
「そうそう。
さっき言った、イレーネ帝国なんて大昔は祖国を追いやられた人達や、罪人が辿り着く島だったのよ。」
「・・・そんな」
レナードからも聞いていない話に、千佳は真剣な顔をして相槌を打っていた。この辺りでは誰でも知っている話だと付け足しながら、ヘイデンは話を続ける。
「大昔、イレーネ帝国はイレーネ島と呼ばれていたの。
別名、平和の島とも言われてたらしいけど、
実際はチェルテア王国から様々な理由で迫害されたり、罪人が流される島だったの。」
「島に流された人はどうなったんですか?」
「その辺の事は詳しくは分からないけど、
その人たちの中に秀でた才能や魔術を持った人がいたそうよ。
建国の神と呼ばれた人たちは、特にすごい能力を持っていたらしいわ。
島を支配していたチェルテア王国との間で戦争を起こして、
独立して出来た国と言われているわ。」
「・・・そんな歴史があったんですね」
「イレーネ帝国は、少数派と呼ばれる私らのような人にも支援をしてくれる国なの。
おかげで、今じゃ色んな仕事にもつけるし、だいぶ過ごしやすくなったのよ。」
見知らぬ世界の、知っている人がいるかもしれない国の話に千佳は真剣に耳を傾ける。
ミーを撫でながら話していたヘイデンはそう言って、「イレーネ帝国には感謝してもしきれないわ。」と言葉を続けた。
その後も、イレーネ帝国で作るワインはこの辺りで一番上手いとか、島全体を高い城壁が囲んでいるとか、細かく色んな事を教えてくれた。
「ヘイデンさんの話を聞いていたら、本当に行ってみたくなりました。」
「ふふ。
でも、イレーネまでは遠いわよー。
ここからなら多分ひと月近くかかるわ。」
「へっ!?」
思わぬ移動時間に千佳は目を丸くする。
“ひと月・・・ひと月って、何で移動するの!?”
「島国だからねー。
辿り着くまでが大変なのよ。」
行ったことがあるかの様な口調で、「ホント、大変よ。あそこ行くのは。」と語るヘイデン。
「・・・行くのはいつの日にか、強い決意を持った時にします」
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