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短話・番外
酒と本音(ヘイデン視点)
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「さぁ、ミーちゃん行くよ!」
「ニャー」
爛々と目を輝かせているミーにボールを見せ投げる千佳は、楽しそうに遊んでいた。
ボールを追いかけ取ってくるミーは、千佳の元へボールを持ってきては投げろと言わんばかりに鳴いている。
「っく!君は、犬なのかっ!!可愛すぎる!!」
“・・・今日は、部屋戻んねーの”
いつもなら湯浴み後、部屋に籠る千佳はこの日ミーと遊んでいた。
ボールを投げる千佳を遠巻きに見ていたヘイデンは、湯上がりの濡れた髪を拭きながら工房に引きこもろうと歩き出す。
「ヘイデンさんっ!
これって、ワインですか?」
背中越しに呼び止められた彼は、千佳の方へ体を向ける。
千佳は、どこから見つけたのか埃を被ったワインの瓶を嬉しそうに持っていた。
「・・・これ、いつんだろ」
「未開封ですし、飲めますよね?」
ボトルを受け取り眺めるも、ラベルが掠れいつの物か分からない。
上機嫌な千佳は、ボトルをヘイデンに預けるとキッチンでワインオープナーを探し始めている。
彼女の後ろ姿とワインを交互に見たヘイデンは軽くため息をついてリビングのソファに腰掛けた。
“・・・だから、目のやり場に困るっての”
視線を彷徨わせながら、ちらりと千佳の方を見る。
千佳は、ヘイデンが着なくなった服を部屋着代わりにしている。男物を着ているせいか、カットソーは胸元が少し空いて見えるし、パンツは腰紐を締めてもずれ落ちて腰ばきになっている。
「・・・」
視線をボトルへ戻し、ヘイデンは千佳が来てからの事を思い返していた。
初めは軽い気持ちで助けたのに、いつの間にか一緒に生活している。
この家にも何故か千佳の物が増えている気がするし、最近は家事をほとんど千佳が行っているから、自分は職人としての仕事と教会の修復に集中できている気がする。
“飯うまいし、掃除はちゃんとやってくれるし”
何処から来たのか分からない彼女は、いずれ此処を出ていくと言っていたけれど、そんな気配は今のところないし、行く宛もなさそうだ。
“・・・ずっと居てくれたら”
一瞬そんな考えがよぎり、ありえないだろと自分へ指摘する。けれど、彼の口元は笑みを浮かべキッチンで探し物をする彼女を目で追っている。
「見つけた!
ヘイデンさん、開けてください」
「はいはい。
チカちゃん、グラス出して」
ヘイデンの元に駆け寄った千佳は、テーブルの上にワインオープナーとボトルを置く。
手慣れた様子で栓を開けるヘイデンは、いつの物か分からないワインの香りを確かめている。
「飲めそうですか?」
「・・・たぶん」
確認するかの様に少しだけグラスに注ぎ、口に含んだヘイデンは手でオッケーサインを作って見せた。その仕草を見た千佳は、表情をさらに明るくさせソファに腰をかける。
「よし!飲みましょー!」
「チカちゃんって、酒は行ける口?」
「そこそこ?」
つまみ代わりに缶に入っていたナッツを小皿に移し、グラスにワインを注ぐ。
2人分注いだところで、「乾杯」と言ってお互いグラスを持ち目線の高さまであげ、一口飲む。
「・・・これ少し渋み強いですけど、美味しいですね。」
「フルボディだからね。
チカちゃんは、渋み弱い方が好き?」
「はい。渋み少ない方が好きです。」
ナッツを口にしながら話していると、千佳がパッと顔をあげヘイデンを見る。一瞬、視線を合わせたヘイデンはすぐにワインへと視線を戻しグラスに口をつけた。
「そういえば、居候して結構立ちますけど、なんで私と話す時だけ口調変えるんですか?」
「・・・」
思わぬ質問に無言になった彼は、ナッツを口に入れてガリッと噛む。
ヘイデンの言葉を待つ様にじっと彼を見つめる千佳に居心地が悪くなったのかボソリとつぶやいた。
「・・・自重してるのよ」
「じちょう?なにを?」
疑問符を浮かべた顔で聞き返す千佳に、ヘイデンは作った様な笑顔を向け口を開いた。
「そー言う、チカちゃんだって、ずっと私に敬語じゃない?」
「目上の人には敬語って決めてるんです。
ところで、ヘイデンさんっておいくつですか?」
「・・・37よ」
「ひとまわり違うじゃないですか!
じゃぁ、敬語ははずせないですよー。」
思っていた以上に年が上だったのか、「見ため若いの卑怯じゃない・・・」とボソッと呟いている。確かに、自分は年上だと自覚していたヘイデンは顎に手をやり少し考えた後、千佳に尋ねた。
「チカちゃんっていくつ?」
「27です」
「・・・あぁ。そりゃ、そうなるね。」
妙に納得した様に嘆き、グラスにワインを継ぎ足すとグイッと飲み干す。
そして、背もたれによりかかり天井を見上げた。
「あ、掃除してて思ったんですけどヘイデンさんって、
以前一緒に住んでいた人達の物をそのままにしてますよね?
今は、良い人いないんですか?」
「・・・いたら、きっとチカちゃんを家に泊めてないわ。
それと、念の為言っとくけど、未練があって残してたわけじゃないから。
ただ、めんどくさくて放置してただけ。」
午前中、誰の物か分からない衣類や小物を持ってきて、「不要なら捨ててもいいですか」と尋ねられた事を思い出したヘイデンは、少しバツが悪そうに答えた。
「はは。そうですよね。
助けてくれて、居候させてくれて、ありがとうございます。」
天井に視線を向けたまま答えるヘイデンに、苦笑いする千佳はそう言って、グラスにワインを継ぎ足している。
笑みを浮かべながら、ヘイデンの方を向く彼女の顔はほんのり赤い。
酒が回り始めたのか、いつも以上にニコニコしてナッツとワインを交互に口に入れている。
「・・・どーいたしまして」
“・・・微妙に胸元見えるのどうにかなんないかね”
ちらっと千佳を見たヘイデンは、目のやり場に困り視線を外しながら返事を返す。
膝に乗ってきたミーを撫で、グラスにワインを注ごうとボトルに視線を向けた彼は、ふと視界に入った千佳の髪に目が止まる。
“きれいだ”
この辺りでは見ない髪色は何処に行っても目を引く色だ。
艶のあるこの黒髪は手入れをしたら、今よりもっと綺麗になるかもしれない。
今度、香油でも買ってこよう。
ふと、そんな考えが彼の頭に浮かんだ。
「あ、あのっ・・・」
「ん?
・・・・・・あ」
顔を真っ赤にした千佳がこちらを見て何かを訴えている。
千佳の視線の先を辿ると、自分の指先に絡まる黒髪があった。
ヘイデンは無意識のうちに、千佳の髪を手に取り指に絡めて遊んでいたようだ。
「「・・・・・」」
「っ、ごめん!」
「い、いえ!」
少しの間、2人はそのまま無言になり、慌てて距離をとる。
「・・・髪がきれいで・・・無意識に・・・その、ごめん。」
「・・・あ・・・そ、そうなんですね。
ありがとうございます?」
気まずい空気の中、謝罪と礼をする2人は顔を赤くしてソファの両端に座わり直していた。
“ガキか俺は・・・”
心の中で呟いたヘイデンは、頭を掻きボトルに栓をしてナッツを片付け始める。
「あんまり飲みすぎると明日に響くから、今日はこれでお終いにしましょ」
「あ、は、はいっ」
何事もなかったかの様に、いつもの口調に戻った彼はボトルを持って立ち上がった。
それを見た千佳も、慌ててグラスを持ち立ち上がろうとする。
ガタッ
「ちょ、大丈夫?」
足元のバランスを崩し転びそうになる千佳を、空いている方の手で支えたヘイデンはボトルと彼女の手にあったグラスをテーブルに置く。
そして、千佳を抱き抱えて彼女が使う部屋へと歩き出した。
「え、へ、ヘイデンさんっ!??」
「大人しくして」
「は、はいっ」
千佳をお姫様抱っこして部屋に運ぶと、ヘイデンは「おやすみ」とそっけなく声をかけて部屋を後にした。
“・・・な、何いまのーーーー!!て言うか、さっきのも何ーーーーー!!”
あっという間の出来事に、布団を被った千佳は心の中でそう叫んだ。
“俺、なにやってんだろ・・・”
千佳の部屋の戸を閉めたヘイデンも心の中で呟く。
無意識に髪を触ったうえに、勢い余って彼女を抱き上げた自分の行動にもやもやする。
“・・・いや、ほんと、何してんだろ”
もやもやの理由が分かる様な分かりたくない様な気がした彼は、工房に入り鍵をかける。
その夜、彼は依頼が来ていた宝飾を黙々と作り続けていた。
「ニャー」
爛々と目を輝かせているミーにボールを見せ投げる千佳は、楽しそうに遊んでいた。
ボールを追いかけ取ってくるミーは、千佳の元へボールを持ってきては投げろと言わんばかりに鳴いている。
「っく!君は、犬なのかっ!!可愛すぎる!!」
“・・・今日は、部屋戻んねーの”
いつもなら湯浴み後、部屋に籠る千佳はこの日ミーと遊んでいた。
ボールを投げる千佳を遠巻きに見ていたヘイデンは、湯上がりの濡れた髪を拭きながら工房に引きこもろうと歩き出す。
「ヘイデンさんっ!
これって、ワインですか?」
背中越しに呼び止められた彼は、千佳の方へ体を向ける。
千佳は、どこから見つけたのか埃を被ったワインの瓶を嬉しそうに持っていた。
「・・・これ、いつんだろ」
「未開封ですし、飲めますよね?」
ボトルを受け取り眺めるも、ラベルが掠れいつの物か分からない。
上機嫌な千佳は、ボトルをヘイデンに預けるとキッチンでワインオープナーを探し始めている。
彼女の後ろ姿とワインを交互に見たヘイデンは軽くため息をついてリビングのソファに腰掛けた。
“・・・だから、目のやり場に困るっての”
視線を彷徨わせながら、ちらりと千佳の方を見る。
千佳は、ヘイデンが着なくなった服を部屋着代わりにしている。男物を着ているせいか、カットソーは胸元が少し空いて見えるし、パンツは腰紐を締めてもずれ落ちて腰ばきになっている。
「・・・」
視線をボトルへ戻し、ヘイデンは千佳が来てからの事を思い返していた。
初めは軽い気持ちで助けたのに、いつの間にか一緒に生活している。
この家にも何故か千佳の物が増えている気がするし、最近は家事をほとんど千佳が行っているから、自分は職人としての仕事と教会の修復に集中できている気がする。
“飯うまいし、掃除はちゃんとやってくれるし”
何処から来たのか分からない彼女は、いずれ此処を出ていくと言っていたけれど、そんな気配は今のところないし、行く宛もなさそうだ。
“・・・ずっと居てくれたら”
一瞬そんな考えがよぎり、ありえないだろと自分へ指摘する。けれど、彼の口元は笑みを浮かべキッチンで探し物をする彼女を目で追っている。
「見つけた!
ヘイデンさん、開けてください」
「はいはい。
チカちゃん、グラス出して」
ヘイデンの元に駆け寄った千佳は、テーブルの上にワインオープナーとボトルを置く。
手慣れた様子で栓を開けるヘイデンは、いつの物か分からないワインの香りを確かめている。
「飲めそうですか?」
「・・・たぶん」
確認するかの様に少しだけグラスに注ぎ、口に含んだヘイデンは手でオッケーサインを作って見せた。その仕草を見た千佳は、表情をさらに明るくさせソファに腰をかける。
「よし!飲みましょー!」
「チカちゃんって、酒は行ける口?」
「そこそこ?」
つまみ代わりに缶に入っていたナッツを小皿に移し、グラスにワインを注ぐ。
2人分注いだところで、「乾杯」と言ってお互いグラスを持ち目線の高さまであげ、一口飲む。
「・・・これ少し渋み強いですけど、美味しいですね。」
「フルボディだからね。
チカちゃんは、渋み弱い方が好き?」
「はい。渋み少ない方が好きです。」
ナッツを口にしながら話していると、千佳がパッと顔をあげヘイデンを見る。一瞬、視線を合わせたヘイデンはすぐにワインへと視線を戻しグラスに口をつけた。
「そういえば、居候して結構立ちますけど、なんで私と話す時だけ口調変えるんですか?」
「・・・」
思わぬ質問に無言になった彼は、ナッツを口に入れてガリッと噛む。
ヘイデンの言葉を待つ様にじっと彼を見つめる千佳に居心地が悪くなったのかボソリとつぶやいた。
「・・・自重してるのよ」
「じちょう?なにを?」
疑問符を浮かべた顔で聞き返す千佳に、ヘイデンは作った様な笑顔を向け口を開いた。
「そー言う、チカちゃんだって、ずっと私に敬語じゃない?」
「目上の人には敬語って決めてるんです。
ところで、ヘイデンさんっておいくつですか?」
「・・・37よ」
「ひとまわり違うじゃないですか!
じゃぁ、敬語ははずせないですよー。」
思っていた以上に年が上だったのか、「見ため若いの卑怯じゃない・・・」とボソッと呟いている。確かに、自分は年上だと自覚していたヘイデンは顎に手をやり少し考えた後、千佳に尋ねた。
「チカちゃんっていくつ?」
「27です」
「・・・あぁ。そりゃ、そうなるね。」
妙に納得した様に嘆き、グラスにワインを継ぎ足すとグイッと飲み干す。
そして、背もたれによりかかり天井を見上げた。
「あ、掃除してて思ったんですけどヘイデンさんって、
以前一緒に住んでいた人達の物をそのままにしてますよね?
今は、良い人いないんですか?」
「・・・いたら、きっとチカちゃんを家に泊めてないわ。
それと、念の為言っとくけど、未練があって残してたわけじゃないから。
ただ、めんどくさくて放置してただけ。」
午前中、誰の物か分からない衣類や小物を持ってきて、「不要なら捨ててもいいですか」と尋ねられた事を思い出したヘイデンは、少しバツが悪そうに答えた。
「はは。そうですよね。
助けてくれて、居候させてくれて、ありがとうございます。」
天井に視線を向けたまま答えるヘイデンに、苦笑いする千佳はそう言って、グラスにワインを継ぎ足している。
笑みを浮かべながら、ヘイデンの方を向く彼女の顔はほんのり赤い。
酒が回り始めたのか、いつも以上にニコニコしてナッツとワインを交互に口に入れている。
「・・・どーいたしまして」
“・・・微妙に胸元見えるのどうにかなんないかね”
ちらっと千佳を見たヘイデンは、目のやり場に困り視線を外しながら返事を返す。
膝に乗ってきたミーを撫で、グラスにワインを注ごうとボトルに視線を向けた彼は、ふと視界に入った千佳の髪に目が止まる。
“きれいだ”
この辺りでは見ない髪色は何処に行っても目を引く色だ。
艶のあるこの黒髪は手入れをしたら、今よりもっと綺麗になるかもしれない。
今度、香油でも買ってこよう。
ふと、そんな考えが彼の頭に浮かんだ。
「あ、あのっ・・・」
「ん?
・・・・・・あ」
顔を真っ赤にした千佳がこちらを見て何かを訴えている。
千佳の視線の先を辿ると、自分の指先に絡まる黒髪があった。
ヘイデンは無意識のうちに、千佳の髪を手に取り指に絡めて遊んでいたようだ。
「「・・・・・」」
「っ、ごめん!」
「い、いえ!」
少しの間、2人はそのまま無言になり、慌てて距離をとる。
「・・・髪がきれいで・・・無意識に・・・その、ごめん。」
「・・・あ・・・そ、そうなんですね。
ありがとうございます?」
気まずい空気の中、謝罪と礼をする2人は顔を赤くしてソファの両端に座わり直していた。
“ガキか俺は・・・”
心の中で呟いたヘイデンは、頭を掻きボトルに栓をしてナッツを片付け始める。
「あんまり飲みすぎると明日に響くから、今日はこれでお終いにしましょ」
「あ、は、はいっ」
何事もなかったかの様に、いつもの口調に戻った彼はボトルを持って立ち上がった。
それを見た千佳も、慌ててグラスを持ち立ち上がろうとする。
ガタッ
「ちょ、大丈夫?」
足元のバランスを崩し転びそうになる千佳を、空いている方の手で支えたヘイデンはボトルと彼女の手にあったグラスをテーブルに置く。
そして、千佳を抱き抱えて彼女が使う部屋へと歩き出した。
「え、へ、ヘイデンさんっ!??」
「大人しくして」
「は、はいっ」
千佳をお姫様抱っこして部屋に運ぶと、ヘイデンは「おやすみ」とそっけなく声をかけて部屋を後にした。
“・・・な、何いまのーーーー!!て言うか、さっきのも何ーーーーー!!”
あっという間の出来事に、布団を被った千佳は心の中でそう叫んだ。
“俺、なにやってんだろ・・・”
千佳の部屋の戸を閉めたヘイデンも心の中で呟く。
無意識に髪を触ったうえに、勢い余って彼女を抱き上げた自分の行動にもやもやする。
“・・・いや、ほんと、何してんだろ”
もやもやの理由が分かる様な分かりたくない様な気がした彼は、工房に入り鍵をかける。
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