主人公を助ける実力者を目指して、

九条零

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第一章最終回、

第37話、正式同盟締結!

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聞こえるかアジン、

!ライト、無事だったのね、今の状況はチィトゥィリから聞いたと思うけど、

ああ、僕に作戦がある、今からチィトゥィリたちが攻める形をとるそれに紛れいい感じに退散してくれ、

わかったわ、

[ドーン、加勢しましょう我々ダークヒーローが、]

チィトゥィリの演技がうまく決まる、

[今回は見逃してやる、だがこれ以上やるというならダークヒーローも加勢する、]

アジンたちが飛び去っていく、

[追わなくていいのか、おまえたちは奴らと敵対しているのだろう、]

[今はグッド王子の安否のほうが優先される、我々が見過ごしてしまったのも事実、それは我らの正義に反する、]

あ、そうか、彼らには彼らなりの正義があるのを、忘れていたよ、

ビルトンとシャネロが少なからずダークヒーローに心開いた瞬間だった、思えばビルトンもシャネロも敵対こそしないかったが有効的関係を結んでいこうとは思わなかった、ダークヒーローは沢山の事件を裏で解決していたのは知っていた、ライトも内心組織の地位が確率されれば良いと考えていた、今ならそれが叶うかもしれない、

[グッド!大丈夫か、]

ライトはわざと手錠に繋がれ吊るされた状態にし、救出された

[気を失っているな、すぐに国に戻る、]

[できればダークヒーローの長である、ライト殿にまた近日中にお話を伺いたいところです、]

[うけたまりました、我が主人にお伝えしておきましょう]

ビルトンたちが国に帰還する、

[はー。]

ダークヒーローの肩の荷がおりたように大きなため息をつく、

[流石はライト様、我々がグッド様を優先することで相手に恩を売るだけでなく我々が悪いものではないことまで伝えてしまうなんて、]

[そうですね、如何なる状況下でも即座に最適解を導き出す本当に、]

[さて、私たちは私たちのやるべきことをまずはアジン様と合流しましょう、]

ダークヒーロー拠点(旧魔王城)へ戻っていった、

 ブランド王国城
ライトが部屋で手当てされベットに寝かされる、

傷なんて魔力を使えばすぐに治るがこの状況ですぐに治したらバレてしまうし、それに今回の主役は僕だ!

傷だらけの僕を助ける、まさにこれこそアニメ展開、今回の僕はまさにモブの中の主役だ!

[おーい、おーい、おーい、]

[なんだ、体がえらいんだよ、]

[そんなもの魔力で治せば良いではないですか、]

[この状況で治ったらおかしいだろ、僕がライトだって知らないし強くないようにしてるの]

[わからないな、]

よし、それじゃ一日遅れてしまったけど、皆んなに会いに行こう、

[ごめんねみんな、今回は少し大変で帰るのが遅くなったよ、心配した?]

不治病の子たちが心配していた、不治病でもライトの治療のおかげで意識はしっかりしてる、

[おい!まさかおまえこれだけの数の不治病を、、、]

[そうだよ、もう僕もこれだけ多いとわからなくなるよ、実際魔力を通さないと見分けがつかないし]

ライトの指から魔力の糸を出し、肉片の魔力の流れをよくしようとする、白い魔力が肉片に入っていく、

既にこの時不治病の数は30人になっている、

クロノスは思った、この中で笑いながら治療するライトを見て神が人間に少なからずの恐怖を感じた、

 それから三日たったころレオンが動いた、

魔界との同盟が決まった人間の国が現れた、ダイヤモンド王国若き国王ストロング ダイヤモンドと魔界の魔王レオンハート デーモンによる人間と魔族による世界初の同盟が結ばれた、それに伴い、人魔平和声明を出した、

2人による人魔平和声明に記載されている内容は、まさに魔族の真実そのものだった、過去の人間の勇者ユダによる悪業から先代魔王の真意などだった、まさにレオンが望んだように人間界に事実が知れ渡った、しかし信じるものはわずかな人間だけだった、

特に、人神帝国が強く反対した、なんとダイヤモンド王国の国連参加資格を破棄されたのだ、それに連なるようにエメラルド王国とルビー王国がダイヤモンド王国に対して強い抗議をしている、まさにいつ戦争になってもおかしくない状況だ、

しかし人間の国と魔界が正式な同盟を締結させたのは素晴らしいことに変わりはないのだ、

そして現在に至る、

[ダイヤモンド王国による人魔平和声明についてだ、グッドもこの話には参加してもらう、傷が癒えない中すまない、]

[いえ、父上重大案件ですので私も参加します、]

[そうか、他の四代貴族当主また次期当主候補の方々もこの場にお集まり頂き感謝いたします、それでまずは我々王族からの案を発表します、ビルトン、]

ブランド王国国王が話す、四代貴族を全て集めるなんてなかなかないことだ、

[我々王族側としては、、、ダイヤモンド王国側につき現在危険状況であるエメラルド王国並びにルビー王国に対し圧力をかけ、もしそれに反発してダイヤモンド王国に戦線布告した場合我がブランド王国は支援するのがいいというのを案とします、]

ビルトンが強く話す、ダイヤモンド王国を本気で助けると、魔族との共存を望んでいるのがわかる、

このブランド王国では魔族に対しての認識改革が始まっている、主に僕がそう働きかけている、一応魔族と人間は不可侵条約を結んでいるためかろうじて人間は魔界に魔族は人間界に旅行できるのだ、この国は魔族からの評判が1番良いのだ、まぁ俺がレオンに頼んだからだが、、、

[たしかに、我が国は他の国に比べて魔族との関係は良好、国民も魔族との共存を望んでいるだろう、]

レッド家の当主が語る、レッド家が魔族に対しての全権が任されているだから必然的に魔族と関わりがある、そんなレッド家の当主が魔族に対し良く思っているのは本当だろう、

[たしかに、魔族と敵対するよりはいいでしょうね、しかしダイヤモンド王国の人魔平和声明には信憑性がない、魔族の出鱈目だそもそも、人神帝国と敵対することになる、特に深い関わりがないダイヤモンド王国に肩入れする必要はない、中立にしておくほうが良い、]

ブルー家の当主が、レッド家に対して反論する、この2つは少し変わっているのだ、親同士の関係は良くも悪くもないが子供同士は仲が良いのだ、実際ブルー家の意見は正しい、敵対してなくとも自分が正しいと思って話していることはわかる、

[そんなことしたら、人神帝国と敵対することになる災厄国連参加資格を破棄されるかもしれない、人間同士で殺し合うことほど愚かなことはない、それが我が国と帝国となれば甚大な被害が出る、それにだ1番は自国の民の幸せが優先される、ならば帝国についておくべきだ、]

グリーン家、四代貴族当主の中で民からの信頼が1番熱い貴族、どの貴族よりも民を思っているのは事実、しかしダイヤモンド王国を見捨ててもいいということにはならないのは本人も承知の上で話している、

[バカかそんなことしたら明らかに魔族への挑発になる、第三次人魔大戦は避けなければならないのだ、]

最後にイエロー家、この貴族はレッド家の次に魔族との関わりが強いだから魔族との敵対は好ましくない、僕は知っているこのイエロー家は裏で魔族と貿易しているからなおさら敵対したくないのだ、

僕は理解した、今僕の役目はこいつらの意見をまとめてくれる主人公を手助けすることだ、

 それはこれからも変わらない、僕はこれからも主人公を助ける実力者を目指す!



【後書き】
第一章完結!
第一章はこれにて完結しました、ここまで読んでいただき大変嬉しく思います、とにかく自分が書いておもしろいと思う作品を少しでも沢山の人に一話でも読んでいただけるようにと思い書かせていただきました、書いていてキャラクターの味を頑張って出すことを考えたり、何より自分が楽しく考えて書いていくことが1番なんだと思いました。
一章はこれで完結です、だいたい薄い単行本くらいの文字数ぐらいで終わらせられましたスピード感を重視して書いたので内容がしっかりぎっしりとできたと自分では思っています、

ここまで読んでくださりありがとうございます、

もしよろしければ、評価、感想など是非いただけると嬉しいです。
自分で書いて皆んなに読んでいただきさらに評価や感想なんてもらえるのは素直にすごく嬉しいしすごい励みになります、どうかよろしくお願いします。

また第二章も書いていきますのでこれからもよろしければご愛読、感想、お願いします。

最後に、これからも自分が書いておもしろいと思う作品を少しでも沢山の人に一話でも読んでいただけるように、楽しんで頑張りたいと思います。





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