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サイドストーリー
女の子?
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(だいぶ温かくなってきたなぁ……。そろそろゼリーもメニューに入れてもいいかも)
そんな事を考えながら歩いていたショウがブロンの近くまで来るとCLOSEのプレートをかけているにも関わらず、店の前に一人の女の子が立っていた。
(あれっ?見かけない子だな……。高校生くらい……って学校は?あぁ、春休みかぁ……)
ショウがそんな事を考えていると
「洋菓子店【ブロン】かぁ……。確かブロンってフランス語で白いって意味だったかな?」
と女の子が独り言を呟いた。
「おっ!良く分かったね」
(わざわざ声に出して店の名前を読むって事は、やっぱり初めてのお客さんかな?それにしても、よく読めたなぁ……)
「ここ、僕がばあちゃんから受け継いでやっている店なんだ。良かったらどーぞ」
(まだ休憩中だけど、せっかく来てくれたんだから一人くらい特別に入ってもらっても良いかな)
ショウは足早に店のドアに近づき片手でドアを開けた。
店の中に入り、店内を見回していた女の子だがテーブルが二つ用意されていて、それぞれ椅子が二脚ずつ置かれているのを見て、
「ここって店内でも食べられるんですか?」
とショウに聞いた。
「う、うん……。まぁね。せいぜい二組ぐらいしか入れないけど」
(そう、本当はここにお客さんが座って楽しそうにおしゃべりしながら、ケーキを食べたり、紅茶を飲んだりしてたんだ……。二組だって充分賑やかだったよな)
「うわぁ、素敵。おばあさまから受けついでっておしゃっていましたが、お菓子を作っているのって……」
「僕だよ。今はちょうど仕込み用に買物をして来たところ」
片手に持っていた紙袋を持ち上げて見せながらショウは笑顔で答えた。
「その感じだと、やっぱりウチに来るのは初めてかな?僕、来てくれたお客さんの顔は結構覚えてる方なんだけど見かけない女の子だなって思ったんだ」
「あっ、はい。昨日越して来たばかりで、今日はこの辺りを散策してました」
「なるほどね。それにしてもよく【ブロン】って意味がわかったね」
「はいっ。私、本を読むのが好きで、たまたま読んだ本にモンブランが出てきたんです。モンブランはフランス語で【mont blanc。mont(モン)は「山」を意味し、blanc(ブロン)は「白」を意味するから直訳すると白い山になる】って書いてありました。なのでお店の名前も【ブロン】かなぁと……」
「へぇ~、本当に良く知ってるね。本読むの、好きなんだ……」
女の子の博識に感心するショウ。
「はいっ。大好きです。本は色々な経験をさせてくれるので好きです。あと、お菓子作りも好きなので、こちらのお店の甘い香りに思わず足を止めてしまいました」
心の底から大好きな本とお菓子の話をしている女の子はとても嬉しそうだ。
「お菓子作りも好きなんだ」
嬉しそうな女の子の顔を見ながらつられて笑顔になっていたショウが驚いた様に言った。
「あの、好きと言っても本当に趣味程度なので、プロの方にお話しするのは……」
恥ずかしそうに苦笑いをする女の子。
「ウチの店の前で立ち止まってたから、よっぽどCLOSEだったのが残念だったのかと思ったけど、甘い香りに誘われて立ち止まってくれたんだね」
ショウは嬉しそうにほわっと笑って
「オープンするまでまだ時間あるから、ゆっくりと品物を見てみて。なんなら、一緒にここでお茶でもしようか」
片方のテーブルを指してお茶のお誘いをした。
「僕がばあちゃんから受け継いだ自慢のケーキ、お客さんもいつもそれなりに入ってくれてるから自信もあるよ。紅茶を淹れてくるからケーキ、選んどいて」
女の子が答える間もなく、ショウは自分のペースで話を進め、紅茶を淹れに店の奥へと入って行った。
(フフッ。あの子、目をキラキラさせながら喋ってたなぁ。本当に【好き】って気持ちが伝わってきて、なんだか僕まで楽しい気持ちになった。でも、いきなり『お茶しよう』ってちょっと強引だったかな?)
ショウがそんな事を考えながらティーポットを用意しているとドアベルの音が聞こえ、続いて
「翔兄、今日は俺も大学休みだからなんか手伝う事ある……って、お客さん?」
と声が聞こえた。
(おっ、カケルもちょうど来たみたいだ。フフッ、カップもう一個用意しなきゃ)
ティーポットと三人分のカップを用意したショウはテーブルへと向かいながら
「翔ナイスタイミング♪今からちょうどティータイム」
と言った。驚く女の子と【カケル】と呼ばれた男性。ほわわんと嬉しそうな笑顔でどこまでもマイペースを貫くショウ。とりあえず、三人はティータイムを楽しむ為、テーブルへと着いた。
そんな事を考えながら歩いていたショウがブロンの近くまで来るとCLOSEのプレートをかけているにも関わらず、店の前に一人の女の子が立っていた。
(あれっ?見かけない子だな……。高校生くらい……って学校は?あぁ、春休みかぁ……)
ショウがそんな事を考えていると
「洋菓子店【ブロン】かぁ……。確かブロンってフランス語で白いって意味だったかな?」
と女の子が独り言を呟いた。
「おっ!良く分かったね」
(わざわざ声に出して店の名前を読むって事は、やっぱり初めてのお客さんかな?それにしても、よく読めたなぁ……)
「ここ、僕がばあちゃんから受け継いでやっている店なんだ。良かったらどーぞ」
(まだ休憩中だけど、せっかく来てくれたんだから一人くらい特別に入ってもらっても良いかな)
ショウは足早に店のドアに近づき片手でドアを開けた。
店の中に入り、店内を見回していた女の子だがテーブルが二つ用意されていて、それぞれ椅子が二脚ずつ置かれているのを見て、
「ここって店内でも食べられるんですか?」
とショウに聞いた。
「う、うん……。まぁね。せいぜい二組ぐらいしか入れないけど」
(そう、本当はここにお客さんが座って楽しそうにおしゃべりしながら、ケーキを食べたり、紅茶を飲んだりしてたんだ……。二組だって充分賑やかだったよな)
「うわぁ、素敵。おばあさまから受けついでっておしゃっていましたが、お菓子を作っているのって……」
「僕だよ。今はちょうど仕込み用に買物をして来たところ」
片手に持っていた紙袋を持ち上げて見せながらショウは笑顔で答えた。
「その感じだと、やっぱりウチに来るのは初めてかな?僕、来てくれたお客さんの顔は結構覚えてる方なんだけど見かけない女の子だなって思ったんだ」
「あっ、はい。昨日越して来たばかりで、今日はこの辺りを散策してました」
「なるほどね。それにしてもよく【ブロン】って意味がわかったね」
「はいっ。私、本を読むのが好きで、たまたま読んだ本にモンブランが出てきたんです。モンブランはフランス語で【mont blanc。mont(モン)は「山」を意味し、blanc(ブロン)は「白」を意味するから直訳すると白い山になる】って書いてありました。なのでお店の名前も【ブロン】かなぁと……」
「へぇ~、本当に良く知ってるね。本読むの、好きなんだ……」
女の子の博識に感心するショウ。
「はいっ。大好きです。本は色々な経験をさせてくれるので好きです。あと、お菓子作りも好きなので、こちらのお店の甘い香りに思わず足を止めてしまいました」
心の底から大好きな本とお菓子の話をしている女の子はとても嬉しそうだ。
「お菓子作りも好きなんだ」
嬉しそうな女の子の顔を見ながらつられて笑顔になっていたショウが驚いた様に言った。
「あの、好きと言っても本当に趣味程度なので、プロの方にお話しするのは……」
恥ずかしそうに苦笑いをする女の子。
「ウチの店の前で立ち止まってたから、よっぽどCLOSEだったのが残念だったのかと思ったけど、甘い香りに誘われて立ち止まってくれたんだね」
ショウは嬉しそうにほわっと笑って
「オープンするまでまだ時間あるから、ゆっくりと品物を見てみて。なんなら、一緒にここでお茶でもしようか」
片方のテーブルを指してお茶のお誘いをした。
「僕がばあちゃんから受け継いだ自慢のケーキ、お客さんもいつもそれなりに入ってくれてるから自信もあるよ。紅茶を淹れてくるからケーキ、選んどいて」
女の子が答える間もなく、ショウは自分のペースで話を進め、紅茶を淹れに店の奥へと入って行った。
(フフッ。あの子、目をキラキラさせながら喋ってたなぁ。本当に【好き】って気持ちが伝わってきて、なんだか僕まで楽しい気持ちになった。でも、いきなり『お茶しよう』ってちょっと強引だったかな?)
ショウがそんな事を考えながらティーポットを用意しているとドアベルの音が聞こえ、続いて
「翔兄、今日は俺も大学休みだからなんか手伝う事ある……って、お客さん?」
と声が聞こえた。
(おっ、カケルもちょうど来たみたいだ。フフッ、カップもう一個用意しなきゃ)
ティーポットと三人分のカップを用意したショウはテーブルへと向かいながら
「翔ナイスタイミング♪今からちょうどティータイム」
と言った。驚く女の子と【カケル】と呼ばれた男性。ほわわんと嬉しそうな笑顔でどこまでもマイペースを貫くショウ。とりあえず、三人はティータイムを楽しむ為、テーブルへと着いた。
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