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20代の話 Holic
37.呪詛★
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踵を返してリビングを突っ切った私は、ある意味素晴らしい身のこなしで寝室の押入れから旅行鞄を引きずり出す。そして、手当たり次第に衣類を投げ込み始めた。あわてて部屋にやってきた彼が既に旅行鞄の半分に達したあまりにも手早いその行動に目を丸くする。
「な。何やってるんだよ。」
私は睡眠不足で微かに充血する瞳で彼の事を睨みつけたかと思うと、鋭い口調で言い放った。
「出て行くのよ、決まってるでしょ?!」
私の中の「やっぱり」という気持ちは、怒りに繋がって行動を引きずるように動かす。その行動に一瞬あっけにとられたかのように見えた彼の表情が不意に変わったのが視界に入った。
其処にあったのは、どうみても謝罪に通じる感情ではなかった。
しなるように動いた手が不意に私の手の鞄を引き剥がすとまるで汚い物でも触ったかのように投げ捨てられ、中身がまるで花弁のように散る。その行為に凍りついた私の腕を骨が折れるかと思うほどに握り締める。苛立ちに奥歯を噛む独特の表情をした彼は、今まで見たこともないような表情で私を睨みつけた。
「勝手なこと言うなっ!」
その言葉の意味が分からず私は呆然とする。
どちらが勝手なのだろう。
彼の言うように私が勝手なのかと錯覚を感じさせすらする激しい怒声に、私は不意に恐怖感が沸きあがり身のの危険すらも感じた。
「自分が俺をほおっておいたほうが悪いんだろうが!!!」
私は呆然とその怒りの感情を浮かべる表情を見つめ返した。言い返したいのに恐怖感が私の喉を凍りつかせる。
自分勝手なのは貴方だと言いたいのに、それが出来ないまま力ずくでベットに引きずり込まれた。殴打される痛みの中で私は恐怖しながら刷り込まれる彼の言葉を聴き続けた。
「仕事にかまけて俺をないがしろにしたお前が悪い。」
「お前がちゃんとしないから、俺は他の女と会うんだ。」
「全てお前のせいだ。」
「お前には、もうここしか居場所はない。」
激しく黒い渦に巻き込まれるように無理やり体を引き裂かれたような気持ちの中で、私はその言葉を何度も何度も耳に囁かれる。
そして乱暴に薄い夜着を音をたてて引き裂かれた。こんなに簡単にと思うほど、脆く破けた布地を口に捩じ込まれ腕を縛り上げられる。悲鳴すらあげられない状態に追い込まれ呼吸すらままならない姿で、両足を無理矢理担ぎ上げ高ぶったモノを捩じ込まれた。
一片の快感もない痛みの中で捩じ込まれ、耳元で何度も呪詛の言葉が放たれる。
お前が悪い。
お前のせいだ。
その言葉は遥か昔誰かが私に言ったものに重なっていく。
闇の中に呑まれていく冷たい狂気の感触。
お前のせいだ。
何もかも自分のせいなの……?
何時しか、私自身がそれを真実だと思い込んでいた。何度も何度も冷たい暗闇の褥の中で囁き続けられるその言葉は、逃げる力すらも全て奪うか呪詛となって心に染み付いていった。
やがて、諦め冷えていく心と反対に乱暴にこれ以上傷つけられたくない体が回避のために緩み始める。息がつまる状況に酩酊した私を、どう勘違いしたのか彼の獰猛な瞳が見下ろす。
「お前は俺の所有物なんだから、良い子にしないと。」
ビクリと私の体が反応して、彼が何を思うのか安堵したように私の頭を撫でる。褥の闇の中で痛みと共に囁き続けられる言葉は魔法のように心に刻み込まれ、私の意欲を全て削いでいく。何度も繰り返される言葉はまるで自分が囁いているかのような錯覚すら起こした。
「お前には、もうここしか居場所はない。」
何よりもその言葉が一番心に突き刺さった。
それは前の職場の事もあったが、それ以上に両親の反対も押し切って故郷から飛び出してきてしまった。その事実を私自身に刻み付ける酷く現実的な言葉のような気がした。痛みと同時に与えられ刷り込まれるここにしかいられないと思わせる呪縛のような言葉。
言葉の錯覚の中で私は彼の言葉に抗う事も辞め、ただ従順な人形のように感情を表すことを諦めてしまった。
彼女の人生を10とすれば、そのうちの5は様々な不安・4は様々な痛みで占められたが、残りの1の幸せだけにすがって生きる事しか出来なくなつてしまった。残りの1だけを全てと私の心は錯覚したのかもしれない。
呪詛の言葉を吐きながら何度も何度も犯される。
私のあげる声と体の反応が防御反応の一つとも知らず、彼は更に乱暴に私を犯し続けた。今までしたこともないのに、肉茎を捩じ込んだあられもない姿の私を見下ろし映像を撮り始める。何度も捩じ込まれた局部に白い光が焚かれ、白い肌に赤く残る乱暴の痕を浮かび上がらせた。何時もの反応をしない私の様子に明らかな舌打ちをして、端切れで改めて縛り上げられた四肢を眺める。
「可哀想に、こんな格好して犯されて、アキはもう俺以外の男じゃ満足できない体だもんな。」
そう獰猛に吐き捨てたかと思うと、再びのしかかり肉茎を突き込む。そして思うまま前を掻き回したかと思うと、分泌液で湿らせた肉茎を抜き取る。また屹立したままの肉茎が、ヌラヌラと濡れる様は普段見たら酷く淫靡な様だったろう。ぼんやりとそう考えている私の体を力ずくでひっくり返し、ギシギシと肩が軋むのも構わず腰を抱えあげる。
ああ、後ろからが弱いからここからまた堕ちるまで犯される……
そう心が諦めにもにた呟きをこぼした瞬間、予期せぬ衝撃にくぐもった悲鳴が溢れ落ちる。準備したわけでない後ろの孔に濡れた肉茎がめり込まされていた。
「ううっ!!!うーっ!!」
「こっちの処女は俺のものだ、ほら、ズブズブ入ってくよ?アキ。いやらしいマンコが二つだね。」
メリメリと体が裂けるような痛みを感じているのに、濡れた肉茎は意図も容易く奥へと侵入してくる。根本まで一度に捩じ込まれ痛みできつくくいしめているのに、力ずくで出し入れが始められて、私は布地を噛み呻きをあげる。ズブリと奥底まで突き込まれると、腸が壊れそうな痛みに大きく背がしなる。
「ああ、熱いしきついね、アキ。気持ちよくなるまでどっちのマンコも犯してあげるよ。」
しまいに入っていない方には大型の玩具が捩じ込まれ、私が痛みと快楽で失神しても彼が止めることはなかった。再び目を覚ますとまだ四肢は拘束されたままで、私が逃げる意思があるかないか試すように彼が満足するまで両方の穴を犯し続けた。
「他の女は遊びだから。」
大人しくなった彼女に満足げに彼が言いはなつ。
それは、この後もけして彼は、他の女性と会うことも止めないし関係も持つと言い放っている事に他ならない。
そう平気で言う彼の姿にもう体に触れさせるのもいやだったが、拒否すればそれは暴力となって帰ってくることを思い知らされる。それなのに何処にも行き場のない自分の身の上だけが私をこの場所に縫いとめる。
新しい仕事場に通う前に暫し専業主婦をしたせいで67キロあった体重が、過食嘔吐でメキメキと減っていく。その頻度は毎日に増え、一ヶ月で10キロもの体重が吐き出した全てと一緒に消えていく。
それを初めて見つけた彼はその行為をする私の手に刻まれた手の甲の痣が自分の歯に当たってできる『吐きだこ』だと言う事に気がついた。しかし、見つけても彼はそれを止めるでもなく、ただ私が痩せたという事だけを見てよかったねと言っただけだった。その言葉にもう私は自分の存在の理由を失いかけている自分に気がつき始める。『アキコ』という個性は全て彼の言葉の前に心の奥底に追いやられ凍りつき、今はただ言うなりになるしかない人形のような私だけが残っていた。
そして、私自身それが彼の意思なのか私の意思なのかすらも分からなくなりつつあったのだった。
「な。何やってるんだよ。」
私は睡眠不足で微かに充血する瞳で彼の事を睨みつけたかと思うと、鋭い口調で言い放った。
「出て行くのよ、決まってるでしょ?!」
私の中の「やっぱり」という気持ちは、怒りに繋がって行動を引きずるように動かす。その行動に一瞬あっけにとられたかのように見えた彼の表情が不意に変わったのが視界に入った。
其処にあったのは、どうみても謝罪に通じる感情ではなかった。
しなるように動いた手が不意に私の手の鞄を引き剥がすとまるで汚い物でも触ったかのように投げ捨てられ、中身がまるで花弁のように散る。その行為に凍りついた私の腕を骨が折れるかと思うほどに握り締める。苛立ちに奥歯を噛む独特の表情をした彼は、今まで見たこともないような表情で私を睨みつけた。
「勝手なこと言うなっ!」
その言葉の意味が分からず私は呆然とする。
どちらが勝手なのだろう。
彼の言うように私が勝手なのかと錯覚を感じさせすらする激しい怒声に、私は不意に恐怖感が沸きあがり身のの危険すらも感じた。
「自分が俺をほおっておいたほうが悪いんだろうが!!!」
私は呆然とその怒りの感情を浮かべる表情を見つめ返した。言い返したいのに恐怖感が私の喉を凍りつかせる。
自分勝手なのは貴方だと言いたいのに、それが出来ないまま力ずくでベットに引きずり込まれた。殴打される痛みの中で私は恐怖しながら刷り込まれる彼の言葉を聴き続けた。
「仕事にかまけて俺をないがしろにしたお前が悪い。」
「お前がちゃんとしないから、俺は他の女と会うんだ。」
「全てお前のせいだ。」
「お前には、もうここしか居場所はない。」
激しく黒い渦に巻き込まれるように無理やり体を引き裂かれたような気持ちの中で、私はその言葉を何度も何度も耳に囁かれる。
そして乱暴に薄い夜着を音をたてて引き裂かれた。こんなに簡単にと思うほど、脆く破けた布地を口に捩じ込まれ腕を縛り上げられる。悲鳴すらあげられない状態に追い込まれ呼吸すらままならない姿で、両足を無理矢理担ぎ上げ高ぶったモノを捩じ込まれた。
一片の快感もない痛みの中で捩じ込まれ、耳元で何度も呪詛の言葉が放たれる。
お前が悪い。
お前のせいだ。
その言葉は遥か昔誰かが私に言ったものに重なっていく。
闇の中に呑まれていく冷たい狂気の感触。
お前のせいだ。
何もかも自分のせいなの……?
何時しか、私自身がそれを真実だと思い込んでいた。何度も何度も冷たい暗闇の褥の中で囁き続けられるその言葉は、逃げる力すらも全て奪うか呪詛となって心に染み付いていった。
やがて、諦め冷えていく心と反対に乱暴にこれ以上傷つけられたくない体が回避のために緩み始める。息がつまる状況に酩酊した私を、どう勘違いしたのか彼の獰猛な瞳が見下ろす。
「お前は俺の所有物なんだから、良い子にしないと。」
ビクリと私の体が反応して、彼が何を思うのか安堵したように私の頭を撫でる。褥の闇の中で痛みと共に囁き続けられる言葉は魔法のように心に刻み込まれ、私の意欲を全て削いでいく。何度も繰り返される言葉はまるで自分が囁いているかのような錯覚すら起こした。
「お前には、もうここしか居場所はない。」
何よりもその言葉が一番心に突き刺さった。
それは前の職場の事もあったが、それ以上に両親の反対も押し切って故郷から飛び出してきてしまった。その事実を私自身に刻み付ける酷く現実的な言葉のような気がした。痛みと同時に与えられ刷り込まれるここにしかいられないと思わせる呪縛のような言葉。
言葉の錯覚の中で私は彼の言葉に抗う事も辞め、ただ従順な人形のように感情を表すことを諦めてしまった。
彼女の人生を10とすれば、そのうちの5は様々な不安・4は様々な痛みで占められたが、残りの1の幸せだけにすがって生きる事しか出来なくなつてしまった。残りの1だけを全てと私の心は錯覚したのかもしれない。
呪詛の言葉を吐きながら何度も何度も犯される。
私のあげる声と体の反応が防御反応の一つとも知らず、彼は更に乱暴に私を犯し続けた。今までしたこともないのに、肉茎を捩じ込んだあられもない姿の私を見下ろし映像を撮り始める。何度も捩じ込まれた局部に白い光が焚かれ、白い肌に赤く残る乱暴の痕を浮かび上がらせた。何時もの反応をしない私の様子に明らかな舌打ちをして、端切れで改めて縛り上げられた四肢を眺める。
「可哀想に、こんな格好して犯されて、アキはもう俺以外の男じゃ満足できない体だもんな。」
そう獰猛に吐き捨てたかと思うと、再びのしかかり肉茎を突き込む。そして思うまま前を掻き回したかと思うと、分泌液で湿らせた肉茎を抜き取る。また屹立したままの肉茎が、ヌラヌラと濡れる様は普段見たら酷く淫靡な様だったろう。ぼんやりとそう考えている私の体を力ずくでひっくり返し、ギシギシと肩が軋むのも構わず腰を抱えあげる。
ああ、後ろからが弱いからここからまた堕ちるまで犯される……
そう心が諦めにもにた呟きをこぼした瞬間、予期せぬ衝撃にくぐもった悲鳴が溢れ落ちる。準備したわけでない後ろの孔に濡れた肉茎がめり込まされていた。
「ううっ!!!うーっ!!」
「こっちの処女は俺のものだ、ほら、ズブズブ入ってくよ?アキ。いやらしいマンコが二つだね。」
メリメリと体が裂けるような痛みを感じているのに、濡れた肉茎は意図も容易く奥へと侵入してくる。根本まで一度に捩じ込まれ痛みできつくくいしめているのに、力ずくで出し入れが始められて、私は布地を噛み呻きをあげる。ズブリと奥底まで突き込まれると、腸が壊れそうな痛みに大きく背がしなる。
「ああ、熱いしきついね、アキ。気持ちよくなるまでどっちのマンコも犯してあげるよ。」
しまいに入っていない方には大型の玩具が捩じ込まれ、私が痛みと快楽で失神しても彼が止めることはなかった。再び目を覚ますとまだ四肢は拘束されたままで、私が逃げる意思があるかないか試すように彼が満足するまで両方の穴を犯し続けた。
「他の女は遊びだから。」
大人しくなった彼女に満足げに彼が言いはなつ。
それは、この後もけして彼は、他の女性と会うことも止めないし関係も持つと言い放っている事に他ならない。
そう平気で言う彼の姿にもう体に触れさせるのもいやだったが、拒否すればそれは暴力となって帰ってくることを思い知らされる。それなのに何処にも行き場のない自分の身の上だけが私をこの場所に縫いとめる。
新しい仕事場に通う前に暫し専業主婦をしたせいで67キロあった体重が、過食嘔吐でメキメキと減っていく。その頻度は毎日に増え、一ヶ月で10キロもの体重が吐き出した全てと一緒に消えていく。
それを初めて見つけた彼はその行為をする私の手に刻まれた手の甲の痣が自分の歯に当たってできる『吐きだこ』だと言う事に気がついた。しかし、見つけても彼はそれを止めるでもなく、ただ私が痩せたという事だけを見てよかったねと言っただけだった。その言葉にもう私は自分の存在の理由を失いかけている自分に気がつき始める。『アキコ』という個性は全て彼の言葉の前に心の奥底に追いやられ凍りつき、今はただ言うなりになるしかない人形のような私だけが残っていた。
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