フォークロア・ゲート

文字の大きさ
10 / 46
始まりの妖精の森

10.ロウ・フォード

しおりを挟む
緑の王に差し出された眼鏡は何の違和感も感じさせなかったが、掘りこまれた緑の蔓が黄色一色の花畑に辿り着いた途端ボンヤリと輝いた。嵌め込まれた硝子が光を反射したように鈍く光り、ロウの薄いブラウンの瞳が一瞬硝子に隠される。唐突に花畑の色が変化して黄色は消え去り、白や紫・橙や桃色の花弁に変わった。そして、花の上には花を椅子がわりにして、ロウを見上げている多くの視線。

こりゃ参った。これが見えていなかったとは。

赤毛の髪の毛に翡翠の瞳が、数え切れない程ロウの事を目を丸くして見上げている。

『大変だ!ピクシーが見えてる!』
『大変だ!見えてる!』

ロウが自分達を見ているのに気がついたピクシー達が、驚きに一度に宙に跳ね上がった。鈴のようなピクシー達の叫びに、燐を散らすように羽が忙しなく羽ばたき旋風のように舞い上がる。大慌てで飛び上がったピクシー達を唖然として見上げるロウから、一度に逃げ出そうとするように金の燐が竜巻のように空に上っていく。

そういえば、緑の王がピクシーが首輪を持ってるとか何とか言ったようだったな。

唖然としているうちに旋風は遠ざかり始めて、他に方法があるか思案するロウの視界に一筋弾かれたように旋風から燐が尾を引いて落ちてくる。咄嗟に長い手を伸ばし手を広げると、何かがスポンと落ち込んだ。
そこには旋風に目を回したらしい七色の羽を背中に着けた、手のひらサイズの小人が大の字になっている。

「おい、無事か?」

覗きこみながら声をかけると、パチリと目を開いた小人がキャッと悲鳴をあげて宙に飛び上がった。どうやら本当に目を回しただけのようだと安堵する姿に、小さな羽を震わせているピクシーはロウの事を翡翠の瞳でジロジロと眺め回す。

『助けてくれた?』
「丁度手に落ちたんだよ、お前さんが。」

チチチと羽の羽ばたく音をさせて、ピクシーは恐る恐るロウに近寄る。

『助けてくれた。』
「怪我がないなら、よかったな。おチビさん。」
『ピクシーよ。』

ロウがそうかと答えると、ピクシーはロウの事を眺めようとするようにクルクルと体の周りを飛び回った。ピクシーは翡翠の瞳でロウの眼鏡を眺めると、気がついたように指をさす。

『緑の王の蔓。あんた、緑の王の友達?』
「友達って程親しくはないがね。」
『助けてくれた、緑の王の友達にお礼。』

別にと答えようとして先程の緑の王の言葉が、頭の中に甦る。稀人が連れてきた忘れていかれた犬の首輪。

「おチビさん、以前稀人が連れてきた犬の首輪があるかね?良かったら、それをくれないか?」
『首輪?クー・シーみたいな吠える小さな四つ足の?』

ロウの言葉に、首を傾げながらピクシーが答える。少し思案したようなピクシーは、スルリと滑るように宙を飛び『こっち来て』と叫ぶ。ロウはその言葉にコートのポケットに手を突っ込み、花を避けるようにして歩き出す。ロウが花を避けようとするのが伝わるのか、不思議なことに足元の花が二つに分かれ足の置き場が生まれる。こっちと呼び掛けるピクシーを追いかけながら、ふと振り返ると緑の王に続く藪はいつの間にか姿を消していた。

『あそこ、あそこの丘の端。』

羽ばたくピクシーが、小さな指で一際花の密集した小山を指差す。そこは花畑の中でも一際目映く白いアスターが塊になって咲き誇っている。それはさながら死を悼む花輪のように他の花と違い花弁を散らすこともなく、ユラユラと穏やかに風にそよぐ。

『稀人が連れてきて、ここに来る前に稀人とはぐれたの。四つ足。』
「一人では戻れないのか?はぐれたら。」
『扉を見つけられるのは、妖精か稀人か、後は…。』

少なくとも犬は扉は見つけられなかったのだろうとロウはアスターを見下ろす。

アスターは確か死を悼む花だったな。

妖精達が選んでここにアスターを植えたのか、自然に生えたのかは分からない。犬もはぐれて心細かっただろうが、この場所ならさほど寂しくもない気がする。ピクシーが花の中心を指差すのに、ロウが花を覗きこむと足元と同じくアスター達が体を寄せて地面に置かれた革の首輪が見えた。手を伸ばして取り上げると、大型犬用のしっかりとした黒い革の首輪が指に触れる。

ちょっとまて、ピクシーはクー・シーより小さい四つ足のと言ったな。この首輪どう見てもレトリバーとか大型犬用じゃないか。

ということはクー・シーとやらは下手すると牛ほどもある可能性が高い。そんな巨大な犬に追いかけられずにすむ方法が、犬もいないのに首輪だけでなんとかなるもんなのかねとロウは思わず呻く。ピクシーはお礼をしたのに満足したのだろう、あっという間に宙に飛び上がって姿を消していた。どうしたもんかとロウが思案に耽りながら歩く先に、考えがまとまる間もなく花畑の終わりから続く道が見え始めている。

さて、花を踏む心配はなくなったが、問題は道の先か。

上り坂の先に微かに川の流れる水音が響き始め、小道の両側には低い藪の合間に林檎や葡萄の木が何本か生えているのが見える。誰かが世話をしているのか、林檎の白い花が枝を飾り甘い香りを辺りに放つ。ふと、腕にかけて歩いていた革の首輪がチリチリと震えたような気がして、ロウは革の首輪を手にジッと見下ろす。手のひらの中で革の首輪が、唐突に震え上がり宙に跳ね上がった。ロウの手にした首輪越しに水車小屋に続く道が、藪に囲まれ細く長く延びている。
首輪越しに見ている視界に、黒い革の首輪を着けた黒い毛足のレトリバーがしなやかに駆けていく。

この首輪の持ち主は黒のレトリバーだったのか。

美しい毛並みの犬を眺めて、ロウが納得したように呟くとそのレトリバーは輝く瞳でこちらを見つめ嬉しそうに大きな声で吠えた。人懐こい瞳は、大きな吠え声に敵意がない事を伝えてくる。飼い主は随分お前さんを可愛がってたんだなと、心で語りかけると、レトリバーはもう一度嬉しそうに吠えた。しなやかな駆け足は小道を駆け上がり、唐突に道の半ばで藪に向かって唸り激しく敵意を向けて吠えたて始める。

なんだ?何に向かって吠えてる?

黒いレトリバーは藪に激しく吠えたて続けていたかと思うと、不意に藪が漣のように毛を逆立てて小山のような緑の毛の長い犬の姿に変わった。レトリバーよりも何倍もありそうな緑のモップのような犬が、吠えられる声に毛を逆立てて後退る。巨大なのにどうやら犬の吠える声が恐ろしいのか、背に丸まっていた尾が萎れるように下を向く。やがて、緑の犬は根負けしたように川を飛び越え藪の中に駆け込んだ。

追い払ってくれたのか、お前さん。

ロウの心の声が聞こえるのか、黒のレトリバーが満足げに大きく一声吠え七色の燐のように燃え上がり消えていく。手の中の革の首輪は見下ろすと、先程より少し古ぼけ摺りきれているのが分かる。タグには飼い主が掘りこんだらしい《フント》の文字がうっすらと見え、ロウは聞き覚えがあると記憶を手繰り寄せた。

確か、パブで誰かが犬の話をした。

手を下ろし道を眺めるとクー・シーが屈みこんでいた場所はポッカリと土だけに変わっている。再び歩き出したロウはポケットに大事そうに革の首輪を仕舞い込んで、道をユックリ歩き始めた。

そうだ、確かヴェヒターがバオアーの飼い犬フントがいなくなったと言ったな。

水車小屋の横を通りすぎたがクー・シーが吠えなかったせいか、扉はピクリともしないままだ。川を渡る石造りの橋を越えると道は石に変わり、森の中に長く続いていく。その森の入り口に見慣れた姿が佇んでいるのに、ロウは眼鏡越しの目を細めた。
森の木々の入り口に黒いコートを纏い中折れハットを目深に被ったヴァイゼ・ズーハーが、黒檀の杖に白手袋の両手を乗せて俯いている。

「ヴァイゼ、随分足が早いな。」
『待ちくたびれました、ミスター・フォード。』

ロウが皮肉混じりの声をかけると、中折れハットが顔をあげ仮面の瞳が真っ直ぐに見据えた。森の中はほんの数メートル程で日が射し込まないのか、暗く音もない静けさに包まれている。

「稀人とやらは?」
『この先にいます、お早く。ミスター。』
「ちょっと待て、稀人はどんな人間だ?」

問いかけるロウにヴァイゼは仮面の顔を俯かせ、まるでニヤリと微笑んでいるかのように見えた。黒檀の杖が音もなく石造りの道からヴァイゼの体を滑らせ、彼は白手袋を道を示すように差し上げる。

『さあ、お急ぎください、ミスター。』

ヴァイゼが全く稀人の情報を伝える気がないのを読み取ると、ロウは溜め息混じりに息を吐きコートのポケットに手を突っ込み横をすり抜け歩き出す。石造りの道は複雑に組み上げられ、白い御影石なのかホンノリと辺りを照らしている。コツリコツリと石を踏む音が、巨大な木の幹の間を縫うように辺りに響く。時折金の尾が木々の合間を飛んでいく所をみると、ピクシーがここに逃げ込んだ様子だ。

稀人とやらは何処まで進んだのやら。

人らしい気配のない道の先は長く細く続き、一向に終わりが見当たらない。遠くから鳥のなく声と何か獣が鳴くような声が混じるのを耳に、ロウは微かにレンズ越しに目を細めた。目の前の木の幹の合間から、人の髪の毛のようなものが風に靡くのが一瞬見えた気がしたのだ。

プラチナブロンドか?光の加減で完全には確認できなかったな。

立ち止まり向こうが動いて木々の合間から再び姿を見せるのを期待するが、向こうも気がついているのか動く気配を見せない。奇妙な空気の中でロウは、微かに相手が棘のように刺さる気配を滲ませたのに気がつく。敵意はないと伝えようにも、相手はこちらを伺うようにチリチリする敵意を向けてくる。

「おい、こっちはあんたと喧嘩する気はないぞ!」

先に口を開いてみるが逆効果だったらしい、敵意は鋭い意思を持って木の向こう側で膨れ上がった。突然風が吹き付けたかと思うと木の幹が裂け、石造りの道に亀裂が入る。横に飛び退いたロウの視線の先には、銀色に見えるプラチナブロンドの上等な白のシルクの古風なメイド服を着た女が立っていた。続けざまに風が石造りの道を断ち、彼女が意図してロウに襲いかかっているのが分かる。

「よせ!」

ロウは鋭い風を横に逃れながら、彼女を何がここまで逆上させているのか眼鏡の奥で観察しながら飛び退く。上等な絹の服はメイドが着るものではないが、あの女はシルクでメイドの服を作ってきている。ワサワサと音をたてるあの服、何か足りない気がするのは何だ。駆け出しながら何が足りないのか考えるロウに、並走するようにピクシーが羽ばたき舞い降りる。

『緑の王の友達、シルキー怒らせた?』
「こっちが聞きたい!」

岩も簡単に切り刻む勢いで襲いかかられるような悪さを彼女にした覚えは、考えた限りロウにはない。必死で飛び退きながら駆け続けると、視線の先に緑の家のようなものがあるのが見えた。一瞬、その生け垣に引っ掛かったものに、彼女の怒りの原因が結び付く気がしてロウはその家に向かって全力で駆け出す。

『あれ森の教会、フェノゼリーの家。』
「そうか、それより先ずはあれだ!」

生け垣に引っ掛かっているホワイトブリム。メイド仕様の彼女に足りない唯一のものが、そこに引っ掛かってなびいているのが見える。しかし、森の石造りの道に慣れないロウと、恐らく慣れ親しんでいる彼女では道を進む早さが違う。
不意に回り込まれて目の前に怒りに燃える彼女が立ち塞がり、ロウは眼鏡を押し上げながら鋭く舌打ちした。目の前にあるのに怒りに我を忘れた彼女は、それに背を向けた上にロウに今にも襲いかかろうとしている。

『緑の王の友達!これ!!』
「助かる!すまん!」

ピクシーがロウが手にいてたがっていた物に飛び付き引き上げると、素早く彼女とロウの間に飛び込んできた。ロウが手を伸ばしホワイトブリムをつかんだ瞬間、鋭い風が四方から迫り狂うのが見える。風を放った当の彼女が、舞い込みロウの手にしたものを見て驚いたように目を丸くした。


※※※



白いリボンの先に微かに先程の犬のように何かが、霞のように見える。たなびいているのは白ではなく赤いサテンのリボンのようだった。翻る赤いリボンは風にのって島の崖から、やがて海の上へと飛び出す。音のない海の波間に、翻り遠ざかる赤いサテンのリボン。



※※※



眼鏡のレンズ越しに次に見えたのは、慌ててホワイトブリムをつかんだ彼女の困惑の顔だった。風を放った直後に自分から飛び込んだ事で、風はロウを切り刻む前に四方に散ったようだ。反対側を掴んだ彼女を見てロウが直ぐ様手を離すと、安堵してホワイトブリムを両手で抱えたかと思うとイソイソと頭にそれを乗せて首の下にリボンを結んだ。どうやら無くしたのを盗られたのと勘違いしたらしく、彼女は申し訳なさそうにロウを上目遣いに見つめ頭を下げる。

『シルキー、緑の王の友達、宝物盗られたと思った。』
「そのようだな。」
『でも、見つけてくれたし返してくれた。シルキー間違ったって。ごめんなさいって言ってる。』

通訳がなくても充分理解できるほど、目の前の彼女はペコペコと頭を下げ続けた。

「気にしなくていい、それより道がボロボロじゃ…。」

振り返ると不思議なことに彼女に切り裂かれた筈の石造りの道は、何処も割れることなく組み上げられ長い道に戻っている。眼鏡のレンズ越しに驚いたように駆け抜けてきた道を眺めるロウを、目の前のシルキーが手招いて道を歩き出す。

『緑の王の友達、シルキーがついてきてって。』
「いい加減、その呼び方はやめてくれ、ロウでいい。」
『ロウ、シルキーがこっちに来てって。』

ピクシーがからかうような声で、シルキーとロウの間を飛び交う。シルキーが何度もロウを見上げ歩くのに、ロウは仕方がないとコートのポケットに手を突っ込み後をついて歩き出した。
森を抜けたシルキーは何を思ったか、先程何とか騒がせずに通り抜けた水車小屋の扉を節をつけて三回ノックする。扉を開けて顔を出した小人の顔に、ピクシーが驚いたようにロウのコートの襟の裏に飛び込んだ。言葉を話さないのにシルキーが伝えたいことが伝わるのか、巨大な鷲鼻をヒクヒク動かした水車小屋の小人キルムーリはチラリとロウを眺め回した。

『シルキー、キルムーリに何かロウに渡してって。』

小さなピクシーの震える声が襟の裏から、囁き二人の会話を伝えてくれる。扉の中に一度戻ったキルムーリは、水車小屋の中から手に金の鎖を垂らして顔を出す。そして、恭しい手つきで、手の中の物をロウに差し出した。そこには古ぼけた金の懐中時計が、同じ色の鎖を繋いで乗せられている。

『ロウ、シルキーがこれあなたのモノって。』

金の懐中時計なんて記憶にないが、ロウは思わず手を伸ばしそれを受けとった。ひんやりとした金時計は本来蓋が開く筈なのに、ボタンになるネジが抜け落ち蓋が開けられない。中が動くといいがと心が何故か呟くのを聞きながら、ロウはその時計を見下ろす。

『ロウ、シルキー森に帰るって。』

ハッと我に帰るとロウはシルキーの背中を追いかけ始める。森の中にいる筈の稀人を知っていそうなのは、水車小屋のキルムーリよりは森のシルキーだろう。しかし、相変わらす足取りが早く、ロウとシルキーの距離が全く縮まらない。木々の間にフッとその姿が掻き消して、ロウは慌ててシルキーが消えた辺りに駆けつける。

『ロウ、木の根本の間、シルキーの家の扉がある!』

襟元から飛び出したピクシーが小さな指で示した木の根本には、ドアのノブのついた一枚板があった。急いでロウはそのドアノブを掴むと、扉を勢いよく開いた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています

六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。 しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。 「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

処理中です...