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二度目の6月
400.モクセイソウ
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6月12日 月曜日
うう、結局土曜の夜中のことでは、後からやって来た雪ちゃんの同級生の刑事さんにまで怒られてしまった私。その上あの後、満面の笑顔のブラック雪ちゃんがやって来て隣のお部屋に連れ込まれ、ガッツリとお説教された訳です。衛は隣で寝てるし下にパパとママがって言っても全く許してもらえなかった…………。うう、だってあの人にお家に乗り込まれたら嫌だよね?なんて言って、余計にブラック雪ちゃんに微笑まれても困るから黙ったけど。黙ったけどーっ!!まだチューも禁止中の雪ちゃんで本当によかった……。って既に後二ヶ月したらねって最後に微笑まれたのには、正直ちょっと怖い。八月まで、雪ちゃん覚えてるかなぁ?絶対あれは覚えてるよね。うう。
「どうした?麻希子、ぐったりして。」
朝からそんな風な様子だったものだから、心配する智美君につい土曜の出来事を問われるままに口にしたら………しまった、こっちも雪ちゃんばりのブラックな笑顔をする雪ちゃんの親戚だったんだった。智美君にまで傍目には魅力的に見えるんだろうけど、怒気がそこはかとなく滲んだ微笑みで引き立てられて事細かに状況を説明させられ………。結果的に、再びお説教されている私。
ふえーん!だって、話せば分かるかなってちょっと思ったんだもん!ニコニコして手を振ってるしって言ったら、余計に智美君に怒られた。
「麻希子……成長したんじゃなかったのか?」
「してるよーっ!ちゃんと!」
「してるんならなんで、ワザワザ墓穴を掘る?」
麻希子は死にたいの?馬鹿なの?って智美君の目が言ってる、心が読めなくてもハッキリ分かる位に言ってるから。それに他の人に助けを求めようにも、ここは既に引っ立てられて連れてこられた生徒指導室な訳でして、しかも指導室の主のセンセまで話を聞き付けてお説教に加わり始めた。雪ちゃんを襲った人が家の前に来たから、出てお話ししましたって、そりゃ怒られるのは分かってるけど、仕方なかったんだってばぁ!
「お前な~!」
「あーもー!!分かってます!もう皆からいっぱ~いいっぱ~いお説教されてます!センセまで同じこと言わなくてもいいですーっ!」
「そういう問題じゃない!」
ううう、もうここ二日間で、お説教は耳にタコなのにー。それにさ?邪魔しなきゃなにもしないって言うんだよ?かおるさんって人を探してるだけだから、そっとしておけばいいんじゃないのかなぁ。そういうことじゃないって怒られてるけど、だってー、本当にそう言ったんだよー?
そう口答えしても無駄なのは重々承知してるから、大人しく何度目かの同じお説教内容を聞いてます。呆れ返ったようにセンセが呟く。
「雪がブチキレたらどうすんだ、お前。」
「それは……キレないように気を付けます。」
うん、もうブラック雪ちゃんのお説教は勘弁なので、そこは気を付けようと心底思ってる。え?何が普通のお説教と違うのかって?ブラック雪ちゃんって満面の笑顔で、口を飛び付いて塞ぎたくなるような事を時々お説教に紛れ込ませるんだよ!?嫌ーっ!やめてーっ!!って言いたくなるような系統の事をサラッとシレッと間に言うの。しかもお説教の合間合間にだよ?私だってシュンってしたらいいのか、赤面していいのか本当に分かんないような有り様になるんだよ。智美君も時々サラッとシレッと嫌みを混ぜ込むけど、それによく似てるんだよねぇ。ヤッパリ親戚……、ってことは大きくなったら衛もそうなるんだ。っていうか、雪ちゃんと口喧嘩してる衛は、既にその片鱗が見えてる気もする。
「っていうか、本気でブチキレた雪は俺も信哉も止められないからな?」
「………本気でキレるとどうなるの?宇野さんって。」
智美君が何気なく聞いたら、雪ちゃんって一度高校生の三年生の頭に本気でキレたことがあったらしい。だから、センセも鳥飼さんも本気の雪ちゃんを止められないって知ってるって事らしいんだけど、一体雪ちゃんって何をやったの?問いかけても言えないとしか言わないんだけど、少なくともその相手はここいらから早々に姿を消したらしい。一体……何をしたんだろうか……っていうか、その辺りって修学旅行で騒動を起こすちょっと前位だよね?本気で何やってるんですか、智雪さん達。
「センセ達、暴れすぎじゃない?」
「お前に言われたくないぞ?宮井。」
センセってば呆れた顔でそんなこと言うけど、私より絶対雪ちゃん達の方が問題だらけだと思うー!私はせいぜい虐められたり、監禁されたり、襲われたり…………うわぁん、列挙したらそうでもないなぁって自分でも思っちゃったよぉ。でも、文化祭で乱闘したり、修学旅行でやくざさんと乱闘したりしてないもーん!
「五十歩百歩。」
「智美君に言われたくないよぉ!」
智美君だって虐めに乱闘に、フードファイターしてるじゃん!そう言ったら突然センセの矛先が何でか智美君のフードファイトに向かって、今度は智美君がお説教になったのは何でだろうか?
うう、結局土曜の夜中のことでは、後からやって来た雪ちゃんの同級生の刑事さんにまで怒られてしまった私。その上あの後、満面の笑顔のブラック雪ちゃんがやって来て隣のお部屋に連れ込まれ、ガッツリとお説教された訳です。衛は隣で寝てるし下にパパとママがって言っても全く許してもらえなかった…………。うう、だってあの人にお家に乗り込まれたら嫌だよね?なんて言って、余計にブラック雪ちゃんに微笑まれても困るから黙ったけど。黙ったけどーっ!!まだチューも禁止中の雪ちゃんで本当によかった……。って既に後二ヶ月したらねって最後に微笑まれたのには、正直ちょっと怖い。八月まで、雪ちゃん覚えてるかなぁ?絶対あれは覚えてるよね。うう。
「どうした?麻希子、ぐったりして。」
朝からそんな風な様子だったものだから、心配する智美君につい土曜の出来事を問われるままに口にしたら………しまった、こっちも雪ちゃんばりのブラックな笑顔をする雪ちゃんの親戚だったんだった。智美君にまで傍目には魅力的に見えるんだろうけど、怒気がそこはかとなく滲んだ微笑みで引き立てられて事細かに状況を説明させられ………。結果的に、再びお説教されている私。
ふえーん!だって、話せば分かるかなってちょっと思ったんだもん!ニコニコして手を振ってるしって言ったら、余計に智美君に怒られた。
「麻希子……成長したんじゃなかったのか?」
「してるよーっ!ちゃんと!」
「してるんならなんで、ワザワザ墓穴を掘る?」
麻希子は死にたいの?馬鹿なの?って智美君の目が言ってる、心が読めなくてもハッキリ分かる位に言ってるから。それに他の人に助けを求めようにも、ここは既に引っ立てられて連れてこられた生徒指導室な訳でして、しかも指導室の主のセンセまで話を聞き付けてお説教に加わり始めた。雪ちゃんを襲った人が家の前に来たから、出てお話ししましたって、そりゃ怒られるのは分かってるけど、仕方なかったんだってばぁ!
「お前な~!」
「あーもー!!分かってます!もう皆からいっぱ~いいっぱ~いお説教されてます!センセまで同じこと言わなくてもいいですーっ!」
「そういう問題じゃない!」
ううう、もうここ二日間で、お説教は耳にタコなのにー。それにさ?邪魔しなきゃなにもしないって言うんだよ?かおるさんって人を探してるだけだから、そっとしておけばいいんじゃないのかなぁ。そういうことじゃないって怒られてるけど、だってー、本当にそう言ったんだよー?
そう口答えしても無駄なのは重々承知してるから、大人しく何度目かの同じお説教内容を聞いてます。呆れ返ったようにセンセが呟く。
「雪がブチキレたらどうすんだ、お前。」
「それは……キレないように気を付けます。」
うん、もうブラック雪ちゃんのお説教は勘弁なので、そこは気を付けようと心底思ってる。え?何が普通のお説教と違うのかって?ブラック雪ちゃんって満面の笑顔で、口を飛び付いて塞ぎたくなるような事を時々お説教に紛れ込ませるんだよ!?嫌ーっ!やめてーっ!!って言いたくなるような系統の事をサラッとシレッと間に言うの。しかもお説教の合間合間にだよ?私だってシュンってしたらいいのか、赤面していいのか本当に分かんないような有り様になるんだよ。智美君も時々サラッとシレッと嫌みを混ぜ込むけど、それによく似てるんだよねぇ。ヤッパリ親戚……、ってことは大きくなったら衛もそうなるんだ。っていうか、雪ちゃんと口喧嘩してる衛は、既にその片鱗が見えてる気もする。
「っていうか、本気でブチキレた雪は俺も信哉も止められないからな?」
「………本気でキレるとどうなるの?宇野さんって。」
智美君が何気なく聞いたら、雪ちゃんって一度高校生の三年生の頭に本気でキレたことがあったらしい。だから、センセも鳥飼さんも本気の雪ちゃんを止められないって知ってるって事らしいんだけど、一体雪ちゃんって何をやったの?問いかけても言えないとしか言わないんだけど、少なくともその相手はここいらから早々に姿を消したらしい。一体……何をしたんだろうか……っていうか、その辺りって修学旅行で騒動を起こすちょっと前位だよね?本気で何やってるんですか、智雪さん達。
「センセ達、暴れすぎじゃない?」
「お前に言われたくないぞ?宮井。」
センセってば呆れた顔でそんなこと言うけど、私より絶対雪ちゃん達の方が問題だらけだと思うー!私はせいぜい虐められたり、監禁されたり、襲われたり…………うわぁん、列挙したらそうでもないなぁって自分でも思っちゃったよぉ。でも、文化祭で乱闘したり、修学旅行でやくざさんと乱闘したりしてないもーん!
「五十歩百歩。」
「智美君に言われたくないよぉ!」
智美君だって虐めに乱闘に、フードファイターしてるじゃん!そう言ったら突然センセの矛先が何でか智美君のフードファイトに向かって、今度は智美君がお説教になったのは何でだろうか?
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