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第十一章 混沌と遊ぶ希少鉱石の国
shining
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もうダメだ、というところで呼び鈴が鳴る。セツナは顔色一つ変えずに社交的な声で返事をし、地下室を後にした。
『ね、ね、カノン。お父様が来たの?』
『もう帰った、エレジーは寝ていなさい』
背後の瓶から楽しげな声、向かいの瓶から落ち着いた声。どこか人工的なその声は頭の中に直接響くような、不気味なものだった。
瓶に触れないように立ち上がる……と、足元に箱を見つけた。手に収まる大きさの金属製の箱だ。歪なそれを開くと中に石が吊り下げられていた。球体に近い多面体、黒い石に混じる赤い模様、その全てが魅力的に思えてしばらくの間見つめていた。
っと、こんなものに構っている暇はない。セツナを追わなければ。僕は箱を元の位置に戻して、僕を呼ぶ人形達の声を無視して部屋を出た。
薄暗い階段を上るその途中、真っ黒い人影が見えた。
『────見ろ』
地面に引きずる長さのローブ、目深に被ったフードから見えるのは深淵。その影がフードを捲り上げ、自分の顔を見せた。
その顔は──
薄暗い階段は気味が悪かったが、特に何も起こらずにリビングに辿り着いた。リビングには冷静でいて感情的な『黒』がいた。呼び鈴を鳴らしたのは『黒』だったのだ。
『君が錬金術師だってことは分かってる。いい加減認めてくれないかな』
「僕はただの石細工職人だよ。錬金術師だなんて噂、どこで聞いたのかな」
部屋に入るのが躊躇われ、扉の隙間から声を拾った。
『君、年は? 名前は?』
「何をいきなり……十五歳、六徳・刹那。これでいい?」
『ああ、よくできた嘘だ。分かりやすくて助かるよ』
「嘘だなんて、本当だよ」
『本当、ね。まぁその名前を名乗り始めてから十五年、ってとこだろ? 肉体も作り替えてるみたいだね、自前のものは残ってるのかな?』
『黒』はかなり苛立っている。無駄な時間、面白くもない問答、退屈を嫌う『黒』にとっては何物にも変えがたい苦痛だろう。
『天界の本ってのはね、神の創造物全ての情報が載ってるんだよ。間違いも誤魔化しもない、事実だけを連ねた書物。天使に嘘がつけると思うな。もう一度聞くよ、君は錬金術師だろ?』
セツナは長い間黙っていた。『黒』の言葉の真偽を見極めている、そんな目だった。
……それにしても、『黒』はいつ天界に上がったのだろうか。ルシフェルとの戦いの前に行ったというのは聞いたが、それからはずっと僕のそばに居た。
戦い前に賢者の石を調べる理由もないし、調べていたのなら妖鬼の国や植物の国に立ち寄る理由もない。
一瞬、視界一杯に大量の虫が見えた。だがそれは幻覚だったようで、世界は元の景色を見せた。こんな気持ち悪い幻覚を見るなんて体調でも悪いのか? そう思って額に手を当てる。自分で確かめる分には平熱だ。
「外連味のない言葉だ。やはりこの目はいい、良く分かる」
セツナの声色が変わった。社交的な笑みも部屋に張り詰めた空気も変わっていく。
「……賢者の石か? それともホムンクルスか?」
『石の方』
「あの子供を連れて帰ったのは失敗だったよ、良い材料になりそうだと思ったんだけどね」
セツナは懐から巾着を取り出した。僕が肌身離さず持っていたはずの、魔獣達の石の入ったあの巾着を。一体いつの間に盗ったのだろう。飛び出したくなる体を必死に抑え、耳をそばだてた。
「このちゃちな偽物のことだね?」
『察しが良くて助かるよ。合成魔獣のコアらしくてね、修理を頼みたいんだけど』
「……偽物の作り方には詳しくないんだ」
『本物にしてくれないかな? 材料も報酬も用意するよ』
「へぇ……さては君、賢者の石が何か知らないね? 材料も作り方も知らないのに、そんなこと言ってもいいのかな」
今の今まで危機を感じていたからかセツナの表情は固かった、だが『黒』が石に詳しくないと知ると余裕が出てくる。
セツナの声に一瞬だけ別の声が混じった、男とも女ともつかない気味の悪い声……まるで僕を嘲笑うような。幻聴かな。
『作り方に興味はないんだ。材料を教えてくれれば取ってくるよ』
「ふぅん? まぁ、そう急がないで。賢者の石が何なのか教えてあげる」
セツナは三つの巾着を『黒』に渡すと、シャツを捲り上げた。陶器のような肌には切れ目が入っており、戸棚のように開いた。石細工の体内、心臓のあるべき場所にあるのは歪な赤い石。あれが賢者の石なのか。
『へぇ、それが心臓代わり?』
「つい最近完成してね、今は試運転中」
胸から石を取り出すと開いた体はひとりでに戻っていく。カチリと音が響き、セツナの姿は元通りに。
ただ一つ、セツナの瞳だけは違った。石を取り出した直後、瞳は赤から青へ変わっていった。
「動力源は賢者の石の他にもあるよ、減らせば減らすほどこの体の能力は落ちるけどね」
『僕が聞きたいのは君の作りじゃないよ』
「この国に存在する希少鉱石は力を宿す特別な石だ。水辺の石は水の力を、月の光を浴びれば月の魔力を。火にくべれば火の力を得る。エネルギーを溜め込む性質があるんだよ」
セツナから受け取った賢者の石を眺めるうちに『黒』の嘲笑の表情が引きつった。
「賢者の石は固有名詞じゃない、有名になったからそう思われてるんだろうね。賢者の石は錬金術の極みの万能石ではなくてただの魔石なんだよ。エネルギーを溜め込んだだけの、ね」
『……ホント、良い趣味してるよ』
「水の力を溜め込めば水聖石、月の光を溜め込めば月永石。君が欲しいのは賢者の石じゃないよ」
『魔獣の石、悪魔の石、とかかな?』
眉間にシワを寄せつつも、『黒』はいつも通りに冷笑する。馬鹿な人間、愚かな人間、そんな思いが読み取れた。
……今一瞬、『黒』の姿が歪んだような──疲れているのか、さっきから目と耳がおかしい。現実にはないはずのモノが映り、発されていない声が聞こえる。
「名前は好きに決めるといい。それで? 材料を集める気はまだある?」
『僕は生命を重んじるような性格じゃなくてね、目的のためなら手段は選ばないよ』
「へぇ……意外だよ。君みたいな可愛らしいお嬢様なら怖がって逃げ出すと思っていた」
『で、どれだけ要るの?』
「そうだね、多ければ多いほどいいけど。最低三桁は覚悟してもらうよ」
段々と二人の会話が聞き取れなくなってきた。壊れかけのテレビの映像のように視界が乱れ、彼女らの声にノイズがかかる。
──テレビだって? 随分と馴染みのない物に喩えたな。思考が何かに侵されている、そんな気がしてならない。
『……明日までには一体分集める、準備しておきなよ』
「ああ、そうさせてもらうよ。材料は庭の倉庫に入れてくれればいいから」
『黒』は返事もせずに窓を開けて倉庫を確認した。出て行こうとする『黒』に刹那は悪戯っぽく語りかける。
「そんなにあの子供が大事なの? 確かに希少性はなかなかのものだけどさ、そこまで尽くすことないと思うよ」
『僕は僕のやりたいことをやるだけ、尽くしてる訳じゃない』
「へぇ? そう。流石は天使様、自分の気持ちが良く分かってるねぇ」
馬鹿にしたようなセツナの仕草、僕の予想通りに『黒』は舌打ちをした。ゆっくりと霧のように『黒』の姿は消え、セツナはそのことを不審に思う様子もなく賢者の石を眺めていた。
血のように赤い石。賢者の石という名に反して清廉さや知性よりも不気味な光を放つ。
──さっきから何かがおかしい、触れる物も立っている地面も、どこか偽物のように感じる。よく出来た紛い物、僕を騙すためだけに作られた……何を考えているんだ。おかしいのは僕の頭か? ……少し休もう、一晩寝れば治るだろう。
『ね、ね、カノン。お父様が来たの?』
『もう帰った、エレジーは寝ていなさい』
背後の瓶から楽しげな声、向かいの瓶から落ち着いた声。どこか人工的なその声は頭の中に直接響くような、不気味なものだった。
瓶に触れないように立ち上がる……と、足元に箱を見つけた。手に収まる大きさの金属製の箱だ。歪なそれを開くと中に石が吊り下げられていた。球体に近い多面体、黒い石に混じる赤い模様、その全てが魅力的に思えてしばらくの間見つめていた。
っと、こんなものに構っている暇はない。セツナを追わなければ。僕は箱を元の位置に戻して、僕を呼ぶ人形達の声を無視して部屋を出た。
薄暗い階段を上るその途中、真っ黒い人影が見えた。
『────見ろ』
地面に引きずる長さのローブ、目深に被ったフードから見えるのは深淵。その影がフードを捲り上げ、自分の顔を見せた。
その顔は──
薄暗い階段は気味が悪かったが、特に何も起こらずにリビングに辿り着いた。リビングには冷静でいて感情的な『黒』がいた。呼び鈴を鳴らしたのは『黒』だったのだ。
『君が錬金術師だってことは分かってる。いい加減認めてくれないかな』
「僕はただの石細工職人だよ。錬金術師だなんて噂、どこで聞いたのかな」
部屋に入るのが躊躇われ、扉の隙間から声を拾った。
『君、年は? 名前は?』
「何をいきなり……十五歳、六徳・刹那。これでいい?」
『ああ、よくできた嘘だ。分かりやすくて助かるよ』
「嘘だなんて、本当だよ」
『本当、ね。まぁその名前を名乗り始めてから十五年、ってとこだろ? 肉体も作り替えてるみたいだね、自前のものは残ってるのかな?』
『黒』はかなり苛立っている。無駄な時間、面白くもない問答、退屈を嫌う『黒』にとっては何物にも変えがたい苦痛だろう。
『天界の本ってのはね、神の創造物全ての情報が載ってるんだよ。間違いも誤魔化しもない、事実だけを連ねた書物。天使に嘘がつけると思うな。もう一度聞くよ、君は錬金術師だろ?』
セツナは長い間黙っていた。『黒』の言葉の真偽を見極めている、そんな目だった。
……それにしても、『黒』はいつ天界に上がったのだろうか。ルシフェルとの戦いの前に行ったというのは聞いたが、それからはずっと僕のそばに居た。
戦い前に賢者の石を調べる理由もないし、調べていたのなら妖鬼の国や植物の国に立ち寄る理由もない。
一瞬、視界一杯に大量の虫が見えた。だがそれは幻覚だったようで、世界は元の景色を見せた。こんな気持ち悪い幻覚を見るなんて体調でも悪いのか? そう思って額に手を当てる。自分で確かめる分には平熱だ。
「外連味のない言葉だ。やはりこの目はいい、良く分かる」
セツナの声色が変わった。社交的な笑みも部屋に張り詰めた空気も変わっていく。
「……賢者の石か? それともホムンクルスか?」
『石の方』
「あの子供を連れて帰ったのは失敗だったよ、良い材料になりそうだと思ったんだけどね」
セツナは懐から巾着を取り出した。僕が肌身離さず持っていたはずの、魔獣達の石の入ったあの巾着を。一体いつの間に盗ったのだろう。飛び出したくなる体を必死に抑え、耳をそばだてた。
「このちゃちな偽物のことだね?」
『察しが良くて助かるよ。合成魔獣のコアらしくてね、修理を頼みたいんだけど』
「……偽物の作り方には詳しくないんだ」
『本物にしてくれないかな? 材料も報酬も用意するよ』
「へぇ……さては君、賢者の石が何か知らないね? 材料も作り方も知らないのに、そんなこと言ってもいいのかな」
今の今まで危機を感じていたからかセツナの表情は固かった、だが『黒』が石に詳しくないと知ると余裕が出てくる。
セツナの声に一瞬だけ別の声が混じった、男とも女ともつかない気味の悪い声……まるで僕を嘲笑うような。幻聴かな。
『作り方に興味はないんだ。材料を教えてくれれば取ってくるよ』
「ふぅん? まぁ、そう急がないで。賢者の石が何なのか教えてあげる」
セツナは三つの巾着を『黒』に渡すと、シャツを捲り上げた。陶器のような肌には切れ目が入っており、戸棚のように開いた。石細工の体内、心臓のあるべき場所にあるのは歪な赤い石。あれが賢者の石なのか。
『へぇ、それが心臓代わり?』
「つい最近完成してね、今は試運転中」
胸から石を取り出すと開いた体はひとりでに戻っていく。カチリと音が響き、セツナの姿は元通りに。
ただ一つ、セツナの瞳だけは違った。石を取り出した直後、瞳は赤から青へ変わっていった。
「動力源は賢者の石の他にもあるよ、減らせば減らすほどこの体の能力は落ちるけどね」
『僕が聞きたいのは君の作りじゃないよ』
「この国に存在する希少鉱石は力を宿す特別な石だ。水辺の石は水の力を、月の光を浴びれば月の魔力を。火にくべれば火の力を得る。エネルギーを溜め込む性質があるんだよ」
セツナから受け取った賢者の石を眺めるうちに『黒』の嘲笑の表情が引きつった。
「賢者の石は固有名詞じゃない、有名になったからそう思われてるんだろうね。賢者の石は錬金術の極みの万能石ではなくてただの魔石なんだよ。エネルギーを溜め込んだだけの、ね」
『……ホント、良い趣味してるよ』
「水の力を溜め込めば水聖石、月の光を溜め込めば月永石。君が欲しいのは賢者の石じゃないよ」
『魔獣の石、悪魔の石、とかかな?』
眉間にシワを寄せつつも、『黒』はいつも通りに冷笑する。馬鹿な人間、愚かな人間、そんな思いが読み取れた。
……今一瞬、『黒』の姿が歪んだような──疲れているのか、さっきから目と耳がおかしい。現実にはないはずのモノが映り、発されていない声が聞こえる。
「名前は好きに決めるといい。それで? 材料を集める気はまだある?」
『僕は生命を重んじるような性格じゃなくてね、目的のためなら手段は選ばないよ』
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『で、どれだけ要るの?』
「そうだね、多ければ多いほどいいけど。最低三桁は覚悟してもらうよ」
段々と二人の会話が聞き取れなくなってきた。壊れかけのテレビの映像のように視界が乱れ、彼女らの声にノイズがかかる。
──テレビだって? 随分と馴染みのない物に喩えたな。思考が何かに侵されている、そんな気がしてならない。
『……明日までには一体分集める、準備しておきなよ』
「ああ、そうさせてもらうよ。材料は庭の倉庫に入れてくれればいいから」
『黒』は返事もせずに窓を開けて倉庫を確認した。出て行こうとする『黒』に刹那は悪戯っぽく語りかける。
「そんなにあの子供が大事なの? 確かに希少性はなかなかのものだけどさ、そこまで尽くすことないと思うよ」
『僕は僕のやりたいことをやるだけ、尽くしてる訳じゃない』
「へぇ? そう。流石は天使様、自分の気持ちが良く分かってるねぇ」
馬鹿にしたようなセツナの仕草、僕の予想通りに『黒』は舌打ちをした。ゆっくりと霧のように『黒』の姿は消え、セツナはそのことを不審に思う様子もなく賢者の石を眺めていた。
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