125 / 909
第十一章 混沌と遊ぶ希少鉱石の国
驟雨、のち愚兄
しおりを挟む
この部屋には今、僕を入れて三人の人間がいる。
その三人を部屋の角に集め、シャルンはその前に立った。
「先に何する気か言えよ」
メイラは不満げにシャルンを睨んでいたが、当のシャルンはお構いなしに力を使った。
『……数十秒の間、氷漬けにする。ザフィのレインコートをしっかり着ておけ。呼吸に気をつけろ』
「はぁ!? 俺そんなもん渡されてねぇって……」
メイラは一瞬で氷の中に閉じ込められる。透明で冷たい棺桶から声は聞こえない。僕達も同様に凍らされたが、レインコートのおかげか寒くはない。
ただ身動きが取れないだけとはいえ、その苦痛はかなりのものだ。それと呼吸だが、今のところは特に問題ない。天使達の狙いがが分からないまま、戦闘を眺めていた。
『ザフィ、終わった。早く』
『ああ、分かって……部屋だと言ったはずなんだがな』
ザフィは氷の棺桶に僅かながらの不満を抱きながら、傘を捨てて翼を広げた。
『部屋を満たせ、驟雨よ!』
傘を捨てたザフィの喉元に迫る剣、ザフィはそれを手に突き刺して止めた。手のひらの真ん中を貫き、握られて止まった剣を離すと人形は六本の剣を振るう。だが、人形の動きは部屋の中に現れた黒雲を見て止まる。
『……雨雲?』
ザフィの足を貫いた剣は床に刺さり固定されている。人形はザフィが自分を追うことは出来ないだろうとザフィから少し離れて天井を見上げた。雲は雨を降らし、雨はその激しさを次第に増し、部屋に水が溜まっていく。
『密室が仇になったな、このまま溺れろ』
滝のように降り注ぐ雨、その雨に遮断されて僕からは人形の動きも天使達の姿も見えず、音や声すら聞こえない。
部屋が完全に雨水に侵された時、雨雲は消え視界も晴れた。水中で人形が元の白い姿に戻るのが見え、同時に水も消えていく。
『シャルン、お前も氷を消せ』
『……難しい』
『やれ! 俺のレインコートを着ていれば凍死はしないが窒息や餓死はするんだぞ!? 死なせる気か!』
シャルンは面倒臭そうに氷の棺桶に手をかざす、バキバキと音を立てながら氷は崩れ消え、僕達の体は自由な動きを取り戻した。酸素が薄くなっている気がしてきているところだったので、地下特有の湿った空気も新鮮に思えた。
「あー! 寒かった! 死ぬかと思った、ふざけんなよバカ天使!」
『ああしないと溺れる』
『……氷で部屋を作れと言ったつもりだった、それなら息も持つだろうと思ってな。まさか氷漬けにするとは』
『酸素は入れた』
『そういう問題じゃなくてな、シャルン』
『鍵』
優しく諭すつもりだっただろうに、それを遮られたザフィは深い深いため息をついた。鍵を拾い上げメイラに投げ渡す。
「なんで俺が鍵開け係になってんの?」
「扉の前に座ってたからでしょ」
「……別にいいけどさ」
鈍く輝く鍵、錆びた錠前が落ち、侘しい金属音が部屋に響く。
「ねぇおっさん、聞きたいんだけど」
『おっさんではない! で、何だ?』
「さっきアンタが降らせた雨ってどこ行ったの?」
『お前の弓矢みたいなものだ、神力による生成物だからな、常に実体を保つ訳ではない』
「……もう一個いい? アイツ誰なの?」
『言わなかったか? 過去の戦争で戦った男だ。俺に加護受者はいないし、人間と深く関わる仕事もしていない。家族に等しい人間をコピーしていると言っていたが、彼とは数時間戦っただけで名前も知らない』
「寂しいおっさんね」
ザフィとの関係を聞きたかったのではないだろう、アルテミスが聞きたいのはおそらく亜種人類についてだ。
人ならざる人、天使をも圧倒する戦闘技能。それは彼女の興味を引くに値した。気に入った答えが得られなかったから適当に茶化して話を終えたのだろう。
なんて柄でもなく分析していると次の人形が起き上がる。僕が触れた人形は白いまま倒れている、つまり次はアルテミスだ。僕は最後か、最後……僕の前に現れるのは、誰だ? 彼なのか?
気味の悪い蠢きを見せて、人形は燃えるような赤いグラデーションの髪と金の瞳を持つ男に変わった。
「……馬鹿にぃ? 嘘でしょ……最悪」
人形は太陽のような笑顔を見せ、大声で叫んだ。
『アルテミス! 愛する我が妹よ、何用だ? いや何用でなくともいい、ここに居てくれるのなら!』
「あ、あぁ……うん。あ、ちょっと若い」
妹と呼んだということは人形が化けたのはアルテミスの兄か。アルテミスが「にぃ」と言った気もするし、間違いない。
……直前に会った知り合いや仲の良い友人よりも何年も会っていない血縁者が優先されるのだとしたら。
僕の前に現れるのは、もしかしたら。
嫌な妄想を振り払うため、アルテミスに話しかけた。
「アルテミスさん、彼は?」
「あー……愚兄よ。バカ兄貴」
『愚!? バカ!? 酷いじゃないか妹よ! お兄ちゃん悲しい!』
「アタシ以外の人の前なら割と大人しいんだけどね、ホント残念」
「そ、そっか……うん、あんまりそういうこと言わない方がいいかもよ? ほら、住民の気分を害するな、なんてルールもあるしさ」
「そーね、まぁ馬鹿にぃがこのくらいで機嫌損ねるなんてありえないけど」
普段どれだけ酷いことを言っているのだろうか。
それにしても仲の良さそうな兄妹だ、アルテミスは鬱陶しがってはいるが、本心から嫌っている訳ではないとその緩んだ表情から伝わってくる。
兄……人形の方も、会えただけではしゃぐほどに愛情深い。
「…………いいな」
「え? 何か言った?」
「あ、ううん、なんでもない」
仲の良い兄妹、その光景に思わず羨望の声が漏れた。アルテミスは僕の言葉を正確には聞き取れなかったようで、不思議そうに首を傾げてから人形に向き直った。
「それで? 馬鹿にぃ。何すれば鍵くれるの?」
『存在するだけで! と言いたいところだがそうもいかない。ルールはルールだからな、頼みの数に上限はないが下限はある。そうだな……昔のように「お兄ちゃん大好きー! お兄ちゃんと結婚するー!」とか言ってくれれば鍵をやろう』
人形は裏声を巧みに使い、自らの願望を伝えた。本当に仲が良いな、羨まし……あそこまで行くと気持ち悪いか。
「はぁ!? 昔って……いつの話してんのよこの馬鹿!」
『たかだか十数年だ、歴史的に言えば誤差みたいなものだぞ』
「歴史的に言えば誤差でもアタシからすれば的外れもいいとこなのよ!」
顔を真っ赤にして嫌がるアルテミスを天使達が冷めた目で見つめている。メイラは扉の前で座り込み、鍵を今か今かと待っていた。
僕? 僕は羨ましい妬ましいとそれこそ的外れな恨みを込めて睨んでいた。
その三人を部屋の角に集め、シャルンはその前に立った。
「先に何する気か言えよ」
メイラは不満げにシャルンを睨んでいたが、当のシャルンはお構いなしに力を使った。
『……数十秒の間、氷漬けにする。ザフィのレインコートをしっかり着ておけ。呼吸に気をつけろ』
「はぁ!? 俺そんなもん渡されてねぇって……」
メイラは一瞬で氷の中に閉じ込められる。透明で冷たい棺桶から声は聞こえない。僕達も同様に凍らされたが、レインコートのおかげか寒くはない。
ただ身動きが取れないだけとはいえ、その苦痛はかなりのものだ。それと呼吸だが、今のところは特に問題ない。天使達の狙いがが分からないまま、戦闘を眺めていた。
『ザフィ、終わった。早く』
『ああ、分かって……部屋だと言ったはずなんだがな』
ザフィは氷の棺桶に僅かながらの不満を抱きながら、傘を捨てて翼を広げた。
『部屋を満たせ、驟雨よ!』
傘を捨てたザフィの喉元に迫る剣、ザフィはそれを手に突き刺して止めた。手のひらの真ん中を貫き、握られて止まった剣を離すと人形は六本の剣を振るう。だが、人形の動きは部屋の中に現れた黒雲を見て止まる。
『……雨雲?』
ザフィの足を貫いた剣は床に刺さり固定されている。人形はザフィが自分を追うことは出来ないだろうとザフィから少し離れて天井を見上げた。雲は雨を降らし、雨はその激しさを次第に増し、部屋に水が溜まっていく。
『密室が仇になったな、このまま溺れろ』
滝のように降り注ぐ雨、その雨に遮断されて僕からは人形の動きも天使達の姿も見えず、音や声すら聞こえない。
部屋が完全に雨水に侵された時、雨雲は消え視界も晴れた。水中で人形が元の白い姿に戻るのが見え、同時に水も消えていく。
『シャルン、お前も氷を消せ』
『……難しい』
『やれ! 俺のレインコートを着ていれば凍死はしないが窒息や餓死はするんだぞ!? 死なせる気か!』
シャルンは面倒臭そうに氷の棺桶に手をかざす、バキバキと音を立てながら氷は崩れ消え、僕達の体は自由な動きを取り戻した。酸素が薄くなっている気がしてきているところだったので、地下特有の湿った空気も新鮮に思えた。
「あー! 寒かった! 死ぬかと思った、ふざけんなよバカ天使!」
『ああしないと溺れる』
『……氷で部屋を作れと言ったつもりだった、それなら息も持つだろうと思ってな。まさか氷漬けにするとは』
『酸素は入れた』
『そういう問題じゃなくてな、シャルン』
『鍵』
優しく諭すつもりだっただろうに、それを遮られたザフィは深い深いため息をついた。鍵を拾い上げメイラに投げ渡す。
「なんで俺が鍵開け係になってんの?」
「扉の前に座ってたからでしょ」
「……別にいいけどさ」
鈍く輝く鍵、錆びた錠前が落ち、侘しい金属音が部屋に響く。
「ねぇおっさん、聞きたいんだけど」
『おっさんではない! で、何だ?』
「さっきアンタが降らせた雨ってどこ行ったの?」
『お前の弓矢みたいなものだ、神力による生成物だからな、常に実体を保つ訳ではない』
「……もう一個いい? アイツ誰なの?」
『言わなかったか? 過去の戦争で戦った男だ。俺に加護受者はいないし、人間と深く関わる仕事もしていない。家族に等しい人間をコピーしていると言っていたが、彼とは数時間戦っただけで名前も知らない』
「寂しいおっさんね」
ザフィとの関係を聞きたかったのではないだろう、アルテミスが聞きたいのはおそらく亜種人類についてだ。
人ならざる人、天使をも圧倒する戦闘技能。それは彼女の興味を引くに値した。気に入った答えが得られなかったから適当に茶化して話を終えたのだろう。
なんて柄でもなく分析していると次の人形が起き上がる。僕が触れた人形は白いまま倒れている、つまり次はアルテミスだ。僕は最後か、最後……僕の前に現れるのは、誰だ? 彼なのか?
気味の悪い蠢きを見せて、人形は燃えるような赤いグラデーションの髪と金の瞳を持つ男に変わった。
「……馬鹿にぃ? 嘘でしょ……最悪」
人形は太陽のような笑顔を見せ、大声で叫んだ。
『アルテミス! 愛する我が妹よ、何用だ? いや何用でなくともいい、ここに居てくれるのなら!』
「あ、あぁ……うん。あ、ちょっと若い」
妹と呼んだということは人形が化けたのはアルテミスの兄か。アルテミスが「にぃ」と言った気もするし、間違いない。
……直前に会った知り合いや仲の良い友人よりも何年も会っていない血縁者が優先されるのだとしたら。
僕の前に現れるのは、もしかしたら。
嫌な妄想を振り払うため、アルテミスに話しかけた。
「アルテミスさん、彼は?」
「あー……愚兄よ。バカ兄貴」
『愚!? バカ!? 酷いじゃないか妹よ! お兄ちゃん悲しい!』
「アタシ以外の人の前なら割と大人しいんだけどね、ホント残念」
「そ、そっか……うん、あんまりそういうこと言わない方がいいかもよ? ほら、住民の気分を害するな、なんてルールもあるしさ」
「そーね、まぁ馬鹿にぃがこのくらいで機嫌損ねるなんてありえないけど」
普段どれだけ酷いことを言っているのだろうか。
それにしても仲の良さそうな兄妹だ、アルテミスは鬱陶しがってはいるが、本心から嫌っている訳ではないとその緩んだ表情から伝わってくる。
兄……人形の方も、会えただけではしゃぐほどに愛情深い。
「…………いいな」
「え? 何か言った?」
「あ、ううん、なんでもない」
仲の良い兄妹、その光景に思わず羨望の声が漏れた。アルテミスは僕の言葉を正確には聞き取れなかったようで、不思議そうに首を傾げてから人形に向き直った。
「それで? 馬鹿にぃ。何すれば鍵くれるの?」
『存在するだけで! と言いたいところだがそうもいかない。ルールはルールだからな、頼みの数に上限はないが下限はある。そうだな……昔のように「お兄ちゃん大好きー! お兄ちゃんと結婚するー!」とか言ってくれれば鍵をやろう』
人形は裏声を巧みに使い、自らの願望を伝えた。本当に仲が良いな、羨まし……あそこまで行くと気持ち悪いか。
「はぁ!? 昔って……いつの話してんのよこの馬鹿!」
『たかだか十数年だ、歴史的に言えば誤差みたいなものだぞ』
「歴史的に言えば誤差でもアタシからすれば的外れもいいとこなのよ!」
顔を真っ赤にして嫌がるアルテミスを天使達が冷めた目で見つめている。メイラは扉の前で座り込み、鍵を今か今かと待っていた。
僕? 僕は羨ましい妬ましいとそれこそ的外れな恨みを込めて睨んでいた。
0
あなたにおすすめの小説
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる