366 / 909
第二十二章 鬼の義肢と襲いくる災難
羅刹
しおりを挟む
警察車両の中、リンは両隣の警官に身の潔白を訴えていた。
「俺なんもしてないんだってぇ!」
「ハイハイ」
「性犯罪者はみんなそう言うの」
警官は慣れた様子で聞き流している。
運転席に座った警官は渋滞に苛立っているようで、トントンと指を鳴らしていた。そして彼は前の車の様子がおかしい事に気が付く。
「……なんか揺れてないか? 前」
運転手の声にリンの両隣の警官達も前の車を見る。
左隣の警官が無線で聞いてみろと提案した。
ザザっと無線特有の雑音が響き、直後、車内に絶叫が響き渡る。警官達にはそれが同僚のものだと分かった。
「お、おい!? 何があった、おい! どうしたんだ!」
運転手は無線機を叩き、応答を求める。だが、返ってくるのは悲鳴だけだ。
「まっ、前! 前見ろ前!」
リンの右隣に座った警官の言葉に、車内の全員が前の車を見つめる。
激しく揺れ、車内に血飛沫が見え、リアガラスに蜘蛛の巣に似たヒビが入る。
「な……なんだ?」
車を降りて向かう事も出来ず、警官達はその光景に目を奪われていた。
「前の車は確か…………おい性犯罪者! お前のツレが乗ったとこだよなぁ! あの女まさか違法義肢でも付けてんじゃねぇだろうな!」
「義肢は注文したところだよ! 合法のやつだ! 俺だって何が何だか……後、性犯罪者って言うな! まだ容疑者だろ!?」
リンが警官と争い始めた丁度その時、彼らが乗っている車が揺れた。
車内が微かに薄暗くなり、ボンネットに飛び乗った足が見え、リンと警官達はその身を強ばらせる。
ごつりとフロントガラスに大きな丸いものが当たり、ボンネットに転がる。それは前の車に乗っていた警官の首だった。
飛び乗った者がフロントガラスを蹴りつける。防弾仕様のはずのガラスは簡単に割れ、長い黒髪を垂らした頭が入ってくる。
「ぁ……あ、ぁ、なっ、何してる! 早く撃……っ」
運転手は拳銃を抜きながら同僚に指示を出す、が、その声は途中で止まる。
あまりの恐怖に誰も叫ぶこともなく、静まり返っていた車内に咀嚼音が響く。
「…………い、いばらき、さん?」
リンは震え声を絞り出し、のたうつ蛇のような黒い髪の塊に話しかける。
咀嚼音が止み、一瞬の静寂の後、運転手の首を咥えた茨木が後部座席を覗く。
にぃと妖艶な笑みを浮かべ、咥えた首をリンの右隣の警官に投げ、左隣の警官が構えた拳銃に噛み付く。
「いっ、い、ぃい、いばっ、らき、さん? な、何……な、に」
硬いものが砕ける音──茨木が警官の手と拳銃を噛み砕いた音が車内に響く。
リンは上手く言葉が紡げずにいた。
茨木は手首を噛み砕いた警官の額に角を突き刺し、同僚の首を抱えて硬直してしまった警官の腹に足をめり込ませた。爪先はそのまま内臓を潰し、口から血を吐かせる。茨木はその首筋に牙を突き立て、首を食いちぎった。
「…………ごっ、ごめんなさい、ごめんなさい、許してっ、許してください! なんでもしますから、どうか、どうか、こっ、殺さないで……」
リンは顔の前で手を組み、神に祈るように茨木に命乞いをした。
茨木はそれを見て首を傾げ、それからケラケラと笑った。
『おかしな人やねぇ、なに恐がっとんの』
「ひっ…………」
『うちや、茨木や。そない怯えな』
「こっ、ここ、こ、こ」
『……鶏? よう似てはるよ』
「こ、殺さないで、ください」
茨木はがっちりと組まれたリンの手に頬を擦り寄せ、肘に爪先を引っかけて腕を下ろさせる。
リンの目の前で血まみれの口が開き、中から真っ赤な長い舌が伸びる。舌はリンの頬を舐め、飛び散った血を拭った。
『うち今腕あれへんからなぁ、あんた抱えるのは無理なんや。自分で掴まってくれるか』
「…………え?」
『なんでもする言うたやろ? うちの首に腕回して、なんやったらうちの腰に足も回して、しっかり掴まり』
「はっ、はい……」
リンは言われた通りに茨木にしがみつく。茨木はドアを蹴破り、隣の車を踏みつけ歩道に移る。
今の惨状を見ていた者も見ていなかった者も、血まみれの茨木を見て悲鳴を上げる。
茨木はそんな通行人の一人の頭を踏み台に、高層マンションのベランダに飛び乗る。
柵を足場に上の階へ、上の階へと登っていく。数秒で屋上へ辿り着き、柵にもたれてふぅと息を吐く。
『離してええよ』
「は、はい」
『…………こわい?』
「……へっ?」
リンの腰は抜けていて、それでも腕を使ってみっともなく後退りをしていた。
『うちが恐いん?』
「そっ、そんな……こと、は」
そりゃそうだ、の回答を飲み込み、リンは返事を誤魔化そうとする。
「…………あなた、は、人ですか?」
『ちゃうよ?』
「で、ですよねー。あはは……分かってた……はは」
防弾ガラスを蹴り割る力、人の首を食いちぎる力、そして額に生えた角。リンはそれらを見てまだ茨木が人間だと思えるようなおめでたい頭はしていない。
「あなた……は、俺に、危害を加えますか?」
『…………されたいんやったらしたるけど』
「あっ、あーっ! されたくないですされたくないです! えっと……しません、よね?」
『……うっとーしぃわぁ。そない恐がるんやったらもうええわ』
リンは柵に飛び乗ろうとした茨木の足にしがみつき、待ってと叫ぶ。
「こ、恐がってないです! えっと、ほら、俺グロ耐性なくて、そ、それで気持ち悪くなっちゃっただけで、あなたのことは恐くありませんからぁ!」
置いて行かれてこのまま屋上でぼーっとしていたら、刑務所行きは間違いない。リンはそう思い込んでいた。
だから喰われる危険が無いように思えてきた茨木との行動を望んだ。
『……ふぅん? まぁ、嘘でもええわ。それ言えるんやったら大したもんや。もっかい掴まり』
「は、はーい……」
リンは今度は茨木におぶさるように抱き着く。リンの義肢は金属音と機械音を鳴らし、しっかりと組まれた。
『酒呑様と合流するわ。どこおるかはなんとなーくしか分かれへんから、結構かかるで。しっかり掴まらんで落ちても迎えに行けへんからな』
「ちゃんと掴まります! 絶対離しません!」
『ん、ええ子や』
茨木は屋上の柵に飛び乗り、辺りを見回す。
マンションの下には大量の警察車両が集まっていた。
リンがしっかりと掴まっている事を確認し、屋上に向かってくる足音を聞き、茨木は隣のマンションに飛び移る。そこからまた隣へと移り、リンの家がある方向へ向かう。
『…………酒の匂い』
茨木は背の低いビルの屋上で止まり、強い酒の匂いを嗅ぎつける。
予想以上に早く酒呑を見つけられた事に微笑み、方向を変えてまた進む。
「俺なんもしてないんだってぇ!」
「ハイハイ」
「性犯罪者はみんなそう言うの」
警官は慣れた様子で聞き流している。
運転席に座った警官は渋滞に苛立っているようで、トントンと指を鳴らしていた。そして彼は前の車の様子がおかしい事に気が付く。
「……なんか揺れてないか? 前」
運転手の声にリンの両隣の警官達も前の車を見る。
左隣の警官が無線で聞いてみろと提案した。
ザザっと無線特有の雑音が響き、直後、車内に絶叫が響き渡る。警官達にはそれが同僚のものだと分かった。
「お、おい!? 何があった、おい! どうしたんだ!」
運転手は無線機を叩き、応答を求める。だが、返ってくるのは悲鳴だけだ。
「まっ、前! 前見ろ前!」
リンの右隣に座った警官の言葉に、車内の全員が前の車を見つめる。
激しく揺れ、車内に血飛沫が見え、リアガラスに蜘蛛の巣に似たヒビが入る。
「な……なんだ?」
車を降りて向かう事も出来ず、警官達はその光景に目を奪われていた。
「前の車は確か…………おい性犯罪者! お前のツレが乗ったとこだよなぁ! あの女まさか違法義肢でも付けてんじゃねぇだろうな!」
「義肢は注文したところだよ! 合法のやつだ! 俺だって何が何だか……後、性犯罪者って言うな! まだ容疑者だろ!?」
リンが警官と争い始めた丁度その時、彼らが乗っている車が揺れた。
車内が微かに薄暗くなり、ボンネットに飛び乗った足が見え、リンと警官達はその身を強ばらせる。
ごつりとフロントガラスに大きな丸いものが当たり、ボンネットに転がる。それは前の車に乗っていた警官の首だった。
飛び乗った者がフロントガラスを蹴りつける。防弾仕様のはずのガラスは簡単に割れ、長い黒髪を垂らした頭が入ってくる。
「ぁ……あ、ぁ、なっ、何してる! 早く撃……っ」
運転手は拳銃を抜きながら同僚に指示を出す、が、その声は途中で止まる。
あまりの恐怖に誰も叫ぶこともなく、静まり返っていた車内に咀嚼音が響く。
「…………い、いばらき、さん?」
リンは震え声を絞り出し、のたうつ蛇のような黒い髪の塊に話しかける。
咀嚼音が止み、一瞬の静寂の後、運転手の首を咥えた茨木が後部座席を覗く。
にぃと妖艶な笑みを浮かべ、咥えた首をリンの右隣の警官に投げ、左隣の警官が構えた拳銃に噛み付く。
「いっ、い、ぃい、いばっ、らき、さん? な、何……な、に」
硬いものが砕ける音──茨木が警官の手と拳銃を噛み砕いた音が車内に響く。
リンは上手く言葉が紡げずにいた。
茨木は手首を噛み砕いた警官の額に角を突き刺し、同僚の首を抱えて硬直してしまった警官の腹に足をめり込ませた。爪先はそのまま内臓を潰し、口から血を吐かせる。茨木はその首筋に牙を突き立て、首を食いちぎった。
「…………ごっ、ごめんなさい、ごめんなさい、許してっ、許してください! なんでもしますから、どうか、どうか、こっ、殺さないで……」
リンは顔の前で手を組み、神に祈るように茨木に命乞いをした。
茨木はそれを見て首を傾げ、それからケラケラと笑った。
『おかしな人やねぇ、なに恐がっとんの』
「ひっ…………」
『うちや、茨木や。そない怯えな』
「こっ、ここ、こ、こ」
『……鶏? よう似てはるよ』
「こ、殺さないで、ください」
茨木はがっちりと組まれたリンの手に頬を擦り寄せ、肘に爪先を引っかけて腕を下ろさせる。
リンの目の前で血まみれの口が開き、中から真っ赤な長い舌が伸びる。舌はリンの頬を舐め、飛び散った血を拭った。
『うち今腕あれへんからなぁ、あんた抱えるのは無理なんや。自分で掴まってくれるか』
「…………え?」
『なんでもする言うたやろ? うちの首に腕回して、なんやったらうちの腰に足も回して、しっかり掴まり』
「はっ、はい……」
リンは言われた通りに茨木にしがみつく。茨木はドアを蹴破り、隣の車を踏みつけ歩道に移る。
今の惨状を見ていた者も見ていなかった者も、血まみれの茨木を見て悲鳴を上げる。
茨木はそんな通行人の一人の頭を踏み台に、高層マンションのベランダに飛び乗る。
柵を足場に上の階へ、上の階へと登っていく。数秒で屋上へ辿り着き、柵にもたれてふぅと息を吐く。
『離してええよ』
「は、はい」
『…………こわい?』
「……へっ?」
リンの腰は抜けていて、それでも腕を使ってみっともなく後退りをしていた。
『うちが恐いん?』
「そっ、そんな……こと、は」
そりゃそうだ、の回答を飲み込み、リンは返事を誤魔化そうとする。
「…………あなた、は、人ですか?」
『ちゃうよ?』
「で、ですよねー。あはは……分かってた……はは」
防弾ガラスを蹴り割る力、人の首を食いちぎる力、そして額に生えた角。リンはそれらを見てまだ茨木が人間だと思えるようなおめでたい頭はしていない。
「あなた……は、俺に、危害を加えますか?」
『…………されたいんやったらしたるけど』
「あっ、あーっ! されたくないですされたくないです! えっと……しません、よね?」
『……うっとーしぃわぁ。そない恐がるんやったらもうええわ』
リンは柵に飛び乗ろうとした茨木の足にしがみつき、待ってと叫ぶ。
「こ、恐がってないです! えっと、ほら、俺グロ耐性なくて、そ、それで気持ち悪くなっちゃっただけで、あなたのことは恐くありませんからぁ!」
置いて行かれてこのまま屋上でぼーっとしていたら、刑務所行きは間違いない。リンはそう思い込んでいた。
だから喰われる危険が無いように思えてきた茨木との行動を望んだ。
『……ふぅん? まぁ、嘘でもええわ。それ言えるんやったら大したもんや。もっかい掴まり』
「は、はーい……」
リンは今度は茨木におぶさるように抱き着く。リンの義肢は金属音と機械音を鳴らし、しっかりと組まれた。
『酒呑様と合流するわ。どこおるかはなんとなーくしか分かれへんから、結構かかるで。しっかり掴まらんで落ちても迎えに行けへんからな』
「ちゃんと掴まります! 絶対離しません!」
『ん、ええ子や』
茨木は屋上の柵に飛び乗り、辺りを見回す。
マンションの下には大量の警察車両が集まっていた。
リンがしっかりと掴まっている事を確認し、屋上に向かってくる足音を聞き、茨木は隣のマンションに飛び移る。そこからまた隣へと移り、リンの家がある方向へ向かう。
『…………酒の匂い』
茨木は背の低いビルの屋上で止まり、強い酒の匂いを嗅ぎつける。
予想以上に早く酒呑を見つけられた事に微笑み、方向を変えてまた進む。
0
あなたにおすすめの小説
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる