176 / 909
第十五章 惨劇の舞台は獣人の国
吐露
しおりを挟む
ミーアは耳を垂らし、尻尾を落ち着きなく揺らし、気まずそうに僕を見つめていた。
「にゃ、にゃー……ヘルさん……」
「………座ったら?」
「にゃ! 失礼するにゃ」
作業用の長机には長椅子が二つセットになっており、僕はコルネイユと向かい合う形で座っていた。
僕はミーアも向かい側に座ると思っていたのだ、そちらの方が扉からも近いから。
予想に反してミーアは僕の隣に座っている。長椅子は四人分はあるのに、僕は端に座っていたのに、肩が触れ合う程の距離だ。
「近いんだけど」
「………つるつるハゲとか言ってごめんにゃ、コルネイユがからかうから……つい、にゃ」
「聞いてないね……っていうか、やっぱりアレ僕のことだったんだ。 え? いや、僕髪の毛かなりあるよね」
「にゃー……耳も尻尾も羽根もにゃいから」
「基準が厳し過ぎるよ、獣人以外の人間全部当てはまるじゃないか。あと僕にも耳はあるからね」
話しながらミーアに気取られないように少しずつ移動する。といってもすぐ横は壁で、もう腕は壁にぴったりとくっついてしまっていた。
「にゃ、許してくれるにゃ?」
「あ、あぁうん、別にそれは怒ってないから」
「ホントにゃ? 嬉しいにゃ! 嫌いとか嘘にゃ! ヘルさん大好きにゃ!」
「え? あ、うん、ありがとう」
好きだと言われて何を考えているんだ。どうせ世辞や勢いだろう。何かあればすぐに僕を見捨てるはずだ。
「はい言質取ったー! 「大好きにゃ!」頂きましたー!」
勢いよく扉を開き、黒い羽根を散らして少女が帰ってきた。
「にゃ!? コルネイユ!? 何してるにゃ、花摘みはどうしたにゃ!」
「嘘に決まってンだろがィ! 美少女は排便なンざしねェのが世の摂理ってモンよ!」
「そんにゃ摂理ないにゃ! それに平気でそんなこと言うコルネイユには美少女名乗る資格にゃいにゃ!」
「うるせェぶりっ子がァ! にゃーにゃー言いやがって、あざとすぎて反吐が出らァ!」
「酷すぎるにゃ! 親友の言葉じゃないにゃあ!」
確かに酷い、色々と。
何をどう言っていいのか分からないし、考えたくもない。とりあえず口論が終わるまで静かにヤスリがけをしておこう。
「ハンっ! ミーアは昨日も言ってただろがィ、公園で会った人が放っておけないタイプで気になるってよォ!」
「そ、それは急に倒れたからにゃ! 心配するのは当たり前にゃ!」
あー、何も聞こえない、ヤスリがけは楽しいなぁ。
あ、指擦った。痛いなぁ。
「ほーほー、よく言えたもんだァ……連れて帰りてェだのほざいてたのァどの口だァ!」
「にゃー!? や、やめるにゃ! ヘルさんに変なコって思われたらどうするにゃ!」
「母性本能くすぐられるだとか可愛いだとかもっとお話したかっただとか……」
「や……やめろっつってんだろアホガラス!」
「化けの皮剥がれてンぞ猫被りィ!」
ふっ、と息を吹くと鏡のように平らな面が現れる。木粉を落とし、最後の仕上げに入る。
横から物が飛んできているって? そんな事を気にしていたらヤスリがけの道は極められない。極める気もないけれど。
必死に現実逃避をしていた僕を引き戻すように、トン! と羽根が机に刺さる。
投げナイフのように羽根が飛ばされている。ふと横を見れば本来人が壊せるはずのない壁には爪痕が残っていた。
ああ、成程。この二人はよく喧嘩しているのだ、喧嘩するほど仲がいいとはよく言ったものだ。
だから壁が傷だらけで、机が穴だらけなのだ。
……来なければ良かった。
亜種人類同様、獣人の運動能力は人の数倍。ましてや僕は人並み以下、巻き込まれれば大惨事だ。
ようやく終結した喧嘩、凄惨な現場。巻き込まれぬようにと机の下にもぐり、机ごと下敷きにされた僕。
回避出来たはずの災難に後悔の涙を心の中で流した。
「だ、大丈夫にゃ? ヘルさん……巻き込んじゃって」
「うん、とりあえず引っ張り出して欲しいな」
ミーアがコルネイユを机に叩きつけ、そのまま机を割り、今の有様がある。コルネイユは僕の上、机だった木材の上で気絶していた。
「コルネイユちゃんは頭でっかちだからあんまり強くにゃいにゃ」
「へぇ……早く出して」
「にゃー、今やってるにゃ、ちょっと待つにゃ」
壊れた机の破片の下からかろうじて顔の半分が見えている状態だ、 ミーアは僕の上に乗った木片を先に片付けるつもりらしい。良い手ではあるが、埋もれている方からすると焦れったい。
「コルネイユちゃん起きにゃいのにゃ、手伝って欲しいのに」
「君が殴るからだろ」
「そんにゃに強くはしてにゃいにゃ!」
「へぇ……岩を砕くような音は僕の幻聴だったのかな」
頭を殴った時に聞こえたと思ったのだが、そんなに強くは殴っていないと言うのなら僕の幻聴ということにしておこう。
あんな威力の拳を繰り出しておいて「強くしていない」なんて、そんな発言をする人間に逆らいたくない。
「よし! 体が見えたにゃ、引っ張るにゃ! ヘルさんは力抜いてて欲しいにゃ」
「あ、分かった。お願いね」
腹に腕が回され、その細腕から想像も出来ない力で引っ張り出される。抱かれたまま外に出され、木屑を払われる。
「にゃー……すっごくきたにゃいにゃ」
「うん、誰のせいでもないよ」
「お気遣い感謝するにゃ、ちょっと頭に血が上っちゃったにゃ。反省してるにゃ」
「頭に血が上ったからって机壊しちゃダメだよ、下に人がいるかもしれないからね」
「今度から確認するにゃ」
「うん………そうしてね」
喧嘩をしない、机を壊さない、などといった選択肢はないらしい。僕はああ言ったが、机破壊の問題は下に人がいるか否かではないのだ。
「ヘルさん、足……動かにゃいの?」
「へ? あ、ああ、ちょっとね。動かないってほどでもないけど」
「にゃー……ごめんにゃさいにゃ」
椅子は壊れてはいないものの、机の残骸に隠されて座れない。だから引っ張り出された後は立っていて、不自然な体重のかけ方からかミーアは目敏く僕の怪我に勘づいた。
「にゃにかあったのにゃ?」
「ちょっと刺されただけだよ、すぐに治るから」
「そう……あ、ここにいちゃ傷のにゃおりが遅くにゃるにゃ、座れるところに行った方がいいにゃ」
そう言うとミーアは僕を横抱きにする。軽々と持ち上げられたのはミーアが獣人だからであって、決して僕が軽いからではない。
「すぐに着くから待っててにゃん」
「……肩を貸すくらいでいいんだけど。ところでどこ行くの? 公園?」
「んにゃ、私のお家にゃ」
「へーお家………お家!?」
横抱きにされていては抵抗も出来ないし、ミーアが説得に応じるとも思えない。
他人の家は危険だ、今までの経験からそう学んだ。痛い目に遭うとしか思えない。ミーアに猟奇的な趣味があるとは思いたくないが、そうでなければ僕を連れ帰る理由などないだろう。
脱出の算段が整うまでは従順なフリをしておこうと決め、僕は全身の力を抜いた。
「にゃ、にゃー……ヘルさん……」
「………座ったら?」
「にゃ! 失礼するにゃ」
作業用の長机には長椅子が二つセットになっており、僕はコルネイユと向かい合う形で座っていた。
僕はミーアも向かい側に座ると思っていたのだ、そちらの方が扉からも近いから。
予想に反してミーアは僕の隣に座っている。長椅子は四人分はあるのに、僕は端に座っていたのに、肩が触れ合う程の距離だ。
「近いんだけど」
「………つるつるハゲとか言ってごめんにゃ、コルネイユがからかうから……つい、にゃ」
「聞いてないね……っていうか、やっぱりアレ僕のことだったんだ。 え? いや、僕髪の毛かなりあるよね」
「にゃー……耳も尻尾も羽根もにゃいから」
「基準が厳し過ぎるよ、獣人以外の人間全部当てはまるじゃないか。あと僕にも耳はあるからね」
話しながらミーアに気取られないように少しずつ移動する。といってもすぐ横は壁で、もう腕は壁にぴったりとくっついてしまっていた。
「にゃ、許してくれるにゃ?」
「あ、あぁうん、別にそれは怒ってないから」
「ホントにゃ? 嬉しいにゃ! 嫌いとか嘘にゃ! ヘルさん大好きにゃ!」
「え? あ、うん、ありがとう」
好きだと言われて何を考えているんだ。どうせ世辞や勢いだろう。何かあればすぐに僕を見捨てるはずだ。
「はい言質取ったー! 「大好きにゃ!」頂きましたー!」
勢いよく扉を開き、黒い羽根を散らして少女が帰ってきた。
「にゃ!? コルネイユ!? 何してるにゃ、花摘みはどうしたにゃ!」
「嘘に決まってンだろがィ! 美少女は排便なンざしねェのが世の摂理ってモンよ!」
「そんにゃ摂理ないにゃ! それに平気でそんなこと言うコルネイユには美少女名乗る資格にゃいにゃ!」
「うるせェぶりっ子がァ! にゃーにゃー言いやがって、あざとすぎて反吐が出らァ!」
「酷すぎるにゃ! 親友の言葉じゃないにゃあ!」
確かに酷い、色々と。
何をどう言っていいのか分からないし、考えたくもない。とりあえず口論が終わるまで静かにヤスリがけをしておこう。
「ハンっ! ミーアは昨日も言ってただろがィ、公園で会った人が放っておけないタイプで気になるってよォ!」
「そ、それは急に倒れたからにゃ! 心配するのは当たり前にゃ!」
あー、何も聞こえない、ヤスリがけは楽しいなぁ。
あ、指擦った。痛いなぁ。
「ほーほー、よく言えたもんだァ……連れて帰りてェだのほざいてたのァどの口だァ!」
「にゃー!? や、やめるにゃ! ヘルさんに変なコって思われたらどうするにゃ!」
「母性本能くすぐられるだとか可愛いだとかもっとお話したかっただとか……」
「や……やめろっつってんだろアホガラス!」
「化けの皮剥がれてンぞ猫被りィ!」
ふっ、と息を吹くと鏡のように平らな面が現れる。木粉を落とし、最後の仕上げに入る。
横から物が飛んできているって? そんな事を気にしていたらヤスリがけの道は極められない。極める気もないけれど。
必死に現実逃避をしていた僕を引き戻すように、トン! と羽根が机に刺さる。
投げナイフのように羽根が飛ばされている。ふと横を見れば本来人が壊せるはずのない壁には爪痕が残っていた。
ああ、成程。この二人はよく喧嘩しているのだ、喧嘩するほど仲がいいとはよく言ったものだ。
だから壁が傷だらけで、机が穴だらけなのだ。
……来なければ良かった。
亜種人類同様、獣人の運動能力は人の数倍。ましてや僕は人並み以下、巻き込まれれば大惨事だ。
ようやく終結した喧嘩、凄惨な現場。巻き込まれぬようにと机の下にもぐり、机ごと下敷きにされた僕。
回避出来たはずの災難に後悔の涙を心の中で流した。
「だ、大丈夫にゃ? ヘルさん……巻き込んじゃって」
「うん、とりあえず引っ張り出して欲しいな」
ミーアがコルネイユを机に叩きつけ、そのまま机を割り、今の有様がある。コルネイユは僕の上、机だった木材の上で気絶していた。
「コルネイユちゃんは頭でっかちだからあんまり強くにゃいにゃ」
「へぇ……早く出して」
「にゃー、今やってるにゃ、ちょっと待つにゃ」
壊れた机の破片の下からかろうじて顔の半分が見えている状態だ、 ミーアは僕の上に乗った木片を先に片付けるつもりらしい。良い手ではあるが、埋もれている方からすると焦れったい。
「コルネイユちゃん起きにゃいのにゃ、手伝って欲しいのに」
「君が殴るからだろ」
「そんにゃに強くはしてにゃいにゃ!」
「へぇ……岩を砕くような音は僕の幻聴だったのかな」
頭を殴った時に聞こえたと思ったのだが、そんなに強くは殴っていないと言うのなら僕の幻聴ということにしておこう。
あんな威力の拳を繰り出しておいて「強くしていない」なんて、そんな発言をする人間に逆らいたくない。
「よし! 体が見えたにゃ、引っ張るにゃ! ヘルさんは力抜いてて欲しいにゃ」
「あ、分かった。お願いね」
腹に腕が回され、その細腕から想像も出来ない力で引っ張り出される。抱かれたまま外に出され、木屑を払われる。
「にゃー……すっごくきたにゃいにゃ」
「うん、誰のせいでもないよ」
「お気遣い感謝するにゃ、ちょっと頭に血が上っちゃったにゃ。反省してるにゃ」
「頭に血が上ったからって机壊しちゃダメだよ、下に人がいるかもしれないからね」
「今度から確認するにゃ」
「うん………そうしてね」
喧嘩をしない、机を壊さない、などといった選択肢はないらしい。僕はああ言ったが、机破壊の問題は下に人がいるか否かではないのだ。
「ヘルさん、足……動かにゃいの?」
「へ? あ、ああ、ちょっとね。動かないってほどでもないけど」
「にゃー……ごめんにゃさいにゃ」
椅子は壊れてはいないものの、机の残骸に隠されて座れない。だから引っ張り出された後は立っていて、不自然な体重のかけ方からかミーアは目敏く僕の怪我に勘づいた。
「にゃにかあったのにゃ?」
「ちょっと刺されただけだよ、すぐに治るから」
「そう……あ、ここにいちゃ傷のにゃおりが遅くにゃるにゃ、座れるところに行った方がいいにゃ」
そう言うとミーアは僕を横抱きにする。軽々と持ち上げられたのはミーアが獣人だからであって、決して僕が軽いからではない。
「すぐに着くから待っててにゃん」
「……肩を貸すくらいでいいんだけど。ところでどこ行くの? 公園?」
「んにゃ、私のお家にゃ」
「へーお家………お家!?」
横抱きにされていては抵抗も出来ないし、ミーアが説得に応じるとも思えない。
他人の家は危険だ、今までの経験からそう学んだ。痛い目に遭うとしか思えない。ミーアに猟奇的な趣味があるとは思いたくないが、そうでなければ僕を連れ帰る理由などないだろう。
脱出の算段が整うまでは従順なフリをしておこうと決め、僕は全身の力を抜いた。
0
あなたにおすすめの小説
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる