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第二十三章 不定形との家族ごっこを人形の国で
薄絹の優しさ
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トールは聞いても気にしないだろうとは思うが、僕達は彼に聞かれないようにコソコソと話していた。アルとの話を終えて帰ってきた兄はそれを見て、くすくすと笑った。
『あははっ、なんか可愛いね。双子みたい。ねぇ?』
『……双子だろ?』
『は? あぁもうなんでそうバ……いや、なんでもない』
『バ? バ、なんだ? バカか? バカと言ったか?』
『言ってない言ってない、言ってないよ。神様にそんなこと言うわけないだろう?』
トールに詰め寄られ、兄は激しく首を横に振る。流石の兄でも神には弱いという訳だ。人間でなくなってから兄の人間らしさが垣間見えた。
「……アル? 何話してたの?」
擦り寄ってきたアルに問い掛ける。
『貴方の兄が本当に心を入れ替えたかどうか。どうやら本当に貴方を守る気らしい。安心しろ、心強い味方だ』
「…………信じていいの?」
『面と向かって話せば瞳孔の収縮や発汗、仕草で嘘は大抵分かる』
アルの自信ありげな声と、その言葉の難しさには人を納得させる何かがある。けれどよく聞けば、今の兄が発汗や瞳を操作出来ないとは思えなくて、信用度は低いと結論が出る。
『何? ヘルはお兄ちゃん信用してないの?』
「う、うぅん? そんなことないよ。信じてる、信じてないわけないよ」
『……まぁ、信用してなくて当然だよね。別にいいよ、信じなくても。そのうち……分かってくれるよね? お兄ちゃんがどれだけヘルを思ってるか、きっと伝わるよね?』
殴られなかった。助かった。
いや、待てよ。今の言葉はおかしくはなかったか。
信用しなくて当然、信じなくていい、そう言ったか。
兄が僕にそんな言葉を吐くなんて、嘘でも有り得ない。
「…………ここ、どこ?」
『旧色彩の国だよ』
「きゅう……?」
色彩の国なら知っている。
色彩の国は名の通りその豊かな色彩で有名な国だ。服などの染物に始まり、美しい青を再現する絵の具まであって、それらの輸出だけで成り立つ小さな国だ。
服、絵、家、髪、肌、果ては目まで。あらゆるものに色を付け、色彩の国は美しい色に溢れる国……と、本で読んだ。
『昔は色彩の国だったけど、最近は人形の国って呼ばれるようになったんだ』
名産品が変わったのだろうか。いや、僕にはこの国よりも気にするべき事柄がある。
兄が僕の質問にまともに答えた事だ。今までの兄なら「ここはどこ」と尋ねれば「それを知る必要は無い」と返すような人間だった。いや、確かにもう人間ではないけれど。
「……そっ、か。ありがとう、教えてくれて……」
『他に知りたいことはあるかな』
「たくさん」
『何でも聞いて。お兄ちゃんに教えられることなら何でも教えるよ』
教えてあげる、とは言わないのか。
僕が知っても不都合のないことだけ、ではないのか。
偽物が言ったように、アルが言うように、本当に兄は変わったのだろうか。いや、騙されてはいけない。これは兄の罠だ、兄は狡猾な人間だ。
「…………今まで、何してたの? 魔法の国で……あの家にずっと居たの?」
『食料調達以外はあの家に居たよ。何してたって言われても困るなぁ、普通に生活してただけだから』
兄の口から「普通に生活」が聞けるなんて、明日は地面から雨が降るのかもしれない。
「普通に……なら、これは何?」
僕は偽物の腕を引き、兄の前に並んだ。目で見るだけならどちらがどちらか分からないんだろうなと思いながら。
『ヘルはお兄ちゃんのこと嫌いになっちゃったみたいだから。でも、お兄ちゃんはヘルのこと好きだから、もう一度ヘルに好きになってもらいたかったんだ。だから練習してたんだよ。どうすればヘルに好かれるのか、どうすればヘルの理想のお兄ちゃんになれるのか、ずっと研究してたんだ』
「…………それ、多分普通の生活じゃないよ」
『かもね。で? 他にはある?』
兄が僕の質問に答えてくれるなんて、実際に聞いている今でも信じられない。上手い具合に誘導して、僕を嵌めようと思っている罠を露呈させなければ……とは思うが、その上手い具合が分からない。
「……トールさんはどうしてここに居るの?」
『僕が聞きたいよ。でも、僕を気に入ってるみたいだし、とっても便利でありがたいよ』
「…………どうしてここに来たの?」
『ここが僕の家なんだ。練習が終わったらここにヘルを連れて来て、一緒に住もうと思ってた。予定より早かったから家具とかがまだ揃ってないんだ、ヘル好みのを買いたかったから……だから今度、一緒に見に行こうね』
兄の言葉はとても甘美で心地良い。僕の望んでいることだけを話している。触れなければ心や記憶を読むことは出来ないと思っていたが、新しい術を覚えたのだろうか。
「僕は……その、旅をしようと思ってるんだけど」
『…………どうして?』
「……修行。早く魔物使いとして成長しないと……」
『どうして?』
兄は僕の言葉を遮り、屈んで僕と目を合わせる。その瞳は瞳孔が開き切ったもので、兄の異常性を端的に表していた。
『どうして……成長しなきゃいけないの?』
「さっきみたいに天使に襲われたりするし、悪魔にも……狙われるみたいだし、早く力を使いこなせるようにならないと…………まずいんだよ、死んじゃうかも」
『大丈夫だよ、僕が守るから』
「…………僕、夢があるんだ。魔物使いの力を使って、人と魔物が共存出来るようにしたいんだ。ほら、最近凶暴化したりしてるでしょ? 色々起こってるみたいだし、そういうの全部解決したいんだよ」
僕の唯一の使命。唯一の存在意義。魔物使いの僕にしか出来ない大仕事。そんな自分勝手な理由が滲む子供じみた馬鹿げた夢に、ベルゼブブは協力してくれた、マンモンも真面目に聞いてくれた、兄は──どうだ?
『……どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてっ! なんで僕に逆らうんだよっ! 黙って頷けばいいんだ! 成長なんてしなくていい、夢なんて持たなくていい、何もしなくていいんだよ! 僕が大事にしてやるって言ってるのに何が不満なんだよ!』
──あぁ、ほら、化けの皮が剥がれた。
簡単だった。少し自我を見せただけで逆上した。僕の考えは当たっていた、僕は成功した。なのに、どうしてこんなに虚しいんだろう。
心にぽっかりと穴が空いたような、その穴を冷たい風が通り抜けていくような、そんな気分だ。
「……『黒』の名前を思い出さなきゃいけない、『黒』に指輪をあげなくちゃいけない、メルの夢を叶えなきゃ、セネカさんの責任を取らなきゃ、ベルゼブブも酒呑も茨木も置いてきちゃったし、玉藻だって何とかしなくちゃいけないし、何よりもナイ君をどうにかしないと……」
『うるっさい! うるさいうるさいうるさい黙れっ! 黙って、僕の言うこと聞いてろ!』
兄が手を振り上げる。また、殴られる。
僕は目を閉じて、腕で頭を庇う。いつも通りだ。アルかトールが止めに入ってくれるかもなんて、そんな淡い希望があるだけいつもよりはマシだ。
鈍い音が響く。拳が頭に打ち付けられた痛い音だ。けれど、僕は痛みを感じていない、音は横から聞こえてきたものだ。
僕は恐る恐る腕を下げ、目を開いた。僕は兄に殴られる僕を見た。
『……ごめんなさい、にいさま』
殴られたのは偽物だった。
『…………ぁ、あー、えっと、ヘル? ごめん今のなし、忘れて? いや……練習中だから、その…………協力する、協力するよ! 弟の夢だもんね、お兄ちゃんなら応援しなきゃ!』
兄は偽物を何発か殴って落ち着いたようで、上手な作り笑いを浮かべて僕の頭を撫でた。
偽物は殴られた場所を押さえたまま、僕に弱々しい笑みを向けた。
「……どうして」
偽物は何も言っていない、僕達の会話を眺めていただけ。
殴られるのは僕のはずだった、兄は僕に苛立ったのだから。
いや、これで良かったんだ。僕は痛みを感じずに兄に肯定された。
いや、違う。兄の愛は暴力だ。兄は暴力で屈服させて、その後に可愛がるんだ。
兄に愛されたいなら殴られなければ。いや、そんな愛はいらない、兄の力を利用出来れば御の字だ。違う、僕は兄が……家族が、欲しい。違う、兄なんて要らない、家族なんて要らない、僕はアルが居ればいい。嫌だ、兄も欲しい。
「…………もう、やだ……」
自分の望みが分からない。解決策を探すことも出来ない。
どうにも進めなくなった僕は、とりあえずアルの体温を求めた。
『あははっ、なんか可愛いね。双子みたい。ねぇ?』
『……双子だろ?』
『は? あぁもうなんでそうバ……いや、なんでもない』
『バ? バ、なんだ? バカか? バカと言ったか?』
『言ってない言ってない、言ってないよ。神様にそんなこと言うわけないだろう?』
トールに詰め寄られ、兄は激しく首を横に振る。流石の兄でも神には弱いという訳だ。人間でなくなってから兄の人間らしさが垣間見えた。
「……アル? 何話してたの?」
擦り寄ってきたアルに問い掛ける。
『貴方の兄が本当に心を入れ替えたかどうか。どうやら本当に貴方を守る気らしい。安心しろ、心強い味方だ』
「…………信じていいの?」
『面と向かって話せば瞳孔の収縮や発汗、仕草で嘘は大抵分かる』
アルの自信ありげな声と、その言葉の難しさには人を納得させる何かがある。けれどよく聞けば、今の兄が発汗や瞳を操作出来ないとは思えなくて、信用度は低いと結論が出る。
『何? ヘルはお兄ちゃん信用してないの?』
「う、うぅん? そんなことないよ。信じてる、信じてないわけないよ」
『……まぁ、信用してなくて当然だよね。別にいいよ、信じなくても。そのうち……分かってくれるよね? お兄ちゃんがどれだけヘルを思ってるか、きっと伝わるよね?』
殴られなかった。助かった。
いや、待てよ。今の言葉はおかしくはなかったか。
信用しなくて当然、信じなくていい、そう言ったか。
兄が僕にそんな言葉を吐くなんて、嘘でも有り得ない。
「…………ここ、どこ?」
『旧色彩の国だよ』
「きゅう……?」
色彩の国なら知っている。
色彩の国は名の通りその豊かな色彩で有名な国だ。服などの染物に始まり、美しい青を再現する絵の具まであって、それらの輸出だけで成り立つ小さな国だ。
服、絵、家、髪、肌、果ては目まで。あらゆるものに色を付け、色彩の国は美しい色に溢れる国……と、本で読んだ。
『昔は色彩の国だったけど、最近は人形の国って呼ばれるようになったんだ』
名産品が変わったのだろうか。いや、僕にはこの国よりも気にするべき事柄がある。
兄が僕の質問にまともに答えた事だ。今までの兄なら「ここはどこ」と尋ねれば「それを知る必要は無い」と返すような人間だった。いや、確かにもう人間ではないけれど。
「……そっ、か。ありがとう、教えてくれて……」
『他に知りたいことはあるかな』
「たくさん」
『何でも聞いて。お兄ちゃんに教えられることなら何でも教えるよ』
教えてあげる、とは言わないのか。
僕が知っても不都合のないことだけ、ではないのか。
偽物が言ったように、アルが言うように、本当に兄は変わったのだろうか。いや、騙されてはいけない。これは兄の罠だ、兄は狡猾な人間だ。
「…………今まで、何してたの? 魔法の国で……あの家にずっと居たの?」
『食料調達以外はあの家に居たよ。何してたって言われても困るなぁ、普通に生活してただけだから』
兄の口から「普通に生活」が聞けるなんて、明日は地面から雨が降るのかもしれない。
「普通に……なら、これは何?」
僕は偽物の腕を引き、兄の前に並んだ。目で見るだけならどちらがどちらか分からないんだろうなと思いながら。
『ヘルはお兄ちゃんのこと嫌いになっちゃったみたいだから。でも、お兄ちゃんはヘルのこと好きだから、もう一度ヘルに好きになってもらいたかったんだ。だから練習してたんだよ。どうすればヘルに好かれるのか、どうすればヘルの理想のお兄ちゃんになれるのか、ずっと研究してたんだ』
「…………それ、多分普通の生活じゃないよ」
『かもね。で? 他にはある?』
兄が僕の質問に答えてくれるなんて、実際に聞いている今でも信じられない。上手い具合に誘導して、僕を嵌めようと思っている罠を露呈させなければ……とは思うが、その上手い具合が分からない。
「……トールさんはどうしてここに居るの?」
『僕が聞きたいよ。でも、僕を気に入ってるみたいだし、とっても便利でありがたいよ』
「…………どうしてここに来たの?」
『ここが僕の家なんだ。練習が終わったらここにヘルを連れて来て、一緒に住もうと思ってた。予定より早かったから家具とかがまだ揃ってないんだ、ヘル好みのを買いたかったから……だから今度、一緒に見に行こうね』
兄の言葉はとても甘美で心地良い。僕の望んでいることだけを話している。触れなければ心や記憶を読むことは出来ないと思っていたが、新しい術を覚えたのだろうか。
「僕は……その、旅をしようと思ってるんだけど」
『…………どうして?』
「……修行。早く魔物使いとして成長しないと……」
『どうして?』
兄は僕の言葉を遮り、屈んで僕と目を合わせる。その瞳は瞳孔が開き切ったもので、兄の異常性を端的に表していた。
『どうして……成長しなきゃいけないの?』
「さっきみたいに天使に襲われたりするし、悪魔にも……狙われるみたいだし、早く力を使いこなせるようにならないと…………まずいんだよ、死んじゃうかも」
『大丈夫だよ、僕が守るから』
「…………僕、夢があるんだ。魔物使いの力を使って、人と魔物が共存出来るようにしたいんだ。ほら、最近凶暴化したりしてるでしょ? 色々起こってるみたいだし、そういうの全部解決したいんだよ」
僕の唯一の使命。唯一の存在意義。魔物使いの僕にしか出来ない大仕事。そんな自分勝手な理由が滲む子供じみた馬鹿げた夢に、ベルゼブブは協力してくれた、マンモンも真面目に聞いてくれた、兄は──どうだ?
『……どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてっ! なんで僕に逆らうんだよっ! 黙って頷けばいいんだ! 成長なんてしなくていい、夢なんて持たなくていい、何もしなくていいんだよ! 僕が大事にしてやるって言ってるのに何が不満なんだよ!』
──あぁ、ほら、化けの皮が剥がれた。
簡単だった。少し自我を見せただけで逆上した。僕の考えは当たっていた、僕は成功した。なのに、どうしてこんなに虚しいんだろう。
心にぽっかりと穴が空いたような、その穴を冷たい風が通り抜けていくような、そんな気分だ。
「……『黒』の名前を思い出さなきゃいけない、『黒』に指輪をあげなくちゃいけない、メルの夢を叶えなきゃ、セネカさんの責任を取らなきゃ、ベルゼブブも酒呑も茨木も置いてきちゃったし、玉藻だって何とかしなくちゃいけないし、何よりもナイ君をどうにかしないと……」
『うるっさい! うるさいうるさいうるさい黙れっ! 黙って、僕の言うこと聞いてろ!』
兄が手を振り上げる。また、殴られる。
僕は目を閉じて、腕で頭を庇う。いつも通りだ。アルかトールが止めに入ってくれるかもなんて、そんな淡い希望があるだけいつもよりはマシだ。
鈍い音が響く。拳が頭に打ち付けられた痛い音だ。けれど、僕は痛みを感じていない、音は横から聞こえてきたものだ。
僕は恐る恐る腕を下げ、目を開いた。僕は兄に殴られる僕を見た。
『……ごめんなさい、にいさま』
殴られたのは偽物だった。
『…………ぁ、あー、えっと、ヘル? ごめん今のなし、忘れて? いや……練習中だから、その…………協力する、協力するよ! 弟の夢だもんね、お兄ちゃんなら応援しなきゃ!』
兄は偽物を何発か殴って落ち着いたようで、上手な作り笑いを浮かべて僕の頭を撫でた。
偽物は殴られた場所を押さえたまま、僕に弱々しい笑みを向けた。
「……どうして」
偽物は何も言っていない、僕達の会話を眺めていただけ。
殴られるのは僕のはずだった、兄は僕に苛立ったのだから。
いや、これで良かったんだ。僕は痛みを感じずに兄に肯定された。
いや、違う。兄の愛は暴力だ。兄は暴力で屈服させて、その後に可愛がるんだ。
兄に愛されたいなら殴られなければ。いや、そんな愛はいらない、兄の力を利用出来れば御の字だ。違う、僕は兄が……家族が、欲しい。違う、兄なんて要らない、家族なんて要らない、僕はアルが居ればいい。嫌だ、兄も欲しい。
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