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第四十章 希少鉱石の国で学ぶ人と神の習性
自主回収
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黒犬は僕に撫でられて嬉しそうに尻尾を振っている。
科学の国で品種改良を受けて生まれて、流行が過ぎて捨てられて、密航してまで安息の地を見つけたのに僕なんかに捕まって、最低な男のところに売られた。
僕は買い手のことを何も調べずに売った。僕に捕まらなければ仲間達と平和に暮らしていられただろうに、そんな僕に懐いている。
『…………ごめんね』
酷い目に遭わせた原因だというのに好かれているのは僕が魔物使いだから無理矢理好きにならせているというただそれだけの惨い理由で、僕の性格やこの子の好みなんて無視されている。
酷い力だ。きっとこれがなければアルだって僕を噛み殺して……いや、アルは力を失った僕の傍に居てくれた。自分勝手な卑下でアルまで下げるな、アルは僕の力なんて関係なく慈悲深いのだ。
「ね~、何だったの~?」
『……虐待されてました。さっきの男に』
「ひど~い」
軽いな。本心とは思えない。
「適当に天罰与えてみよっか~?」
本当に軽いな……
『いえ、僕がこの手で絞めておきます』
「せっかくだし足切ってあげれば~?」
『同じ目に……ってやつですか? それは……まぁ、気持ち的にはしたいんですけど』
原因は僕だ。罪の半分以上は僕にある。厳正にするなら僕にも何らかの罰が必要だ。
『……僕も罰されなきゃ』
「そう思えるのはいい子の証だよ~、僕がやってあげる~」
急に積極的になったな、そんなに人を罰したいのか。やはり邪神か……
『…………何するんですか?』
「びんた」
『軽っ』
善良な神だった。いや、適当なだけか?
『その話後でもいいよね? この子どうするのか、他の子どうするのか、そっち先に決めてよ。会議も始まるんだろ?』
苛立ち気味のライアーが僕の視線をスメラギから逸らす。収穫がなさそうだし会議を続けても意味が無い気がする。僕は頭が悪いしアイディアの出も悪い、ライアーならともかく僕が居ても意味がない。
『悪いけど会議は兄さんだけで行って。僕は魔獣回収してくるよ、王様との会談には間に合わせるからさ』
手のひらを顔の前で合わせてお願いのポーズをとる。ライアーは深い深いため息をついた後、植え込みに手を伸ばし土を浮かび上がらせた。僕の前に浮かんだ土塊が整形されると僕が現れた。
『影武者立てておく。いってらっしゃい』
『ありがと、兄さん』
「僕のもお願~いにゃる君」
『え……なんで?』
「僕~、こっちの方が興味あるんだ~」
スメラギの手が僕の腕に添えられる。ライアーは分かりやすく表情を驚きと怒りに染めた。
『嫌だよダメだよ許せるわけないだろ!? この邪神! 邪神になんかヘルを任せられるわけないだろ!?』
「邪神邪神言わないでよ! 僕邪神じゃない!」
『邪神はみんなそう言うんだよ!』
「君からしか聞いたことないよ!」
ここまでどう止めればいいのか分からない口喧嘩は初めてだ。とりあえず怒鳴り声に怯える黒犬を撫でて落ち着かせよう。
「僕はただ放牧の見守りに来ただけなのに! 色々条件揃えて羊増やしてこの国の産業一つ増やしただけなのに!」
すごい働きだ。これが本来の神の仕事なのか? 崖を消したり国を幾つも滅ぼしたり夫を探して暴れたり神父に乗り移って人の頭をカチ割ったり……そんな神ばかり見てきた僕には新鮮だ。
『魔石の独占に加えて新産業……そうやってこの国を支配して信者を増やして少しずつ少しずつ精神すり減らすような仕掛け施してじわじわじわじわ苦しめる気だね!?』
「それは君の手口だろ!」
『はぁ!? じゃあ何キミ誰一人苦しめてないって言うの!?』
ライアーが錯乱してきたな、そろそろ止めなければ。
『兄さん、やめなよ』
『キミの安全のために言ってるんだよ』
『……会議遅刻するよ。僕の名誉も守って欲しいな』
『えっ、あっ……分かったよ、えっと……邪神! キミの分のデコイは作らない、連絡もしない、不名誉が嫌なら自分でちゃんと来るんだね!』
ライアーは僕の土人形を連れて走り去っていった。空間転移を使った方が良いのではないだろうか、口喧嘩で興奮し過ぎて失念しているのだろう。
『……何かすいませんね、スメラギさん。会議どうするんです?』
「ん~……道で倒れて起き上がれなかったことにするよ~、うん、いいアイディア~」
そう言うとスメラギは閉まっている店の壁の溝に指を引っ掛け、上半身を傾けて車椅子の片輪を持ち上げ、車椅子に座ったまま横に倒れた。
『だ、大丈夫ですか!?』
スメラギに駆け寄るも彼はピクリとも動かない。
『よっ……と、大丈夫大丈夫。さ、行こ~』
背後でスメラギとは違う声だが彼と同じ調子で何かが返事をする。振り返れば頭から黄色い布を被り、仮面をつけた何かが居た。言葉に例えるのは難しい、布の下が全く予想出来ない、仮面の下が顔なのかすら分からない、布と仮面を剥ぎ取った下に居る何かを一切想像出来ない。
『スメラギ……さん?』
全く分からない。分からない以外何も言えない。そんな狂気じみた名状しがたきものが目の前に佇んでいる。
『ん? スメラギ君はその身体の名前だよ~』
『……中に入ってたじゃし…………神様、ですか』
『うんうん、邪神って言わないでくれて嬉しいな~、うん、ハスターって呼んでいいよ~?』
『…………ハスター、さん?』
『呼び捨てでいいのに~』
ゆるい。軽い。明らかに異常な存在であると分かるその姿で──姿と言うのも合わない気もするが──スメラギの体を使っていた時と変わらない調子で話されては混乱してしまう。いや、急に態度を変えられても困るけれど。
『君名前は~?』
『あー……タブリス、です』
ライアーやナイは僕をヘルと呼んでいるから彼にヘルシャフトだと名乗ったらヘルと呼んでくれる気もするけれど、ヘルは何となく特別な人にだけ呼んで欲しいと思ってしまっているから、タブリスと名乗っておこう。
『おっけ~じゃあター君、行こ~』
『た、たーくん……? は、はい、行きましょう』
オファニエルは『黒』のことをたぁちゃんと呼んでいたし、そういうあだ名を付けられやすい名前なのだろう。もうどうでもいいや。
『行こ行こ~……どこ行くの~?』
『え、えっと……入国管理局に衛兵の詰所、鳥は……寝床があるけど、多分今そこには居ないだろうし……いや、事情説明して集めてもらって……んー』
『鳥集めたいの~?』
『集めたいっていうか寝床に帰って欲しいっていうか……』
『ふ~ん? 鳥かぁ、じゃあ天気危なくなったら寝床戻るかなぁ~?』
『まぁ……安全第一って教えてますから』
近くの雨風が凌げるところでやり過ごしたりもしそうだが、希少鉱石の国の家は錬成で立てていることが多く立方体や球体の集合体だ、屋根に出来るような場所は少ない。
『じゃあ、集めておくよ~、うん、先に他のところ回ってて~』
黄色い布が広がる──薄く透けて消えていく。空間転移? いや、違う、僕の目に見えなくなっただけだ。
『……よろしくお願いします』
邪神と決めつけるにはあまりに親切、善良な神にしても狙いが全く分からない、そんな不気味な彼に頭を下げた。
詰所は港近くにあるから分かりやすく、一度通った道は全て覚えることで有名な僕に容易にたどり着いた。
「回収……ですか?」
『はい……すいません、致命的な欠陥が見つかりまして』
「別に何ともありませんけどねぇ」
『本当にすいません……命に関わる問題ですので。返金はもちろん色をつけますから』
「…………まぁ、魔獣なんてそうそう使えるもんじゃありませんよね。早期導入には危険がつきものです。数週間楽させてもらいました、ありがとございます」
職員は倍額の返金に満足したようで、簡単に黒豹の兄妹を返してくれた。きっと足した分の金は彼が持っていくのだろう。
『ごめんね、君達も怪我酷かったよね、今は何ともないね。ごめんね』
自分の手際の悪さを後悔しつつ黒豹達の頭を撫でていると、黒犬が頭を擦り付ける。
『君も撫でて欲しい? ふふ……僕なんかに懐いちゃって、運が悪いよね君達も……ごめんね、ごめんね、ごめん……ね。本当に、ごめん……』
さて、次は入国管理局に行こう。しかし風が強くなってきたな……台風でも来るのか?
『…………入国管理局ってどこだっけ』
そこから歩いて魔獣を売った施設を回ったのだから通った道は全て覚える僕が忘れるはずはないのだが、方向すら分からない。
『ただいま、向こうの方だよ~』
突風が起こったかと思えば隣にハスターが立っていた。
『あっ、ありがとう……おかえり?』
突然訳の分からない者が現れて驚いただろうと魔獣達を見るも、誰もハスターの方は見ていない。一心不乱に僕の足や腰に頭を擦り付けている。
『……あれ? 見えてないの?』
『僕は基本的に見えないよ~? 今は君にだけ見せてる。ど~ぉ? この見た目。ずっと前にこの格好を見せて書いてもらった戯曲は大ウケだったんだよ~』
『あ、そ、そうなんだ……うん、カッコイイ、よ』
仮面と布しか分からないけれど、仮面と布があれば何となく格好良く見えるのが少年心。そんなものは僕にはないのでただただ気味が悪い。
科学の国で品種改良を受けて生まれて、流行が過ぎて捨てられて、密航してまで安息の地を見つけたのに僕なんかに捕まって、最低な男のところに売られた。
僕は買い手のことを何も調べずに売った。僕に捕まらなければ仲間達と平和に暮らしていられただろうに、そんな僕に懐いている。
『…………ごめんね』
酷い目に遭わせた原因だというのに好かれているのは僕が魔物使いだから無理矢理好きにならせているというただそれだけの惨い理由で、僕の性格やこの子の好みなんて無視されている。
酷い力だ。きっとこれがなければアルだって僕を噛み殺して……いや、アルは力を失った僕の傍に居てくれた。自分勝手な卑下でアルまで下げるな、アルは僕の力なんて関係なく慈悲深いのだ。
「ね~、何だったの~?」
『……虐待されてました。さっきの男に』
「ひど~い」
軽いな。本心とは思えない。
「適当に天罰与えてみよっか~?」
本当に軽いな……
『いえ、僕がこの手で絞めておきます』
「せっかくだし足切ってあげれば~?」
『同じ目に……ってやつですか? それは……まぁ、気持ち的にはしたいんですけど』
原因は僕だ。罪の半分以上は僕にある。厳正にするなら僕にも何らかの罰が必要だ。
『……僕も罰されなきゃ』
「そう思えるのはいい子の証だよ~、僕がやってあげる~」
急に積極的になったな、そんなに人を罰したいのか。やはり邪神か……
『…………何するんですか?』
「びんた」
『軽っ』
善良な神だった。いや、適当なだけか?
『その話後でもいいよね? この子どうするのか、他の子どうするのか、そっち先に決めてよ。会議も始まるんだろ?』
苛立ち気味のライアーが僕の視線をスメラギから逸らす。収穫がなさそうだし会議を続けても意味が無い気がする。僕は頭が悪いしアイディアの出も悪い、ライアーならともかく僕が居ても意味がない。
『悪いけど会議は兄さんだけで行って。僕は魔獣回収してくるよ、王様との会談には間に合わせるからさ』
手のひらを顔の前で合わせてお願いのポーズをとる。ライアーは深い深いため息をついた後、植え込みに手を伸ばし土を浮かび上がらせた。僕の前に浮かんだ土塊が整形されると僕が現れた。
『影武者立てておく。いってらっしゃい』
『ありがと、兄さん』
「僕のもお願~いにゃる君」
『え……なんで?』
「僕~、こっちの方が興味あるんだ~」
スメラギの手が僕の腕に添えられる。ライアーは分かりやすく表情を驚きと怒りに染めた。
『嫌だよダメだよ許せるわけないだろ!? この邪神! 邪神になんかヘルを任せられるわけないだろ!?』
「邪神邪神言わないでよ! 僕邪神じゃない!」
『邪神はみんなそう言うんだよ!』
「君からしか聞いたことないよ!」
ここまでどう止めればいいのか分からない口喧嘩は初めてだ。とりあえず怒鳴り声に怯える黒犬を撫でて落ち着かせよう。
「僕はただ放牧の見守りに来ただけなのに! 色々条件揃えて羊増やしてこの国の産業一つ増やしただけなのに!」
すごい働きだ。これが本来の神の仕事なのか? 崖を消したり国を幾つも滅ぼしたり夫を探して暴れたり神父に乗り移って人の頭をカチ割ったり……そんな神ばかり見てきた僕には新鮮だ。
『魔石の独占に加えて新産業……そうやってこの国を支配して信者を増やして少しずつ少しずつ精神すり減らすような仕掛け施してじわじわじわじわ苦しめる気だね!?』
「それは君の手口だろ!」
『はぁ!? じゃあ何キミ誰一人苦しめてないって言うの!?』
ライアーが錯乱してきたな、そろそろ止めなければ。
『兄さん、やめなよ』
『キミの安全のために言ってるんだよ』
『……会議遅刻するよ。僕の名誉も守って欲しいな』
『えっ、あっ……分かったよ、えっと……邪神! キミの分のデコイは作らない、連絡もしない、不名誉が嫌なら自分でちゃんと来るんだね!』
ライアーは僕の土人形を連れて走り去っていった。空間転移を使った方が良いのではないだろうか、口喧嘩で興奮し過ぎて失念しているのだろう。
『……何かすいませんね、スメラギさん。会議どうするんです?』
「ん~……道で倒れて起き上がれなかったことにするよ~、うん、いいアイディア~」
そう言うとスメラギは閉まっている店の壁の溝に指を引っ掛け、上半身を傾けて車椅子の片輪を持ち上げ、車椅子に座ったまま横に倒れた。
『だ、大丈夫ですか!?』
スメラギに駆け寄るも彼はピクリとも動かない。
『よっ……と、大丈夫大丈夫。さ、行こ~』
背後でスメラギとは違う声だが彼と同じ調子で何かが返事をする。振り返れば頭から黄色い布を被り、仮面をつけた何かが居た。言葉に例えるのは難しい、布の下が全く予想出来ない、仮面の下が顔なのかすら分からない、布と仮面を剥ぎ取った下に居る何かを一切想像出来ない。
『スメラギ……さん?』
全く分からない。分からない以外何も言えない。そんな狂気じみた名状しがたきものが目の前に佇んでいる。
『ん? スメラギ君はその身体の名前だよ~』
『……中に入ってたじゃし…………神様、ですか』
『うんうん、邪神って言わないでくれて嬉しいな~、うん、ハスターって呼んでいいよ~?』
『…………ハスター、さん?』
『呼び捨てでいいのに~』
ゆるい。軽い。明らかに異常な存在であると分かるその姿で──姿と言うのも合わない気もするが──スメラギの体を使っていた時と変わらない調子で話されては混乱してしまう。いや、急に態度を変えられても困るけれど。
『君名前は~?』
『あー……タブリス、です』
ライアーやナイは僕をヘルと呼んでいるから彼にヘルシャフトだと名乗ったらヘルと呼んでくれる気もするけれど、ヘルは何となく特別な人にだけ呼んで欲しいと思ってしまっているから、タブリスと名乗っておこう。
『おっけ~じゃあター君、行こ~』
『た、たーくん……? は、はい、行きましょう』
オファニエルは『黒』のことをたぁちゃんと呼んでいたし、そういうあだ名を付けられやすい名前なのだろう。もうどうでもいいや。
『行こ行こ~……どこ行くの~?』
『え、えっと……入国管理局に衛兵の詰所、鳥は……寝床があるけど、多分今そこには居ないだろうし……いや、事情説明して集めてもらって……んー』
『鳥集めたいの~?』
『集めたいっていうか寝床に帰って欲しいっていうか……』
『ふ~ん? 鳥かぁ、じゃあ天気危なくなったら寝床戻るかなぁ~?』
『まぁ……安全第一って教えてますから』
近くの雨風が凌げるところでやり過ごしたりもしそうだが、希少鉱石の国の家は錬成で立てていることが多く立方体や球体の集合体だ、屋根に出来るような場所は少ない。
『じゃあ、集めておくよ~、うん、先に他のところ回ってて~』
黄色い布が広がる──薄く透けて消えていく。空間転移? いや、違う、僕の目に見えなくなっただけだ。
『……よろしくお願いします』
邪神と決めつけるにはあまりに親切、善良な神にしても狙いが全く分からない、そんな不気味な彼に頭を下げた。
詰所は港近くにあるから分かりやすく、一度通った道は全て覚えることで有名な僕に容易にたどり着いた。
「回収……ですか?」
『はい……すいません、致命的な欠陥が見つかりまして』
「別に何ともありませんけどねぇ」
『本当にすいません……命に関わる問題ですので。返金はもちろん色をつけますから』
「…………まぁ、魔獣なんてそうそう使えるもんじゃありませんよね。早期導入には危険がつきものです。数週間楽させてもらいました、ありがとございます」
職員は倍額の返金に満足したようで、簡単に黒豹の兄妹を返してくれた。きっと足した分の金は彼が持っていくのだろう。
『ごめんね、君達も怪我酷かったよね、今は何ともないね。ごめんね』
自分の手際の悪さを後悔しつつ黒豹達の頭を撫でていると、黒犬が頭を擦り付ける。
『君も撫でて欲しい? ふふ……僕なんかに懐いちゃって、運が悪いよね君達も……ごめんね、ごめんね、ごめん……ね。本当に、ごめん……』
さて、次は入国管理局に行こう。しかし風が強くなってきたな……台風でも来るのか?
『…………入国管理局ってどこだっけ』
そこから歩いて魔獣を売った施設を回ったのだから通った道は全て覚える僕が忘れるはずはないのだが、方向すら分からない。
『ただいま、向こうの方だよ~』
突風が起こったかと思えば隣にハスターが立っていた。
『あっ、ありがとう……おかえり?』
突然訳の分からない者が現れて驚いただろうと魔獣達を見るも、誰もハスターの方は見ていない。一心不乱に僕の足や腰に頭を擦り付けている。
『……あれ? 見えてないの?』
『僕は基本的に見えないよ~? 今は君にだけ見せてる。ど~ぉ? この見た目。ずっと前にこの格好を見せて書いてもらった戯曲は大ウケだったんだよ~』
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