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初めてのくせに積極的過ぎる
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床に膝立ちになったまま、また硬直する。モルモットにでもなった気分だ。
「ひぃーろぉーくぅーん♡」
甘えた声の方を向けば、ベッドに腰掛けたシンヤが靴下を脱いでいた。二足とも脱いで床に無造作に置くと、ベルトを外し始める。
「……早くこっち来て♡」
するりと黒いスラックスが床に落ちる。ほどよく肉付きのある足が肌を見せた。きっと僕のために手入れしていたのだろう、見て分かるほどに綺麗なつるつるの肌だ。
「ヒロくん♡ 次どっちがいい? 上? 下?」
右手でパンツのゴムを引っ張り、左手でシャツの裾を掴む。シャツをゆっくりとたくし上げて臍を見せ、パンツを少し下げて鼠径部の溝を僕に見せつける。
「…………う、え……いや下っ! パンツ脱いで、シャツ引っ張って隠して」
「あはっ♡ まにあっくー♡♡ こう?」
シンヤはシャツの裾を掴んで引っ張り、性器を隠しながらパンツを脱いだ。
「……パンツはちょうだい」
「ヒロくんへんたーい♡」
投げ渡されたパンツを受け取り、その温かさに興奮してパンツを強く握り締める。
「…………ヒロくんまさか勃ってる?」
「ちょっと前からね……それよりちょっと立ってくれる?」
前屈みになって誤魔化していたが、とうとうバレてしまった。
「立つの? うん。はい、これでいい?」
何故立たされるのか分からないのだろう。シンヤはきょとんとしたままシャツを引っ張って性器を隠したまま立ち上がった。前側が引っ張られて後ろ側が持ち上がり、尻が丸出しだ。真正面から向かい合っているから分かりにくいけれど。
「ヒロくん……?」
ベッドに腰掛けるとシンヤはこちらを向いた。
「シンヤくん、後ろ向いてくれる?」
「え……で、でも……お尻、見えちゃう」
「いいから」
「…………うん♡」
後ろを向いたシンヤはシャツを後ろに引っ張りはしなかったが、左手を広げて丸見えのはずの尻を必死に隠している。指の間から柔らかそうな尻が見えている。
「シンヤくん。手、どけて」
「う、ん……♡」
顕になった尻は微かに震えている。力を入れているのか少し歪に引き締まっている。ぴったりと閉じた割れ目の奥には俺のために拡げた穴があるはずだ。
「……触るよ、シンヤくん」
「えっ、ま、待って!」
シンヤは両手で尻を隠してこちらを向いた。押さえられなくなったシャツが持ち上がり、中途半端に勃った陰茎がぶるんと揺れた。シンヤはすぐにシャツを掴み、陰茎を隠して真っ赤な顔で俯く。
「…………シンヤくん」
手招きをするとゆっくりとこちらに歩いてくる。ベッドをぽんぽんと叩くと隣に座る。
「……触るの躊躇ったら拗ねて、いざ触ったら逃げるのは……ないんじゃないかなぁ」
照れと緊張と怯えが混ざっている──のかな? シンヤ自身にも理解し切れてはいないのだろう複雑な表情を見ていると、少しいじめたくなる。
「ご、ごめん……」
「…………触っていいんだよね?」
「俺はヒロくんのものだから、ヒロくんの好きにして……わぁっ!?」
肩を掴んで押し倒すとシンヤは震える瞼を閉じた。頬に触れるとビクンと過剰に反応し、耳をくすぐると「ひっ」と短く声を漏らした。
「可愛い……やばい、泣かせてぇー……はぁー、やばい、やばい……可愛い。フェラしたくせにこんなウブとか最高かよ……」
「か、可愛い? 最高? ありがと……♡」
「……えっ? あっ、口に出てた!? ご、ごめん変なこと言って……」
「ううん、嬉しい……♡ ヒロくんの好きなようにして♡」
まだまだ緊張して体が硬い、しかし少しはマシになった。
理想の見た目をした可愛い恋人とベッドに居る、今日は最高の日曜日だ。
「ひぃーろぉーくぅーん♡」
甘えた声の方を向けば、ベッドに腰掛けたシンヤが靴下を脱いでいた。二足とも脱いで床に無造作に置くと、ベルトを外し始める。
「……早くこっち来て♡」
するりと黒いスラックスが床に落ちる。ほどよく肉付きのある足が肌を見せた。きっと僕のために手入れしていたのだろう、見て分かるほどに綺麗なつるつるの肌だ。
「ヒロくん♡ 次どっちがいい? 上? 下?」
右手でパンツのゴムを引っ張り、左手でシャツの裾を掴む。シャツをゆっくりとたくし上げて臍を見せ、パンツを少し下げて鼠径部の溝を僕に見せつける。
「…………う、え……いや下っ! パンツ脱いで、シャツ引っ張って隠して」
「あはっ♡ まにあっくー♡♡ こう?」
シンヤはシャツの裾を掴んで引っ張り、性器を隠しながらパンツを脱いだ。
「……パンツはちょうだい」
「ヒロくんへんたーい♡」
投げ渡されたパンツを受け取り、その温かさに興奮してパンツを強く握り締める。
「…………ヒロくんまさか勃ってる?」
「ちょっと前からね……それよりちょっと立ってくれる?」
前屈みになって誤魔化していたが、とうとうバレてしまった。
「立つの? うん。はい、これでいい?」
何故立たされるのか分からないのだろう。シンヤはきょとんとしたままシャツを引っ張って性器を隠したまま立ち上がった。前側が引っ張られて後ろ側が持ち上がり、尻が丸出しだ。真正面から向かい合っているから分かりにくいけれど。
「ヒロくん……?」
ベッドに腰掛けるとシンヤはこちらを向いた。
「シンヤくん、後ろ向いてくれる?」
「え……で、でも……お尻、見えちゃう」
「いいから」
「…………うん♡」
後ろを向いたシンヤはシャツを後ろに引っ張りはしなかったが、左手を広げて丸見えのはずの尻を必死に隠している。指の間から柔らかそうな尻が見えている。
「シンヤくん。手、どけて」
「う、ん……♡」
顕になった尻は微かに震えている。力を入れているのか少し歪に引き締まっている。ぴったりと閉じた割れ目の奥には俺のために拡げた穴があるはずだ。
「……触るよ、シンヤくん」
「えっ、ま、待って!」
シンヤは両手で尻を隠してこちらを向いた。押さえられなくなったシャツが持ち上がり、中途半端に勃った陰茎がぶるんと揺れた。シンヤはすぐにシャツを掴み、陰茎を隠して真っ赤な顔で俯く。
「…………シンヤくん」
手招きをするとゆっくりとこちらに歩いてくる。ベッドをぽんぽんと叩くと隣に座る。
「……触るの躊躇ったら拗ねて、いざ触ったら逃げるのは……ないんじゃないかなぁ」
照れと緊張と怯えが混ざっている──のかな? シンヤ自身にも理解し切れてはいないのだろう複雑な表情を見ていると、少しいじめたくなる。
「ご、ごめん……」
「…………触っていいんだよね?」
「俺はヒロくんのものだから、ヒロくんの好きにして……わぁっ!?」
肩を掴んで押し倒すとシンヤは震える瞼を閉じた。頬に触れるとビクンと過剰に反応し、耳をくすぐると「ひっ」と短く声を漏らした。
「可愛い……やばい、泣かせてぇー……はぁー、やばい、やばい……可愛い。フェラしたくせにこんなウブとか最高かよ……」
「か、可愛い? 最高? ありがと……♡」
「……えっ? あっ、口に出てた!? ご、ごめん変なこと言って……」
「ううん、嬉しい……♡ ヒロくんの好きなようにして♡」
まだまだ緊張して体が硬い、しかし少しはマシになった。
理想の見た目をした可愛い恋人とベッドに居る、今日は最高の日曜日だ。
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