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授業中まで
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言葉責めを真に受けて泣いてしまったシンヤにしっかりと僕の気持ちを説明し、ただいじわるを言いたかっただけの方便だと理解してもらった。
「つまり、僕はえっちな悪い子のシンヤくんがとっても好きなんだよ」
「……悪くていいの? えっちなの……嫌いじゃない?」
甘えた鼻声が鼓膜を揺らす度、寒気のような快感に襲われる。
「大好きだよシンヤくん……でもね、僕はちょっと頭がおかしいからね、悪い子めって叱るみたいにえっちなイタズラしたいから、悪い子めって責めちゃうけど、それは本当に悪いのダメだよって思ってるんじゃくてむしろもっと悪くえっちになって欲しいって思ってるわけでごめんね早口で気持ち悪いね」
「うん……? うん……えっと…………悪くてえっちなのを虐めるのがヒロくんの趣味なんだよね? ヒーローは怪人がいないとヒーロー出来ないもん、分かるよ♡」
「うーん……?」
シンヤの理解は正しいのだろうか? 頷いていいのか首を振っていいのか、全く分からない。
「とりあえず、僕がシンヤくん大好きってことと、僕はたまに嘘つくってことを覚えておいて欲しい」
「分かった♡」
「それじゃあ、そろそろ休み時間終わりそうだから……ゆっくり休んでね、シンヤくん」
僕に頭を撫でられて嬉しそうにするシンヤはとても愛らしい。幸せそうな笑顔の彼が好きなのに、どうして泣かせたくなるのだろう。
「吉良くーん、ちょっといい?」
保健医がカーテンをめくった。頭を撫でていた手を額に移し、熱を計っていたふうを装う。
「なんですか? 先生」
「あのね、さっき朝ごはん聞いた時に……」
真面目な話のようだ。邪魔せずに帰ろうかとも思ったが、最低な僕は保健医の目を盗んで布団の中に手を入れ、シンヤの乳首を弾いてしまった。
「……っ!? ぅ……♡♡ は、はいぃ……♡ いつも、パンです……♡」
指の腹でくにくにとこねくり回し、ぷるぷるとした乳首の触感を楽しむ。
「近所のっ……♡♡ スーパーで、買ってぇ……♡ ひ、るっ……は♡ 購買♡ が、多い…………夜っ、も♡ スーパーで、お弁当……♡♡」
「なるほど……ありがとう、ちょっと食習慣が悪そうね、後で指導させて。顔真っ赤……まだ具合が悪いみたいね、もうしばらく寝ていなさい。えぇっと、小宅くん? あなたはそろそろ教室に戻って」
「はい。じゃあね、シンヤくん」
「うん……♡♡ ばい、ばいっ……♡」
自分の荷物を持って保健室を後にする。小走りで教室に戻り、席に着いた。
現国の授業が始まって二十分ほど経っただろうか、シンヤが教室に戻ってきた。教師に保健室に行っていた証拠を渡し、体操服を詰めた袋を片手に席に着く。
「おかえりシンヤくん」
「ただいま……♡♡」
新婚さんみたいだ、なんてたまには純な照れ方もしてみたり。
「ね……♡ ヒロくん、見て♡」
教師の目を盗んでシンヤの方を向くと、彼は身体を反らしてシャツを下方向に引っ張っていた。その胸には二つの突起が目立っている。肌着とシャツ越しに乳首がぷくっと浮いているのだ。
「え……?」
ば、ん、そー、こー、と口をパクパクさせて声なく尋ねるとシンヤはゆっくりと首を横に振り、背を曲げた。そして黒板を指す、同時に──
「小宅! よそ見するな!」
──教師に怒鳴られた。シンヤの方を見ると彼は手を合わせて謝る仕草をしている。
「…………気にしないで」
それからしばらくはシンヤの方を見ずに真面目にノートを取ったが、シンヤは僕の隣の席に座っているのだ、妙な動きをしているとやはり気になる。
「ふっ……♡ ふっ♡ ふ、ぅっ……♡♡」
シンヤは居眠りをするような姿勢だ、左腕を枕にしている。右手はシャツの上から乳首を引っ掻いているようだ。
「ん……♡ ふ、ぅうんっ……♡♡ ん♡ んぁっ……♡♡ はぁ♡ はぁ♡」
息遣いが段々と大きくなってきているが、前の席の生徒に聞こえていないだろうか? 俺の反対側の隣の生徒には? 体調不良で息が荒いだけだと思ってくれるだろうか。
「吉良ー? まだ気分が悪いのか?」
「……っ、は、はい! すいません……」
「楽な姿勢になってていいから、寝ずに話聞いとけよ。小宅、後でノート見せてやれ」
「あっ、はい!」
教師に声をかけられてしばらくはシンヤも大人しくしていたが、我慢できなくなったのかまた乳首を弄り始めた。授業が終わるまでずっと乳首を弄り続け、明らかに日常生活に支障を来たしている彼を見て、僕は開発者として責任を感じていた。
「つまり、僕はえっちな悪い子のシンヤくんがとっても好きなんだよ」
「……悪くていいの? えっちなの……嫌いじゃない?」
甘えた鼻声が鼓膜を揺らす度、寒気のような快感に襲われる。
「大好きだよシンヤくん……でもね、僕はちょっと頭がおかしいからね、悪い子めって叱るみたいにえっちなイタズラしたいから、悪い子めって責めちゃうけど、それは本当に悪いのダメだよって思ってるんじゃくてむしろもっと悪くえっちになって欲しいって思ってるわけでごめんね早口で気持ち悪いね」
「うん……? うん……えっと…………悪くてえっちなのを虐めるのがヒロくんの趣味なんだよね? ヒーローは怪人がいないとヒーロー出来ないもん、分かるよ♡」
「うーん……?」
シンヤの理解は正しいのだろうか? 頷いていいのか首を振っていいのか、全く分からない。
「とりあえず、僕がシンヤくん大好きってことと、僕はたまに嘘つくってことを覚えておいて欲しい」
「分かった♡」
「それじゃあ、そろそろ休み時間終わりそうだから……ゆっくり休んでね、シンヤくん」
僕に頭を撫でられて嬉しそうにするシンヤはとても愛らしい。幸せそうな笑顔の彼が好きなのに、どうして泣かせたくなるのだろう。
「吉良くーん、ちょっといい?」
保健医がカーテンをめくった。頭を撫でていた手を額に移し、熱を計っていたふうを装う。
「なんですか? 先生」
「あのね、さっき朝ごはん聞いた時に……」
真面目な話のようだ。邪魔せずに帰ろうかとも思ったが、最低な僕は保健医の目を盗んで布団の中に手を入れ、シンヤの乳首を弾いてしまった。
「……っ!? ぅ……♡♡ は、はいぃ……♡ いつも、パンです……♡」
指の腹でくにくにとこねくり回し、ぷるぷるとした乳首の触感を楽しむ。
「近所のっ……♡♡ スーパーで、買ってぇ……♡ ひ、るっ……は♡ 購買♡ が、多い…………夜っ、も♡ スーパーで、お弁当……♡♡」
「なるほど……ありがとう、ちょっと食習慣が悪そうね、後で指導させて。顔真っ赤……まだ具合が悪いみたいね、もうしばらく寝ていなさい。えぇっと、小宅くん? あなたはそろそろ教室に戻って」
「はい。じゃあね、シンヤくん」
「うん……♡♡ ばい、ばいっ……♡」
自分の荷物を持って保健室を後にする。小走りで教室に戻り、席に着いた。
現国の授業が始まって二十分ほど経っただろうか、シンヤが教室に戻ってきた。教師に保健室に行っていた証拠を渡し、体操服を詰めた袋を片手に席に着く。
「おかえりシンヤくん」
「ただいま……♡♡」
新婚さんみたいだ、なんてたまには純な照れ方もしてみたり。
「ね……♡ ヒロくん、見て♡」
教師の目を盗んでシンヤの方を向くと、彼は身体を反らしてシャツを下方向に引っ張っていた。その胸には二つの突起が目立っている。肌着とシャツ越しに乳首がぷくっと浮いているのだ。
「え……?」
ば、ん、そー、こー、と口をパクパクさせて声なく尋ねるとシンヤはゆっくりと首を横に振り、背を曲げた。そして黒板を指す、同時に──
「小宅! よそ見するな!」
──教師に怒鳴られた。シンヤの方を見ると彼は手を合わせて謝る仕草をしている。
「…………気にしないで」
それからしばらくはシンヤの方を見ずに真面目にノートを取ったが、シンヤは僕の隣の席に座っているのだ、妙な動きをしているとやはり気になる。
「ふっ……♡ ふっ♡ ふ、ぅっ……♡♡」
シンヤは居眠りをするような姿勢だ、左腕を枕にしている。右手はシャツの上から乳首を引っ掻いているようだ。
「ん……♡ ふ、ぅうんっ……♡♡ ん♡ んぁっ……♡♡ はぁ♡ はぁ♡」
息遣いが段々と大きくなってきているが、前の席の生徒に聞こえていないだろうか? 俺の反対側の隣の生徒には? 体調不良で息が荒いだけだと思ってくれるだろうか。
「吉良ー? まだ気分が悪いのか?」
「……っ、は、はい! すいません……」
「楽な姿勢になってていいから、寝ずに話聞いとけよ。小宅、後でノート見せてやれ」
「あっ、はい!」
教師に声をかけられてしばらくはシンヤも大人しくしていたが、我慢できなくなったのかまた乳首を弄り始めた。授業が終わるまでずっと乳首を弄り続け、明らかに日常生活に支障を来たしている彼を見て、僕は開発者として責任を感じていた。
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