339 / 604
これでお別れ
しおりを挟む
気付けば俺はベッドに寝かされていた。風呂に入っていたはずなのにと思いつつ起き上がると、シャルが抱きついてきた。
「兄さぁんっ!」
「わっ……な、なんだ……シャル? どうしたんだよ」
「兄さんお風呂で溺れてたんですよ? もうっ……眠い時にお風呂に入っちゃ危ないです。これからは一人でお風呂に入るの禁止ですからねっ」
何だか耳が詰まっているような感じがする。頭を傾けて叩いてみると耳の奥からぬるい水が零れてきた。
「……兄さん。まだ本調子じゃなさそうですね、もうしばらく休んでいてください」
シャルに肩を押されて寝転がる。査定士は椅子で眠っており、黒いドラゴンはベッドに顎を乗せて俺を心配そうに見つめていた。
「兄さんはもう少し休んでもらいますから、遊びに誘ったりしちゃいけませんよ」
「ぴぃ」
「兄さん、僕はちょっと用事があるので」
「とうサマ、おフロ入りましょウ」
「……お風呂、兄さんがずっと占領していたので詰まってるんです……この子結構綺麗好きなんですよ」
シャルは薄紫のドラゴンに手を引かれてシャワールームへ向かった。赤いドラゴンはまだ力加減を練習しており、アルマが傍に居る。ネメスィのネックレスを取らせるのは難しそうだ、アルマとネメスィが同時に眠れば楽なのだが。
「ぴぃ……まま、ままぁ」
どこまでも澄んだ綺麗な瞳に見つめられて居心地が悪くなり、寝返りを打って彼に背を向ける。
「まま……ままぁ、まーま、ままぁ」
背中に鼻先を擦り付けられても無視していると、ドラゴンはベッドに登って俺に覆いかぶさり、俺の顔をじっと見つめた。
「まま」
真っ直ぐな瞳を見れば分かる。ドラゴンは自分を突き放した俺を恨んでいないどころか、俺に嫌われている寂しさも見せず、今はただ俺を心配している。
「なんで俺にそんな懐いてるんだよ……! 言っただろっ……お、俺はっ、お前のこと……き、きら……い…………嫌い! なんだよっ! 嫌いだ! 大っ嫌い!」
俺を今嫌っておけば後々楽になる。俺が消えた時に悲しまずに済む。自分に言い聞かせながら本心とは真逆の言葉を叫ぶ。
「ぴぃ? まま、イタい?」
ザラついた舌の先端が俺の頬を舐める。涙を拭ったようだ。少し前まで風呂場で溺れていた小さなトカゲがもう俺を慰めるほどに大きくなって──あぁ、もう、親は必要ないな。
「ぴゃっ!? ぴ、ぴぃ……」
言葉でいくら言っても嫌ってくれないから、俺は最低な手を使った。ドラゴンの頬を思いっきり叩いてやったのだ、もちろんドラゴンの顔はピクリとも動かず、逆に俺の手のひらがドラゴンの鱗でズタズタに裂けてしまったが、これで俺を嫌ってくれるはず──
「ぴぅぅ……ぴゃっ!? ぴぃ! まま、ままっ、まま、イタい? ぴぅぅ……ゴめん」
自分の頬を叩いた母親の手の傷を心配するなんて、どうしてこんないい子を置いて消えなければならないのだろう。もっと色々教えたい、撫でてやりたい、成長を傍で見ていたいのに。
「…………分かっただろ。こんなクソ親とっとと嫌え」
ドラゴンの下から抜け出した俺はウォークインクローゼットの中へと入り、閉めた扉を背に座り込んだ。
「クソ邪神がっ! お前さえ、お前さえ居なきゃっ……! 俺は、転生もしてないのか……」
俺を転生させたのが邪神である以上、ヤツの存在そのものを否定することは出来ない。ヤツが居なければアルマは一生檻の中、子供達は生まれもしなかった。
「あぁ……そういやシャルも、生まれた時根っこに挟まったから俺が引っ張らなきゃ抜けられてないのかな。ネメスィも……俺と会ってなきゃ魔物殺すだけの人生で、人間らしさ薄いままかも」
転生してからの思い出を順に巡り、一人涙ぐむ。
「…………懐かしいなぁ。そんなに昔でもないのに……色々あった。痛くて、怖くて……でも、楽しくて、気持ちよくって…………みんな大好き」
大好きなみんなのためだ。この命、捨ててやろう。
「あぁ……みんなにも嫌われといた方がいいのかな、出来るかなぁ……」
下手に嫌われようとし過ぎて俺が消えた後「まさか、サクは俺達を思って冷たい態度を……!?」みたいにバレたら逆に仇討ちに燃えそうだし、不機嫌に振る舞うのが限度かな。
「……サク、サク、起きているか?」
高い位置のノック、優しい声、アルマだ。
「アルマ? 起きてるけど何? この部屋入ってるけど別に腹減ってるわけじゃないから構わなくていーよ」
冷た過ぎて不自然かな? いや、この程度ならいいのか? 普段甘え過ぎているから分からないな。
「…………少し話したい」
自分勝手なことを言えば冥土の土産としてアルマ達にめいっぱい可愛がられてから消えたい。でも、ダメだ。彼らのためにならない。
「話ならこのままでもいいだろ」
「サク……俺はサクの可愛い顔が見たいんだよ」
「…………俺、今可愛くない。酷い顔してるから」
「サクはどんな時でも世界で一番可愛らしいよ。ここを開けて、サク……」
甘くて低い声が愛おしい。扉を開けたくなる。でも、冷たくするって決めたんだ。
俺は泣いてしまって返事が出来ず、アルマに見えていないことも忘れて首を激しく横に振った。
「…………サク、開けて。サクを怯えさせたくない、分かるだろうサク……俺相手にこんな扉が役に立つと思うか? サク、自分で開けてくれ」
不穏な気配を感じ取って立ち上がり、扉を見つめる。ガリガリガリッと扉を引っ掻く音が聞こえた。
「……頼む、サク。開けてくれ。これ以上は我慢できない。サク……先に謝っておく。脅すような言葉を使う、すまない。開けないと扉を壊すぞ、開けろ」
修理方法が分からないのに壊されるのは困る。俺は慌てて扉を開け、涙でぐしゃぐしゃになった酷い顔を手で隠した。
「…………見ないで」
指の隙間からそっと見上げたアルマは恐ろしい形相で俺を見下ろしていた。
「サク……正直に言ってくれ。サクはここから出ようとしているのか?」
「へっ……? な、なんで? 俺はここから出たら死んじゃうんだぞ、出たがるわけないじゃん……」
表情から嘘を見破られないように俯く。しかし、声の震えは誤魔化せない。
「……ネメスィが叔父から渡されたというネックレス、その石を割れば脱出できる可能性があるらしいな。このところサクはネメスィのネックレスを気にしていると聞いたが?」
「そ、そんなことないよ……」
大丈夫、当のネメスィでさえまだ俺の狙いを察していない。聞いただけのアルマにバレるわけがない。
「…………サクが非常に落ち込んでいるとカタラから聞いた。我が子に嫌いだと叫び、叩き、こんなところに逃げ込んでいた! 様子がおかしい理由が他にあるなら説明してもらおうか!」
怒鳴られて身体が勝手に萎縮する。羽がぺたんと垂れるのを感じ、俺はずる賢い手を思い付いた。
「あ、あるま……こわいよぉ」
アルマは優しい、怯える様子を見せれば追求は止むだろう。
「あぁ、恐ろしい俺が更に恐ろしくなる前に全て話すがいい」
「え……? ア、アルマ? こわい……」
「…………もっと恐ろしい顔で凄んでやろうか?」
アルマが引いてくれない。どうしよう、どうすれば──悩みに悩んで思い付いたのは更に悪どい手だが、みんなには嫌われておきたいと思っていたところだ、使ってしまおう。
「シャ、シャルぅっ! 助けて! アルマがこわいよぉ!」
すぐにやって来たシャルは目を見開いてアルマを睨んでいる。
「違うんだシャル、サクが……」
「状況は兄さんから聞きます。お義兄さん……眠れ」
アルマはその場に膝をつき、壁に頭を預けて寝息を立て始めた。
「兄さんっ、大丈夫ですか? 何があったんですか?」
もう潮時かもしれない。アルマが目を覚ませばまた追求が始まるだろう。これ以上ネックレスの石の管理が強められてはどうしようもなくなる。
「……シャル、お前にだけは話そうと思う。他のみんなには聞かれたくないんだ、ドラゴン達はいいから……ネメスィ達を眠らせてくれないか?」
「分かりました!」
全員眠ってしまえばネックレスの石を楽に破壊できるはずだ。俺はいよいよ消えるのだ。元から転生なんて小狡いボーナスステージだったのだから、悔いはない。
「兄さん、みんな眠らせましたよ。本当にドラゴン達はいいんですか?」
「あぁ、ドラゴン達に関係あることだから起きててもらわないといけないんだ」
「何の話か検討もつきません……でも、準備は整いましたからゆっくり話してくださいね、兄さんっ」
最期に見るのはシャルの笑顔だったか。この人生、いや、インキュバス生の始まりも彼だったな。
「…………何もかも懐かしいな」
「兄さん?」
「……言ってみたかっただけだよ」
愛おしい夫にも、愛してやれない子供にも、可愛い弟にも、何もかもに別れを告げる時が来た。
「兄さぁんっ!」
「わっ……な、なんだ……シャル? どうしたんだよ」
「兄さんお風呂で溺れてたんですよ? もうっ……眠い時にお風呂に入っちゃ危ないです。これからは一人でお風呂に入るの禁止ですからねっ」
何だか耳が詰まっているような感じがする。頭を傾けて叩いてみると耳の奥からぬるい水が零れてきた。
「……兄さん。まだ本調子じゃなさそうですね、もうしばらく休んでいてください」
シャルに肩を押されて寝転がる。査定士は椅子で眠っており、黒いドラゴンはベッドに顎を乗せて俺を心配そうに見つめていた。
「兄さんはもう少し休んでもらいますから、遊びに誘ったりしちゃいけませんよ」
「ぴぃ」
「兄さん、僕はちょっと用事があるので」
「とうサマ、おフロ入りましょウ」
「……お風呂、兄さんがずっと占領していたので詰まってるんです……この子結構綺麗好きなんですよ」
シャルは薄紫のドラゴンに手を引かれてシャワールームへ向かった。赤いドラゴンはまだ力加減を練習しており、アルマが傍に居る。ネメスィのネックレスを取らせるのは難しそうだ、アルマとネメスィが同時に眠れば楽なのだが。
「ぴぃ……まま、ままぁ」
どこまでも澄んだ綺麗な瞳に見つめられて居心地が悪くなり、寝返りを打って彼に背を向ける。
「まま……ままぁ、まーま、ままぁ」
背中に鼻先を擦り付けられても無視していると、ドラゴンはベッドに登って俺に覆いかぶさり、俺の顔をじっと見つめた。
「まま」
真っ直ぐな瞳を見れば分かる。ドラゴンは自分を突き放した俺を恨んでいないどころか、俺に嫌われている寂しさも見せず、今はただ俺を心配している。
「なんで俺にそんな懐いてるんだよ……! 言っただろっ……お、俺はっ、お前のこと……き、きら……い…………嫌い! なんだよっ! 嫌いだ! 大っ嫌い!」
俺を今嫌っておけば後々楽になる。俺が消えた時に悲しまずに済む。自分に言い聞かせながら本心とは真逆の言葉を叫ぶ。
「ぴぃ? まま、イタい?」
ザラついた舌の先端が俺の頬を舐める。涙を拭ったようだ。少し前まで風呂場で溺れていた小さなトカゲがもう俺を慰めるほどに大きくなって──あぁ、もう、親は必要ないな。
「ぴゃっ!? ぴ、ぴぃ……」
言葉でいくら言っても嫌ってくれないから、俺は最低な手を使った。ドラゴンの頬を思いっきり叩いてやったのだ、もちろんドラゴンの顔はピクリとも動かず、逆に俺の手のひらがドラゴンの鱗でズタズタに裂けてしまったが、これで俺を嫌ってくれるはず──
「ぴぅぅ……ぴゃっ!? ぴぃ! まま、ままっ、まま、イタい? ぴぅぅ……ゴめん」
自分の頬を叩いた母親の手の傷を心配するなんて、どうしてこんないい子を置いて消えなければならないのだろう。もっと色々教えたい、撫でてやりたい、成長を傍で見ていたいのに。
「…………分かっただろ。こんなクソ親とっとと嫌え」
ドラゴンの下から抜け出した俺はウォークインクローゼットの中へと入り、閉めた扉を背に座り込んだ。
「クソ邪神がっ! お前さえ、お前さえ居なきゃっ……! 俺は、転生もしてないのか……」
俺を転生させたのが邪神である以上、ヤツの存在そのものを否定することは出来ない。ヤツが居なければアルマは一生檻の中、子供達は生まれもしなかった。
「あぁ……そういやシャルも、生まれた時根っこに挟まったから俺が引っ張らなきゃ抜けられてないのかな。ネメスィも……俺と会ってなきゃ魔物殺すだけの人生で、人間らしさ薄いままかも」
転生してからの思い出を順に巡り、一人涙ぐむ。
「…………懐かしいなぁ。そんなに昔でもないのに……色々あった。痛くて、怖くて……でも、楽しくて、気持ちよくって…………みんな大好き」
大好きなみんなのためだ。この命、捨ててやろう。
「あぁ……みんなにも嫌われといた方がいいのかな、出来るかなぁ……」
下手に嫌われようとし過ぎて俺が消えた後「まさか、サクは俺達を思って冷たい態度を……!?」みたいにバレたら逆に仇討ちに燃えそうだし、不機嫌に振る舞うのが限度かな。
「……サク、サク、起きているか?」
高い位置のノック、優しい声、アルマだ。
「アルマ? 起きてるけど何? この部屋入ってるけど別に腹減ってるわけじゃないから構わなくていーよ」
冷た過ぎて不自然かな? いや、この程度ならいいのか? 普段甘え過ぎているから分からないな。
「…………少し話したい」
自分勝手なことを言えば冥土の土産としてアルマ達にめいっぱい可愛がられてから消えたい。でも、ダメだ。彼らのためにならない。
「話ならこのままでもいいだろ」
「サク……俺はサクの可愛い顔が見たいんだよ」
「…………俺、今可愛くない。酷い顔してるから」
「サクはどんな時でも世界で一番可愛らしいよ。ここを開けて、サク……」
甘くて低い声が愛おしい。扉を開けたくなる。でも、冷たくするって決めたんだ。
俺は泣いてしまって返事が出来ず、アルマに見えていないことも忘れて首を激しく横に振った。
「…………サク、開けて。サクを怯えさせたくない、分かるだろうサク……俺相手にこんな扉が役に立つと思うか? サク、自分で開けてくれ」
不穏な気配を感じ取って立ち上がり、扉を見つめる。ガリガリガリッと扉を引っ掻く音が聞こえた。
「……頼む、サク。開けてくれ。これ以上は我慢できない。サク……先に謝っておく。脅すような言葉を使う、すまない。開けないと扉を壊すぞ、開けろ」
修理方法が分からないのに壊されるのは困る。俺は慌てて扉を開け、涙でぐしゃぐしゃになった酷い顔を手で隠した。
「…………見ないで」
指の隙間からそっと見上げたアルマは恐ろしい形相で俺を見下ろしていた。
「サク……正直に言ってくれ。サクはここから出ようとしているのか?」
「へっ……? な、なんで? 俺はここから出たら死んじゃうんだぞ、出たがるわけないじゃん……」
表情から嘘を見破られないように俯く。しかし、声の震えは誤魔化せない。
「……ネメスィが叔父から渡されたというネックレス、その石を割れば脱出できる可能性があるらしいな。このところサクはネメスィのネックレスを気にしていると聞いたが?」
「そ、そんなことないよ……」
大丈夫、当のネメスィでさえまだ俺の狙いを察していない。聞いただけのアルマにバレるわけがない。
「…………サクが非常に落ち込んでいるとカタラから聞いた。我が子に嫌いだと叫び、叩き、こんなところに逃げ込んでいた! 様子がおかしい理由が他にあるなら説明してもらおうか!」
怒鳴られて身体が勝手に萎縮する。羽がぺたんと垂れるのを感じ、俺はずる賢い手を思い付いた。
「あ、あるま……こわいよぉ」
アルマは優しい、怯える様子を見せれば追求は止むだろう。
「あぁ、恐ろしい俺が更に恐ろしくなる前に全て話すがいい」
「え……? ア、アルマ? こわい……」
「…………もっと恐ろしい顔で凄んでやろうか?」
アルマが引いてくれない。どうしよう、どうすれば──悩みに悩んで思い付いたのは更に悪どい手だが、みんなには嫌われておきたいと思っていたところだ、使ってしまおう。
「シャ、シャルぅっ! 助けて! アルマがこわいよぉ!」
すぐにやって来たシャルは目を見開いてアルマを睨んでいる。
「違うんだシャル、サクが……」
「状況は兄さんから聞きます。お義兄さん……眠れ」
アルマはその場に膝をつき、壁に頭を預けて寝息を立て始めた。
「兄さんっ、大丈夫ですか? 何があったんですか?」
もう潮時かもしれない。アルマが目を覚ませばまた追求が始まるだろう。これ以上ネックレスの石の管理が強められてはどうしようもなくなる。
「……シャル、お前にだけは話そうと思う。他のみんなには聞かれたくないんだ、ドラゴン達はいいから……ネメスィ達を眠らせてくれないか?」
「分かりました!」
全員眠ってしまえばネックレスの石を楽に破壊できるはずだ。俺はいよいよ消えるのだ。元から転生なんて小狡いボーナスステージだったのだから、悔いはない。
「兄さん、みんな眠らせましたよ。本当にドラゴン達はいいんですか?」
「あぁ、ドラゴン達に関係あることだから起きててもらわないといけないんだ」
「何の話か検討もつきません……でも、準備は整いましたからゆっくり話してくださいね、兄さんっ」
最期に見るのはシャルの笑顔だったか。この人生、いや、インキュバス生の始まりも彼だったな。
「…………何もかも懐かしいな」
「兄さん?」
「……言ってみたかっただけだよ」
愛おしい夫にも、愛してやれない子供にも、可愛い弟にも、何もかもに別れを告げる時が来た。
10
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる