過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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魔王城での食事

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昼食後を狙って子供達の元へ遊びに行った。軽く会話を楽しんだ後、各々の部屋を見せてもらった。引っ越した当初とほとんど変わっていなかったが、シャルの子以外の全員が壁を引っ掻いていた。

「……猫の爪研ぎと似たようなものだな、伸びてきて邪魔なんだろう」

呼び付けたネメスィの分析は当たっているようで、子供達は声を合わせて肯定した。しかし反省もしているようで、いつも以上に仕草が小さくなっていたので今回はお咎めなしとした。

「ま、今回はお母さんも悪かったよ。でもなお前ら、困ったことあるならまずお母さんに相談すること! いいな」

ぴぃぴぃみぅみぅ可愛い鳴き声による返事が聞こえてくる。目を閉じれば厳ついドラゴンに囲まれているなんて思えない、小動物の触れ合い広場に居る気分になれた。

「シャルJr、お前は壁引っ掻いてなかったけどどうやってたんだ?」

「しゅるる……歯で噛ミ切り、爪同士を擦り合わセテ短く整えマシた」

「なるほどなぁ……」

薄紫色のドラゴンの爪は適切な長さで、先端もつるんとしている。

「今度からちゃんとお母さんが爪切りしてやるからな! 伸びてきたら言えよ、分かったなお前ら!」

「ぴぃ、ママ切る?」

子供の爪切りは親の仕事だ、特に小さいうちは……小さいうち? 俺の何百倍もあるのに? いやいや、年齢で考えよう。

「サクには無理だ、俺がやってやる」

「ぴぅ……ママがいい」

「きゅうん」

「しゅるる……ソウですね、母様がいイです」

「みぅ! まま!」

「…………お前らな」

ネメスィは深いため息をついて自分の子を見上げた。金色の鱗を持つドラゴンは見つめられた途端に身体を溶かして黒いスライム状になり、俺に擦り寄った。

「ネメスィ舌打ちしないの。お前らも、俺が出来れば俺がやるけど、ネメスィとかアルマに頼むかもしれないからそのつもりでな」

「みぅ、ぱぱならいい」

「ぴぅう……ママがいい」

アルマの子である赤いドラゴンは了承したが他の子供達は「まま、ママ」と迫ってくる。可愛らしさにうつつを抜かしていると薄紫のドラゴンが吠えた。

「しゃああっ! 母様、困っていマす! 聞き分けなサイ!」

「まぁまぁ……そこまで言うなよ。でもありがとうな」

「……しゅるる」

「お前らはデカいし強いからな、色々と自由にならないことも多いと思う。でも腐るなよ、お母さんお前らがのびのび生きられるためならいくらでも頑張るからな! じゃ、今日のところは帰るぜ」

ドラゴン達の部屋からの帰路、ネメスィと壁の修理と爪切りの方法について話し合った。

「壁は俺が後で治しておく。問題は爪だ」

「シャルJr以外はみんな爪伸びてたし、早く方法考えないとな」

「あんな壁程度でドラゴンの爪は削れない。竜の里から爪研ぎ用に岩を持ち出すのが現実的だろうな」

「切ってやりたいんだけどなぁ」

「ドラゴンの爪や牙、鱗に傷を付けられるのは同じドラゴンくらいのものだ」

薄紫のドラゴンのやり方が最も効率的だということだな。RPGゲームによくある『竜の鱗をも裂く剣ドラゴンキラー』みたいな感じの爪切りとかないのかな。

「……ネメシスにも話してみる。しばらく待て」

「うん、ありがとう」

城まで戻るとネメスィとは別れ、石工を習っているシャルの様子を覗いたりして、カタラと約束している夜まで時間を潰した。



夜、窓から差し込む陽光がなくなり薄暗くなった廊下を歩く。コツコツと俺のブーツの音が響き、何故か心細くなる。

「…………カタラー?」

恐る恐る扉を叩くと内側から開かれた。部屋の灯りに照らされると正体不明の不安感が消え、胸を撫で下ろした。

「カタラっ」

「よ、いい夜だな」

「今日暗いよ……月明かりがない」

カタラの部屋に入れてもらい、モノトーンで揃えたオシャレで落ち着いた雰囲気に彼らしさを感じる。

「あぁ、今日は出てないな。曇ってる訳でもねぇからそういう日だ、欠けきったんだよ」

「新月かぁ」

厚手の黒いカーテンと白い薄いカーテン、二重のそれらをめくって夜空を眺める。星々は煌めいているが月がなければ地表は照らされない。

「……なぁ、俺の名前今日みたいな日の月のことなんだぞ」

「サク、が? へぇ、知らなかったな」

朔、新月を意味する言葉だ。とはいえあまり新月の日は好きではない、暗いから。

「ま、いいよそんなことどうでも。カタラは部屋オシャレにしてるなー」

「そうか? 飾りっ気ねぇと思うけど」

「棚とか白黒で可愛いよ」

「マジか、自分で塗ったんだよ。そう言ってくれると嬉しいぜ」

全体は黒、引き出し部分は白く塗られたタンスを近くで見てみると、市販品にしては塗りが荒い気がした。素人仕事にしては十分だが。

「ふーん……? すごいなぁ、なんで白黒なんだ? 可愛いけど理由が知りたい」

「え……いや、ほら……サクは髪黒いだろ? んで俺が白っぽいから……」

「…………ふふふっ」

「言わせんなよ、ったく……」

照れくさそうに目を逸らすカタラの髪を見てふと疑問が生まれる。

「……カタラ、朝会った時より髪伸びてないか?」

「あぁ、マンドラゴラ食ったからだろ」

「あー……魔力増えると髪伸びるんだっけ。マンドラゴラ食べると魔力強くなって……」

「魔力の質が上がるとサクが食いしん坊になる」

「……うん」

カタラは手のひらにポウっと白い光を灯す。温かくも冷たくもないその光に手を伸ばすも、当然触れることは叶わない。

「…………身体、熱くなってきた」

「良質な魔力浴びるだけで発情してくれるんだから、可愛いもんだよ。このままマンドラゴラ食いまくっていったら俺の一人勝ちになるかもな」

「美味しくても飽きはくるから……それはないかな」

「冷静だなぁおい。夢のねぇこと言うぜ。そんなサクには……そらよっ」

白い光の玉が俺の下腹に埋まる。少しの痛みも違和感もなく、貫通するでもなく俺の体内に留まったようで見えなくなる。

「……っ、な、なんてことするんだよぉっ!」

「お、おぉ……なんだ、痛かったか?」

「違うっ、違う……体液とかに溶けてないと上手く吸収出来ないから、ずっと、なんか……えっと、カタラで言えば! タレの匂いずっと嗅がされてるような感じ……? かなぁ?」

「自分で言いながら訳分かんなくなってんじゃねぇか。食欲そそられてるってことだろ? いいことだ」

空腹時に美味そうな匂いだけを嗅がされる苦痛なら分かってもらえると思ったのに、呆れたように流されてそのままベッドに押し倒されてしまった。

「せっかく自分専用のベッド買ったんだ、今日は普通にベッドでヤろうぜ。匂いつけてけ」

「いいけど……汚しても知らないぞ、新品だろ? 匂いって、そんな……汚れたらちゃんと洗えよぉ……?」

「んなこと気にすんなよ」

「わっ……脱がさなくても入れられるのに」

尻の布はめくれるようになっているのでわざわざデニムを下ろさなくてもいいのに、カタラは俺を全裸に剥いてベッドの中心に移した。

「シーツ黒にして正解だ。汚れは目立っちまうけどよ、サクは肌が白いからベッドにくっきり浮いて見えるもんな」

「……カタラが下でも似たようなことになるんだからな」

「ははっ、騎乗位はインキュバスの十八番だもんな」

俺と同じように全裸になるとカタラは早速俺の足を掴んで開かせた。

「……そんな見るなよぉ」

「さっきの光球の威力はすげぇな、見て分かるほどぐしょ濡れだ。ほらサク、自分で持てよ」

両太腿を押さえて開脚させられ、両膝の裏に腕を通させられる。脱ぐ前から勃っていた陰茎と既にシーツを愛液で汚している後孔を眺められ、頬が熱くなる。

「……ひぁっ!」

会陰に少し触れられただけで甲高い声を上げてしまった。恥ずかしさと焦れったさで我慢が効かなくなった俺はカタラの陰茎に尾を巻き付け、後孔へと導いた。
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