冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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昼食後の戯れ (〃)

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五人とも昼食を終えたが、高校生にもなって運動場で走り回るような趣味はないのでその場に留まってダベることにした。

「三股なんだよね、みっつん。誰が一番とかはなくて平等な感じで」

「あぁ、可愛い男子でハーレムを作るのが昔からの夢だったんだ」

「正直キモ~い。その顔じゃなきゃ許されないんだからね」

イケメン無罪が実在するとは。しかし「キモい」は胸にくるのでやめて欲しい、小中の苦い思い出がリフレイン。

時雨しぐれ……んー、まんまじゃ可愛くないからあだ名欲しいな~。下の名前神無かんなだっけ? んー、うーん、じゃあしぐしぐ」

下の名前無視した。

「カンカンじゃパンダっぽいもんね」

「んなんなやったらどうや」

「ふわふわのぬいぐるみ……いや、何でもない。文字数増えてるのはあだ名としてどうなんだよ」

「可愛けりゃいーのっ」

しぐしぐが可愛いかどうかには疑問が残るが、カンナは別に嫌がっていないようだし俺も文句は引っ込めよう。

「ねぇしぐしぐ、ディープキスまで行ったんだっけ?」

「兜合わせもしたぞ。な、カンナ」

「かぶと……? って何?」

本気で分からないようだ、やっぱりピュアなのか? 陰茎同士を擦り合わせることだと説明してやると顔を真っ赤にしていた。

「大人しい顔して結構やることやってんね……つーかさ、会話してくんない? しぐしぐ、俺結構歩み寄ってるよね」

「…………」

カンナは無言で俺の二の腕に顔を押し付けている。

「ハル、やめてやってくれ」

「彼氏の彼氏なんだからさ~、仲良くしようよ。そうだ、俺にあだ名つけていいよ。俺、初春はつはるっての。覚えてた? 呼んでみ」

「ハル、カンナはそういうの苦手なんだってば」

「ふんっ……何かあっても助けてやんないから!」

ハルの気持ちも分からなくはない。しかし、俺の手を握るカンナの手は震えてしまっている、あまり詰めては可哀想だ。

「で、後は……ガラと頭の悪い小汚い金髪野郎ね。アンタは? どこまで行ったの?」

「あー……セックス寸前やな。水月のんがデカぁて入りそぉないんでケツ拡げとる最中や。水月にバイブ突っ込んで掻き回してもらったで、俺が一番やな」

「……っ!? そ、そんなことするの……? 怖……みっつん、俺プラトニックで行くね」

男同士のセックスの方法もよく分かっていないなんて、やっぱりピュアなのかな。いや、バイブが何かは分かっているのか……ピュアではないな。

「無理矢理突っ込んでくれてもよかったんやで?」

「ちゃんと開発してからだ。明日から覚悟しろよ」

「……学校でも何かしてくれるん? 楽しみやわぁ」

「ねーねー! 三股つってるけどさぁ、そこのメガネはどうなの?」

リュウとの会話を無理矢理遮ったハルは無遠慮に鳥待を指差す。

「口説いてる最中……かな」

「はぁ? この顔と声に落ちない奴なんかいんの? 何お高く止まってんだよメガネ!」

「……もちろん私も彼氏にしてもらう気ではいますが、私が何より大切にしたいのは体の相性なので……ヤってから決めます」

「ヤってから……!? ま、真面目ぶってるくせして……クソビッチじゃん!」

身体を重ねて鳥待を満足させられなかったらフラれてしまうどころか、童貞もしくは下手くそだと三人にバレてしまう。テクニックを磨かなければ、でもどうすれば? とりあえずはネットで知識くらいはつけないとな、家に帰ったらゆっくり勉強しよう。

「そろそろ教室に戻らないと遅れますよ」

「え、マジ? やっばーい、次の時間何だっけ」

「英語や」

三人は先に階段を下りていってしまう。俺はカンナと指を絡め合って下りていく──踊り場で鳥待が止まっていた。

「委員長、伝え忘れていましたが……今日は図書室で集まりがあります。今日の会議は長いようなので、彼氏さん達には先に帰ってもらってくださいね」

「あぁ、分かった。カンナ、分かったな?」

「………………ぅん」

「さよならのキスはホームルームの後にやってやるから」

「…………!」

カンナは顔を真っ赤にして俯く。そういうことじゃないけど、嬉しい……とかそんな感じかな? 俺のキスで一喜一憂する美少年が存在しているなんて未だに夢のようだ。

「……みぃ、くん」

「ん?」

「ぼく……ほんと、に…………かみあ、似て、る?」

昨日ハルに見せられたPVに映っていたアイドルの姿を思い出し、目の前のカンナと重ねる。やはり似ている、鼻や口の形は同じと言ってもいいだろう。

「…………いや、ハルがめちゃくちゃカミア好きでさ、身長とか色々教えられて……カンナくらいの大きさかなって話しただけだ」

アイドルに似ている、それは褒め言葉だ。けれどカンナは嫌がっていたように感じた。

「顔……は?」

「カンナの顔、ちゃんと見たことないしなぁ」

「口……とか、似て……な…………?」

「よく分からないよ、カミアって奴のこと昨日知ったばっかで、顔あんまり覚えてないし」

不安そうにしていたカンナは一転笑顔に変わる。俺は賭けにまた勝った。

「これ、か……もっ、見な……て、いー……よ」

「これからも見なくていいって? はは、別に見る気はないけど……アイドルに嫉妬か?」

カンナは俺の右手を自身の尻に導く。ふにっとした感触が制服のスラックス越しに伝わってくる。

「かみ、あ……さわ、な…………けど、カンナ……さわ……る……」

「カミアは触れないけれど、カンナは触れる?  カンナは本当に可愛いな、俺はカンナを見てる方が癒されるよ」

「んっ……みぃくん、すき……」

左手でカンナの顎をクイッと上げ、キスをしながら右手で尻を揉みしだく。絡めた舌に伝わる喘ぎ声を楽しんでいるとチャイムが鳴ってしまった。
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