冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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顔射はメイクの大敵 (水月+ハル・リュウ・シュカ・カンナ)

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ハルの不慣れなフェラチオは下手くそではあったものの、だからこそ萌えがあり、足りない快感を補った。射精のタイミングが俺自身にも上手く掴めず、ハルに顔射してしまった。

「うっわ……ちょっとちょっとちょっとぉ~、顔に……もぉ~! 顔べっちゃべちゃじゃん!」

「ご、ごめん……」

「やだ口入った、ぅえっ、ぺっぺっ……うー、苦、もぉやだぁ」

まずい、白濁液で汚れたハルの顔に興奮している場合じゃない。嫌な思い出を残したら次からやってくれなくなる。

「ごめん……すぐ拭くよ」

「ん~……」

ティッシュでハルの頬を拭う。ふにっと柔らかい頬に触れたのが射精の最後のひと押しだったなと思い出す。

「ん? え……何これ」

精液を拭ったティッシュを見ると、ペールオレンジの汚れが拭き取れていた。精液と言ったら白いものだろう、放置したらちょっと黄ばむくらいだ、出したてがこんな色だなんて、俺はどこか身体が悪いのか?

「あーっ! ファンデ剥がれてんじゃんやだぁ! もぉ! みっつんのバカ! 見ないで! 俺顔洗ってくる!」

「えっ、ぉ、おいっ」

「メイク落ちた顔とか絶対見せたくないから着いてこないで!」

「……っ、人目につかない水道探せよ!」

精液まみれの顔をしていたなんて噂が広まったらハルは生活しにくくなるだろう。そう思っての発言だが、誤解されなかっただろうか。

「…………なんや騒がしいやっちゃなぁ」

「はは……まぁ、俺が悪いよ。あんなタイミングで出すとか……情けない、かっこ悪いな」

「み、くん……かっこ、い……」

「カンナ……お前は本当に可愛いなぁ」

髪がぐしゃぐしゃになるまで頭を撫でくり回してやりたいが、それをやればカンナは泣き叫ぶだろうから肩を撫でた。

「あ、そうだ。みんな土日空いてないか? 遊びたいなーって思ってるんだけど」

下着とスラックスを履き直し、せっかくの休日を有意義に過ごすための質問をする。

「遊ぶって……ふふ、ヤるの間違いでしょう? 土日よりも私は今日の放課後にあなたに抱いてもらいたいんですが……」

「放課後は無理だ、バイトがすぐあるから」

「……あぁ? てめぇふざけてんじゃねぇぞ! じゃあ俺はなんでケツほぐしたんだよ、ローションまで仕込んできてんだぞ?」

そんなこと言われても、と言うしかない。抱かれたいなら朝にでも言えばいい、五人の彼氏がいる俺の予定はギチギチなのだ。

「やめーやみっともない。水月、しぐが土曜日うち来て欲しい言うとんで」

「そうなのか? カンナ、土曜日カンナの家に行っていいのか?」

「き……て、ほし……」

「ほんとか? やぁ、嬉しいな。じゃあ後でメッセージで時間とか決めようか」

笑いかけるとカンナは真っ赤になりながらもこくこくと頷く。

(カンナたそは可愛いですなぁ。萌え萌え~、お持ち帰りしたいですぞ~)

可愛い仕草にデレッとした笑顔を浮かべてしまうと胸ぐらを掴まれた。相手は当然シュカだ。

「ざけんじゃねぇぞてめぇ……」

「ざ、ざけてないざけてない。ふざけてません」

レンズの向こうの瞳は鋭く俺を睨み、舌打ちまでした。

「……日曜だ。日曜日、てめぇの家に行く。今日と明日の分までしっかり抱けや」

「あぁ……そういうことなら喜んで」

なんだかんだ俺が欲しいんだなと微笑ましくなって、尻を制服の上から撫でてみるる。

「……っ、死ねっ!」

昼休みが終わり、五時間目が始まる。シュカに殴られた腹が痛い。

(これ絶対内臓どうにかなってますぞ、病院行かないとダメなやつですぞ)

腹の鈍痛で授業に集中出来ず、板書もままならないまま休み時間に突入する。

「カンナ、悪い……書き切れなくて。ノート見せてくれないか?」

小さく頷いたカンナにノートを借りて書き写していく。

(腹痛いでそ。五十分経っても痛みが引かないボディブローなんて彼氏にすることじゃありませんぞ! 躾が必要なようですな……でゅふふ)

実行できないだろうシュカ調教計画の妄想に花を咲かせていると、つんつんと美少年に肩をつつかれる。

「みっつんみっつん」

「ハル、メイク大丈夫だったか?」

「うんっ、なんかメイク乗りよかった。もしかしてアレって美容にいいのかな?」

「……精液か? いや、どうだろう……タンパク質だったと思うから……いや分からないな」

精液の成分にも美容にも詳しくない俺には何も言えない。

(どこぞの女王さんが処女の血は美容にいいって言ってたみたいな感じでしょうか。体液は身体にいい……いやアレ勘違いでしたっけ。ハル殿のも多分思い込みですな)

心の中ではハルの思い込みだと結論を出したが、実際どうなのかは分からないし、何より顔射や飲精にハルが積極的になるかもしれないなら、勘違いしたままでいさせたい。

「あ、それよりさ~、カミアの握手会なんだけど」

「次の次の日曜だろ?」

「覚えてた? 推しの手握れるし話せるしめっちゃ近くで見れるし、水月とデートだし、超楽しみ~!」

ハルの喜ぶ顔見たさに物販で散財する自分の姿が目に見えるようだ──俺、やっぱり超絶美形だな、どうしよう業界人に目を付けられたら。

「……俺あんまりカミアって子の歌知らなくてさ、来週の土曜日にでもハルの家行っていいか? CDとか買ってるんだよな、聞かせてくれよ」

「カミアに興味出てきた? もち、カミアのCDは全部持ってるし写真集も二冊ずつ買ってる! カミアのインタビュー記事乗ってる雑誌とかもある! プレゼンの計画立てとくね!」

「お、おう……ありがとう」

一聞いたら十どころか百教えてくる。俺もそうだがオタクが気持ち悪がられるのってそういうところだよな。
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