冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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電車内で擬似セックス

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セイカは「俺の声が聞きたい」と電話を掛けてきた。なら、ちゃんと聞かせてやらないとな。

「今日行けなくてごめんな」

改札を抜けて階段を上り、ホームに立つ。

「土曜日に必ず行くよ。愛してる。セイカが大切だよ、俺の大事な恋人だ。好きだよ」

『ぁ……う、嬉しい、嬉しい鳴雷……すごく嬉しい』

「電車来ちゃった。もう切るよ……おやすみ、セイカ」

自分の手の甲にキスをして唇をちゅっと鳴らし、電話を切った。スマホをポケットに戻して電車に乗り、キス音を聞かせたことを恥じる。今頃セイカもドン引きしているかもしれない。

「はぁ……やっちゃった。カンナ……? 寂しかったか? 拗ねないでくれよ」

電車に乗るとカンナは俺に背を向けた。拗ねているのだと考えた俺は彼を宥めるため肩を撫でた。するとカンナは俺の股間に尻を押し付けてきた。

「んっ……硬、ぃの……ある。でも……ちょっと、高……」

「水月背ぇ高いもんな。代わるか?」

「あなたと時雨さんそう変わらないでしょう」

「なら自分やりぃな、180あんねんから」

「お二人の方が尻に脂肪が多いので適任かと」

カンナは爪先立ちをしてまで俺の陰茎に必死に尻を押し付け、腰をくねらせてスラックスごと俺の陰茎を尻で揉んでいる。

「み……くんっ……ど、ぉ?」

「……っ、最高」

俺はすぐに膝を曲げてカンナの腰を掴み、行為に及ぶ際のように腰を動かした。むちっとした尻に陰茎をぶつける快感と興奮は強く、俺はあっさりと射精してしまった。

「ふーっ……」

「お疲れさん、しぐ。どやった?」

「ん……お尻、みぃくん……気に、って……くれ…………うれし」

俺から一歩離れたカンナは顔を真っ赤にしたままリュウに感想を話している。可愛い。

「シュカ、お前次で降りるんだよな。ケツ貸せ」

「は? まだ勃ってるんですか? ちょっと、やめてください、そういう気分になってもヤれないんだから煽らないで……ちょっと!」

シュカの背後に回って腰を掴み、脂肪のだらしなさが魅力のカンナの尻とは違う引き締まった尻の感触を楽しむ。

「はーっ……イったばっかの擦れて、気持ちいい」

「駅員に突き出しますよこの痴漢!」

「大声出すなよ、俺が捕まったら明日抱けなくなっちゃうけどそれでもいいのか?」

まぁ、男子高校生のグループから「痴漢!」なんて声が聞こえてきたところで本気にする乗客なんて居ないのだけれど。

「この変態っ、あなたの……硬さがっ、服越しにも分かるんですよ。下腹が……クソっ」

「お腹ときめいちゃったか? 可愛いなぁ」

腰を掴むのをやめ、左腕を腰に回して固定する。右手でシュカの下腹を揉んでやる。しっかりと割れた腹筋も脱力してくれれば柔らかく、内臓に刺激が伝わる。

「あっ……ん、腹はっ……ダメ、やめなさいっ、痴漢……!」

「外でちんこ出させてゴム付けさせたヤツが何言ってんだよ。嫌なら腹筋力入れりゃいいのに力抜いたままってことは、このままお腹揉んでほしいんだろ? 安心しろよ、駅着くまでにイかせてやる」

「……っ、出来るもんならやってみろ」

ドスの効いた声も今は可愛い。俺は右手に力を込めてシュカの臍の下辺りを圧迫した。

「あっ、ぁ……イイ、イイっ……」

万力を意識した圧迫にシュカの声と態度はすぐに蕩けた。顔も蕩けているのか、シュカの顔をじっと見つめているリュウが釣られて頬を紅潮させていく。

「は、ぁんっ……ん、ん……水月ぃ、あなた、本当にすごいっ……私は、突っ込まれるのだけっ、んっ、だったのに……今は……腹も、口も、性感帯。あなたのせいでっ……全身、開発されて」

「……乳首もだろ?」

腰を抱いていた左手でシュカの胸元をまさぐる。手のひらで雑に乳首を刺激しただけで彼の吐息はより熱く荒くなり、カクカクと腰を震わせた。その震えが俺にも快感を与える。

「まだ弱いけどな。シュカ……ここでもっと気持ちよくなりたかったら、リュウみたいに軟膏塗って絆創膏貼って、お風呂でだけかるーいマッサージするんだ。それ以外は痒くても触らない……すぐ敏感になるよ」

「……っ、ほんと……ですか?」

「ぁ……おぅ、俺で実証済みやで」

腹を揉まれて乱れているシュカを羨ましそうに見つめていたリュウを軽く睨んでやると、彼は慌てて返事をした。

「とりあえずはお腹でイこうな」

「んっ……んぅっ」

腹を揉みながら乳首を引っ掻く。当然シャツの上から。そうしながら俺は腰を揺らし、シュカの尻を腰で軽く叩いて行為を思い起こさせた。

「はぁっ……ぁ、あっ……イくっ、本当にイけそぉっ……イく、イきます水月っ、イっ……くぅっ……!」

「あぁ、俺も……出るっ……!」

電車内で絶頂を迎えたシュカはくったりと俺にもたれ、降りる駅に着くまで余韻に浸った。

「……私はここで。さようなら」

「おぅ、また明日な。パンツ大丈夫か?」

「出してませんよ! 全くデリカシーのない……これだから関西人は」

ぷりぷりと怒って電車を降りていったシュカの足は微かに震えていた。

「関西関係あらへんやろがぃ! ホンッマあのメガネ……! 俺より西の出身のくせによぉあんだけバカにできるもんや、尊敬もんやわ」

「西日本出身はお前らだけなんだから仲良くしろよ」

ハルは京都に実家があると話していたが、幼い頃に少し住んでいただけで方言も習得していないのでノーカウントとさせていただこう。

「そーいやそやったっけ。しぐは北の方やったっけ?」

「ぁ、きた……でも、とんど……さい、た……」

「おぉそうそう秋田な秋田。秋田……? 北海道よりは南やったっけ……」

「秋田美人ってよく聞くよな。カンナの可愛さの秘密はそれか~?」

「ゃんっ」

背後に回って抱き締めて雑に身体をまさぐるとカンナは可愛い声を上げてくれた。

「北の方の子ぉはお日さん当たらへんから白ぉて綺麗や言うなぁ、秋田離れたらもう関係あらへんのとちゃうか?」

「見ろよこの美白。すべすべもちもちふわふわほっぺ」

「ん……」

「関係あるみたいやね……あ、白いと言えばアキくん。アキくんは、えっと……どこやったっけ」

「ロシアな。アキはアルビノだから国も土地も白さにはあんまり関係ないけど」

「そうそうロシア。北海道より北やったっけ……?」

「お前が地理苦手なのはよく分かったよ」

なんて話をして楽しく過ごし、自宅最寄り駅で降りて一週間ぶりの本屋へ向かう。

「こんにちは。お久しぶりです、先輩」

「水月、久しぶりだな。会いたかったぞ」

バックヤードに入ると早速ラッキー、着替え中の歌見が見られた。まぁ、着替えと言ってもシャツだけなんだけども。

「あ、そうだ言っとかないと……彼氏二人増えました」

「は!? まだ増やすのか……あぁ、分かった。ちなみにどんな子だ?」

「こないだ飛び降りた人助けた話はグルチャでしましたよね? その子です。もう一人は生徒会長」

「飛び降りたヤツ口説いたのか!? まぁ、別にいいけど…………心中とかするなよ?」

リュウも似たような心配をしていたな。俺の心配をしてくれるのは嬉しいけれど、自殺未遂者と言うのはそれほど厄介な印象があるものなのか?

「顔を合わせておきたいな。なんだったか、時雨? あのメカクレの子の弟とやらにもまだ会ってないし」

「彼はちょっと遠距離恋愛なもので。まぁ、機会があれば。顔合わせはやりたいので生徒会長とは近いうちに。セイカは……まだ入院してるので。かなり不安定ですし、まだ」

そういえばセイカにはまだハーレムのことを話していなかったな。たった一つ「俺に愛されているから」という理由だけで生きている彼に他にも彼氏が居ると伝えるのは不安だ、また自殺を測るかもしれない。

「そうか……分かった。セイカ、と言うんだな。会えたら優しく接するよ、水月の骨を折ったのも不問にしてやるかな」

「折れてませんしアキの着地点にスライディングしたせいなんで、セイカのせいじゃないですよ……」

「こんにちはー……あっ、せんぱーい! 今日から復活っすね、一緒に頑張るっすよ!」

レイがバックヤードに入ってきた、かと思えば俺の胸に飛び込んできた。

「ヴッ」

「バカ! 水月は肋骨折れてるんだぞ!?」

「あっ……ご、ごめんなさいっすせんぱい! 久しぶりにここでせんぱい見たからつい……!」

ヒビに響いた痛みに耐えながら絞り出した「折れてません」の声は歌見には届かなかった。
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