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おまけ
おまけ 側仕えの隣で(ネザメ×アキ)
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※ネザメ視点。528話~531話で、水月とミフユの隣で本番なしのプレイを楽しんでいたネザメとアキのお話。
現役アイドルを除いた水月の彼氏全員を自宅に招き、水月と秋風という奇跡が人の形を取ったような兄弟をプレイルームに引き入れることに成功した。
古代ギリシアの彫刻作品のような美しい肉体に赤い縄を着せて抱いてしまいたいところだが、お楽しみは後に取っておく主義なので今日のところはミフユに水月を譲り、僕は秋風とのペッティングの権利を得た。
《アンタも綺麗なツラしてるよなぁ、俺や兄貴ほどじゃないけど》
水月がミフユを押し倒している傍ら、僕は抱きついてくれた秋風に顔をじっと見つめられている。瞳孔まで赤い神秘的な瞳は鏡のように僕の顔を宿している。
「……君の瞳に僕が居る。君の心にも僕を住まわせてくれたのなら、僕はとても幸福なのだけれど……どうかな?」
《で、何すんの? ヤっちゃう? 本番はナシな、どーせ兄貴よりいいちんぽ持ってねぇだろアンタ》
「鶯の囀りも、天女のハープすらも霞ませるその声が一体どんな言の葉を紡いでいるのか……きっといつの時代の詩人すらも思い至らない美しい文なのだろうね」
「……もみじー、ぼく、日本語、少し分かるするです。もみじー……話すする、難しいです。ぼく分かるするしないです。もみじ話すする、簡単……お願いするです。ダメです?」
ゆっくりと一音一音確認しながら、丁寧に言葉を紡ぐ。真っ白な眉尻を下げて僕を見上げる。
「あぁ……そんなふうに日本語を丁寧に扱う者は日本人に居ないだろう。正しい使い方が全てじゃない、相手に伝えようとする気持ちこそが大切なんだ、それを丁寧な言葉と呼ぶのだろう」
《…………簡単に話せって言えたよな俺、間違えてたか?》
「おっと、ごめんね難しい話し方をして。秋風くん、可愛いよ、綺麗だよ、その新雪の如き肌を──あぁ、いや、服、脱ぐ、する……いい?」
《分かってんじゃねぇかクソキザ男》
秋風はため息をついて自身のベルトに手をかけた。僕は慌ててその手を止め、黒いシャツの中に手を入れた。
《……何、脱がしたいの? いいぜ変態、脱がせよ》
僕がこの手で秋風の服を脱がせたがっていると気付いたようで、彼は自身のベルトから手を離して僕を煽るような妖艶な笑みを浮かべた。
「僕が見る君はいつも黒い服を着ているね、だから細く見えているけれど……」
まずシャツを脱がすと鍛え抜かれた肉体が顕になった。
「……すごいね。鳴雷くんのようなボリュームこそないけれど……そう、狼や山猫のような、研ぎ澄まされた……引き締まった強さ」
秋風の肉体は正直、僕が持っていた美の理想形からは外れている。幼さのある美顔は天使のように愛らしいのに、その肉体は歴戦の戦士のようだ。水月のような顔と身体の統一感がない。
「…………美しい、そう、山に住む獣のような無駄のない美しさだ」
水月の筋肉はいわゆる見せ筋、使うことのない見せるための──魅せるための筋肉だ。僕はそれを美しいと思う、美とは無駄なものだ、美しくなくても生命活動に支障はないから。無駄や余裕が美を産むと僕は考えてきた。
だが秋風に崩された。秋風の筋肉はアンバランスな部分も多い、よく見れば左右非対称だ、他者に見せることなど考えていない自分自身のためだけの肉体だ。無駄や余裕が一切ないからこそ美しい。
水月と秋風の美はよく似ているようでその本質は真逆だ。
「君が紡ぐ詩人すらも思い至らない美しい言葉は、飾り気のないただの話し言葉なのかもしれないね」
《ベラベラ喋ってっけど俺の上半身そんな面白い?》
脇腹に触れる。筋肉の凹凸がはっきりと手のひらに伝わる。ゆっくりと撫で上げて胸筋を揉む。量はさほどないのに凄まじい弾力があり、高反発のクッションのように僕の指を押し返してきた。
《あはっ、お胸が気に入りまちたかボーヤ》
ミフユとも水月とも違う、本当に上質な筋肉の弾力に意識を奪われていると、両手で顔を掴まれて胸の谷間へと引っ張られた。
「……口を使ってもいいということかな?」
色素の薄い肌に舌を這わせる。秋風の両腕が僕の頭を捕まえて僅かに横にズラした。彼の求めを察し、舌をぺとりと薄桃色の乳首に押し当てる。
「んみゃっ……!」
乳首の下側からぺろんと舐め上げる。
「みぁっ……」
唇で噛む。
「んっ」
ぱくっと口に入れ、噛まずに歯を当ててみる。
「……っ、はぁ……」
歯を引っ込めて舌先でちろちろと乳頭を舐め転がす。
「みゃっ、ぁ、んにゃっ、ぁっ」
舌の腹で乳首を押し潰すようにぐりぐりと舐め回す。
「にゃぁあっ……!」
ぢゅうっと乳首を吸ってみる。
「んぁあっ!」
口が疲れてきたので一旦離れ、敏感にビクビクと身体を跳ねさせていた秋風の顔を見てみると、この星の宝と呼ぶに相応しい美顔は真っ赤に染まっていた。
「あぁ……まるで熟れたリンゴだね、赤い……」
「ふぅ……ふぅ…………りん、ご? くだものです」
「うん、果物だね。秋風くんの顔が赤くてリンゴみたいだ。そうだね、君はただの色白じゃなくアルビノだものね……紅潮が分かりやすいんだ、身体も顔ほどじゃないけれど赤っぽくなってるね」
体温が上がり過ぎているのではと不安になるが、触れてみるとそうでもない。
「……日本人の色白の子は大抵青白いから、君のように普段から赤っぽい白は新鮮だよ。この白い髪も、赤い瞳も……初めて見る。アルビニズムの存在は知っていたし、原理も理解しているけれど、やはり不思議で神秘的なように感じてしまうね」
僕の唾液が絡んだ乳首は僕が触れる前よりも大きさと赤みが増している。
「たとえ排外的な感情がなくとも、特別視は嫌いかな? 君にしてみれば日傘が手放せない厄介な体質だものね。あぁ……君の言葉が聞きたいな、僕もロシア語を学びたいけれど、今そんな暇はないとミフユにまた怒られてしまうだろうね」
淫らな熱を孕んだ赤い瞳が僕を見つめている。辛抱たまらなくなった様子で僕の手を掴み、自身の腰を触らせ──いや、ズボンを掴ませた。
《アンタ自分で脱ぐ男嫌な性質だろ、兄貴もそうだ、何が面白いんだか脱がしたがる。服の上から撫で回されんの嫌いなんだよ、服の中で汗かくのが嫌いなんだ、汗かく時は裸がいい》
「脱がせて欲しいのかい? ふふ……可愛いね」
黒いズボンをゆっくりと下ろすと、上半身以上の鍛錬が透けて見える下半身が顕になった。いつだったか水月に秋風の尻と太腿はすごいと聞いたような聞いていないような──
「──確かに、これはすごい」
脂肪が非常に少ない、なのに柔らかく弾力がある。普通の尻とは揉み心地が違う。
《ゃんっ、ん、アンタも俺の尻気に入ったかよ。脱力してやってんだ、柔らかいだろ? んぁっ……開くなよぉ、欲しくなる……本番なしなんだからそういうのはやめろよ》
僕の首に腕を絡み付けて耳元で囁いているが、悔やまれることに僕はその美しい言葉を理解出来ない。無念をぶつけるように大きな尻を鷲掴みにし、尻の割れ目をくぱぁっと開く。
「にぇっ……にぇっと、もみじぃ……お腹、うずうずするですっ、今する、それする、ダメです」
割れ目を開かれると後孔も拡げられて下腹が疼く、だから今しているそれはしないで欲しい……ということかな? 日本語の拙さを十二分にカバーしているのは想いを伝えようとする想いの強さだ、その強い想いはとても美しい。
「開くのはダメかい? 閉じるのは?」
鷲掴みにした左右の尻肉を擦り合わせる、割れ目を開かれるのが嫌なら閉じるのはどうかと考えてみたのだ。
《はぁ……クソ、ぬるい、イけねぇ、イきたい》
「ん? 秋風くん……ひぁっ!? ちょ、ちょっと……耳はっ」
腕を拘束するように二の腕ごと身体を抱き締められ、耳の生え際に舌を這わされた。秋風から来てくれるのはとても嬉しいのだが、耳だけはダメだ。
「僕耳は弱っ、ぁ、ふっ……秋風くんっ、ほんとにだめぇ……!」
本気でもがいても秋風の力に敵わない、首を振って耳を逃がすと右手で後頭部を押さえられた。 身体の拘束は今、左腕だけで行われている。
「強っ……!? ゃ、だっ、これ嫌、ぁあ……! ミフユっ、ミフユぅ……やだ、耳変になるっ、ミフユはやくぅっ!」
耳の縁をはむはむと甘噛みされ、耳の内側に舌をねじ込まれ、鼓膜にぐちゅぐちゅと水音が響く。思わず助けを求めるも、ミフユは来てくれない。耳からゾワゾワと広がる快感の波に翻弄されていると、不意に秋風は右手を下ろして左手と役割を交代させた。
「ん…………ひぁっ!?」
左手は頭へは向かわず、僕の股間をズボンの上から鷲掴みにした。ぐにぐにと無遠慮に揉まれ、耳を責める口が離れたかと思えば、愉悦に歪んだ赤い瞳と目が合った。
《なかなか可愛い声出せんじゃねぇか、気に入ったぜ》
揉むのをやめたかと思えば左手だけでベルトを外してファスナーを下ろした。器用さに驚く僕から手を離し、ベッドの端に座らせると、秋風は僕の前に膝をついた。
「……口でしてくれるのかい?」
スラックスを雑にどかして下着を引っ張り下げられると、耳をねぶられて勃ってしまった陰茎が秋風の顔の前にぶるんっと飛び出た。
「口でされるのは好きだよ、いつもミフユにしてもらっているんだ」
お世辞にも美しいとは言えない見た目をしたそれが、この世の理から外れたような美しい顔のすぐ前にある。
「……けれど秋風くんにしてもらうのは気が進まないな。君を穢してしまう……新雪に泥水をかけるようなものだ。穢す悦びも大きいだろうけど、僕には勇気が出な……ひゃっ!?」
声に出しながら悩んでいた僕に構わず、秋風は躊躇なく僕の陰茎を咥えた。その美貌を一切崩すことなく僕の陰茎に内側から押させて頬を歪ませ、恍惚として瞳を細める。
「ん……秋風くん、歯が……」
頬の内側、上顎、舌の腹、そして歯──秋風は僕の陰茎をまるで歯ブラシのように扱った。
「……っ、は、ぁ……!」
歯を当てるなんて下手くそのすることだと思っていたけれど、噛むのではなく側面を撫でさせられると、硬い歯が柔らかく温かい粘膜な中でのアクセントになってなかなかいい。
「すごい……すごい、征服感だ。この星の全ての雄に勝った気さえしてくる」
美しい秋風がベッドに座っている僕の前で床に膝をついて僕の陰茎をしゃぶっている。その優越感たるや、凄まじい。征服欲が満たされていくのを感じる。
「ん……もみりぃー」
「んっ……? 僕の名を呼んでくれたのかい?」
「あひゃま……」
秋風は僕の手を掴んで自身の頭の傍へと引っ張り、今まで以上に深く咥えて何かをねだるような目で僕を見上げた。
「…………押さえていいのかい? その……いわゆるイラマチオを、していいのかい?」
恐る恐る両手で秋風の頭を掴み、喉の奥へと陰茎を押し込んでいく。これ以上上はないと思われた優越感が、天井を突き破って更に上へと突き進む。
「あぁ……いいのかい? 全部入れてしまって、いいのかいこんな……こんな……!」
嘔吐くことなく僕の陰茎を根元まで咥え込んだ秋風の瞳は微かに潤んでいる。興奮した僕はベッドから立ち上がり、背を丸めて秋風の頭をしっかりと掴み、腰を振った。
「……っ、んゔっ! ぐっ、んんっ、んゔぅっ!」
喉の奥のぬるぬるとした内壁を小突くと低い声が漏れ、喉がきゅっと締まる。それが気持ちよくて、何度も何度も粘膜壁を小突き、擦った。
「あぁっ、秋風くんっ……うめき声でも美しいねっ、でも、君にそんな声を上げさせられるなんて……あぁ、あぁ、僕はなんて罪深い! 天使を穢していると分かっているのに……腰が止まらないよっ、秋風くん、秋風くんっ……出すよっ」
腹の内側から穢してやりたいという下卑た欲望が産まれ、可能な限り奥で射精してしまった。萎えた陰茎をゆっくりと抜いてベッドに腰を下ろし、咳き込む秋風を眺める。
「気持ちよかった……秋風くん、虐められるのが好きなのかい? 性を感じさせない美貌を持っていながら被虐趣味があるなんて……あぁ、なんて退廃的な……おや、飲んではくれないのかい。残念だな」
咳き込んだ末に秋風は自身の手のひらに白濁液を吐き出した。そして、僕の精液と秋風の唾液が混じったそれを自身の陰茎に塗り付けた。
「秋風くん……! それは、そんな行為はダメだよ、また勃ってしまう……!」
潤滑油代わりになっているのだろう、にちゅにちゅと淫らな水音が鳴っている。水月とセックス中のミフユの嬌声に掻き消されてしまいそうだが、秋風の荒い息遣いが確かに聞こえる。
「……秋風くん、今度縛らせてくれないかい? 被虐趣味があるのならきっと気にいると思うんだ。痛くはしないよ、じわじわと苦しくて酔ってくるらしい。ミフユなんて縛ってあげただけで出してしまったことがあるんだよ、きっと気持ちいいはずさ」
ホワイトチョコをかけたお菓子のように陰茎に僕の精液を絡めた秋風は、射精まで扱くことなく陰茎から手を離し、ゆっくりと立ち上がった。
「緊縛、気になったかい?」
「もみじー、番です」
「ばん……? 僕の番? 何の……」
胸ぐらを掴まれてベッドから引きずり下ろされ、放心しているうちに僕の精液がべっとり付着した手で頭を掴まれる。
《ほら、はやくしゃぶってくれよ。やってやっただろ?》
秋風は先程までの僕のようにベッドに腰を下ろし、僕は先程までの秋風のように床に膝をついている。僕の目の前には僕の精液にまみれて酷い匂いを放つ巨根がある。
「え……と、僕に咥えて欲しいのかい? 僕は、その……咥える側はしていないんだ。それもこんな自分のものがついたものなんて……嫌だよ」
《またごちゃごちゃ言って……いいから咥えろって》
「秋風くんっ? 待っ……んむぅうっ!?」
喋らずにいればよかったと、精液の味を知ってから後悔した。口の中に匂いが広がる。気持ち悪い。吐き気がする。
「ん、ぅう……ぉえっ……」
秋風の陰茎は僕の陰茎より一回り大きい、いや、見栄を張るのはやめよう、三回りくらいは大きい。長さも太さもだ。そんなものをいきなりねじ込まれたから顎が外れそうだ、唇の端が切れてしまいそうだ。
《オエはねぇだろ、お高くとまってるアンタが咥えやすいようにてめぇの精液塗ってやったんだからよ》
「ん、ふぐっ、んゔ……ぁふぃ、はぇ、くんっ……ゃ、め……ひぇっ」
《ちゃんと舐めろよ、俺がしてやったみたいにさぁ》
大きな亀頭で舌の腹をぐっと押され、嗚咽する。しかし極太の陰茎を咥えさせられている口からは何も吐き出せない。
《ん、そぉそぉそんな感じ。下手くそだけど》
舌で陰茎を押しても出ていってくれない、むしろもっと舐めろとでも言いたいのか更に奥へと押し込まれてしまった。
「ぉえっ……ぅ、えっ……んぐゔっ! ふ、ゔぅ……ぅゔぅ~っ……!」
やめて欲しいのにやめてくれない。こんなこと生まれて初めてだ、みんな僕がして欲しいことしかしなかった。僕にお小言を言うミフユだって僕が本当に嫌がったら無理には勉強させなかった。
《あれ、泣いちった》
恐怖で、屈辱で、混乱で、涙が溢れた。泣けば流石にやめてくれるだろうと心のどこかで思っていた。
《へぇ……可愛いじゃん。いいねその泣き顔、ゾクゾクする》
加虐心をくすぐられましたと言わんばかりの欲情し切った強い雄の笑顔を見るまでは。
「んっ、んん~っ! んゔっ……ゔぅっ!? ふっ、ぐっ、ぅおっ……ぉえっ、ゃだっ、ゃ、ぅんっ、ん、ふぐゔぅっ!」
頭を強い力で掴まれて腰を振られ、喉奥を乱暴に突きまくられる。抵抗する力どころか全身から力が抜けていき、僕はすぐに大人しくなってしまった。
《きゅうきゅう締まって……うん、なかなかイイ。イけそう》
雄としての格の違いを分からされ、無抵抗で喉を犯されるうち、ミフユが僕に向けていたものとは違う熱のこもった視線を向けられるうちに、萎えてしまっていた陰茎が再び勃った。
《ん? 何、シコってんの? あはっ、可愛いとこあるじゃん》
苦痛と屈辱の中、無意識のうちに自身の陰茎を握っていた。自然と手が動き、惨めな自慰を始め、秋風が僕の喉奥に精液を吐き捨てるのとほとんど同時に勢いの弱い情けない射精を果たした。
《はぁー……気持ちよかった。抜くぜー》
出された瞬間に精液をゴクリと飲んでしまったのは、吐き出せなかったのは、奥で出され過ぎたからだ。飲みたくて飲んだ訳じゃない、ないはずだ。
「げほっげほっけほっ、はぁっ、はぁっ、はぁ……ひ、どいよ。秋風くん……やめて、欲しかったのに……けほっ」
「もみじー? けほけほ……大丈夫、です? ごめんなさい、です」
首を傾げて僕の顔を覗き込む秋風からは先程までの乱暴さなんて影すらも見つからない。幻覚見ていたのかと疑うほどに可愛らしい顔をしている。
《大丈夫かよもみじぃ、慣れてなさそうだから手加減したのにー……ごめんなー? なぁ、次はアンタが責めてくれよ。玩具色々あるんだろ? えっぐいの使ってくれよぉ、イきまくりたぁい。虐めてくれよもみじー》
抱きつかれ、擦り寄られ、そのあまりの美しさと可愛らしさに僕は苦痛と屈辱を与えられた恨みを捨て、その強靭な肉体を抱擁し返した。
現役アイドルを除いた水月の彼氏全員を自宅に招き、水月と秋風という奇跡が人の形を取ったような兄弟をプレイルームに引き入れることに成功した。
古代ギリシアの彫刻作品のような美しい肉体に赤い縄を着せて抱いてしまいたいところだが、お楽しみは後に取っておく主義なので今日のところはミフユに水月を譲り、僕は秋風とのペッティングの権利を得た。
《アンタも綺麗なツラしてるよなぁ、俺や兄貴ほどじゃないけど》
水月がミフユを押し倒している傍ら、僕は抱きついてくれた秋風に顔をじっと見つめられている。瞳孔まで赤い神秘的な瞳は鏡のように僕の顔を宿している。
「……君の瞳に僕が居る。君の心にも僕を住まわせてくれたのなら、僕はとても幸福なのだけれど……どうかな?」
《で、何すんの? ヤっちゃう? 本番はナシな、どーせ兄貴よりいいちんぽ持ってねぇだろアンタ》
「鶯の囀りも、天女のハープすらも霞ませるその声が一体どんな言の葉を紡いでいるのか……きっといつの時代の詩人すらも思い至らない美しい文なのだろうね」
「……もみじー、ぼく、日本語、少し分かるするです。もみじー……話すする、難しいです。ぼく分かるするしないです。もみじ話すする、簡単……お願いするです。ダメです?」
ゆっくりと一音一音確認しながら、丁寧に言葉を紡ぐ。真っ白な眉尻を下げて僕を見上げる。
「あぁ……そんなふうに日本語を丁寧に扱う者は日本人に居ないだろう。正しい使い方が全てじゃない、相手に伝えようとする気持ちこそが大切なんだ、それを丁寧な言葉と呼ぶのだろう」
《…………簡単に話せって言えたよな俺、間違えてたか?》
「おっと、ごめんね難しい話し方をして。秋風くん、可愛いよ、綺麗だよ、その新雪の如き肌を──あぁ、いや、服、脱ぐ、する……いい?」
《分かってんじゃねぇかクソキザ男》
秋風はため息をついて自身のベルトに手をかけた。僕は慌ててその手を止め、黒いシャツの中に手を入れた。
《……何、脱がしたいの? いいぜ変態、脱がせよ》
僕がこの手で秋風の服を脱がせたがっていると気付いたようで、彼は自身のベルトから手を離して僕を煽るような妖艶な笑みを浮かべた。
「僕が見る君はいつも黒い服を着ているね、だから細く見えているけれど……」
まずシャツを脱がすと鍛え抜かれた肉体が顕になった。
「……すごいね。鳴雷くんのようなボリュームこそないけれど……そう、狼や山猫のような、研ぎ澄まされた……引き締まった強さ」
秋風の肉体は正直、僕が持っていた美の理想形からは外れている。幼さのある美顔は天使のように愛らしいのに、その肉体は歴戦の戦士のようだ。水月のような顔と身体の統一感がない。
「…………美しい、そう、山に住む獣のような無駄のない美しさだ」
水月の筋肉はいわゆる見せ筋、使うことのない見せるための──魅せるための筋肉だ。僕はそれを美しいと思う、美とは無駄なものだ、美しくなくても生命活動に支障はないから。無駄や余裕が美を産むと僕は考えてきた。
だが秋風に崩された。秋風の筋肉はアンバランスな部分も多い、よく見れば左右非対称だ、他者に見せることなど考えていない自分自身のためだけの肉体だ。無駄や余裕が一切ないからこそ美しい。
水月と秋風の美はよく似ているようでその本質は真逆だ。
「君が紡ぐ詩人すらも思い至らない美しい言葉は、飾り気のないただの話し言葉なのかもしれないね」
《ベラベラ喋ってっけど俺の上半身そんな面白い?》
脇腹に触れる。筋肉の凹凸がはっきりと手のひらに伝わる。ゆっくりと撫で上げて胸筋を揉む。量はさほどないのに凄まじい弾力があり、高反発のクッションのように僕の指を押し返してきた。
《あはっ、お胸が気に入りまちたかボーヤ》
ミフユとも水月とも違う、本当に上質な筋肉の弾力に意識を奪われていると、両手で顔を掴まれて胸の谷間へと引っ張られた。
「……口を使ってもいいということかな?」
色素の薄い肌に舌を這わせる。秋風の両腕が僕の頭を捕まえて僅かに横にズラした。彼の求めを察し、舌をぺとりと薄桃色の乳首に押し当てる。
「んみゃっ……!」
乳首の下側からぺろんと舐め上げる。
「みぁっ……」
唇で噛む。
「んっ」
ぱくっと口に入れ、噛まずに歯を当ててみる。
「……っ、はぁ……」
歯を引っ込めて舌先でちろちろと乳頭を舐め転がす。
「みゃっ、ぁ、んにゃっ、ぁっ」
舌の腹で乳首を押し潰すようにぐりぐりと舐め回す。
「にゃぁあっ……!」
ぢゅうっと乳首を吸ってみる。
「んぁあっ!」
口が疲れてきたので一旦離れ、敏感にビクビクと身体を跳ねさせていた秋風の顔を見てみると、この星の宝と呼ぶに相応しい美顔は真っ赤に染まっていた。
「あぁ……まるで熟れたリンゴだね、赤い……」
「ふぅ……ふぅ…………りん、ご? くだものです」
「うん、果物だね。秋風くんの顔が赤くてリンゴみたいだ。そうだね、君はただの色白じゃなくアルビノだものね……紅潮が分かりやすいんだ、身体も顔ほどじゃないけれど赤っぽくなってるね」
体温が上がり過ぎているのではと不安になるが、触れてみるとそうでもない。
「……日本人の色白の子は大抵青白いから、君のように普段から赤っぽい白は新鮮だよ。この白い髪も、赤い瞳も……初めて見る。アルビニズムの存在は知っていたし、原理も理解しているけれど、やはり不思議で神秘的なように感じてしまうね」
僕の唾液が絡んだ乳首は僕が触れる前よりも大きさと赤みが増している。
「たとえ排外的な感情がなくとも、特別視は嫌いかな? 君にしてみれば日傘が手放せない厄介な体質だものね。あぁ……君の言葉が聞きたいな、僕もロシア語を学びたいけれど、今そんな暇はないとミフユにまた怒られてしまうだろうね」
淫らな熱を孕んだ赤い瞳が僕を見つめている。辛抱たまらなくなった様子で僕の手を掴み、自身の腰を触らせ──いや、ズボンを掴ませた。
《アンタ自分で脱ぐ男嫌な性質だろ、兄貴もそうだ、何が面白いんだか脱がしたがる。服の上から撫で回されんの嫌いなんだよ、服の中で汗かくのが嫌いなんだ、汗かく時は裸がいい》
「脱がせて欲しいのかい? ふふ……可愛いね」
黒いズボンをゆっくりと下ろすと、上半身以上の鍛錬が透けて見える下半身が顕になった。いつだったか水月に秋風の尻と太腿はすごいと聞いたような聞いていないような──
「──確かに、これはすごい」
脂肪が非常に少ない、なのに柔らかく弾力がある。普通の尻とは揉み心地が違う。
《ゃんっ、ん、アンタも俺の尻気に入ったかよ。脱力してやってんだ、柔らかいだろ? んぁっ……開くなよぉ、欲しくなる……本番なしなんだからそういうのはやめろよ》
僕の首に腕を絡み付けて耳元で囁いているが、悔やまれることに僕はその美しい言葉を理解出来ない。無念をぶつけるように大きな尻を鷲掴みにし、尻の割れ目をくぱぁっと開く。
「にぇっ……にぇっと、もみじぃ……お腹、うずうずするですっ、今する、それする、ダメです」
割れ目を開かれると後孔も拡げられて下腹が疼く、だから今しているそれはしないで欲しい……ということかな? 日本語の拙さを十二分にカバーしているのは想いを伝えようとする想いの強さだ、その強い想いはとても美しい。
「開くのはダメかい? 閉じるのは?」
鷲掴みにした左右の尻肉を擦り合わせる、割れ目を開かれるのが嫌なら閉じるのはどうかと考えてみたのだ。
《はぁ……クソ、ぬるい、イけねぇ、イきたい》
「ん? 秋風くん……ひぁっ!? ちょ、ちょっと……耳はっ」
腕を拘束するように二の腕ごと身体を抱き締められ、耳の生え際に舌を這わされた。秋風から来てくれるのはとても嬉しいのだが、耳だけはダメだ。
「僕耳は弱っ、ぁ、ふっ……秋風くんっ、ほんとにだめぇ……!」
本気でもがいても秋風の力に敵わない、首を振って耳を逃がすと右手で後頭部を押さえられた。 身体の拘束は今、左腕だけで行われている。
「強っ……!? ゃ、だっ、これ嫌、ぁあ……! ミフユっ、ミフユぅ……やだ、耳変になるっ、ミフユはやくぅっ!」
耳の縁をはむはむと甘噛みされ、耳の内側に舌をねじ込まれ、鼓膜にぐちゅぐちゅと水音が響く。思わず助けを求めるも、ミフユは来てくれない。耳からゾワゾワと広がる快感の波に翻弄されていると、不意に秋風は右手を下ろして左手と役割を交代させた。
「ん…………ひぁっ!?」
左手は頭へは向かわず、僕の股間をズボンの上から鷲掴みにした。ぐにぐにと無遠慮に揉まれ、耳を責める口が離れたかと思えば、愉悦に歪んだ赤い瞳と目が合った。
《なかなか可愛い声出せんじゃねぇか、気に入ったぜ》
揉むのをやめたかと思えば左手だけでベルトを外してファスナーを下ろした。器用さに驚く僕から手を離し、ベッドの端に座らせると、秋風は僕の前に膝をついた。
「……口でしてくれるのかい?」
スラックスを雑にどかして下着を引っ張り下げられると、耳をねぶられて勃ってしまった陰茎が秋風の顔の前にぶるんっと飛び出た。
「口でされるのは好きだよ、いつもミフユにしてもらっているんだ」
お世辞にも美しいとは言えない見た目をしたそれが、この世の理から外れたような美しい顔のすぐ前にある。
「……けれど秋風くんにしてもらうのは気が進まないな。君を穢してしまう……新雪に泥水をかけるようなものだ。穢す悦びも大きいだろうけど、僕には勇気が出な……ひゃっ!?」
声に出しながら悩んでいた僕に構わず、秋風は躊躇なく僕の陰茎を咥えた。その美貌を一切崩すことなく僕の陰茎に内側から押させて頬を歪ませ、恍惚として瞳を細める。
「ん……秋風くん、歯が……」
頬の内側、上顎、舌の腹、そして歯──秋風は僕の陰茎をまるで歯ブラシのように扱った。
「……っ、は、ぁ……!」
歯を当てるなんて下手くそのすることだと思っていたけれど、噛むのではなく側面を撫でさせられると、硬い歯が柔らかく温かい粘膜な中でのアクセントになってなかなかいい。
「すごい……すごい、征服感だ。この星の全ての雄に勝った気さえしてくる」
美しい秋風がベッドに座っている僕の前で床に膝をついて僕の陰茎をしゃぶっている。その優越感たるや、凄まじい。征服欲が満たされていくのを感じる。
「ん……もみりぃー」
「んっ……? 僕の名を呼んでくれたのかい?」
「あひゃま……」
秋風は僕の手を掴んで自身の頭の傍へと引っ張り、今まで以上に深く咥えて何かをねだるような目で僕を見上げた。
「…………押さえていいのかい? その……いわゆるイラマチオを、していいのかい?」
恐る恐る両手で秋風の頭を掴み、喉の奥へと陰茎を押し込んでいく。これ以上上はないと思われた優越感が、天井を突き破って更に上へと突き進む。
「あぁ……いいのかい? 全部入れてしまって、いいのかいこんな……こんな……!」
嘔吐くことなく僕の陰茎を根元まで咥え込んだ秋風の瞳は微かに潤んでいる。興奮した僕はベッドから立ち上がり、背を丸めて秋風の頭をしっかりと掴み、腰を振った。
「……っ、んゔっ! ぐっ、んんっ、んゔぅっ!」
喉の奥のぬるぬるとした内壁を小突くと低い声が漏れ、喉がきゅっと締まる。それが気持ちよくて、何度も何度も粘膜壁を小突き、擦った。
「あぁっ、秋風くんっ……うめき声でも美しいねっ、でも、君にそんな声を上げさせられるなんて……あぁ、あぁ、僕はなんて罪深い! 天使を穢していると分かっているのに……腰が止まらないよっ、秋風くん、秋風くんっ……出すよっ」
腹の内側から穢してやりたいという下卑た欲望が産まれ、可能な限り奥で射精してしまった。萎えた陰茎をゆっくりと抜いてベッドに腰を下ろし、咳き込む秋風を眺める。
「気持ちよかった……秋風くん、虐められるのが好きなのかい? 性を感じさせない美貌を持っていながら被虐趣味があるなんて……あぁ、なんて退廃的な……おや、飲んではくれないのかい。残念だな」
咳き込んだ末に秋風は自身の手のひらに白濁液を吐き出した。そして、僕の精液と秋風の唾液が混じったそれを自身の陰茎に塗り付けた。
「秋風くん……! それは、そんな行為はダメだよ、また勃ってしまう……!」
潤滑油代わりになっているのだろう、にちゅにちゅと淫らな水音が鳴っている。水月とセックス中のミフユの嬌声に掻き消されてしまいそうだが、秋風の荒い息遣いが確かに聞こえる。
「……秋風くん、今度縛らせてくれないかい? 被虐趣味があるのならきっと気にいると思うんだ。痛くはしないよ、じわじわと苦しくて酔ってくるらしい。ミフユなんて縛ってあげただけで出してしまったことがあるんだよ、きっと気持ちいいはずさ」
ホワイトチョコをかけたお菓子のように陰茎に僕の精液を絡めた秋風は、射精まで扱くことなく陰茎から手を離し、ゆっくりと立ち上がった。
「緊縛、気になったかい?」
「もみじー、番です」
「ばん……? 僕の番? 何の……」
胸ぐらを掴まれてベッドから引きずり下ろされ、放心しているうちに僕の精液がべっとり付着した手で頭を掴まれる。
《ほら、はやくしゃぶってくれよ。やってやっただろ?》
秋風は先程までの僕のようにベッドに腰を下ろし、僕は先程までの秋風のように床に膝をついている。僕の目の前には僕の精液にまみれて酷い匂いを放つ巨根がある。
「え……と、僕に咥えて欲しいのかい? 僕は、その……咥える側はしていないんだ。それもこんな自分のものがついたものなんて……嫌だよ」
《またごちゃごちゃ言って……いいから咥えろって》
「秋風くんっ? 待っ……んむぅうっ!?」
喋らずにいればよかったと、精液の味を知ってから後悔した。口の中に匂いが広がる。気持ち悪い。吐き気がする。
「ん、ぅう……ぉえっ……」
秋風の陰茎は僕の陰茎より一回り大きい、いや、見栄を張るのはやめよう、三回りくらいは大きい。長さも太さもだ。そんなものをいきなりねじ込まれたから顎が外れそうだ、唇の端が切れてしまいそうだ。
《オエはねぇだろ、お高くとまってるアンタが咥えやすいようにてめぇの精液塗ってやったんだからよ》
「ん、ふぐっ、んゔ……ぁふぃ、はぇ、くんっ……ゃ、め……ひぇっ」
《ちゃんと舐めろよ、俺がしてやったみたいにさぁ》
大きな亀頭で舌の腹をぐっと押され、嗚咽する。しかし極太の陰茎を咥えさせられている口からは何も吐き出せない。
《ん、そぉそぉそんな感じ。下手くそだけど》
舌で陰茎を押しても出ていってくれない、むしろもっと舐めろとでも言いたいのか更に奥へと押し込まれてしまった。
「ぉえっ……ぅ、えっ……んぐゔっ! ふ、ゔぅ……ぅゔぅ~っ……!」
やめて欲しいのにやめてくれない。こんなこと生まれて初めてだ、みんな僕がして欲しいことしかしなかった。僕にお小言を言うミフユだって僕が本当に嫌がったら無理には勉強させなかった。
《あれ、泣いちった》
恐怖で、屈辱で、混乱で、涙が溢れた。泣けば流石にやめてくれるだろうと心のどこかで思っていた。
《へぇ……可愛いじゃん。いいねその泣き顔、ゾクゾクする》
加虐心をくすぐられましたと言わんばかりの欲情し切った強い雄の笑顔を見るまでは。
「んっ、んん~っ! んゔっ……ゔぅっ!? ふっ、ぐっ、ぅおっ……ぉえっ、ゃだっ、ゃ、ぅんっ、ん、ふぐゔぅっ!」
頭を強い力で掴まれて腰を振られ、喉奥を乱暴に突きまくられる。抵抗する力どころか全身から力が抜けていき、僕はすぐに大人しくなってしまった。
《きゅうきゅう締まって……うん、なかなかイイ。イけそう》
雄としての格の違いを分からされ、無抵抗で喉を犯されるうち、ミフユが僕に向けていたものとは違う熱のこもった視線を向けられるうちに、萎えてしまっていた陰茎が再び勃った。
《ん? 何、シコってんの? あはっ、可愛いとこあるじゃん》
苦痛と屈辱の中、無意識のうちに自身の陰茎を握っていた。自然と手が動き、惨めな自慰を始め、秋風が僕の喉奥に精液を吐き捨てるのとほとんど同時に勢いの弱い情けない射精を果たした。
《はぁー……気持ちよかった。抜くぜー》
出された瞬間に精液をゴクリと飲んでしまったのは、吐き出せなかったのは、奥で出され過ぎたからだ。飲みたくて飲んだ訳じゃない、ないはずだ。
「げほっげほっけほっ、はぁっ、はぁっ、はぁ……ひ、どいよ。秋風くん……やめて、欲しかったのに……けほっ」
「もみじー? けほけほ……大丈夫、です? ごめんなさい、です」
首を傾げて僕の顔を覗き込む秋風からは先程までの乱暴さなんて影すらも見つからない。幻覚見ていたのかと疑うほどに可愛らしい顔をしている。
《大丈夫かよもみじぃ、慣れてなさそうだから手加減したのにー……ごめんなー? なぁ、次はアンタが責めてくれよ。玩具色々あるんだろ? えっぐいの使ってくれよぉ、イきまくりたぁい。虐めてくれよもみじー》
抱きつかれ、擦り寄られ、そのあまりの美しさと可愛らしさに僕は苦痛と屈辱を与えられた恨みを捨て、その強靭な肉体を抱擁し返した。
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