冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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風呂に入る順番

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俺の機嫌を伺うような半端な笑顔、媚びの混じった微妙な笑顔、何の意図もなくただ本心を伝えてくれる時の無垢な笑顔、セイカの笑顔はだいたいその三パターンに分けられる……と、思う。

「せっかくゲームセンター行ったのにみんなで遊べなかったし、クレープ食べよってなったのに俺がアイツらに絡まれたから秋風に暴力振るわせちゃったし……ごめんな、色々。盛り下げることばっかしてさ、俺……やっぱり居ない方がいいよ、重いし邪魔だし、みんなで出かける時は俺置いてけよ」

「またそんなこと言う~……」

「……ごめん。でも……鳴雷は俺と出かけたいって思ってくれてても、まぁ秋風もそうだとしても……他のヤツは、多分俺嫌いだし……俺居たら、心から楽しめないだろ」

「…………リュウに嫌われてるって感じたのか?」

「アイツにはあんまり……今後他のヤツと出かける時の話だよ。俺が居たら嫌なヤツいっぱい居る。みんなで楽しむには俺は邪魔なんだ」

ハル辺りはセイカを嫌っている上、露骨に態度に出すだろうな……

「……セイカさぁ、功利の怪物って知ってるか?」

「…………思考実験か。ケーキ食ったら人間の千倍の幸せを感じる怪物が居たら、ケーキが怪物含めた人数分あろうが全部怪物に渡した方が全体の幸福の総量は多いとか……そんな話だっけ」

「そうそう、それだよ。俺は感情の振り幅が大きいだろ? つまり俺はその怪物だ、セイカが居て嬉しいがすごく大きいから、セイカが嫌いなヤツが居てもハーレム内の幸福量はセイカが居た方が多い!」

「……お前嫌われてる俺にも嫌ってるヤツにも気ぃ遣ってオタオタして楽しめなくなるのが目に見えてるからお前は怪物になんかなれないよ」

確かに、俺オタオタしそう。

「そもそも功利の怪物の話聞いて「なるほど! 怪物にケーキ全部あげるべきだよな!」って感情的に納得出来る人間何割居るんだよ……俺は鳴雷が喜ぶなら鳴雷にケーキあげるけど、それは俺がケーキ食って喜んでる鳴雷見て喜ぶためだ。怪物だけが幸福を感じるって前提なら俺ケーキあげない」

「……俺もケーキ自分で食べたい」

「功利主義じゃないくせに功利の話なんかすんな」

「セイカ連れて行きたいよぉお~! セイカの家周りと元校周りに行く時だけお留守番でいいじゃん! 他のとこならセイカもみんなも楽しめるってぇ! 今日は運が悪かったの!」

力説中、部屋の扉が無遠慮に開かれて咄嗟に身構える。

「水月ぃー、せーかぁー、おっ先ぃー」

ほこほこという擬態語が似合うリュウが肩にタオルをかけて緩んだ笑顔を浮かべているだけだった。

「おさきー、です。にーに、すぇかーちか」

リュウの肩からアキがひょっこりと顔を覗かせる。部屋に入ってきた二人はそれぞれ俺とセイカの隣に腰を下ろした。

「みーつきぃ、頭ん匂い同じになったんちゃう?」

「んー……確かに。でもお前が人間様と同じシャンプー使うなんて贅沢な話だよな、今度ペット用シャンプーでも買ってやろうか」

「やぁんご主人様いけずぅ、オモチャの洗浄なんか食器用洗剤が定番ちゃいます?」

「……ま、何を使うにしてもだ。お前を洗ってやるのはご主人様である俺の仕事だったな。特に俺が使うこの穴、綺麗にしてきたんだろうな?」

「んぁっ……! は、いぃっ……もちろんです、水月さまぁ」

蔑みの発想力で負けた俺はリュウの尻を鷲掴みにして割れ目に中指を押し込み、ズボン越しに後孔をぐりぐりと刺激することでどうにかSの面目を保った。

《スェカーチカ、その目は……》

《な、なんだよ》

《……また泣いたな!? 今度は兄貴に何言われたんだよ、あ~もう俺の可愛い可愛いスェカーチカにぃ~》

《鳴雷は悪くないし俺はお前のじゃないしっ、可愛くもない!》

先日アキが寂しがっていたことに気付いたばかりだし、今日はアキを抱こうと思っていたのだが、リュウも捨て難い……いやリュウとはこの間したばかりだし、いやでもせっかく雰囲気を作ったのに……そうだ、リュウはドMなんだからバイブでも突っ込んで放置しつつアキとのセックスを見せつけるとかでも満足するんじゃないか? よし、それで行こう。

「情けねぇトロ顔晒しやがって」

「ぁ……」

顎を乱暴ぶって掴んでやるだけでリュウは嬉しそうな声を漏らす。

「俺も今から風呂入ってくるよ。その間その卑しい穴塞ぐ道具貸してやる、優しいご主人様に感謝しろよ?」

「ありがとうございますぅっ!」

俺はベッド下に隠してある玩具箱を漁り、慣らさなくても入りそうな俺のフルサイズに比べると小さめのバイブを選んだ。

「よし……ケツ出、してるっ……!?」

振り返るとリュウは既に下着とズボンを膝まで下ろし、猫が伸びをするような姿勢で俺を待っていた。目の前にいきなり尻を突き出されて生唾を飲んだが、Sなご主人様が性欲を顕にし過ぎるのはよくない。

(クールにクレバーに、がS攻め様の基本でそ。適当にじゃばっと温めもしてないローションかけて、怪我しないギリギリを責めた雑さでバイブを突っ込むのでそ。ぷりんとして美味しそうだからってケツにしゃぶりつくようではいけませんぞ。あーリュウどののお尻いい匂いしますな。プリケツを前にしても冷徹に振る舞うのが、prpr……S攻めというもの、あぁーたまんねぇ美少年のお尻美味しいでそ)

ご主人様らしく振る舞おうと考えてはいたのに俺の身体は自然とリュウの尻にむしゃぶりついた。筋肉も脂肪もさほどない身体のくせに妙にぷりんとした尻を両手で鷲掴みにし、その双丘を手で開いてヒクヒクと震える蕾にキスをしてやった。

「ひぁっ……!? な、舐めとんのっ? 一応しっかり洗ってはきたけどもぉっ……そんな、ぁっ、ぬるぬるしとんの、入って……ん、ひっ、ぅうっ……!」

「盛りやがった……鳴雷、先風呂入っていいか? 入るぞ……?」

後孔の中に唾液を流し込み、自分の唾液を取り返すように啜り、息苦しくなってきたので顔を上げると部屋からセイカの姿が消えていた。

《兄貴ぃ、それ参加OKのヤツ?》

アキがのんびり俺達を眺めていることから緊急性の高い失踪などではないと判断し、俺は息継ぎを終えたら再びリュウの尻の谷間に顔をうずめた。
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