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緊張の五打
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素早く、しかし丁寧に髪と身体を洗い、湯船で身体を温めるのを忘れず、もちろんドライヤーを使ってしっかりと髪を乾かし、寝間着に身を包み、小走りで浴室を後にする。
「お先におやすみなさいます!」
母の部屋の扉をコココンッと叩き、そう叫び、アキの部屋へと走る。
「お兄ちゃんが来たぁ!」
自身の来訪を知らせる大声を上げ、扉を開ける。
「…………ぉ、おう」
目を見開いたセイカが返事をくれた。アキは猫の香箱座りのような姿勢のリュウの背に乗り、俺が彼の後孔に入れたバイブを激しく抜き挿ししてジュボジュボと音を立てつつ、勃っている陰茎を下側に引っ張りながら扱いていた。両手を使って前後同時責めとは、流石だ。
(やりおる……隠し撮り見てた時はリュウどの仰向けでしたのに、一体いつの間に)
胸を圧迫されたまま上げる嬌声はどこか苦しそうだ。
「あっ、ぁあぁっ!? イくっ、イっ……んんぅっ! ぅあっ、あぁあーっ!? イった、今イってんってぇっ! 堪忍してっ、もぉ同時ややぁっ! これキツいっ、キツいてぇっ! あきくっ、んんゔぅうっ! アキっ、ぁ、ひっ!? イくぅゔぅっ!」
《前後同時はクるだろ? 最っ高に可愛いぜてんしょー。スェカーチカ! 兄貴にどうするか聞いてくれ》
「ぁ……鳴雷、秋風が……どうするって。多分、交代するか? みたいな感じかなぁ……」
「んー、じゃあ一旦やめろって言ってくれ。アキには今後も参加して欲しいけど、リュウが俺に気付いてるか微妙だから一旦俺の存在知らせたい」
《秋風、一旦やめろってさ》
アキはあっさりとバイブとリュウの陰茎から手を離してベッドを降り、俺の前でにっこりと微笑んだ。
「下拵えは済んだぞ、兄さん。的な感じかな」
「ありがとう! じゃあアキ、ちょっと待っててくれ。ちょっとしたらまた参加して欲しいな」
《ちょっと待っとけだってよ。しばらくしたら三人でしよう……みたいな?》
《四人じゃないのか?》
《……俺はやらない。翻訳はしてやるよ》
ビクビクと震えながらもリュウは顔をこちらに向けた。俺が風呂から上がったことに気付いてはいたらしい。
「み、つき?」
身体を起こそうとしているようで、シーツをきゅっと握り腕に筋を浮かせたが、身体はほとんど持ち上がらず諦めのため息をつくと目を閉じて脱力した。
「水月ぃ……」
頬に触れると目を開けて俺を見た。頬には赤い跡すらない、当然だがアキはリュウの頬を叩く時ちゃんと手加減をしていたようだ。
「水月ぃ、アキくんすごいわ……痛くするん上手いし、動けんようにしてめっさイかせよるし……水月
もあんくらい容赦ないんがええなぁ」
「……風呂から出てきたご主人様に挨拶なし、他の男とのことを満足げに語る……か。そんなにお仕置きして欲しいのか? 露骨だな」
「え……ぁ、そ、そんなつもりやなかってんけど……お仕置きは欲しいわぁ。ご主人様……ご主人様の弟に気持ちよぉしてもろぉてしもた節操なしのマゾ奴隷、どうにか躾けたってください」
犬のように俺の手に顔を擦り寄せ、蕩けた顔で痛みをねだる。
「三……いや、サービスして五回でいいか」
太腿の付け根からするりと尻を撫で上げてやるとリュウはビクンと身体を跳ねさせ、香箱座りから伸びの姿勢へと微妙な変化を見せた。
「……何されるか分かってるみたいだな、優秀だ」
相変わらずの猫っぽい姿勢に萌えつつ、それを表に出さず冷たい表情と声色を意識する。
(五回、五回……加減し過ぎはリュウどのが萎えちまいますが、五回するなら一発一発を弱めないと痛みが残るかもしれませんぞ。わたくしにそんな繊細な手加減が……いや、出来る、出来ますぞ、出来ると思い込んで出来ちまってみせますぞ!)
パン、とリュウの尻を叩く。
「……っ、あぁんっ!」
ぷるんっと揺れた尻は直後にきゅっと力が入り、細いバイブの持ち手を揺らした。
(大丈夫、大丈夫、興奮してくれてるし、そんなに赤くもなってない。今の加減で後四発……本当に今の加減で大丈夫? 一発だけだから平気だったんじゃ? 重ねていったら痛みが強過ぎるんじゃ?)
不安で手が震える。けれど、期待に潤んだ瞳で見上げられたら叩かなくてはならない。
「んぁっ! ぁ……?」
弱過ぎた。考え事をし過ぎて、リュウの視線に焦らされて、手の力が抜けていた。先程よりも弱い痛みにリュウが困惑している。どうする、今のは失敗として六発に増やすか? 次の一発を大きめにするか?
「水月ぃ……」
何も考えずベッドの上に乗せていた左手がリュウに掴まれ、引っ張られる。手のひらにリュウの顔が乗る。口周りを濡らした唾液が移ってくる。
「……勝手に俺の手を引っ張って、その上汚して……もっと仕置きが欲しいのかこのマゾ豚が!」
「ぁひぃんっ!」
よし、今度はちゃんと叩けた。ぁ、でも、豚ってナシなんだっけ? 牧場に行ったら豚が可愛かったからとか何とか前に聞いたような、待て待てまた考え事に集中してるぞ、リュウを叩くことに集中しないと。
「そもそもお前の口は締まりがなさ過ぎる!」
「ひぁあんっ!」
「犬みたいに卑しく涎垂らしやがって、霊長類の自覚を持て!」
「あっあぁんっ! んっ、くぅうっ……!」
ぴゅるっ、びゅるる……と漏らすような射精を見て安堵と達成感にため息をつきそうになり、慌てて飲み込む。
「粗相しやがって。ちょっと叩いただけでこれとはな……増やしたいところだが、お前にとってはご褒美にもなるからな。先に言った通り五回で終わらせる」
「ひゃ、い……よかったわぁ、水月……気持ちよかったぁ……」
「何終わった気になって感想語ってんだよ。お仕置きが終わったらお前本来の仕事、ご主人様へのご奉仕しなきゃな。今日はアキにも奉仕しろよ? ちゃんと責任取らないとな」
リュウを責めていたアキが勃たせていたのも、俺に呼ばれるのを待って自慰をせず耐えていてくれたのも、ちゃんと分かっている。3Pの始まりだ。
「お先におやすみなさいます!」
母の部屋の扉をコココンッと叩き、そう叫び、アキの部屋へと走る。
「お兄ちゃんが来たぁ!」
自身の来訪を知らせる大声を上げ、扉を開ける。
「…………ぉ、おう」
目を見開いたセイカが返事をくれた。アキは猫の香箱座りのような姿勢のリュウの背に乗り、俺が彼の後孔に入れたバイブを激しく抜き挿ししてジュボジュボと音を立てつつ、勃っている陰茎を下側に引っ張りながら扱いていた。両手を使って前後同時責めとは、流石だ。
(やりおる……隠し撮り見てた時はリュウどの仰向けでしたのに、一体いつの間に)
胸を圧迫されたまま上げる嬌声はどこか苦しそうだ。
「あっ、ぁあぁっ!? イくっ、イっ……んんぅっ! ぅあっ、あぁあーっ!? イった、今イってんってぇっ! 堪忍してっ、もぉ同時ややぁっ! これキツいっ、キツいてぇっ! あきくっ、んんゔぅうっ! アキっ、ぁ、ひっ!? イくぅゔぅっ!」
《前後同時はクるだろ? 最っ高に可愛いぜてんしょー。スェカーチカ! 兄貴にどうするか聞いてくれ》
「ぁ……鳴雷、秋風が……どうするって。多分、交代するか? みたいな感じかなぁ……」
「んー、じゃあ一旦やめろって言ってくれ。アキには今後も参加して欲しいけど、リュウが俺に気付いてるか微妙だから一旦俺の存在知らせたい」
《秋風、一旦やめろってさ》
アキはあっさりとバイブとリュウの陰茎から手を離してベッドを降り、俺の前でにっこりと微笑んだ。
「下拵えは済んだぞ、兄さん。的な感じかな」
「ありがとう! じゃあアキ、ちょっと待っててくれ。ちょっとしたらまた参加して欲しいな」
《ちょっと待っとけだってよ。しばらくしたら三人でしよう……みたいな?》
《四人じゃないのか?》
《……俺はやらない。翻訳はしてやるよ》
ビクビクと震えながらもリュウは顔をこちらに向けた。俺が風呂から上がったことに気付いてはいたらしい。
「み、つき?」
身体を起こそうとしているようで、シーツをきゅっと握り腕に筋を浮かせたが、身体はほとんど持ち上がらず諦めのため息をつくと目を閉じて脱力した。
「水月ぃ……」
頬に触れると目を開けて俺を見た。頬には赤い跡すらない、当然だがアキはリュウの頬を叩く時ちゃんと手加減をしていたようだ。
「水月ぃ、アキくんすごいわ……痛くするん上手いし、動けんようにしてめっさイかせよるし……水月
もあんくらい容赦ないんがええなぁ」
「……風呂から出てきたご主人様に挨拶なし、他の男とのことを満足げに語る……か。そんなにお仕置きして欲しいのか? 露骨だな」
「え……ぁ、そ、そんなつもりやなかってんけど……お仕置きは欲しいわぁ。ご主人様……ご主人様の弟に気持ちよぉしてもろぉてしもた節操なしのマゾ奴隷、どうにか躾けたってください」
犬のように俺の手に顔を擦り寄せ、蕩けた顔で痛みをねだる。
「三……いや、サービスして五回でいいか」
太腿の付け根からするりと尻を撫で上げてやるとリュウはビクンと身体を跳ねさせ、香箱座りから伸びの姿勢へと微妙な変化を見せた。
「……何されるか分かってるみたいだな、優秀だ」
相変わらずの猫っぽい姿勢に萌えつつ、それを表に出さず冷たい表情と声色を意識する。
(五回、五回……加減し過ぎはリュウどのが萎えちまいますが、五回するなら一発一発を弱めないと痛みが残るかもしれませんぞ。わたくしにそんな繊細な手加減が……いや、出来る、出来ますぞ、出来ると思い込んで出来ちまってみせますぞ!)
パン、とリュウの尻を叩く。
「……っ、あぁんっ!」
ぷるんっと揺れた尻は直後にきゅっと力が入り、細いバイブの持ち手を揺らした。
(大丈夫、大丈夫、興奮してくれてるし、そんなに赤くもなってない。今の加減で後四発……本当に今の加減で大丈夫? 一発だけだから平気だったんじゃ? 重ねていったら痛みが強過ぎるんじゃ?)
不安で手が震える。けれど、期待に潤んだ瞳で見上げられたら叩かなくてはならない。
「んぁっ! ぁ……?」
弱過ぎた。考え事をし過ぎて、リュウの視線に焦らされて、手の力が抜けていた。先程よりも弱い痛みにリュウが困惑している。どうする、今のは失敗として六発に増やすか? 次の一発を大きめにするか?
「水月ぃ……」
何も考えずベッドの上に乗せていた左手がリュウに掴まれ、引っ張られる。手のひらにリュウの顔が乗る。口周りを濡らした唾液が移ってくる。
「……勝手に俺の手を引っ張って、その上汚して……もっと仕置きが欲しいのかこのマゾ豚が!」
「ぁひぃんっ!」
よし、今度はちゃんと叩けた。ぁ、でも、豚ってナシなんだっけ? 牧場に行ったら豚が可愛かったからとか何とか前に聞いたような、待て待てまた考え事に集中してるぞ、リュウを叩くことに集中しないと。
「そもそもお前の口は締まりがなさ過ぎる!」
「ひぁあんっ!」
「犬みたいに卑しく涎垂らしやがって、霊長類の自覚を持て!」
「あっあぁんっ! んっ、くぅうっ……!」
ぴゅるっ、びゅるる……と漏らすような射精を見て安堵と達成感にため息をつきそうになり、慌てて飲み込む。
「粗相しやがって。ちょっと叩いただけでこれとはな……増やしたいところだが、お前にとってはご褒美にもなるからな。先に言った通り五回で終わらせる」
「ひゃ、い……よかったわぁ、水月……気持ちよかったぁ……」
「何終わった気になって感想語ってんだよ。お仕置きが終わったらお前本来の仕事、ご主人様へのご奉仕しなきゃな。今日はアキにも奉仕しろよ? ちゃんと責任取らないとな」
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