冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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ゲーム大会のご様子は

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俺がネザメの身体を隅々まで洗うと主張したのだが、ネザメが恥ずかしいだの顔が良過ぎるだのもう限界だだのとワガママを言うので引き下がった。

「最中は割と平気そうでしたよね、ネザメさんすぐ真っ赤になっちゃうからセックス大丈夫か心配してたんですけど気持ちよくしちゃえばもう気にならないみたいでよかったです。まぁ……後が、大変みたいですけど」

ネザメは俺に背を向けて、鏡に映る俺の顔すら見ないように俯いて、こそこそと身体を洗っている。

「……い、色々と……思い出してしまった。僕、恥ずかしいことをかなり言ったよね……そ、それにっ、君の顔があんなに近くに……それもあんなっ、僕に興奮した顔……! 優しさにも満ち溢れていて、僕は、僕はもう」

顔を両手で押さえて首を振っているネザメに「可愛いなぁ」と視線を送っている俺は全身に鳥肌を立てている、勃った陰茎を萎えさせるためシャワーで冷水を当てているからだ。そろそろ寒い。



風呂を上がり、バスローブを着て寝室に戻り、ネザメの分の着替えも持って脱衣所に戻った。

「……少し大きいね」

「ネザメさん細身ですからね。でもオーバーサイズで可愛いですよ彼シャツたまらん」

「…………水月くんの匂いとかはしないんだね」

ネザメは俺の服の袖をすんすんと嗅いで、そう言った。可愛い。

「そりゃちゃんと洗濯してますから」

「ふふ、少し残念。水月くんはまだ起きているのかい?」

「え? はい、まだみんな起きてますし」

「そう……僕は疲れたからもう寝るよ。おやすみ、水月くん」

「はい、おやすみなさい。送りましょうか?」

「いいよ、大丈夫。また明日」

乾かした髪に手櫛を通しながらネザメは脱衣所を出ていく。

「ネザメさん、忘れ物です」

そう呼び止めて、振り向いたネザメの肩に手を置き頬を支え、唇を重ねた。

「おやすみのキスです」

「………………ふ」

「へっ? あっ、ネ、ネザメさぁーんっ!?」

唇を離して数秒ぽかんとした顔のまま硬直したネザメはゆっくりと目を閉じ、ふらっと倒れていく。慌てて受け止めた俺は仕方なくネザメを彼の寝室までお姫様抱っこで運んだ。

「あ……シーツカピカピ」

ネザメの寝室のベッドは彼の精液などで酷く汚れている。俺は俺の寝室にネザメを寝かせた。ネザメの寝室に戻り、シーツを剥がす。代わりのシーツが見つからなかったので剥がしたシーツを浴室で洗い、洗濯機に入れて洗剤とスイッチを入れ、その場を離れた。



移動先は当然リビングだ。ゲーム大会がまだ開かれているなら参加したい、セイカがまだ起きているなら約束通り軽食を作らねば。

「……お、鳴雷おかえり」

絨毯の上に胡座をかいたアキの足の上で優雅に過ごしているセイカが俺に向かって右腕を上げる。肘から先数センチがぴこぴこ揺れている。手を振っているのかな。

「ただいま。ゲーム……人狼か? UNOは?」

「何回かやったぞ」

《おかえり兄貴、あのボンボンとヤったのか?》

「……今お兄ちゃんに話しかけたよな? セイカ、翻訳頼めるかな」

セイカは眉を顰める。

「おかえり…………紅葉と……何か、したのかって」

本来はもっと下品な表現だったんだろうな。

「ただいま。ネザメさんとたーっぷりイチャイチャしてきたぞ。本番はまだ無理だったけどな」

《挿入はナシ》

《ほーん。あのボンボン虐められんの好きだろ? ヤダヤダ言ってる割に無理矢理してやるとめっちゃ気持ち良がるよなぁ、話しててもつまんねぇけどそういうとこは可愛げあるぜ》

「……紅葉、は……意地悪なことされるの、好きな方……じゃないかって。そういうところ、可愛い……よね、って」

今回もかなり柔らかい表現にしてくれているんだろうな。

「そうそうネザメさん甘えたですぐ音上げるけど意外とMで可愛い……ん……? は!? 待て何でお前が知ってんだアキ! ネザメさんと言えばミフユさんのご主人様だろ! みんなSの方だと思ってたはずだ、なのになんで……!」

《なんで紅葉が意地悪されたいタイプって分かるんだ? だってさ》

《ボンボンなんかみんなドMだろ。金と権力なんて文明ありきの力しか持ってねぇバカは原始的な腕力と快楽で分からせてやりゃあ一発堕ちよ》

「……育ちのいいヤツは、そういうもんだろって」

「そういうもんなの!? え……アキ、そんなパターン分かるほど御曹司に詳しいの?」

《パターン分かるほど金持ちのガキに手ぇ出してきたのか?》

《兄貴は皮を剥くことを教わらないとバナナやオレンジを皮ごと食うのか? この包茎野郎が》

「……皮を剥くって教えられないと、バナナやオレンジを皮ごと食べるのか?」

随分とオシャレな言い回しじゃないか。経験はないが、考えれば分かるだろうということか? まぁ……うーん、納得出来るような出来ないような。

「そういうもんかなぁ、育ちのいいヤツか……ミフユさんもMだし……あれ、ミフユさんどうしたんだ?」

ミフユがソファで寝ていることに今更気付いた。

「泣き疲れて寝てる。葉巻吸ってる時に来てね、ネザちゃんと喧嘩したとか言って泣きながら愚痴ったり謝ったりしててさ、慰めてたら寝ちゃったから運んできた」

ネザメもかなり落ち込んでいたが、ミフユは眠ってしまうほど泣き疲れるくらいの出来事だったのか。

「……そっか」

俺がちゃんと仲を取り持つべきだったのかな、と俺まで落ち込んだ。

「旅行中に喧嘩とかやめて欲しいよね~。雰囲気ぶち壊しだもん。ま、フユさん達なら明日までに仲直りしてくれると思うけど~」

旅行初日にセイカの顔を叩いて雰囲気を最低最悪にしてみせたのはどこの誰だったかな。

「心配ないよ、二人とも互いを想ってるんだから。セイカ、お腹少しは空いたか? 約束通り軽食作ってやるよ、胃袋にまだスペースあるよな?」

「……う、うん。食べれる……本当に作ってくれんの?」

「当たり前だろ、美味しく食べてる彼氏の顔は最高なんだ。可愛い顔見せてくれよ?」

「…………うん。あんまり、自信ないけど……鳴雷に顔見えるように食べる」

不安げな笑みを浮かべて俺を見上げるセイカの頭を撫で、キッチンに向かいながら袖を捲った。
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