冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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御曹司をじっくり開発

唾液をたっぷりと絡ませた指を、先程舌で軽くほぐした後孔にゆっくりと入れていく。傷心につけ込むようで気が引けるが、ミフユと言い争いになって落ち込む前から言質は取れていたので、よしとしよう。

「……っ、ん……んぅっ、ぅう……」

ネザメは俺の首に強く抱きついていて顔は見えないが、声はよく聞こえる。他人を知らない腸壁の硬さを中指で、運動不足が察せる尻肉の柔らかさを中指以外で味わう。

「んんん……」

「……ネザメさん、キスしません?」

「ん……キ、ス?」

「お尻、まだまだ不快感というか異物感というか……そういうのが強くて気持ちよくないでしょう? そういう時間が長いってのはアレなので、キスしましょ」

「……うん、する」

痛いくらいに頭と首をぎゅうぎゅうと締め付けていた腕が緩む。しばらくぶりに顔が見れるかと思ったが、ネザメはすぐに唇を押し付けてきたため目元がぼんやりと見える程度だった。

「んっ……ん、ん……」

彼氏随一の長いまつ毛と彼氏唯一の薄茶色の瞳にはピントが合わない。俺もネザメにならって目を閉じた。

「んっ……ふ、んぅうっ……!」

目を閉じるとその他の感覚が鋭敏になる。ネザメの舌の舌触り、少しずつ俺に慣れていく腸壁の吸い付き具合、舌を吸った時や上顎を舐めた時に漏れる気持ちよさそうな声、全てが脳により染み込む。

「ん、んんっ……!」

付け根が痛むくらいに舌を伸ばしてネザメの口腔を犯す。顔ごとぐっと押し付けてネザメの後頭部を枕に沈ませると、それを手伝うようにネザメの腕が頭に強く絡みつく。

「んん……」

もう口同士は離れない。荒くなった鼻呼吸がくすぐったい、ネザメもそう思っているのだろうか。けれど彼は腕の力を緩めないし、舌もしっかり絡ませてくる。

(ネザメちゃまミフユどのとずーっとイチャイチャ過ごしてきたのもあってキス上手いんでそ……ちょっとでも気を抜けば主導権奪われちゃいそうですな、ぁーでも……舌疲れてきましたぞ)

上の主導権はネザメに渡してしまおうかなと動かし疲れた舌と相談していたその時、腸壁の一点に微かな硬さを見つけて押した。

「んぅっ!? んっ……んん……」

舌の動きが鈍った。俺はネザメの背に回していた腕を下腹へ移した。ミフユが電動マッサージ器を当てていた場所を思い出しながら探るように手のひらでぐっぐっと押していく。

「んぅっ……! んっ……く、んっ……みひゅっ、んんぅっ!」

逃れようと悶える身体を体重で押さえ付けて内と外から前立腺を圧迫する。ミフユの開発のおかげか天性の才能かそれとも両方か、ネザメはすぐに前立腺で快感を得られるようになった。

(……いい感じですな)

一旦ネザメの後孔から指を抜き、下腹から手を離し、ポンポンと首に巻き付いている彼の腕を叩く。

「ん……?」

腕が緩んだのでキスをやめ、身体を起こす。

「……水月くん?」

ネザメはボーッと俺の顔を見上げている。長いキスのせいで頭に酸素が回っていないのだろうか、俺も少し頭がぼんやりしているし……休憩を挟むべきかな?

「安心してください、まだまだしますよ。ちょっと体勢変えたくて」

体重をかけないよう気を付けて覆い被さっているのは背中や腕への負担が重いのだ。強く抱きつかれていたせいか首も痛い。

「キス……」

「キス気に入ってくれました?」

「…………僕、たった今まで……こんな、こんなにも、美しい君とキスを……!? あぁ、そんなっ、そんな、あっていいのかいこんなことが」

超絶美形であるとは理解しているし、顔を褒められるのもまぁそれなりに嬉しいけれど、ここまでしつこいといい加減に鬱陶しく思えてくる。

「いいに決まってるじゃないですか、恋人同士なんだから」

「恋人同士……ふふふっ、そうだね、恋人同士だものね、僕達は……恋人。ねぇ水月くん、またキスしてくれるかい?」

嬉しそうに笑うネザメの隣に寝転がり、唇を重ねる。ネザメは再び俺の頭を抱き締めたけれど俺は両手ともネザメの股間に向かわせた。

「んっ……」

陰茎を緩く扱いて完全に勃起させると、前立腺が張ってより目立つようになる。硬く膨れたそれを腸壁越しにくりくりと弄びつつ、射精して萎えてはまた目立たなくなってしまうので陰茎を扱く手を止め亀頭をカリカリと引っ掻いた。

「……っ、ぅ、んんんぅっ……」

焦れったいだろう快感にネザメはもじもじと足を揺らした。足を絡めては組み替えたり、足の指でもう片方の足の指を挟んだりと、目で確認出来ないのが残念なほど可愛い仕草だった。

「んっ、ふ……んんっ……! はぁっ、みちゅ、水月、くん。それっ、んっ、く……やめてぇっ……もう、出してしまいたいよっ」

「射精したいんですか? ダメですよ、お尻の開発なんですからお尻でイかないと」

「……っ、むり、だよぉっ、ドライオーガズムは、初心者には難易度が高いっ……前が、苦しいんだ。お願い水月くんっ……先端ばかりくすぐらないで、ちゃんと全部……その大きな手で包んでおくれ」

ネザメは頭を引いてキスを中断させると射精を懇願し始めた。当然俺はそれを聞かず、前立腺と亀頭だけを責め続ける。

(うにうに言って、もじもじして……この人、自分でシコっちゃおうという発想はないんでしょうか)

もしネザメが自分で陰茎を扱こうとしたならすぐにその手を止めるつもりだ。ネザメは俺の頭を抱き締めたまま腕を動かそうとはしないけれど。

「水月くんっ……ちゃんと、気持ちいいんだっ、お尻……気持ちよくなれるようになったからぁっ、今日はもう許して、出させておくれよぉっ」

ネザメはそうやってねだるばかりで自分でやろうとはしない。

「……そうだネザメさん、お腹に力入れてみてください。下の方……お臍よりも下の方、さっき俺がちょっと押してみたところです」

「お腹……?」

困惑しながらもネザメが素直に下腹に力を込めた瞬間、俺はそれまでよりも強く前立腺を抉った。ごりゅっ、と心地いい感触が指に伝わる。

「ひゔぅっ!?」

ネザメがビクンっと大きく身体を跳ねさせる。

「ぅ……あっ? 出て、ない……?」

絶頂した感覚があったのか、ネザメは透明の汁をたらたらと溢れさせるばかりの自分の陰茎を見下ろして不思議そうに目を丸くしていた。

「なんで……」

「イったんですか? ネザメさん」

「そんな……は、早すぎるよ、ミフユだってドライオーガズムが出来るようになるまでには、何日も……」

多分、ミフユが毎日就寝前のネザメの下腹や足の付け根に電動マッサージ器を押し当てていたからだな。あわよくばの性感開発は上手くいっていたんだ。

「ミフユさんよりも才能があるってことですよ」

もちろんそんなこと教えない。ネザメには自分がタチではないことを理解してもらわなければならない。

「そ、そんな……ぁゔっ!? ぁ、やっ、今そこぐりぐりしないでぇっ、なんだかお腹が重たくて、熱くてぇっ、ぐつぐつしててっ、しょこがっ、特にひどっ、ぉ……やらっ、ぁあぁっ……!」

ネザメの前立腺はもうすっかり性感帯になったようだ。しかし前立腺はあくまで陰茎の根元、ここが気持ちいいの雄として当然のこと。指では届かな最奥での絶頂を遂げてこそ真のメス堕ち、そこが俺とネザメの次の目標だ。ちなみに最終目標は同じ墓に入ることだ。
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