冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

文字の大きさ
1,067 / 2,313

勃起を持続させまして

しおりを挟む
彼氏達のパフォーマンスで今のところ勃起は完全な状態のまま持続している。張り詰めていることで少し痛みがあるし、硬化を始めたのか粘性の高い液体が冷たくなくなってきて、不安だ。事前に塗った潤滑油は熱を遮断する機能があり、そもそも火傷をするような温度にはならないと聞いているけれど、それでも熱くなるのではという不安は拭えない。

「後何分くらいなんだい?」

「十分二十分っすかね」

まだ十分くらいしか経っていないのか。筒からはみ出た粘性の液体に触れると少しだけ硬くなっているのが分かった。このペースで硬くなるまで硬くしたままで……キツいな。前戯中ならまだしも、型取りに不具合を出さないようあまり動かないようにしつつ、陰茎に何の刺激もないというのは……辛い。

「おや、随分と深いため息だね。時間を聞いて嫌になったかい?」

「あ、いえ……」

「ストリップだけじゃ間が持たないっすね、秋風君もう脱いじゃってるし……どうするっすかね。あっ」

何かを思い付いたらしいレイはネザメに耳打ちした。この二人が話しているところはレアかもしれない。

「なるほど……確かにそうだね、水月くんはそういうのが好きだ。じゃ、僕は秋風くんの方を……」

「んじゃ俺が狭雲くんっすね」

ネザメはシャツのボタンを上から三つ外し、胸元をはだけさせるとアキを抱き締めた。滑らかに動く指がアキの顎を撫でる。艶やかな仕草から溢れ出る圧倒的な色気は俺の呼吸を荒くし、アキの瞳に雄のギラつきを宿らせ、彼のたくましい腕でネザメの細腰を抱かせた。

「秋風くん……んっ、んん……!」

強引に唇を奪われたネザメは次第に顔を蕩けさせていく。俺が苦労してついこの間ようやく堕としたばかりのネザメを、その際にようやく拝めたネザメの発情した雌の顔を、アキはあっさりと引き出した。

(くぬぉおお! そんなすぐにトロ顔晒すようにしたのはわたくしなんですぞ! わたくしがネザメちゃまを抱くために、頑張ってネコ堕ちさせたからちょっとのキスでそんなトロ顔するんでそ! 自分の手柄だと思うなよコンチクショーメ!)

彼氏同士がキスをしていることへの興奮、ネザメの表情への興奮、アキへの悔しさが勃起を助ける。

「せんぱい俺らで絡むの好きっしたよね。アキくんとシとけって言われた記憶が鮮やかっす。どうっすか?」

「あぁ、最高……」

「じゃ、狭雲くんは俺としましょーっす。せーかくんって呼んでいいっすか?」

「え、うん……別にいいけど」

クッションの上に座っているセイカの隣にレイは膝をつき、抱きつき、困惑しているセイカの頬にキスをした。

「んっ……あぁ、待って秋風くん、今回行為に及ぶのは秋風くんと水月くんだけで、僕達はあくまで手助けの立場なのだから、着たままでいいよ。脱ぐと少し肌寒いからね」

はだけた服を脱がされかけたネザメはアキの顔の前に手のひらを広げ、丁寧に裸になるのを拒否した。

《秋風、ヤらねぇから寒いから脱がすなって》

《なるほどー》

頬や首へのキスを受けながらセイカが通訳するとアキは頷いてネザメの服から手を離した。

「せーかくん、今は俺の方見て欲しいっす」

「え、うん……ごめん」

「……髪、似合ってるっすねー。俺はもうちょい鮮やかな方がいいと思ったんすけど」

「ごめん……ちょっと、勇気なくて」

「謝んなくていいっすよぉ、せーかくんの髪なんすから。おー……じょりじょり気持ちいいっすね」

サイドを刈り上げているセイカの側頭部を撫で、レイは微笑む。あの刈り上げ部分の気持ちよさは俺も知っている、擦り付けたい。

「……ここ擦り付けたいっすね」

「は……?」

「ダメっすか?」

「何を……?」

「何ってナニを…………ち、ちんちん、を……」

「……いや、普通に嫌だけど。確かに美容院代はお前に出してもらったけど……それは、無理」

レイが先に言ってくれてよかった。

「そ、そうっすよねぇー! ごめんなさいっす変なこと言って……えっと、どうしましょ……」

アキなら向こうから来てくれるのに、とでも思っているのかレイの視線はアキに向かった。アキはネザメの身体を服の上から撫で回し、ネザメはアキの首にぶら下がるようにしていた。ネザメの方が背は高いのに腰が抜けていて、彼の頭の方がアキよりも下にある。

「あっ……ま、待ってぇ、秋風くんっ……ひゃっ!? 耳は、だめっ……やぁ……」

崩れ落ちていくネザメを追いかけるようにアキは床に膝をつき、ネザメを抱き締めて耳を舐めしゃぶる。

「み、みみ……」

「耳?」

「耳! せーかくん耳弱くないっすか?」

「え……ど、どうだろ」

「…………っすか」

聞く前にやってみればいいのに。レイとセイカは気まずそうに見つめ合い、揃ってアキとネザメの方を見た。

「なんか……ごめん、秋風みたいに積極的に出来なくて」

「あ、いや、俺もそうっすから……ってかアキくんみたいには無理っすよ、なかなかあんな積極的には……」

そしてまた二人揃って黙り込む。見ているだけで俺も気まずくなってきた、気にせずイチャついているアキとネザメがなんだか羨ましい。

「…………秋風、誰にでもあんな感じ?」

「へ? あー……そうっすね、割と……見たことなかったっすっけ」

「いや……見たことは……多分、あるけど……うん……なんか」

「はぁ……」

密着して座っているだけの二人を見ていると気まずくなって萎えそうだ。アキとネザメを見ていよう、俺が今最も集中しなければならないのは勃起を持続させることだ。
しおりを挟む
感想 532

あなたにおすすめの小説

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

どうしてもお金が必要で高額バイトに飛びついたらとんでもないことになった話

ぽいぽい
BL
配信者×お金のない大学生。授業料を支払うために飛びついた高額バイトは配信のアシスタント。なんでそんなに高いのか違和感を感じつつも、稼げる配信者なんだろうと足を運んだ先で待っていたのは。

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

処理中です...