冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

文字の大きさ
1,257 / 2,351

何でも叶えてやりたくなる

しおりを挟む
精液とローションでぐっしょり濡れたタンクトップはより肌に張り付き、歌見の肉体の凹凸を俺にハッキリと教えてくれる。何故だか裸よりも立体感が強いような……いやいや立体の人間に対して立体感って何だよ。

「俺が主導権を握る。いいな」

「仕方ありませんなぁ。わたくしそろそろ本番に洒落込みたいのですが」

全裸でベッドに腰掛けて足を組み、ベッドの前に膝立ちになっている歌見の身体を目で舐め回す。歌見越しにセイカとアキの様子も確認する、アキはちゃんと毛布を床に敷いてからセイカを寝させたようだ。

(セイカ様の胸にアキきゅんがおてぃんてぃんをズリズリ……ふほほっ、わたくしの真似ですかな?)

兄の真似をする、それは弟の行動で最も可愛いことの一つだ。

(パイセンのパイパイはもちもちふわふわ、上質な筋肉からなる柔らかさと弾力はまさに雄っぱいと言った感じの触り心地で、パイズリも大変気持ちよかったのですが……セイカ様の胸は)

セイカは歌見とは真逆、筋肉なんて全くない。脂肪もない。身体を反らさずとも肋骨が浮き出ている。結構食べさせているのになかなか太らない、そういう体質なのかな? 羨まし……いやいや、悩ましい。

(まな板というか、あのデコボコ具合は教科書で見た洗濯板……あの肋骨んとこめっちゃ気持ちよさそうじゃね?)

歌見に合わせていたピントをアキに合わせる。アキは胸の谷間ではなく、特に肋骨が浮き出ている脇腹の上辺りに陰茎を擦り付けているように見える。

(……あれ、今度ヤろ)

歌見ほどのボリュームはないが、密度と練度なら歌見以上の筋肉を持つアキにもパイズリをして欲しい。歌見ほどムチムチしてはいないけれど、ガッシリとしたフタやヒト辺りにもして欲しい、サンにもして欲しい。っていうかあの兄弟の乳に挟まれたい、色んなところを挟まれたい。

「よし、決めたぞ」

「……何をです?」

妄想の世界に旅立っていた俺は歌見の声で現実に戻ってきた。歌見の真っ直ぐな瞳に射抜かれて、歌見を前にしているのに他の彼氏との妄想をしてしまっていた自分を恥じた。

「俺が上に乗る! で、俺が腰を振る。騎乗位だな、これならセックスでも主導権を握れる。そうだろ?」

「そう、でしょうかね……しかしパイセン、パイセンのお尻はどんな具合です? トロトロにほぐさないと危険でわ? わたくしの舌と指で丹念にほぐして差し上げましょうか」

「い、いらん! 準備くらい……一人で出来る。ローション入れて、お前のが入るようになるくらいまで指ずぽずぽしてけばいいんだろ。簡単だ」

「ふむ、パイセンお尻遊びの経験ございます? これはセクハラ質問ではなく、パイセンが無茶なほぐし方しないかを確認するためのものでそ」

覚悟を決めたようなカッコイイ顔をしていた歌見は段々と照れた情けない顔へと変わっていく。可愛らしいことこの上ない。

「た、たまに……その、前立腺を……弄ったり、する。乳首でイくと、その……長引くから。早めに済ませたい時は前立腺で……一気に」

陰茎を扱くだけの自慰という選択肢はなくなっているのだろうか? いい兆候だ。

「指、二本くらいなら入れるから……指を増やす要領とかは分かってる。三本くらい入れて、余裕を持って指を動かせるくらい……でいいよな? お前の、その……それの太さ的に」

「ですな」

「よし、大丈夫だ。一人で出来る。じゃあ水月はちょっと待っててくれ、アキくん達見るとか混ざるとか」

「パイセン、日本には古来よりこんなことわざがありまする……百合に混ざる男は百遍死ね、と」

「エセことわざメイカー水月、アレは百合じゃなくて薔薇だ」

ネコ同士ならば薔薇で作った造花の百合では? あの二人の絡みの可愛らしさ、美しさ、儚さ、切なさ、その他諸々は百合のソレでは? そのようなことを俺は原稿用紙五枚分くらいの文字数を使って早口で主張した。

「……そうだな。あぁ、百合だ百合だ、百合百合」

めっちゃ飽きられてる。

「ローション取ってくれ。ちゃっちゃとほぐしてくるから」

「ほぐしてくる、とな。何を仰いますかパイセン! ここで、わたくしの目の前で、するに決まっているでしょう」

「ぇ、いや、俺は……シャワールームとかでパパッとやってくるから」

「いけませんなぁパイセン、いけませんぞ。わたくしが突っ込むところなのですから、どのように作っていくか見させていただかなくては」

「そっ、そんなの! お前に……オ、オナニー、見せろって言ってるようなもんじゃないか!」

「……そうですが? 何を言ってるんですかパイセン……ん全くもう。セックスする仲なのに、今更オナニー云々でグダグダ言うもんじゃありませんよ」

初セックスの時には灯りを消してくれと頼み、ネザメの別荘での大乱交では恥ずかしがって本番は許さなかった。そんな歌見が自慰行為を見せつけるような真似、してくれるとは思えない。ダメ元の交渉だ。

「選んでくださいパイセン。わたくしにじぃっくりお尻を見られて、舐められて、丁寧にほぐされるか……わたくしの目の前で自分でほぐすか」

「…………言ったはずだ。俺が主導権を握るとな。自分でやる」

常識人で恥ずかしがり屋の歌見がこの話を聞き入れるとは思っていなかった。本当にダメ元だったのに……二択に絞らせるというのはかなり有効な手段なのだろうか。今後も活用させてもらおう。

「他のヤツらほど美人でもなけりゃ、家柄がいい訳でもない……その上エロいことまで渋ったら、俺は一体何だって話だよな」

「何言ってるんですかパイセン! パイセンはとっても魅力的な男性でそ、お顔もとっても整ってらっしゃるじゃありませんか! 家柄は知りませんけど……わたくし別に家見て恋はしませんので」

「……ふふ、お前ならそんなこと言ってくれると思ってたよ。水月……そんなふうに言ってくれるお前だからこそ、お前のお願いは叶えてやりたくなるんだ」

俺の頬にちゅっと唇を触れさせ、歌見は俺の隣に腰を下ろした。
しおりを挟む
感想 549

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

幼馴染がいじめるのは俺だ!

むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに... 「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」 「はっ...ぁ??」 好きな奴って俺じゃないの___!? ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子 ーーーーーー 主人公 いじめられっ子 小鳥遊洸人 タカナシ ヒロト 小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。 姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。 高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、 脳破壊。 千透星への恋心を自覚する。 幼馴染 いじめっ子 神宮寺 千透星 ジングウジ チトセ 小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。 美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている) 転校生の須藤千尋が初恋である

僕の、しあわせ辺境暮らし

  *  ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。 ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります! ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

【完結 一気読み推奨】片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。

はぴねこ
BL
 高校生の頃、片想いの親友に告白した。  彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。  もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。  彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。  そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。  同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。  あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。  そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。 「俺もそろそろ恋愛したい」  親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。  不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。

今日もBL営業カフェで働いています!?

卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ ※ 不定期更新です。

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

処理中です...