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大食漢な犬 (水月+カサネ・ミタマ)
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繰言から送られた住所をコピー、マップアプリにてペースト。すると最短経路が表示される、嗚呼素晴らしきかな文明の利器。
「って訳でコンちゃん後はよろしくね」
「うむ、任された」
繰言の家の最寄り駅は俺の家の最寄り駅から学校とは反対方面に数駅進んだ先。俺はこのまま電車に乗って家に帰ることなく繰言の家に遊びに行くことにしたので、セイカを家まで押して帰るようミタマに頼んだ。
「家に帰ったらみっちゃんに化けてて英寧を出迎え、穂張の者と引き合わせる……じゃな」
「うん、よろしくね。大したことはしなくていいってネイさん言ってたし、弟分の人達なら俺が俺じゃなくても見破れないはず……フタさんは恋人だけど、多分イケるし不審がられてもすぐ忘れるから大丈夫」
「ナメとるのぅ」
「頑張ってね。じゃ、ばいば~い」
電車内へ戻り、二人に向かって手を振る。彼らの姿が見えなくなったら再度スマホで降りる駅を確認する。
「ここ……だよな」
東京郊外、東京と住所に入れたい者が無理矢理住んでいる印象の強い、東京っぽさも東京の恩恵もそれほどない、ここなら埼玉辺りに住んだ方が家賃安いし交通費さほど変わらないのになー……的な場所。
「初めて来るなー、この辺」
スマホに導かれるままに歩くと、緑が目立つ一軒家に辿り着いた。
「…………」
咳払いをし、インターホンを押し、扉の前で少し待った。ほどなくして扉が開き、半分が白く染まった奇抜な髪をした美少年が、繰言が姿を現した。
「ひぃぃ……逆光のイケメン怖い……」
「こんにちは、繰言先輩。遊び来ました」
「あっあっ、あっ、えっ……えっと、どうすれば……いいの?」
「えっ? えーっと…………とりあえず、お家に上がらせてください」
「あっはいどうぞどうぞ……ご、ごめんねっ、すぐ入れなくて」
「いえいえ」
至って普通の家だ。靴箱の上にはWelcomeと書かれた木の板を首から下げたパグの置物があり、玄関マットもパグだ。
「ス、スリッパ……どうぞ」
スリッパにもパグが描いてある。繰言が履いているスリッパにはパグのぬいぐるみが引っ付いているし、繰言が着ているダボダボのパーカーにもパグが所狭しと描かれている。
「あっ、お、俺の部屋こっちだけど……今外なまくそ暑いしまずなんか飲みたいよなっ。キ、キッチンこっち!」
まず通されたのはキッチン。すぐ隣にはダイニングがある、椅子はなく床にクッションが置いてある。机は低く、床に座って食べる家庭であることは明白だ。机に置かれた食パンの袋に手を、いや、前足を必死に伸ばしているのはパグだ。今度は絵や置物じゃなく、本物。
「……あの、繰言先輩」
「ひゃいっ!? ななななななにっ!?」
「あの子は……」
後ろ足だけで立ち上がり、前足を食パンに向かって伸ばしている、パグ犬。体毛はクリーム色、耳と顔の口周りだけが黒い、メジャーな柄だ。くりんと巻いた尻尾が可愛らしい。
「あっ!? だっ、だめ!」
繰言は慌てて机に走り、食パンを引っ掴むと冷蔵庫の上に向かって投げた。しかし身長と腕力が足りず、食パンは冷蔵庫の上部に跳ね返って床に落ちた。
「あっ」
ヂャカヂャカと爪を激しく鳴らして突っ込んできたパグが食パンの袋を咥え、部屋の隅に走ったかと思えばぶんぶんと首を振り始めた。袋を破りたいのだろう。
「あぁあぁ……! わやじゃあっ……ダメだってぇ! 返しぃ! めっ!」
繰言の言葉には全く反応を見せない。
「……な、な、鳴雷くんって……犬平気? 触れる? 力づくで取り上げるから手伝って欲しいんだけど」
「あ、はい。イケますよ。どうすれば?」
「えっ、えっと、えっと、後ろから優しく抱き締めて押さえてっ」
そろそろと忍び寄る必要すらなく、食パンの袋を開けるのに集中している犬の背後に回るのは容易かった。
「よっ……えっ、ゴツ……」
屈んで抱き締めた犬は、なんかゴツかった。ネザメの家で飼われているボーダーコリーのメープルちゃんは抱き締めると白と黒の毛の中に腕が沈み、見た目よりも細いのが分かった。だがこの犬はほぼ見た目通りの太さだ。犬にしては骨がしっかりしてるし、犬なのになんかむっちりしてる。
「離せ! 離しなさい! こらっ……! よしっ! そのまま押さえてて鳴雷くんお願いねっ!」
目と牙を剥いて抵抗する犬から食パンを奪い取った繰言は、歯型とヨダレまみれのそれを今度こそ冷蔵庫の上に置いた。落ち着いて投げれば乗るようだ。
「も、もういいよっ」
暴れる犬を離す。犬は冷蔵庫の下に走り、切なげな視線を食パンに向けた。
「…………ご、ご、ごめんね鳴雷くぅんっ、ごめんなさいいきなり巻き込んでぇっ! いつも机の上に物置いたままにするなって俺言ってるのにっ、ママっ……か、母さんだきっと!」
「はぁ……まぁ、全然いいですけど。犬飼われてたんですね、お名前は?」
「あっ、フ、フランクっ……」
「へぇー……パグでフランクとかめっちゃ喋りそうな感じ……」
「えっえっあっ、そっ、そうなんだよ名前あの映画から取ったんだっ! へへへ……な、鳴雷くん映画も結構見るっ?」
「邦画はアニメと特撮以外あんまりですけど、洋画はそこそこ。まぁこっちもアクションとかホラーばっかりですけど」
「お、俺もそんな感じっ、うへへへ……しっ、しかもさ、パグって当ててくれてっ、その、ぅ、嬉しい。散歩とか行ってもっ、ブルドッグですかブルドッグですよねって……ブルドッグじゃねぇよ!」
散歩行くんだ。意外と引きこもりじゃないのかな。
「犬種も名前の由来も当ててくれて……ふへへへへっ、嬉しい……」
「パグ、生では初めて見ました。目……半分くらい出てますね。犬で白目はっきり分かるのって珍しい気がします」
「た、たまに出ちゃうって病院のせんせに脅されたっ」
「え……? 目が? え、怖…………あっ、えっと、なんかごっついですね、むちむちしてるって言うか。友達の家で触らせてもらった犬、もっと毛がすごくて身体は細かったんでびっくりしました」
「あ、あぁ……パグはこういうもんだよ、ブルドッグとかも多分……ガタイいいんだ。て、適正体重だからねっ?」
「可愛いです。触っても? 嫌がる部位とかあります?」
「ないけど……あっ、お手はさせないで。おやつあげるまでやり続けちゃうから……」
まだ冷蔵庫を見上げている犬を撫でようと屈むも、犬は繰言の方へ走っていった。繰言の足元に座った犬は潤んだ目で彼を見上げ、右前足を繰言の足に乗せた。
「……? あっおやつって言っちゃった……ち、違う! 違うべフランク! おやつやるって話じゃなくてっ、おやつやらなきゃならなくなるからってぇ……! ぅうう俺のばかぁ、バカサネ……言ってはいけないあの言葉なのに言っちゃうなんて…………晩飯ちょっと減らすからなっ」
繰言は泣く泣く棚の高い位置にしまい込んだ犬用おやつを取り出し、一欠片だけ与えた。
「はぁ……鳴雷くんも、あの言葉は絶対に言わないでね」
あの言葉というのは「おやつ」と「ごはん」だと目の前に居るのに繰言からメッセージが送られてきた。本当に禁句なんだな。
「って訳でコンちゃん後はよろしくね」
「うむ、任された」
繰言の家の最寄り駅は俺の家の最寄り駅から学校とは反対方面に数駅進んだ先。俺はこのまま電車に乗って家に帰ることなく繰言の家に遊びに行くことにしたので、セイカを家まで押して帰るようミタマに頼んだ。
「家に帰ったらみっちゃんに化けてて英寧を出迎え、穂張の者と引き合わせる……じゃな」
「うん、よろしくね。大したことはしなくていいってネイさん言ってたし、弟分の人達なら俺が俺じゃなくても見破れないはず……フタさんは恋人だけど、多分イケるし不審がられてもすぐ忘れるから大丈夫」
「ナメとるのぅ」
「頑張ってね。じゃ、ばいば~い」
電車内へ戻り、二人に向かって手を振る。彼らの姿が見えなくなったら再度スマホで降りる駅を確認する。
「ここ……だよな」
東京郊外、東京と住所に入れたい者が無理矢理住んでいる印象の強い、東京っぽさも東京の恩恵もそれほどない、ここなら埼玉辺りに住んだ方が家賃安いし交通費さほど変わらないのになー……的な場所。
「初めて来るなー、この辺」
スマホに導かれるままに歩くと、緑が目立つ一軒家に辿り着いた。
「…………」
咳払いをし、インターホンを押し、扉の前で少し待った。ほどなくして扉が開き、半分が白く染まった奇抜な髪をした美少年が、繰言が姿を現した。
「ひぃぃ……逆光のイケメン怖い……」
「こんにちは、繰言先輩。遊び来ました」
「あっあっ、あっ、えっ……えっと、どうすれば……いいの?」
「えっ? えーっと…………とりあえず、お家に上がらせてください」
「あっはいどうぞどうぞ……ご、ごめんねっ、すぐ入れなくて」
「いえいえ」
至って普通の家だ。靴箱の上にはWelcomeと書かれた木の板を首から下げたパグの置物があり、玄関マットもパグだ。
「ス、スリッパ……どうぞ」
スリッパにもパグが描いてある。繰言が履いているスリッパにはパグのぬいぐるみが引っ付いているし、繰言が着ているダボダボのパーカーにもパグが所狭しと描かれている。
「あっ、お、俺の部屋こっちだけど……今外なまくそ暑いしまずなんか飲みたいよなっ。キ、キッチンこっち!」
まず通されたのはキッチン。すぐ隣にはダイニングがある、椅子はなく床にクッションが置いてある。机は低く、床に座って食べる家庭であることは明白だ。机に置かれた食パンの袋に手を、いや、前足を必死に伸ばしているのはパグだ。今度は絵や置物じゃなく、本物。
「……あの、繰言先輩」
「ひゃいっ!? ななななななにっ!?」
「あの子は……」
後ろ足だけで立ち上がり、前足を食パンに向かって伸ばしている、パグ犬。体毛はクリーム色、耳と顔の口周りだけが黒い、メジャーな柄だ。くりんと巻いた尻尾が可愛らしい。
「あっ!? だっ、だめ!」
繰言は慌てて机に走り、食パンを引っ掴むと冷蔵庫の上に向かって投げた。しかし身長と腕力が足りず、食パンは冷蔵庫の上部に跳ね返って床に落ちた。
「あっ」
ヂャカヂャカと爪を激しく鳴らして突っ込んできたパグが食パンの袋を咥え、部屋の隅に走ったかと思えばぶんぶんと首を振り始めた。袋を破りたいのだろう。
「あぁあぁ……! わやじゃあっ……ダメだってぇ! 返しぃ! めっ!」
繰言の言葉には全く反応を見せない。
「……な、な、鳴雷くんって……犬平気? 触れる? 力づくで取り上げるから手伝って欲しいんだけど」
「あ、はい。イケますよ。どうすれば?」
「えっ、えっと、えっと、後ろから優しく抱き締めて押さえてっ」
そろそろと忍び寄る必要すらなく、食パンの袋を開けるのに集中している犬の背後に回るのは容易かった。
「よっ……えっ、ゴツ……」
屈んで抱き締めた犬は、なんかゴツかった。ネザメの家で飼われているボーダーコリーのメープルちゃんは抱き締めると白と黒の毛の中に腕が沈み、見た目よりも細いのが分かった。だがこの犬はほぼ見た目通りの太さだ。犬にしては骨がしっかりしてるし、犬なのになんかむっちりしてる。
「離せ! 離しなさい! こらっ……! よしっ! そのまま押さえてて鳴雷くんお願いねっ!」
目と牙を剥いて抵抗する犬から食パンを奪い取った繰言は、歯型とヨダレまみれのそれを今度こそ冷蔵庫の上に置いた。落ち着いて投げれば乗るようだ。
「も、もういいよっ」
暴れる犬を離す。犬は冷蔵庫の下に走り、切なげな視線を食パンに向けた。
「…………ご、ご、ごめんね鳴雷くぅんっ、ごめんなさいいきなり巻き込んでぇっ! いつも机の上に物置いたままにするなって俺言ってるのにっ、ママっ……か、母さんだきっと!」
「はぁ……まぁ、全然いいですけど。犬飼われてたんですね、お名前は?」
「あっ、フ、フランクっ……」
「へぇー……パグでフランクとかめっちゃ喋りそうな感じ……」
「えっえっあっ、そっ、そうなんだよ名前あの映画から取ったんだっ! へへへ……な、鳴雷くん映画も結構見るっ?」
「邦画はアニメと特撮以外あんまりですけど、洋画はそこそこ。まぁこっちもアクションとかホラーばっかりですけど」
「お、俺もそんな感じっ、うへへへ……しっ、しかもさ、パグって当ててくれてっ、その、ぅ、嬉しい。散歩とか行ってもっ、ブルドッグですかブルドッグですよねって……ブルドッグじゃねぇよ!」
散歩行くんだ。意外と引きこもりじゃないのかな。
「犬種も名前の由来も当ててくれて……ふへへへへっ、嬉しい……」
「パグ、生では初めて見ました。目……半分くらい出てますね。犬で白目はっきり分かるのって珍しい気がします」
「た、たまに出ちゃうって病院のせんせに脅されたっ」
「え……? 目が? え、怖…………あっ、えっと、なんかごっついですね、むちむちしてるって言うか。友達の家で触らせてもらった犬、もっと毛がすごくて身体は細かったんでびっくりしました」
「あ、あぁ……パグはこういうもんだよ、ブルドッグとかも多分……ガタイいいんだ。て、適正体重だからねっ?」
「可愛いです。触っても? 嫌がる部位とかあります?」
「ないけど……あっ、お手はさせないで。おやつあげるまでやり続けちゃうから……」
まだ冷蔵庫を見上げている犬を撫でようと屈むも、犬は繰言の方へ走っていった。繰言の足元に座った犬は潤んだ目で彼を見上げ、右前足を繰言の足に乗せた。
「……? あっおやつって言っちゃった……ち、違う! 違うべフランク! おやつやるって話じゃなくてっ、おやつやらなきゃならなくなるからってぇ……! ぅうう俺のばかぁ、バカサネ……言ってはいけないあの言葉なのに言っちゃうなんて…………晩飯ちょっと減らすからなっ」
繰言は泣く泣く棚の高い位置にしまい込んだ犬用おやつを取り出し、一欠片だけ与えた。
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