冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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兄弟別で寝よう (水月+セイカ・フタ・ミタマ・アキ)

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ローションガーゼを乳首に貼り、更にその上にローターを固定して乳首を刺激し続け、ディルド付きの革製マスクを着けさせて声を発することを禁じた。

「……え、それでほっとくの? 酷くないか……っていうか平気か? 普通に危なそうだけど」

緊縛、ローションガーゼ乳首ローター、強制玩具イラマチオ、その三拍子にセイカは不安そうな顔をする。喉奥まで突っ込んだ固いシリコン製のディルドには俺も少し、不安を感じている。

「うーん、大丈夫だと思うけど」

もし快楽から逃れようと暴れたフタが勢いよく顔を床に打ち付けでもしたら、ディルドが喉を突くかもしれない。まぁ、この縛り方なら暴れても倒れるのは背後にだろうし、ディルドマスクも強く固定しているのでたとえマスクを強く押しても喉に炎症すら起こらないだろうけど、論理的思考では不安は拭えない。

「ワシとさっちゃんが見とくから平気じゃぞ。ワシらどうせ眠らんし、今日も夜通しとらんぷする予定じゃったし」

「……ゲームとかもしていいからね?」

「あなろぐげぇむが合っとるんじゃ、ワシらには」

「そっかぁ。花札とかも俺の部屋にはあるからね」

「ええのぅ花札。後で取りに行こうかの」

上機嫌そうに尻尾を揺らすミタマはきっと、俺の彼氏達の中で一番花札が似合う。俺は花札を持っておきながら細かいルールをよく知らないけれど、いつか覚えてミタマと一戦交えてみたいな。

《うぉっ……やべぇなジャパニーズマフィアの兄さん。ふぅふぅ言ってるじゃん、なんか唸ってるし》

「確かにすっごい息荒いよな、とんでもない人って分かってるけど……でも、ちょっと心配」

セイカはアキに日本語で返事をしているようだ。訳してから声に出すという一工程を忘れたのか、単なる独り言の掛け合いなのか。

「そういえばアキ物音に敏感だったよな……大丈夫か?」

《秋風、今日このまま寝るけど寝れるかって》

《えー……ちょっとうるせぇな。俺兄貴の部屋で寝るわ》

「鳴雷、秋風鳴雷の部屋で寝るって」

「えっ」

「おやすみなさいです、にぃに」

湯上がりの色気を漂わせつつ、アキは俺の頬にキスをして部屋を出ていった。俺の部屋では形州が寝ているのだが……言い損なってしまった。まぁ、帰ってくるだろ。

「セイカは俺の腕枕で寝るよな?」

「ぁ……い、いい?」

「もちろん!」

「じゃあ……うん、寝る……へへっ」

ベッドに寝転がって腕を伸ばすと、セイカはいそいそと俺の腕の中に潜り込む。俺の腕に頭を乗せて幸せそうに頬を緩めている彼を見ていると、こっちまで笑顔になる。

「……っ、ぅ……」

嫉妬、羨望、悲哀に満ちたフタの視線から逃げるように目を閉じ、セイカを抱き締めて眠った。



金曜日の朝、俺はいつもより一時間早く目を覚ました。アラームを止め、目をしょぼしょぼさせているセイカを寝かしつけて、そっとベッドを抜け出る。するとセイカがベッドをぽふぽふ叩き始めた、意識がハッキリしないまま俺を探しているのだろう。俺の寝間着を羽織らせた大きなテディベアを抱かせてやると、セイカはフンっ……と鼻を鳴らし、顰めていた眉周りを脱力させ、また寝息を立て始めた。

「……っ! くぅう……!」

あまりにも可愛らしいセイカの姿に萌え悶え、少し落ち着いた数秒後にふと気付く。アキが居ないことに。まさか、放置されているフタの呻きと、トランプや花札が微かな音を立てるこの部屋より、形州の居る俺の部屋の方がマシだと言うのか?

「…………ごめんなさい、フタさん」

アキのことが気になった俺は、起きたらすぐにフタの緊縛を解くという昨晩の自分との約束を捨て、早歩きで部屋へと向かった。

「アキ~……?」

そろそろと静かに自室に入る。ドアの微かな音と俺の吐息九割の呼び掛けに反応し、アキがパチリと目を開ける。俺を捉えた赤い瞳は細められ、口角は上がった。

(寝起きで微笑みかけてくれるアキきゅん最高でそ~!)

俺の弟は最高だ。さて、それはさておき。

「何を……人の弟抱き枕にして寝てんだこのショタコン巨人がぁっ!」

形州がアキの胴にしっかりと腕を回して寝ているのが気に入らなかった俺は、形州の首目掛けて思いっきり手を振り下ろした。チョップだ。

《うぉっ、ビビるぜ兄貴》

「アキぃ! お前もお前だお前捨て猫みたいな警戒心してる系キャラだろ!? 何を俺でもセイカでもない相手とぐっすり寝てんだよぉっ! って俺じゃないと寝れないのシュカだけだっけ!? お前は静かならそこまで相手吟味しないんだっけ!?」

《どったの兄貴……あぁ、コイツと寝てんの気に食わねぇの? ヤってはねぇよ……俺ベッドで寝たかったんだけど、コイツデカくて重いから蹴り落とせなくてさぁ、仕方なく隣で寝ただけだ。コイツクーラーガンガンにかけてるから寒かったし、背中合わせだとそれなりによく眠れたんだが……なんかいつの間にか抱きつかれてたな、コイツも寒かったのかな? ハハっ》

アキの両肩を掴んで揺さぶりながら問い詰めると、アキはヘラヘラと笑顔を浮かべながら俺に何かを説明した。分からない、何を言っているのか分からない。
何心配してるの、何もなかったよ。もうお兄ちゃんったらぁ……なのか。
ヤっちまったもんはしょうがねぇだろ、ガタガタ抜かすなよ兄貴……なのか!
アキは奔放に見えて実は一途で貞淑だ、しかしそれはケツの穴だけの話! 本番以外なら誰とでもする! いや今んとこ俺の彼氏としかシてないけど、でも! 形州とそういう過ちがあったとしてもそこまで違和感はない、ただちにセイカにアキから昨日のことを聞き出してもらわなくては!

「よし、セイカんとこ行くぞアキ!」

背後から大きな舌打ちが聞こえた一瞬後、俺の首に手刀が叩き込まれた。
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