冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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騎乗位成功……? (〃)

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仰け反っていたサンがゆっくりと元の姿勢に戻った、いや、元の姿勢よりも背中が丸まっている。

「はっ……はっ…………みつ、き」

「ざ、んっ……んん?」

名前を呼んで、謝って、具合を聞いて……そうしたかったのにサンに口を塞がれた。大きな手に口を包まれた俺は目を丸くしてサンを見つめたが、そんな表情の変化は今の彼には伝わらない。

「話しちゃ、だめ……」

俺が我慢出来ずに腰を動かして、サンの騎乗位をしてみたいという思いをぶち壊してしまったことに、気付いていないのだろうか。

「喉、治り遅くなっちゃう……ボク、早く水月と普通に話したいんだ、だから……ね?」

もう片方の手で頭を撫でられる。

「んっ……水月、出しちゃった? ボクもイっちゃったぁ……なんか上手くいかなかったね~……次はちゃんと動いてみせるからね」

優しく微笑むサンを見ていると罪悪感が膨らむ。サンは俺の勝手も罪悪感も知らぬまま、そっと腰を上げた。

「んっ……ん、あ、ぁあっ……はっ、あぁっ……! んんっ! ふっ、ふぅっ、ふぅー…………もう、水月……出したら一旦萎えてくれないと抜きにくいよ」

勃起したままの俺の陰茎からは精液を溜めたゴムの先端が垂れていた。

「ゴム替えるね~」

まだ快楽の余韻が残っているのか、サンは少しふらつきながらベッド脇の棚に置いたままだった予備のゴムを取りに行った。

「ただいま……」

ベッドに戻ってきたサンの重みでマットが沈む。ティッシュで自身と俺の陰茎を軽く拭い、手慣れた様子でゴムをつけると、サンはにっこり笑った。

「一発ヤったら荒凪くん呼んであげるつもりだったけど、今のじゃちょっとねぇ」

困ったように眉尻を下げながら、サンは再び俺に跨る。

「さっきはカッコ悪いとこ見せちゃったね、今度はちゃんとやってみせるよ」

腰を落とし、俺の陰茎を再び咥え込む。今度はスムーズだ。

「んっ、あぁっ! はっ、ん……奥、入るかな……ここ、気持ちいいからっ……ん、好きっ、なんだけど……ぉっ!?」

ぐりぐりと結腸口を押し付けていたサンは、不意にそれが開くと野太い喘ぎ声を上げた。

「おっ……ん、ゔぅ、ぐっ…………はいっ、たぁ……へへ」

緩んだ笑顔を浮かべたサンは先程よりは余裕がありそうだ、今度はまともな騎乗位を期待出来るかもしれない。今度こそ勝手に動いたりしないぞ。

「んっ、んん……なんか、イケそう……やれるよ水月ぃ、騎乗位……カッコイイとこ見せたげる」

上手く騎乗位が出来るのは「カッコイイ」のだろうか。いや、何も言うまい。どうせ声出せないし。

「ん……おっ!? ゔぅ、ふゔっ……んんっ! んっ、ぁんっ! あっ、ぁ、ひぁっ……! くっ、ぅう……どぉっ? 水月ぃっ、出来てないっ? ボクぅっ、きじょーいっ、出来て、るぅっ……!」

サンは今度は途中で止まることなく腰を振り、俺の陰茎を後孔全体で扱いた。流石に結腸口に何度も出入りさせるような深い腰振りは出来ていないが、十分だ。

「できっ、たぁ……あはっ、きもちぃっ、きもぢっ、んんっ! ふっ、ぁ、あぁ~っ……!」

ベッドが軋む不規則な音が、サンの腰振りの拙さを強調する。騎乗位を成功させた喜びからか、快楽に蕩けたサンは得意げな笑顔を浮かべている。

「はぁっ、すご、腰止まんないっ、ボク……ボクこんなにっ、出来たんだぁ……ぇへっ、どぉ水月ぃ、きもちぃ?」

一度最奥での絶頂を迎えトロトロにほぐれたけれども筋肉質ゆえに締め付けの強い極上の穴に扱かれているんだ、多少腰振りが不規則なのなんて全く気にならない。

「ちょっと今っ、顔見る余裕ないからぁ……んんっ! 後で感想聞かせっ、ひんっ!? ぁ……はっ、きもちぃとこ、ごりってしちゃったぁ……ちょっとイったかも」

前立腺を軽く抉った感触が俺にもあった。快楽に怯みながらも溺れていっているようで、次第に激しくなるサンの腰振りにより、サンの陰茎はその立派さに不釣り合いにも情けなく揺れて俺の腹筋をぺちぺち叩いているのだが、ゴムに包まれたそれから白濁液が染み出してきているのが分かる。

(鍛えてよかった動体視力)

先程の射精で出切らずに尿道に残った分が振動で垂れてきたのか、精嚢を刺激され続けていることで甘いトコロテンを起こしているのか、どちらかは俺には分からない。

「ぁ、あっ、だめ、だめっ、もぉイきそぉっ、水月っ、水月はぁっ? 水月もイってねっ、次イったらボクもぉ無理だしっ、後で手コキとかなんかやだからっ、水月もイってぇっ」

振り乱した長い黒髪が汗ばんだ肌に張り付いて、とても淫猥な光景が目の前にある。刺青のせいで元々肌の各所に色が付いているから、髪が張り付いてもあんまり目立たない箇所も多いけれど。その残念さは雌の快楽に歪む筋肉に厳つい刺青が翻弄される様で相殺される、いや、お釣りが来る。

(おめめ潤んでてかわゆい……しかし、腰……砕けそうですな、気持ちいいのとは別に、物理的に)

大柄なサンの体重を俺の骨盤は一身に感じている。ズンっ、ズンっとリズミカルに潰され、そのうちバキッと折れてしまいそうな怖さすらある。

(硬い床とかで毎日騎乗位してたら疲労骨折しそうでそ)

短時間で随分と上達したし、光景も最高なのだが、骨盤が心配なのでサンには騎乗位にハマって欲しくないな。

「あっ、あぁっ、イくっ、イくっ……水月ぃっ、奥でイきたいっ、ぐいってして水月ぃっ、おねがいっ」

甘えた声で喘ぎながらサンは俺の手を掴み、自分の腰へと誘導した。こんな可愛らしいおねだりをされたらやる気が溢れて止まらなくなる、俺は彼の腰を強く掴み、彼の律動に合わせて腰を突き出した。

「ひっ、イっ……ぐぅううっ!」

ぐぽっ、と結腸口を越えた瞬間、後孔が強く締まって痙攣した。

「ふっ、ふふ、ぇへ……奥で、イけたぁ…………あっ!? んゃ……あぁんっ! ゃ、みしゅきっ、動かにゃっ、んんんーっ!」

サンの望んだ同時絶頂を叶えられなかった俺は、そのまま射精を遂げるまでサンを突き上げることにした。何故止まってやらないか? さっきのおねだりで煽られたやる気と欲望がもう止まらないんだ。

「今イっだがらぁっ! 突いちゃっ、ぁあっ!? イぐっ、またイっ、ひぃんっ!? まだイっでるのぉっ、おれまだイってりゅぅっ、んんっ! んっ、ひぃっ、イぐっ、イぐぅゔうっ!」

「……っ、は…………ふーっ……」

突き上げるのをやめて射精の余韻に浸っていると、サンが倒れ込んできた。慌てて支え、そっと身体の上に寝かせてやると、浅い呼吸を繰り返していたサンは俺の頬をかぷっと噛んだ。
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