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みんなで朝ご飯 (水月+サン・歌見・レイ・荒凪・カサネ・セイカ)
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絶妙な塩加減の鮎に舌鼓を打つ。
「ん~……!」
「……きゅ?」
『これくらいは許してよ』
感嘆の声を思わず漏らすと荒凪の目が鋭く光る。俺のことを思ってのこととはいえ、居心地がいいとは言い難い。
「美味い……! まさか鮎が食えるなんてな。昨日買い出しメモを見せられた時からワクワクはしてたが……鮎美味い、内臓気にしなくていいってのがもう、最高だ」
「苦い内臓もアレはアレでいいもんだよ、特にアテにいいかな。ナナくんお酒は? 飲めるようになったんだよね」
「飲める歳にはなったが、まだイマイチ美味さが分からん。嗜む程度には飲めるようになっておきたいから、オススメがあったら教えてくれ」
「ん~、ボク酔わないから度数とか気にせずに味で選んでてさぁ……初心者向けのオススメは出来ないかなぁ。そういうのはレイちゃんのが得意じゃない?」
「そうっすね、俺は効率良く酔うために飲んでるんで飲みやすいお酒には詳しいつもりっすよ」
危険過ぎる。何だよ効率良く酔うために飲むって。
(嗜好品に効率求め始めたら終わりですよな……たまにちょっと飲むくらいならわたくしヤイヤイ言いませんが、レイどのは放っておくと四、五本すぐ飲み干しますからな)
抜き打ちで家を訪問し、飲酒状況を確かめた方がいいかもしれない。
「水月は飲まないんだっけ?」
『俺未成年だよ、サン』
「真面目だねぇ水月は、ボクはもう水月の歳頃なら飲んでたよ。未成年飲酒喫煙法って一番守られてない法律じゃないの?」
「一番は流石に道交法っすよ」
「範囲が広いな。俺は不法侵入に一票、小学生の時に私有地を通り抜けて近道しなかったヤツ居ないだろ」
した覚えはないが、そもそもその頃に私有地や私道について理解していたか怪しいからしていないと言い切れないな。
「私有地通り抜けって不法侵入になるんすか?」
「知らん、多分なるだろ。セイカは何だと思う?」
「えっ、えぇ……なんだろ、歩行者以外の歩道使用とか?」
「あ~……自転車とかっすね。最近はキックボードとかもよく見るっす」
「都会だけだろそういうのは。俺が育ったとこは歩道と車道の区別すらなかったぞ」
「マジかよ……危なくないか?」
「田舎はそういうもんっすよ、外灯もないっすし。ね、歌見せんぱい」
「車に轢かれるより水路に落ちて流されるヤツのが多かったな。田んぼならまだ最悪だーくらいで済むんだが、水路は天気によっちゃ死ぬからな」
「えー……俺達東京生まれでよかったな、鳴雷」
都会は都会でまた違った危険も多いと思うが、まぁ適当に頷いて微笑んでおくか。
「田舎道って点字ブロックないんだよね。自然の匂いや音はいいんだけど、一人で歩けないのは不便だよ」
「あっそっか、サンちゃんは舗装されてないとキツいっすよね」
「俺もそうだな、道がデコボコしてるのは困る」
「将来は田舎に住むのもありかと思ってたが、あまり東京を離れない方が良さそうだな。まぁ、セイカさえ良ければ俺が背負ってやってもいいんだが」
『それは俺の役目ですよ先輩!』
いちいちスマホに持ち替えなければならないのが億劫で食事中は発言を控えていたが、これは主張しておかねばなるまい。
「俺も田舎は反対、もう熊に怯えて暮らしたくねぇべ」
「いや流石に熊が出るようなとこには住まないが……」
カサネも将来同棲する気があるのかな。今聞いたら否定しそうだから黙っておくか。
「ん? おい、荒凪くん魚全部食べてないか?」
歌見が指したのは荒凪の前に置かれた細長い皿、塩焼きの鮎が置かれていたものだが、今そこには何もない。
「魚の頭とか骨とか尻尾はどうした?」
「食べた! おいしかった!」
「そ、そうか……まぁ、別に毒って訳じゃないんだ、美味しく食べられるんなら食べてもいい、のか?」
「骨、喉刺さったりしねぇ?」
ヒレはバールを切断し、尾は銃弾が貫通せず、五階から飛び降りても無傷でいられる荒凪の喉はそんなに軟弱じゃないだろう。口、もう一つあるし。
「骨は危ないから、食べるならちゃんと噛んで食べるんだぞ」
「きゅ、分かった」
「よしよし、いい子だ。クンネ達はどうだ? 今朝は静かだが……」
「今回こそ刺激物ないから大丈夫だと思うけど、どうかな」
ニンニク、生タマネギ、胡椒粒と小さな身体には合わない食材はそこそこあると昨日でよく分かった。今朝の朝食はそういったものがない献立だ、サンの気遣いを感じる。
「夢中で食べてるっすね。魚はどのくらいあげたんすか?」
「三枚おろしにして一枚、だから半分だね」
「皮まで食べたみたいだな。しかしこの子ら……体積より食べた量の方が多くないか?」
「そういえば……トイレ、どうしてるんでしょう。タオル綺麗っすよね、でもこの上から移動してるとこほとんど見てないっすし……一体?」
「分野も荒凪もトイレ行ってるとこ見たことないし、妖怪ってそういうもんなんだろ」
「お化けにゃトイレも何にもない……」
食事をしても味が薄くなるだけで食べ物が減らないサキヒコはともかく、人間と同じように食事をしてもトイレの必要がないミタマ達にはちょっと納得がいかない。超常的存在だからって無法過ぎやしないか?
「結構食べるんだね。三分の一人前くらいで用意してるんだけど、足りなかったりしないかな。ちょっと聞いてみてよ」
「あ、う、うん……ク、クンネくん?」
《何だ、カサネ》
《食事、量、満足? 不足?》
《飯の量? 満足だぞ! いっぱい食わせてもらえて嬉しい、ありがたい! こんだけ食わせてもらえれば、ペケレの治りも早いよ》
「……ちょっと多いみたい。あ、でも、苦しいほどじゃなくて、嬉しいくらい。喜んでるっぽい、ありがとうって言ってる」
「そう、よかった。じゃあ昼もそれくらいに……水月、帰らないよね?」
「家、まだ窓直してないし……帰らない方がいいと思うけど、どうする? 鳴雷」
『お願いしようかな。迷惑じゃなければ』
手の傷が治り、首のコルセットが外れるまでは母に会いたくない。今日の宿は誰を頼ろうか、サンにもう一晩頼めるかとちょうど考えていた。サンから提案してくれるなんてありがたい限りだ。俺のスマホでの返事を待ち、サンは無邪気に笑ってみせた。
「よかった! 一晩お泊まりくらいじゃ全然足りないよ、今お薬ないから殴るしかなかったんだよね~……でも水月怪我人だし、ちょっとね。本当によかった!」
怪我人でなければ躊躇せず殴るのか? いやいや、言っているだけだろう。サンがそんなことするはずがない……するはず、ないよな?
「お昼ご飯は何にしようかなぁ、ナナくん達また買い出し行ってくれる?」
「ゃ、悪いが俺は十時からバイトだ」
「そう、残念。じゃあバイト帰りに夕飯の買い出し頼んでいい?」
「無理だ、悪い。別のバイトが夜シフトなんだ」
「夜……朝まで?」
ニコニコ笑っていたサンの表情が途端に真顔に戻る。演技でも出来ないような切り替えの良さに、一瞬息が止まった。
「あぁ、明け方過ぎまでだな」
「……お泊まりしないの?」
「あぁ、世話になったよ。ありがとう」
席の問題か、サンの顔が見えないのか、歌見はサンの様子の変化に気が付いていない。
「おっ、俺はお泊まりしたいっす! いいっすか?」
「……もちろん! 大歓迎だよ」
サンの正面に座っているレイはサンの変化を感じ取り、怯え、いつも以上に明るい声を上げた。
「ん~……!」
「……きゅ?」
『これくらいは許してよ』
感嘆の声を思わず漏らすと荒凪の目が鋭く光る。俺のことを思ってのこととはいえ、居心地がいいとは言い難い。
「美味い……! まさか鮎が食えるなんてな。昨日買い出しメモを見せられた時からワクワクはしてたが……鮎美味い、内臓気にしなくていいってのがもう、最高だ」
「苦い内臓もアレはアレでいいもんだよ、特にアテにいいかな。ナナくんお酒は? 飲めるようになったんだよね」
「飲める歳にはなったが、まだイマイチ美味さが分からん。嗜む程度には飲めるようになっておきたいから、オススメがあったら教えてくれ」
「ん~、ボク酔わないから度数とか気にせずに味で選んでてさぁ……初心者向けのオススメは出来ないかなぁ。そういうのはレイちゃんのが得意じゃない?」
「そうっすね、俺は効率良く酔うために飲んでるんで飲みやすいお酒には詳しいつもりっすよ」
危険過ぎる。何だよ効率良く酔うために飲むって。
(嗜好品に効率求め始めたら終わりですよな……たまにちょっと飲むくらいならわたくしヤイヤイ言いませんが、レイどのは放っておくと四、五本すぐ飲み干しますからな)
抜き打ちで家を訪問し、飲酒状況を確かめた方がいいかもしれない。
「水月は飲まないんだっけ?」
『俺未成年だよ、サン』
「真面目だねぇ水月は、ボクはもう水月の歳頃なら飲んでたよ。未成年飲酒喫煙法って一番守られてない法律じゃないの?」
「一番は流石に道交法っすよ」
「範囲が広いな。俺は不法侵入に一票、小学生の時に私有地を通り抜けて近道しなかったヤツ居ないだろ」
した覚えはないが、そもそもその頃に私有地や私道について理解していたか怪しいからしていないと言い切れないな。
「私有地通り抜けって不法侵入になるんすか?」
「知らん、多分なるだろ。セイカは何だと思う?」
「えっ、えぇ……なんだろ、歩行者以外の歩道使用とか?」
「あ~……自転車とかっすね。最近はキックボードとかもよく見るっす」
「都会だけだろそういうのは。俺が育ったとこは歩道と車道の区別すらなかったぞ」
「マジかよ……危なくないか?」
「田舎はそういうもんっすよ、外灯もないっすし。ね、歌見せんぱい」
「車に轢かれるより水路に落ちて流されるヤツのが多かったな。田んぼならまだ最悪だーくらいで済むんだが、水路は天気によっちゃ死ぬからな」
「えー……俺達東京生まれでよかったな、鳴雷」
都会は都会でまた違った危険も多いと思うが、まぁ適当に頷いて微笑んでおくか。
「田舎道って点字ブロックないんだよね。自然の匂いや音はいいんだけど、一人で歩けないのは不便だよ」
「あっそっか、サンちゃんは舗装されてないとキツいっすよね」
「俺もそうだな、道がデコボコしてるのは困る」
「将来は田舎に住むのもありかと思ってたが、あまり東京を離れない方が良さそうだな。まぁ、セイカさえ良ければ俺が背負ってやってもいいんだが」
『それは俺の役目ですよ先輩!』
いちいちスマホに持ち替えなければならないのが億劫で食事中は発言を控えていたが、これは主張しておかねばなるまい。
「俺も田舎は反対、もう熊に怯えて暮らしたくねぇべ」
「いや流石に熊が出るようなとこには住まないが……」
カサネも将来同棲する気があるのかな。今聞いたら否定しそうだから黙っておくか。
「ん? おい、荒凪くん魚全部食べてないか?」
歌見が指したのは荒凪の前に置かれた細長い皿、塩焼きの鮎が置かれていたものだが、今そこには何もない。
「魚の頭とか骨とか尻尾はどうした?」
「食べた! おいしかった!」
「そ、そうか……まぁ、別に毒って訳じゃないんだ、美味しく食べられるんなら食べてもいい、のか?」
「骨、喉刺さったりしねぇ?」
ヒレはバールを切断し、尾は銃弾が貫通せず、五階から飛び降りても無傷でいられる荒凪の喉はそんなに軟弱じゃないだろう。口、もう一つあるし。
「骨は危ないから、食べるならちゃんと噛んで食べるんだぞ」
「きゅ、分かった」
「よしよし、いい子だ。クンネ達はどうだ? 今朝は静かだが……」
「今回こそ刺激物ないから大丈夫だと思うけど、どうかな」
ニンニク、生タマネギ、胡椒粒と小さな身体には合わない食材はそこそこあると昨日でよく分かった。今朝の朝食はそういったものがない献立だ、サンの気遣いを感じる。
「夢中で食べてるっすね。魚はどのくらいあげたんすか?」
「三枚おろしにして一枚、だから半分だね」
「皮まで食べたみたいだな。しかしこの子ら……体積より食べた量の方が多くないか?」
「そういえば……トイレ、どうしてるんでしょう。タオル綺麗っすよね、でもこの上から移動してるとこほとんど見てないっすし……一体?」
「分野も荒凪もトイレ行ってるとこ見たことないし、妖怪ってそういうもんなんだろ」
「お化けにゃトイレも何にもない……」
食事をしても味が薄くなるだけで食べ物が減らないサキヒコはともかく、人間と同じように食事をしてもトイレの必要がないミタマ達にはちょっと納得がいかない。超常的存在だからって無法過ぎやしないか?
「結構食べるんだね。三分の一人前くらいで用意してるんだけど、足りなかったりしないかな。ちょっと聞いてみてよ」
「あ、う、うん……ク、クンネくん?」
《何だ、カサネ》
《食事、量、満足? 不足?》
《飯の量? 満足だぞ! いっぱい食わせてもらえて嬉しい、ありがたい! こんだけ食わせてもらえれば、ペケレの治りも早いよ》
「……ちょっと多いみたい。あ、でも、苦しいほどじゃなくて、嬉しいくらい。喜んでるっぽい、ありがとうって言ってる」
「そう、よかった。じゃあ昼もそれくらいに……水月、帰らないよね?」
「家、まだ窓直してないし……帰らない方がいいと思うけど、どうする? 鳴雷」
『お願いしようかな。迷惑じゃなければ』
手の傷が治り、首のコルセットが外れるまでは母に会いたくない。今日の宿は誰を頼ろうか、サンにもう一晩頼めるかとちょうど考えていた。サンから提案してくれるなんてありがたい限りだ。俺のスマホでの返事を待ち、サンは無邪気に笑ってみせた。
「よかった! 一晩お泊まりくらいじゃ全然足りないよ、今お薬ないから殴るしかなかったんだよね~……でも水月怪我人だし、ちょっとね。本当によかった!」
怪我人でなければ躊躇せず殴るのか? いやいや、言っているだけだろう。サンがそんなことするはずがない……するはず、ないよな?
「お昼ご飯は何にしようかなぁ、ナナくん達また買い出し行ってくれる?」
「ゃ、悪いが俺は十時からバイトだ」
「そう、残念。じゃあバイト帰りに夕飯の買い出し頼んでいい?」
「無理だ、悪い。別のバイトが夜シフトなんだ」
「夜……朝まで?」
ニコニコ笑っていたサンの表情が途端に真顔に戻る。演技でも出来ないような切り替えの良さに、一瞬息が止まった。
「あぁ、明け方過ぎまでだな」
「……お泊まりしないの?」
「あぁ、世話になったよ。ありがとう」
席の問題か、サンの顔が見えないのか、歌見はサンの様子の変化に気が付いていない。
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