ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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ご主人様の留学

おもいでになるように、さん

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歪で冷たい棒がゆっくりと陰茎の中に入ってくる。突起が尿道の内壁を虐め、俺を悦ばせる。

「ふっ……ぅ、ぅ……ぁあっ……」

繊細な部位だ、敏感な箇所だ、いくら俺の被虐欲求が強いと言っても恐怖はある。もし俺が今足や腰を動かしたら尿道ブジーは俺の陰茎に刺さるかもしれない、棒の先端が陰茎の外へ飛び出るかもしれない。そうなったらと思うだけで背筋に悪寒が走る。

「ゆき、さまぁっ……!」

今は気持ちいいだけだ、けれど悲惨な怪我の可能性を秘めている。急所への痛みが怖い、怖い行為をされている興奮が俺の体温を上げていく。
決して性器を壊されたいわけじゃないのに、壊されるかもしれないと思うと興奮する。これは被虐欲とは少し違う、ギャンブルにハマる構造と似ているかもしれない。

「……気持ちいい?」

「はいっ……すごくっ、いいです! 気持ちいい……!」

「気持ちいいんだ、ここ物入れるとこじゃないのに……ふふっ、変態」

俺に比べると小さな手が俺の陰茎をぎゅっと握る。当然尿道壁が尿道ブジーに押し付けられ、歪な突起をより深く感じる。

「あ、ぁあっ……! な、何、言ってるんですかユキ様っ……物入れるとことか、入れないとことか……そんな分類、俺にはありませんっ……」

「ふぅん? 興味深いよ、続けて」

「俺の全てはユキ様に弄ばれるためにあるんですっ……だか、らっ……ぁあっ、そこも、ユキ様が玩具を入れるなら、入れるとこです……ユキ様が違うって言うなら、違いますっ……!」

「……ふふふっ、最高だよポチ。君のその……忠誠心って言うの? たまんないよ、どこまでやれば嫌がるのか試したくなっちゃう。僕をそんなに煽っちゃったら危ないよ?」

ヤスリやクリームで綺麗に整えられている爪がカリ首をえぐる。雪兎は怪我にならない程度の力加減を完璧に理解していて、どれだけ痛みを覚えても俺が流血することはない。

「ぁあああっ!? 痛いっ、痛い、ですっ……! 痛いぃっ……ぁあんっ! は、ぁあっ……!」

敏感な箇所を爪で責められて甘えた喘ぎ声を上げる。

「……こんなとこ引っ掻いても嫌がらないんだね」

「ゆきしゃまっ、らからぁ……なにされてもっ、気持ちぃい……」

媚びでも何でもない事実だ、俺は雪兎に与えられるものならどんな痛みだろうと快感になる。雪兎以外だとしっぺでも痛いしムカつくから不思議だ。

「だからダメだって僕にそんなこと言っちゃ……もっと酷いことされちゃうよ?」

「してぇっ……ひどいの、欲しい……」

「……酷いことして欲しい?」

「はいっ……ぃっ、ぁ、ぁあああっ!?」

雪兎の爪が今度は鈴口をえぐる。既に尿道ブジーを挿入されているそこを拡げるように責められ、ガクガクと腰が揺れる。

「流石に……? ふふっ、なーんて、そんなことないよね。知ってるよ、ポチは僕のペットだから何されたって悦ぶんだ。可愛いね」

尿道ブジーをつたって白濁液が滴る。それを見た雪兎は満足そうにブジーを掴むと、更に奥へと押し込んだ。

「あっ、ぁああっ!? 今っ、イって……!」

「おもらししないようにって入れてるんだから、おもらし出来ないようにしないとね」

歪な突起が生えた金属が全て挿入され、ゴム製のカバーを亀頭に被せられる。続けて二本の紐がぐるぐると陰茎に巻き付き、陰嚢の根元に絡められ、陰茎の根元で固く縛られた。

「あ、ぁ……すっごい、窮屈……ちょっと痛い」

「痛い?」

「痛いの……気持ちぃ」

「ふふっ、よく出来ました。えらいねポチ、これで何されてもおもらししないね?」

何をする気なのかと妄想するだけで背筋にゾクゾクとした快感が走る。軽く背を反らしたからか雪兎も俺の快感に気付いたようで、煽るように背筋に指を這わせた。

「は、ぁ……!」

「……背中触られただけでそんな声出して。ポチったら感じないとこないの?」

「多分っ、ありません……!」

「本当? ふふ、可愛いなぁ……置いて行きたくないよ」

名残惜しそうな声を出されても、尻を撫でられては俺は場違いな喘ぎ声を上げてしまう。
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