ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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夏休み

にっぷるりんぐ、じゅうよん

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何故か突然陰嚢を殴られ、痛みに喘いでいた俺を雪兎は抱き始めた。陰嚢の鈍痛は下腹全体に広がっており、そこに後孔を擦られる快感も追加されて、近過ぎる強い刺激の連続に俺は歓喜の悲鳴を上げた。

「あぁあんっ! んっ、んぁあっ……は、ぁっ……! ユキ様ぁっ、ぁあ……」

「ん……キツ…………ねぇポチ、さっきポチの一番弱いところ叩いた時さ、イったよね?」

まだ全部挿入されていない。突かれる快感を期待している最奥が痛いくらいに疼いている。射精したばかりの陰茎も前立腺を擦られたことでもう完勃ちだ。

「は、はいっ……イき、ました」

「ポチってばやっぱり痛いの大好きな変態さんだね」

「……ユキ様からの痛みだから、です……ただ痛いだけなのは嫌です。ユキ様からのものなら、何だって……俺は、嬉しいんです」

「ふふふっ……何度聞いても最高だよ」

雪兎の小さな手では俺の腰を上手く掴めないのだろう。雪兎が手に力を入れると皮膚に爪が刺さる、薄い爪は痛い、痛みが嬉しくて後孔で雪兎の陰茎を熱烈に締め上げてしまう。

「またキツくなった、動いてあげようとしてるの分かったの? だったらこんなに強くしちゃダメだよ、動きにくいよ」

「ご、ごめん……なさ、ぁあっ! んっ、んぁあっ……!」

デニムを履いたままなのにあえて素肌を掴むところ、爪の痛みは故意だと分かる。雪兎が俺に与える痛みは全て計算されているのだ、こんなにも素晴らしい主人は他にいまい。

「いいよ、元々とろっとろだったのもあるけど、さっき僕が出したのでだいぶ動きやすくなってる。プラマイゼロだね」

「ぁ、あっ、あぁんっ! んんっ……ユキ様ぁっ、もっと奥ぅっ……! ひぁああんっ!」

半端な抜き挿しを繰り返す雪兎に奥まで犯すようねだると尻を強く叩かれた。

「犬って飼い主に指図するの?」

「しっ、しましぇんっ……ぉ、お願いです……」

「お願い? じゃあ聞かなくてもいいんだね」

「……それは、ユキ様の自由です」

ついさっきも抱かれたばかりの穴は柔らかく蕩けている。カリ高の陰茎はそんなどろっどろの腸壁をゆっくりと擦り、亀頭だけが穴に残るまで腰を引いた。

「ある程度深く入れると奥に吸われるんだけど、浅いところだと押し返してくるんだよね。穴に押し付けたらちゅーって吸い付くくせに、不思議だよ」

「んぁっ、あっ、はぁんっ! んんっ……!」

雪兎は亀頭だけを俺に出し入れする。ちゅぷっちゅぷっと水と空気混じりの軽い音が鳴り、くぱくぱと穴が拡げられては閉じ、閉じては拡げられる。

「ぁんっ! んっ、あんっ! んっ、くぅっ……! ユキ様ぁっ……そんにゃっ、入口ばっかやらぁっ、もっと奥もっ……!」

「んー? 先っぽ気持ちいいし、僕はこれで満足してるけどなぁ。耳も楽しいしね」

入れられるのが亀頭だけとはいえ、身体は揺れる。ニップルリングに吊られた鈴はチリンチリンと可愛い音を鳴らしている。

「やだっ、ユキ様お願いしますぅっ、俺そこだけじゃイけないっ、もっと奥もぉ!」

「イけない? 嘘ついちゃダメだよ」

雪兎の身体が背中に密着する。ときめいたのも束の間、揺れていた鈴を引っ張られ、乳首が根元から痛めつけられる。

「んゃああっ!? ぁひっ、ひぃいっ、乳首っ、やらっ、乳首取れちゃぅうぅっ! 痛いぃっ、ひぃっ、やぁあぁっ……イくっ、イっ……くぅぅんっ!」

「……はい、イった。ポチってば嘘ついたんだね?」

「んっ、ぅ……ちが、そんな、そんなつもりじゃ……」

嘘をついたつもりはないが、その罰が与えられるのだと思うと身体の芯が熱く昂る。俺は許して欲しがる演技をしながら、よだれを垂らして痛みを待った。
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