ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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お盆

ぶらっしんぐ、ろく

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仰向けになった俺の腹に跨った雪兎は楽しそうに笑っている。乳首の先端にブラシを押し付けるだけで身体を跳ねさせる俺は雪兎にとってロデオマシーンのようなものなのだろうか。

「落ちちゃうよ。大人しくして」

「ごっ、ごめんなさっ……ぁあんっ! んぁっ、あぁあっ! 乳首っ、きもちっ、ひぃっ、ぁあぁああっ!」

「よく叫ぶなぁ……」

ブラシに揃った柔らかく細かな毛はまるで動物の体毛のようだ。触れても音すらならない柔らかな毛に左乳首を包まれ、撫で回され、雪兎に見下ろされて嬌声を上げる。

「やっぱりポチと遊ぶのが一番楽しいなぁ」

「んんんんぅっ! ふっ、く、ぅううんっ……!」

「あ、唇噛んじゃダメだよ」

「んぁっ、あっ、あぁっ! ユキ様っ、ユキ様ぁっ! 右もぉっ!」

顎を押さえられて口を開かされた。それは気にせず右乳首への快感をねだる。雪兎はビンビンに尖った右乳首に視線を移して僅かに笑ったが、何もせずに左乳首への責めを続けた。

「腰揺れてる……僕の背中に擦り付けて出して、楽しい? 僕の背中もうどろっどろだよ、ポチが出しすぎたせいで」

「ひゃんっ! んんんっ……ごめんっ、なさいぃっ……!」

「君のせいじゃないよ、君がすぐ漏らすって分かってたのに対処しなかった僕の迂闊さが原因。この服はもういくら汚してもいいよ」

俺を責めないなんて珍しい。しかし、そんな珍しさを気にしている余裕は俺にはない。もうピンと伸びた足は自分の意思では曲がらないし、カクカクと揺れる腰も雪兎がブラシを止めてくれるまでは止まらないだろう。

「お顔もとろっとろ……目は相変わらずだけど。ポチほらお口開けて、僕の指咥えて、噛んじゃ嫌だよ」

「んむぅっ!? んぁ……ぁあっ! ぁ、はっ、ぁあっ……!」

「あはっ! すぐ食いしばったり唇噛んだりするくせに、頑張って口開けてるね。えらいよポチ」

「ぁあっ、ぁ、ふあぁっ……! ぁうっ! んぅううぅ……!」

乳首への快感に喘ぎながらも口を開けることに集中していると、雪兎は俺の舌をつまんで引っ張った。ぐにぐにと舌を弄ばれて唾液の分泌が盛んになる、自分の唾液で溺れそうだ。

「ぁ、ふっ……ふぅうっ……!」

「反応薄くなってきたよね。跳ねるんじゃなくて、痙攣になってきてる。そろそろ限界? でも、ポチは右もして欲しいって言ってたよね」

「はひっ、みいひてほひぃれふっ! ひへくらはいっ!」

「なんて言ってんのか分かんないなぁ……ふふっ」

「わひゃっへるくへに……」

左乳首からブラシが離れる。快感だったとはいえ刺激そのものは弱かったからか、余韻のジンとした痛みはいつもより弱い。

「はやふ……」

つままれた舌なんて気にせずに自分の右乳首を注視する。いつ毛先が触れるか、そればかりを考えている俺の右乳首を、雪兎はブラシの持ち手で押し潰した。

「……っ、あぁああああっ!? ぁひっ! ひぃいいっ!? ぐりぐりっ、ぐりぐりしちゃらめぇっ! 乳首っ、んにゃああっ……! ちくびつぶれりゅううっ!」

「潰してるんだよ」

「なんでっ、ぁ、やっ、イくっ、ちくびつぶしゃれてイくぅうぅっ!」

「なんでって……ポチ、こうされたかったでしょ?」

柔らかな毛で撫で回されることしか想像していなかった。けれど、硬い持ち手で乳首を押し潰される快感を知った今はもう、ブラシの使い方はこれが正しいとしか思えない。
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