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お盆
おはかまいり、じゅういち
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青姦なら立ちバックがいいし、木があるのなら木に手をつかせたい。その気持ちは俺にもあるが、くねった松の木の表皮はでこぼことして雪風の柔い手のひらに傷が付いてしまいそうだったので、対面立位をすることにした。
「早く脱がせよ真尋ぉ」
服越しなら木の皮で皮膚を傷付けることはないだろう。松の木にもたれさせた雪風のベルトを外し、スラックスを下ろす。右足だけをスラックスから抜かせ、左足はスラックスに通したままにする。
「半脱ぎ?」
「ほとんど脱いでるだろ」
スラックスも下着も左足首に引っかかっているだけだ。靴下と靴だけを残した右足を持ち上げると雪風は僅かにふらついた。
「……俺に掴まるか?」
「ん」
雪風の右足を左腕に引っ掛けさせ、彼に覆い被さるように近付く。すると細いながらに確かに筋肉の気配がある雪風の腕が首に絡んだ。
「口開けろ」
「んぁ……? ぁむっ、んっ、んん……」
右手の親指と小指以外の三本の指を雪風の口内に突っ込む。俺の意図を察して俺の指に必死に唾液を絡める雪風の表情は酷く扇情的だ、細められた赤い瞳は挑発的で自分の魅力を分かっているように感じた。
「ん、ふっ……んん」
舌を指で挟んで捏ねてやると雪風は気持ちよさそうに目を閉じる。その隙を狙って雪兎の方をチラリと見る、じっとこちらを見つめている赤紫の瞳には何らかの意図がありそうだが、意図の内容までは分からない。
「んっ……はぁ……真尋ぉ」
「……下、やるぞ」
観察されているのは居心地悪く感じるが、雪風との行為を邪魔するようなことはしないだろう。そう判断して雪兎から視線を外し、雪風の口から指を抜いた。
「んぁっ! あっ、ぁ……は、ぁんっ」
露出している尻が木に擦れて傷付かないように、右手で腰を抱くように腕を巻き付けて後孔に指を入れる。雪風自身の唾液で濡れた指は慣れた穴にすんなりと沈み、柔らかい肉壁に締め付けられる。
「真尋っ、真尋ぉ……んぅっ、んっ……気持ちぃとこちゃんと押せよぉっ」
「今はまだほぐしてるだけだ」
張った前立腺を避けて腸壁を押し撫でてやると雪風は焦れったそうに身をよじった。
「焦らし、やがってぇっ……んんっ! なま、いきっ……ぁ、あっ、ぁあぁっ、ひろげんのっ、すき、もっとぉ……!」
トロトロの穴の中で三本の指を開いてやると雪風は顔まで蕩けた。
「……そろそろ入りそうだな」
抱かれ慣れた雪風の身体は念入りな準備を必要としない。室内で時間があれば丹念な前戯をするが、野外で立位なら早々に挿入するべきだと思っている。
「入れてっ、真尋ぉ……はやく抱いて」
左腕で持ち上げていた右足に腰を抱かれる。甘えるような声は股間にクる。雪風の唾液と腸液にまみれた手で着物をめくり、勃った陰茎を雪風の後孔に押し当てた。
「はやく、真尋ぉ、はやくぅ」
「……いつもより興奮してるみたいだな」
神聖な場所だから背徳感があるのだろうか? 雪風がここまで蕩けた顔をするのは大抵二戦目三戦目、挿入する前からこんなにも発情しているのは珍しい。
「すぐ入れてやるからそんな顔すんな」
ちゅうっと吸い付いてくる後孔の誘いに負け、右手を彼の尾骶骨の辺りに添え、ぐっと抱き寄せることで挿入を進める。
「んっ……! ぁ、あっ……くるっ、きてるっ…………きたぁあんっ! んっ、ぁああっ! もっと、もっと奥まできてぇっ、まひろぉ!」
「くっ……ふ、ぅ…………雪風、あぁ……奥はもう少し待てよ」
あっという間に亀頭が飲み込まれた。熱く蕩けた肉に包まれる感覚はまさに蜜壷と呼ぶべきで、昨日散々擦り倒された亀頭への快感に思わず声を漏らした。
「早く脱がせよ真尋ぉ」
服越しなら木の皮で皮膚を傷付けることはないだろう。松の木にもたれさせた雪風のベルトを外し、スラックスを下ろす。右足だけをスラックスから抜かせ、左足はスラックスに通したままにする。
「半脱ぎ?」
「ほとんど脱いでるだろ」
スラックスも下着も左足首に引っかかっているだけだ。靴下と靴だけを残した右足を持ち上げると雪風は僅かにふらついた。
「……俺に掴まるか?」
「ん」
雪風の右足を左腕に引っ掛けさせ、彼に覆い被さるように近付く。すると細いながらに確かに筋肉の気配がある雪風の腕が首に絡んだ。
「口開けろ」
「んぁ……? ぁむっ、んっ、んん……」
右手の親指と小指以外の三本の指を雪風の口内に突っ込む。俺の意図を察して俺の指に必死に唾液を絡める雪風の表情は酷く扇情的だ、細められた赤い瞳は挑発的で自分の魅力を分かっているように感じた。
「ん、ふっ……んん」
舌を指で挟んで捏ねてやると雪風は気持ちよさそうに目を閉じる。その隙を狙って雪兎の方をチラリと見る、じっとこちらを見つめている赤紫の瞳には何らかの意図がありそうだが、意図の内容までは分からない。
「んっ……はぁ……真尋ぉ」
「……下、やるぞ」
観察されているのは居心地悪く感じるが、雪風との行為を邪魔するようなことはしないだろう。そう判断して雪兎から視線を外し、雪風の口から指を抜いた。
「んぁっ! あっ、ぁ……は、ぁんっ」
露出している尻が木に擦れて傷付かないように、右手で腰を抱くように腕を巻き付けて後孔に指を入れる。雪風自身の唾液で濡れた指は慣れた穴にすんなりと沈み、柔らかい肉壁に締め付けられる。
「真尋っ、真尋ぉ……んぅっ、んっ……気持ちぃとこちゃんと押せよぉっ」
「今はまだほぐしてるだけだ」
張った前立腺を避けて腸壁を押し撫でてやると雪風は焦れったそうに身をよじった。
「焦らし、やがってぇっ……んんっ! なま、いきっ……ぁ、あっ、ぁあぁっ、ひろげんのっ、すき、もっとぉ……!」
トロトロの穴の中で三本の指を開いてやると雪風は顔まで蕩けた。
「……そろそろ入りそうだな」
抱かれ慣れた雪風の身体は念入りな準備を必要としない。室内で時間があれば丹念な前戯をするが、野外で立位なら早々に挿入するべきだと思っている。
「入れてっ、真尋ぉ……はやく抱いて」
左腕で持ち上げていた右足に腰を抱かれる。甘えるような声は股間にクる。雪風の唾液と腸液にまみれた手で着物をめくり、勃った陰茎を雪風の後孔に押し当てた。
「はやく、真尋ぉ、はやくぅ」
「……いつもより興奮してるみたいだな」
神聖な場所だから背徳感があるのだろうか? 雪風がここまで蕩けた顔をするのは大抵二戦目三戦目、挿入する前からこんなにも発情しているのは珍しい。
「すぐ入れてやるからそんな顔すんな」
ちゅうっと吸い付いてくる後孔の誘いに負け、右手を彼の尾骶骨の辺りに添え、ぐっと抱き寄せることで挿入を進める。
「んっ……! ぁ、あっ……くるっ、きてるっ…………きたぁあんっ! んっ、ぁああっ! もっと、もっと奥まできてぇっ、まひろぉ!」
「くっ……ふ、ぅ…………雪風、あぁ……奥はもう少し待てよ」
あっという間に亀頭が飲み込まれた。熱く蕩けた肉に包まれる感覚はまさに蜜壷と呼ぶべきで、昨日散々擦り倒された亀頭への快感に思わず声を漏らした。
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