ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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郊外の一軒家

すりっぷ、じゅうなな

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会陰を責められて焦らされてきた身体は限界を迎え、自らの手で後孔を拡げてねだった。

「ユキ様ぁ……お願いします、抱いてください」

雪兎は緩んだ笑顔を浮かべながら「どうしようかなぁ」なんて言って勿体を付けつつ、俺の太腿の裏を撫でた。

「ほんと綺麗な身体……ため息出ちゃう。ねぇ、僕今日はバックがいいな。どう?」

「はいっ! 全てユキ様の仰せのままに」

俺はすぐに身体を反転させ、手と膝をベッドについた。雪兎の好みに応えるため鍛え切らずに脂肪を残した大きな尻を揺らす。

「ユキ様……」

「ありがとう、背中側もちゃんと見ておきたくてさ……あぁ、すごくセクシー。本当に買ってよかった。ねぇポチ、寝間着これにしよっか?」

「え……そ、それはっ……ぁ、いや、ユキ様が望むのであれば、その通りに」

白いシースルーのスリップを着た俺を後ろから見て何がそんなに楽しいのか、雪兎は今にも歌い出しそうなほどに声を跳ねさせている。

「肩甲骨出てる……ふふ、ふふふっ、こーんなにたくましい肩甲骨に、可愛い肩紐……ふふふふふふ」

「……っ、は……ぁっ」

細い指が肩甲骨の形を確かめるように縁を撫でる。触れるか触れないかも曖昧なソフトタッチの刺激を拾おうと皮膚が敏感さを増していく。

「背中のこのへこみがセクシーなんだよね~」

背骨に沿った凹みをつぅっと雪兎の人差し指がなぞる。ゾクゾクっと寒気に似た快感が走り、思わずシーツを握る。

「透けてるのもイイ……!」

小さな手のひらがシースルーの布越しに腰を撫でる。

「何よりいいのはお尻!」

「んっ!」

パァンっ、と両手で挟むように尻を叩かれた。いや、はしゃいでしまって強く触っただけなのか?

「お尻最高ぉ~……んふふふふ」

「……っ、ん、ぁ……んんっ」

「すっごい弾力とボリューム、理想通りだよぉ」

尻をむにむにと揉みしだかれる。小さな手によるそれはまるでつままれているようで、力強く揉まれると少し痛くて、それがまた気持ちいい。雪兎が子供っぽくはしゃいでいるのに快感を得てしまう背徳感も重なって興奮が高まる。

「尻はっ、この下着……関係ないじゃないですかぁっ」

スリップは尻を隠すような長さではない。俺には俺の背中の良さは分からないが、それを語るのにスリップが関係するのは分かる。しかしスリップ無関係の尻を今褒める意味はそんなにないはずだ、雪兎好みに整えてあるので褒められるのはもちろん嬉しいが。

「何言ってるの! この可愛いスリップからはみ出てる感じのおっきなお尻がいいんじゃないか、しっかり引き立てられてるよ」

「はぁ……」

「この紐パンもイイよねぇ、似合う。ふふふっ」

「んんっ……!」

Tバックの下着の紐を引っ張られ、紐が会陰や割れ目にくい込む。

「ユキ様ぁ……しないんですか?」

「するよ。焦らされてるのが君だけだと思わないでよね、君を焦らしてる時僕も焦れったいんだから」

「一緒に我慢してくれてありがとうございます……?」

「ふふっ、その返事は流石に予想してなかったなぁ」

割れ目にくい込んだ紐が引っ張られ、ズラされ、穴を無防備に晒される。熱く硬い何かが後孔の縁に擦り付けられ、呼吸が乱れる。

「……そんなに緊張しないで」

「は、はいっ……でも、あの……期待、で……息が」

「…………可愛い。お尻いっぱい叩いていい?」

「はい……叩いてください」

まだ挿入されていないのに頭も胸も多幸感で満たされている。下腹は切なく痛んでいるのに、頭は既に蕩けつつあった。
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