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再会2
「それに一発殴られる事で、離婚の話もスムーズに進みましたし」
だから大したことは……あったけど、大丈夫。
そう笑う彼女に、アルバートも肩の力を抜いて苦笑を返す。
「……無茶をする。まったく。守も付けておいたのに」
「え?何か?」
彼の声はあまりにも小さく、こんなに近くにいても聞こえない。聞き返しても、首を横に振るアルバートに、それ以上聞くのを諦めたシャーロットは話を続けた。
「夫の事は、公爵様もご存知かと思いますけど、浮気に暴力ですもの。さすがに愛想も付きますわ」
愛人まではともかく、こちらの言い分を聞きもせずに理不尽に暴力振るう人なんて、こちらから願い下げだ。微かに残っていた情みたいな感情も、吹き飛ぶというもの。
「全ての感情をお金に換算して、お尻がツルンツルンになるまでしっかりむしり取ってやるつもりですの」
ふんっと鼻息荒く話す彼女に、アルバートが思わずという感じでふき出した。
「それでこそ、私のシャーロットだ。相変わらず君は、勇ましくて可愛いお姫様だね」
目を細め、甘く囁く彼に、シャーロットはそっと眉尻を下げる。
こんな事も彼にしたら些細な事。その言葉一つを彼女が意識するなんて、彼は考えないのだろう。
彼にとってシャーロットはあくまで幼馴染で、きっと妹かペットと同じ括りだ。
そんな間柄の相手に、恋愛感情を持つ人間はいない。
どれだけ可愛がってくれても、どれだけ嬉しい言葉を言ってくれても、誤解してはいけない。
わかっている事をもう一度頭の中で繰り返し、シャーロットはお腹の底に力を入れた。
こうして彼がかつての非礼の謝罪を受け入れてくれた以上、もう二度と、間違えるわけにはいかないから。
もう一度、関係を作り直す為に。今度こそ正しい関係、正しい距離に直す為に。
彼女は息を一つ吸い、作った笑みを浮べなおす。
「ところで、公爵様。今日は父とお約束を?」
これ以上、二人きりでいるのも辛くなりそうだから。切り上げるタイミングを計ってシャーロットが水を向けると、彼が頷く。
「ああ、それもあるけど、君の容態も心配だったからね。……元気そうでよかった」
「ありがとうございます。『ついで』でも嬉しいですわ」
揶揄うように明るく笑って、彼女は案内するために邸へと一歩踏み出す。
その時。
「公爵様?」
その手を引き、アルバートが彼女を引き留める。
どうかしたのだろうかと小首を傾げると、彼はまっすぐに彼女の目を見て告げた。
「ついでじゃない。君に会いに来たんだ」
「え?あ。ありがとうございます」
思いの外真面目に言われ、何かを考えるより先にお礼を言ってしまう。
そんなシャーロットに彼はゆったりとほほ笑み、それから彼は自分が来た方向を振り返った。
「どういたしまして。じゃあとりあえず、お見舞いの品を受け取ってもらえるかな?」
「まあ、ありがとうございます……って、え?」
同じようにそちらを振り返ったシャーロットが見たのは、玄関先に何台も連なる馬車と、明らかに業者だと思われる人々。
「あの……公爵様。あれは……」
「もう何年も会っていないからね。君の好みは熟知しているつもりだけれど、細かい所で変わっているかもしれないだろう?だったら、あれこれ考えるより、直接見てもらった方がいいかと思って連れてきた」
「……………」
連れてきた?彼は簡単にそういうけれど、あの馬車の数は何だろう。
まさか、あの中から選べというのか。
シャーロットが困惑していると、表の騒ぎを聞きつけたのだろう。執事と一緒にエリオットが邸の扉を蹴破らん勢いで出てきた。
彼は少しの間きょろきょろと周囲を見回し、やがてアルバートを見つけると大声で怒鳴りつけた。
「アルバート!たかが見舞いくらいで、何でこんな騒ぎになるんだ!?人の邸の前で、市でも始める気か?君は相変わらず頭がおかしいな!」
これに関しては、申し訳ないがシャーロットも父と同意見だ。
数年も会っていなかった従兄弟の娘の見舞いなんて、お菓子や石鹸みたいな消え物を適当に持ってこればいいのに。
だが、アルバートの意見は違うようだ。
「これは、お見舞いもだけど、シャーロットの離婚祝いも兼ねているんだ。お祝いの品に失敗があったらいけないだろう?」
当たり前みたいに「シャーロットもいいよね?」と問われ、彼女は言葉を失う。
一体、いつから離婚は慶事になったのか。
それを彼女が指摘する前に、エリオットが腕を組んで重く頷く。
「むっ。確かにそうだな」
そうなの!?
驚きすぎて、思わず声が出そうになる。
「よし!セバスチャン!今夜は祝いの席にするぞ!アルバート、君もどうせ泊まっていくんだろう?料理長にホールケーキを準備させろ!」
いきなり父にエンジンがかかった。と、思ったら、隣に控えるセバスチャンに矢継ぎ早に指示を与えていく。
「ケーキには『ハッピーディボース』の文字と一緒に、シャーロットとあの小僧の名前も忘れるな。ついでに「今夜は七面鳥にしない?」と私が言っていたとも伝えろ!断ったら奴を丸焼きにしてもいい」
「は?」
尋ねておいて、拒否権は与えないつもりなのか。
というか、離婚はとっくに成立している。なのに、なぜ今になってお祝いするのか。
本当にわからない事だらけだ。それにそもそも、さっきも思ったけれど、離婚はめでたい事なのか。
困惑と混乱で頭がグルグルしてきたシャーロットは、とにかく心を落ち着けようと深呼吸を繰り返し……。
頃合いを見計らってアルバートを見上げた。
すると彼は少し申し訳なさそうな表情を見せた後、シャーロットに告げた。
「今日は時間の関係で、これだけしか連れて来られなかったんだ。ごめんね。だけど、第二、第三弾もあるから楽しみにしていてね。シャーロットが気に入ったものは全部買おうね」
第二、第三?どこの物産展だ。
というか、一体どれだけ散財するつもりなのか!
そう考えたシャーロットだったが、遠い記憶を思い出し、冷や汗を流す。
そうだ。彼はこういう人だったのだ。シャーロットを甘やかす事にかけては天下一品。常に天元突破で甘やかす彼は、周囲から親以上の親馬鹿とも呼ばれていた。
だから誤解しちゃったのよね。
でも、あれだけ長い時間距離を置いたし、彼も恋人ができたから、その部分は消えていると思い込んでいたけれど。
まさかの再発?
それを危惧し、とりあえず常識を口にしようとした瞬間、シャーロットの目に父、エリオットの姿が映る。
「あ………」
アルバートは、娘の目から見ても常識がない父が従兄弟で、国を治める能力は優れているけれど、やはりどこかに常識を置いてきた国王が兄。
無理…なんじゃない?
普段から好き勝手に動いては、宰相に叱られている二人の姿を思い描き、彼女は早々に白旗を上げる。
水よりも血は濃いのだ。まして彼らの血は、数百年熟成された王家の血。濃いどころか、どろっどろに濃厚で、底に澱が沈んでいるようなものだ。
これはダメかもしれない。
彼女が諦めた時、アルバートが横から声をかけてきた。
「シャーロット、明日は時間ある?あるなら明日の夜は、一緒にオペラを見に行かないか?君の好きそうな演目がやっているんだ。席は通年で席を取ったからいつでもいけるよ?」
「は?は?」
シャーロットが、悲壮な思いでとっている『幼馴染の距離』。
親しくなりすぎないようにと、引いた線を、アルバートは軽々と飛び越えてくる。
グイグイ迫られて、何年もかけて離していた距離が、ここ数十分で一気に短くなっていく気がする。
心の距離だけではなく、実際の距離も短くて。気づけば、彼の顔が自分の顔のほんの数センチ先にある。
「いいだろう?いいよね。帰りは食事も一緒にしよう?君の好きだった店のシェフが腕を上げてね。君に是非食べてもらいたい新作があるって、この前言っていたよ」
何が嬉しいのか、満面の笑みを浮べているけれど、目は恐ろしいほど真剣で拒否を許さない迫力がある。
ちょっと待って。本当に何が起こっているの?
誰か正しい『幼馴染の距離』を、この人に教えてあげて!
表面上の親しさは残しつつ、踏み込まない。触れ合わない。慣れ合わない。幼馴染の距離はこういうものじゃないの?
5年の歳月を経て、突然始まったアルバートの距離なし作戦に翻弄されつつ、シャーロットは抵抗した。
せっかく積み上げた心の壁を、離れる事を受け入れた覚悟を、ここで壊されたら溜まらない。
「気を使わなくても、いいから」
「気持ちだけいただくわ」
この言葉を念仏のように繰り返し、繰り返し。
だが軍配は押し切ったアルバートに上がり、彼女が目指す幼馴染の距離は、何故か儚く霧散していった。
だから大したことは……あったけど、大丈夫。
そう笑う彼女に、アルバートも肩の力を抜いて苦笑を返す。
「……無茶をする。まったく。守も付けておいたのに」
「え?何か?」
彼の声はあまりにも小さく、こんなに近くにいても聞こえない。聞き返しても、首を横に振るアルバートに、それ以上聞くのを諦めたシャーロットは話を続けた。
「夫の事は、公爵様もご存知かと思いますけど、浮気に暴力ですもの。さすがに愛想も付きますわ」
愛人まではともかく、こちらの言い分を聞きもせずに理不尽に暴力振るう人なんて、こちらから願い下げだ。微かに残っていた情みたいな感情も、吹き飛ぶというもの。
「全ての感情をお金に換算して、お尻がツルンツルンになるまでしっかりむしり取ってやるつもりですの」
ふんっと鼻息荒く話す彼女に、アルバートが思わずという感じでふき出した。
「それでこそ、私のシャーロットだ。相変わらず君は、勇ましくて可愛いお姫様だね」
目を細め、甘く囁く彼に、シャーロットはそっと眉尻を下げる。
こんな事も彼にしたら些細な事。その言葉一つを彼女が意識するなんて、彼は考えないのだろう。
彼にとってシャーロットはあくまで幼馴染で、きっと妹かペットと同じ括りだ。
そんな間柄の相手に、恋愛感情を持つ人間はいない。
どれだけ可愛がってくれても、どれだけ嬉しい言葉を言ってくれても、誤解してはいけない。
わかっている事をもう一度頭の中で繰り返し、シャーロットはお腹の底に力を入れた。
こうして彼がかつての非礼の謝罪を受け入れてくれた以上、もう二度と、間違えるわけにはいかないから。
もう一度、関係を作り直す為に。今度こそ正しい関係、正しい距離に直す為に。
彼女は息を一つ吸い、作った笑みを浮べなおす。
「ところで、公爵様。今日は父とお約束を?」
これ以上、二人きりでいるのも辛くなりそうだから。切り上げるタイミングを計ってシャーロットが水を向けると、彼が頷く。
「ああ、それもあるけど、君の容態も心配だったからね。……元気そうでよかった」
「ありがとうございます。『ついで』でも嬉しいですわ」
揶揄うように明るく笑って、彼女は案内するために邸へと一歩踏み出す。
その時。
「公爵様?」
その手を引き、アルバートが彼女を引き留める。
どうかしたのだろうかと小首を傾げると、彼はまっすぐに彼女の目を見て告げた。
「ついでじゃない。君に会いに来たんだ」
「え?あ。ありがとうございます」
思いの外真面目に言われ、何かを考えるより先にお礼を言ってしまう。
そんなシャーロットに彼はゆったりとほほ笑み、それから彼は自分が来た方向を振り返った。
「どういたしまして。じゃあとりあえず、お見舞いの品を受け取ってもらえるかな?」
「まあ、ありがとうございます……って、え?」
同じようにそちらを振り返ったシャーロットが見たのは、玄関先に何台も連なる馬車と、明らかに業者だと思われる人々。
「あの……公爵様。あれは……」
「もう何年も会っていないからね。君の好みは熟知しているつもりだけれど、細かい所で変わっているかもしれないだろう?だったら、あれこれ考えるより、直接見てもらった方がいいかと思って連れてきた」
「……………」
連れてきた?彼は簡単にそういうけれど、あの馬車の数は何だろう。
まさか、あの中から選べというのか。
シャーロットが困惑していると、表の騒ぎを聞きつけたのだろう。執事と一緒にエリオットが邸の扉を蹴破らん勢いで出てきた。
彼は少しの間きょろきょろと周囲を見回し、やがてアルバートを見つけると大声で怒鳴りつけた。
「アルバート!たかが見舞いくらいで、何でこんな騒ぎになるんだ!?人の邸の前で、市でも始める気か?君は相変わらず頭がおかしいな!」
これに関しては、申し訳ないがシャーロットも父と同意見だ。
数年も会っていなかった従兄弟の娘の見舞いなんて、お菓子や石鹸みたいな消え物を適当に持ってこればいいのに。
だが、アルバートの意見は違うようだ。
「これは、お見舞いもだけど、シャーロットの離婚祝いも兼ねているんだ。お祝いの品に失敗があったらいけないだろう?」
当たり前みたいに「シャーロットもいいよね?」と問われ、彼女は言葉を失う。
一体、いつから離婚は慶事になったのか。
それを彼女が指摘する前に、エリオットが腕を組んで重く頷く。
「むっ。確かにそうだな」
そうなの!?
驚きすぎて、思わず声が出そうになる。
「よし!セバスチャン!今夜は祝いの席にするぞ!アルバート、君もどうせ泊まっていくんだろう?料理長にホールケーキを準備させろ!」
いきなり父にエンジンがかかった。と、思ったら、隣に控えるセバスチャンに矢継ぎ早に指示を与えていく。
「ケーキには『ハッピーディボース』の文字と一緒に、シャーロットとあの小僧の名前も忘れるな。ついでに「今夜は七面鳥にしない?」と私が言っていたとも伝えろ!断ったら奴を丸焼きにしてもいい」
「は?」
尋ねておいて、拒否権は与えないつもりなのか。
というか、離婚はとっくに成立している。なのに、なぜ今になってお祝いするのか。
本当にわからない事だらけだ。それにそもそも、さっきも思ったけれど、離婚はめでたい事なのか。
困惑と混乱で頭がグルグルしてきたシャーロットは、とにかく心を落ち着けようと深呼吸を繰り返し……。
頃合いを見計らってアルバートを見上げた。
すると彼は少し申し訳なさそうな表情を見せた後、シャーロットに告げた。
「今日は時間の関係で、これだけしか連れて来られなかったんだ。ごめんね。だけど、第二、第三弾もあるから楽しみにしていてね。シャーロットが気に入ったものは全部買おうね」
第二、第三?どこの物産展だ。
というか、一体どれだけ散財するつもりなのか!
そう考えたシャーロットだったが、遠い記憶を思い出し、冷や汗を流す。
そうだ。彼はこういう人だったのだ。シャーロットを甘やかす事にかけては天下一品。常に天元突破で甘やかす彼は、周囲から親以上の親馬鹿とも呼ばれていた。
だから誤解しちゃったのよね。
でも、あれだけ長い時間距離を置いたし、彼も恋人ができたから、その部分は消えていると思い込んでいたけれど。
まさかの再発?
それを危惧し、とりあえず常識を口にしようとした瞬間、シャーロットの目に父、エリオットの姿が映る。
「あ………」
アルバートは、娘の目から見ても常識がない父が従兄弟で、国を治める能力は優れているけれど、やはりどこかに常識を置いてきた国王が兄。
無理…なんじゃない?
普段から好き勝手に動いては、宰相に叱られている二人の姿を思い描き、彼女は早々に白旗を上げる。
水よりも血は濃いのだ。まして彼らの血は、数百年熟成された王家の血。濃いどころか、どろっどろに濃厚で、底に澱が沈んでいるようなものだ。
これはダメかもしれない。
彼女が諦めた時、アルバートが横から声をかけてきた。
「シャーロット、明日は時間ある?あるなら明日の夜は、一緒にオペラを見に行かないか?君の好きそうな演目がやっているんだ。席は通年で席を取ったからいつでもいけるよ?」
「は?は?」
シャーロットが、悲壮な思いでとっている『幼馴染の距離』。
親しくなりすぎないようにと、引いた線を、アルバートは軽々と飛び越えてくる。
グイグイ迫られて、何年もかけて離していた距離が、ここ数十分で一気に短くなっていく気がする。
心の距離だけではなく、実際の距離も短くて。気づけば、彼の顔が自分の顔のほんの数センチ先にある。
「いいだろう?いいよね。帰りは食事も一緒にしよう?君の好きだった店のシェフが腕を上げてね。君に是非食べてもらいたい新作があるって、この前言っていたよ」
何が嬉しいのか、満面の笑みを浮べているけれど、目は恐ろしいほど真剣で拒否を許さない迫力がある。
ちょっと待って。本当に何が起こっているの?
誰か正しい『幼馴染の距離』を、この人に教えてあげて!
表面上の親しさは残しつつ、踏み込まない。触れ合わない。慣れ合わない。幼馴染の距離はこういうものじゃないの?
5年の歳月を経て、突然始まったアルバートの距離なし作戦に翻弄されつつ、シャーロットは抵抗した。
せっかく積み上げた心の壁を、離れる事を受け入れた覚悟を、ここで壊されたら溜まらない。
「気を使わなくても、いいから」
「気持ちだけいただくわ」
この言葉を念仏のように繰り返し、繰り返し。
だが軍配は押し切ったアルバートに上がり、彼女が目指す幼馴染の距離は、何故か儚く霧散していった。
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