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〜tuning〜
最初の音3
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中学生「♩~~」
やはり全国大会なだけあって中学生のレベルをとうに超えている。
細かいパッセージも
ビブラートも
連譜も完璧。
貫禄もある。
制限時間4分。
すごく短いようで長い4分間。
全国のソロコン出場者はこの4分間のために何ヶ月もかけて曲という名の作品を仕上げる。
例え同じ曲でも、奏者が違えば全く違う色になり、表情になり、作品になる。
だから吹奏楽は、楽器は素晴らしい。
パチパチパチパチパチパチ
関口「凄いですね。」
原宮「本当だな…」
この調子でどんどん次の奏者へと
あっという間に変わっていく。
全員が全員ハイレベル。
こんなにハイレベルな演奏を連続で聴くのは贅沢だ。
どの子も本当にすごい。
関口も珍しく真剣な表情で中学生を見ている。
どれくらい真剣かというと
ステージに立っている中学生からしたら
恐怖でしかない。
それくらい真剣だ。
アナウンス
「続きましてフルート6番、
川波 鈴夏」
パチパチパチパチパチパチ
関口「フルートではこの子がラストですね」
原宮「そうだな…」
前5人が完璧に吹き終えた後だが
プレッシャーを感じる事もなさそうに淡々と丁寧にお辞儀をした
最後の奏者の中学生。
小さくて髪は真っ黒のロング。
なんだか思い切り吹いたら倒れるんじゃないかと思うくらいの華奢さだ。
関口「始まります。」
川波「スッ…」
関口「…」
彼女が楽器を構えた瞬間
微かに空気が変わった。
「♪~~~~~」
観客「!?!?!?」
演奏が始まった瞬間、会場が沈黙を貫きながらもどよめいているのがわかる。
35年間生きてきた自分でも何という空気感が説明がし難い。
全員が目配せをしている。
何かがちがう。
音質
音程
指捌き
なにをとっても完璧。
他の演奏者ももちろん素晴らしかった。
だかこの子は別格だ。
迫力が違う。
なにが彼女をそうさせているのかはわからないが他の出場者とは完全に違う。
ただ……
川波「ペコッ」
原宮「……終わっ…た…?」
あっという間に演奏が終わった
本当に一瞬だった。
信じられない演奏だった。
関口「…先生」
原宮「?」
関口「どうしてあの子あんなに悲しそうに吹くんだろう…?」
やはり全国大会なだけあって中学生のレベルをとうに超えている。
細かいパッセージも
ビブラートも
連譜も完璧。
貫禄もある。
制限時間4分。
すごく短いようで長い4分間。
全国のソロコン出場者はこの4分間のために何ヶ月もかけて曲という名の作品を仕上げる。
例え同じ曲でも、奏者が違えば全く違う色になり、表情になり、作品になる。
だから吹奏楽は、楽器は素晴らしい。
パチパチパチパチパチパチ
関口「凄いですね。」
原宮「本当だな…」
この調子でどんどん次の奏者へと
あっという間に変わっていく。
全員が全員ハイレベル。
こんなにハイレベルな演奏を連続で聴くのは贅沢だ。
どの子も本当にすごい。
関口も珍しく真剣な表情で中学生を見ている。
どれくらい真剣かというと
ステージに立っている中学生からしたら
恐怖でしかない。
それくらい真剣だ。
アナウンス
「続きましてフルート6番、
川波 鈴夏」
パチパチパチパチパチパチ
関口「フルートではこの子がラストですね」
原宮「そうだな…」
前5人が完璧に吹き終えた後だが
プレッシャーを感じる事もなさそうに淡々と丁寧にお辞儀をした
最後の奏者の中学生。
小さくて髪は真っ黒のロング。
なんだか思い切り吹いたら倒れるんじゃないかと思うくらいの華奢さだ。
関口「始まります。」
川波「スッ…」
関口「…」
彼女が楽器を構えた瞬間
微かに空気が変わった。
「♪~~~~~」
観客「!?!?!?」
演奏が始まった瞬間、会場が沈黙を貫きながらもどよめいているのがわかる。
35年間生きてきた自分でも何という空気感が説明がし難い。
全員が目配せをしている。
何かがちがう。
音質
音程
指捌き
なにをとっても完璧。
他の演奏者ももちろん素晴らしかった。
だかこの子は別格だ。
迫力が違う。
なにが彼女をそうさせているのかはわからないが他の出場者とは完全に違う。
ただ……
川波「ペコッ」
原宮「……終わっ…た…?」
あっという間に演奏が終わった
本当に一瞬だった。
信じられない演奏だった。
関口「…先生」
原宮「?」
関口「どうしてあの子あんなに悲しそうに吹くんだろう…?」
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