宿命児

みやび

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プロローグ

1985

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昭和60年1月某日
宿命児はこの世に産まれた。

父親の当時は30代書店員、
母親の当時は成人前の看護の勉強をしながら現場で学んでいた学生、
今で言うデキ婚にあたる。
親戚あげての初孫になる宿命児。
両祖父母、特に母親方の祖父母はこの結婚に関しては反対だったと言う事は
ある程度物心がついた頃何度も聞かされた。

当の本人達、特に父親は
母親の存在が大きかった様で
二人が結ばれる事になったと言う。

翌年には年子の弟が産まれ、未熟児で産まれ直ぐお腹を手術しなければならず
両祖父母巻き込んだ波乱だった様だ。

産まれながらにして
この様な生を受けた宿命児なのである。





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