眼中になかった同期とセフレになってみたら沼すぎて、初恋。

ぴょす

文字の大きさ
47 / 66

隣人のキモおじに目を付けられて犯され3秒前※無理矢理表現あり

しおりを挟む
気づいたら、マンションの前に立っていた。

どうやってここまで来たのか、自分でもはっきりしていない。ただ仕事の帰り道、足が勝手に司の住む場所を選んでいた。会いたい。声を聞きたい。それだけだったはずなのに、いざこの場所に辿り着くと、スマホを握る手は冷たく固まって動かない。

連絡なんて、できるわけない

もし拒まれたら。もういいかな、と突き放されたら。その恐怖ばかりが先に立ち、喉が塞がる。

うずくまるように壁に背を預け、ただ画面を見つめていた。
画面に浮かぶ「司」の文字だけが痛い。会いたいのに、会えない。触れたいのに、触れられない。矛盾に胸が張り裂けそうで、視界がじんわり滲む。

そんなとき、不意に足音が近づき、立ち止まる気配がした。

「……君、503号室の?」

低くかすれた声に顔を上げると、そこには見覚えのある男が立っていた。
50代ほどの小太りで、皺の浮いたシャツはどこか薄汚れている。何度かマンション内で見かけたことはあったが、まともに会話したことはない……司の部屋の隣の人だ。

「……あ、えっと」

声が震えたのを、自分でもはっきり感じた。

男の視線は妙にねっとりとしていて、嫌悪感を隠すこともできないほど俺の全身をなぞっている。その視線のやり方に背筋がぞわりと冷えた。

「夜遅くに、よく来てるよな。……声、聞こえてんだよ。」

その一言で血の気が引く。
下劣な笑みを浮かべた男が、一歩近づいてきた。鼻をつく生乾きの体臭と共に、嫌な予感が胸を掻き毟る。

こいつ、やばい

直感が警鐘を鳴らす。
このまま応じていたら、取り返しのつかないことになる。

清潔感など微塵もなく、脂ぎった髪が額にへばりつき、目が血走っている。女どころか誰にも相手にされず、日々悶々としているような、どんよりした雰囲気。男は俺を睨みつけ、唇を歪めた。

「男とセックスなんて死んでもごめんだけどよ、お前くらい綺麗な顔してんならしゃぶらせるくらいならいいぞ!」

男の声は荒い。俺はびくりとして立ち止まる。男が一歩近づき、俺の腕を乱暴に掴んだ。汗ばんだ掌の感触が気持ち悪く、俺の肌がぞわっと粟立つ。タバコと汗の混じった臭いが鼻を突き、吐き気がする。

「女みたいな声で喘ぎやがって……男同士でセックスなんかしてんじゃねえよ、クソ野郎! 毎晩毎晩、壁越しに聞きながらシコってたんだ。試させてもらうくらいいいだろ、減るもんじゃないんだ。」

男の暴言が怒鳴り声になって響く。恫喝の勢いに、俺は萎縮して体が固まる。

「フェラも慣れてんだろ!やらせてやるよ、こっち来い!」

「っ、ちょ……」

心臓がどくどくと鳴り、逃げようと足を引くけど、男の握力が強くて動けない。腕を振りほどこうとするけど、男の小太りの体躯が意外に重く、俺を壁に押しつける。

「離して……ください……人、呼びますよ……」

俺の声は震え、弱々しい。男は嘲笑うように鼻で笑い、俺の体を引きずるようにエレベーターへ向かう。重い沈黙の中、男の荒い息だけが近い。抵抗を試みる俺の体を押さえ込みながら、男はなおも恫喝を繰り返した。

「お高くとまってんじゃねぇよ!ホモ野郎が!」

エレベーターの数字が無機質に減っていく。
やがて辿り着いた部屋に、俺の体は引きずり込まれた。

ドアがバタンと閉まる音が響いた。玄関の扉が閉まる音は、逃げ道を塞ぐ最後の音にしか聞こえなかった。

暗い室内は散らかり、タバコの吸い殻が散乱し、男の悶々とした生活の匂いが充満する。男は俺を床に押し倒そうと手を伸ばすが、俺は必死に体をよじり、なんとか逃げようとする。でも、男の体重が覆い被さり、抵抗が空回りする。心の中で司を呼び、助けを求めるけど、声が出ない。男の息が首筋にかかり、俺の体が凍りつく。

「こんだけ可愛い顔してんなら、挿れてやってもいいけどな。男なら孕む心配もねえからよ。」

「痛…ッ、てめ…離せ、よ……」

男の目が欲と怒りで爛々と輝き、脂ぎった顔が間近に迫る。俺は必死に体をよじり、腕を振り上げて男の頰を殴ろうとした。拳が男の顔に当たるけど、力が入らず、ただ軽く叩くような感じになってしまう。男は一瞬目を丸くしたが、すぐに逆上して俺の腕を掴み、床に叩きつけた。

「おい、てめえ……殴りやがったな! クソガキが、生意気な!」

男の怒号が部屋に響き渡る。声は低く唸るように、唾が飛び散る。男は俺のシャツを乱暴に掴み、服の上から胸や腹を撫で回す。汗ばんだ掌の感触が気持ち悪く、俺の肌がざわつく。男の息が荒く、俺の首筋に吹きかかる。

「あいつ……お前の相手、前は女も連れ込んでよがらせてたけどよ、最近はお前ばっかだな! 毎晩お前の女みたいな喘ぎ声が聞こえてきやがる!相当お前の体がいいんだろうな、ケツが締まりいいのか? 俺のチンポも突っ込んでみてえよ!」

男の下劣な暴言が怒号のように連発し、俺の耳を汚す。服の上から腰や太ももを乱暴に触ってくる。

「どんなセックスしてんだ?ケツの穴にチンポ突っ込んで本当に気持ちいいのか?俺も一回やってみたかったんだよなぁ!お前のケツの穴、俺のチンポで広げてほじくってやるよ! 」

男は俺に馬乗りになり、膝で俺の腰を押さえつける。息が荒く、汗が滴り落ち、俺の顔にかかる。俺のシャツをさらに引き裂こうと手を伸ばし、俺は必死に体を捩るけど、力が入らない。恐怖が頂点に達し、俺の視界がぼやける。男の臭いが充満し、俺の心を蝕む。

吐きそうなくらい嫌で、死にたくなるほど、不快だ……





  
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された

あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると… 「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」 気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 初めましてです。お手柔らかにお願いします。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます

なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。 そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。 「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」 脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……! 高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!? 借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。 冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!? 短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。

処理中です...