夢も現実で奴隷も現実で~異世界転生は見るものだ!~

にゃんころの助

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奴隷

第一話

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「待たせてしまったね、タクミ」
現れたのは女の子。頭にはウサギの耳。おそらく種族的に身長が低いのだろうか。
「さて、君の履歴には目を通させてもらったよ。ギルドの情報だから間違いないだろう」
彼女は俺の持ってきた紹介状に目を通しながら言う。
「仕事を受け始めたのは最近…か。ほかの依頼者からの評価は高い…」
「最近この街に来たばかりで…でも仕事は書いてある通りしっかりとこなします」
現実世界の会社のようなデスクワークではなく受けてきた仕事は軽作業が多かった。
案外物を運んだり持ち上げたりと頭をあまり使わない仕事が向いているのかもしれない。
 改めて彼女を見る。耳はさっき見た通り。白い肌にビキニに毛が生えてような露出の高い服。中には露出が高いものを好んで着る人種にがいるらしく街中でも何度が見かけたことがあるが、目の前にするをと目のやり場に困る。

「それで今回の仕事って…軽作業と書いてありましたけど」
眉間にしわを寄せながら依頼書を読む彼女に聞く。
「ああ。今回はラーズ支部へ新しい奴隷が来るんだけど、それの搬入だね」
思った通りだった。奴隷の搬入。
「搬入って具体的に何をすれば。」
荷物の搬入ならば以前にも依頼をこなしたことがあるが、今回は奴隷。物ではなく生きている人だ。
「なに簡単な仕事さ。奴隷の首んとこに番号が書いてあるからその部屋に入れて終わり。」
簡単だろ?とウインクをされた。普通に可愛い…俺ロリコンだったっけ?俺のロリコン疑惑はさておき、彼女の言っていることが真実なら仕事内容はさておき結構楽な仕事かもしれない。
「今回はそんなに数多くないし、早く終わるかも。終わったら早上がりも大丈夫だからがんばって」

 それから数分後俺は彼女と二人で支部の裏口に来た。ここまでは専門の業者が奴隷を運んでくるらしい。話すこともなく気まずい雰囲気が流れている中一台の馬車がやってきた。
「お待たせしました、テア様」
フードを深くかぶった男性が彼女に紙を渡す。
「ご苦労様。えっと…三人…間違いないね。確かに受け取るよ」
そういわれるとフードの男は馬車の後ろに回り奴隷を三人連れてきた。

 奴隷と聞いたのでどんなに酷い恰好をしているのかと思っていたが、身なり服装などは街中の皆と変わりはなかった。一つ違うといえばチョーカーのような首の模様と番号。
「よし、ここからが君の仕事だよ。頼んだタクミ」
テアさんは僕の背中をたたいた。
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