フタエノソラ

ぽこあぽこ

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ふたり

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下校時間が過ぎて、夕暮れの学校に不気味な雰囲気が漂いだしている

その不気味な雰囲気の元凶とも思えるほどに、このオカルト研究部はまた特別不気味な雰囲気を醸し出していた

本棚に並ぶのは怪しげな魔術書や解剖学の書物、棚の上には怪しげな色の粉や骸骨の模型

その部屋の中でもまた一段と不気味さを醸し出す少女がいた。

美羅(ミラ)だ。

美羅は扉と向き合い、なにかつぶやきながらニヤニヤしている。

部屋中の空気が淀みきり美羅が自分の世界に入り込んでいたそんな時

部室のドアをちわたがそっと開いた


「あ・・・あの私は、違う・・くてえっと・・」
部室に人がいるとは思ってなかったようで、ちわたはひどく動揺していた

そんなちわたを背に、美羅は扉に向かって自分の世界に浸っていた
気づく気配はまったくない

「あの・・・」

「あの!私千野ちわたといいます。あなたはオカルト研究部の部員さんですよね?」
勝手に部屋の扉を開けてしまったことを気にしているのか、ちわたは珍しく積極的に声をかける

美羅は全く気づかない、何かブツブツ言っている

「私は選ばれた存在である。私がこの扉と出会ったのは必然である。この扉を開けるのも必然である。わたしがここにいるということは・・・ふふふ・・・」


(なんで全然気づいてくれないの?私動揺してたせいで声小さかったかな?どうしよう何かブツブツ言ってるし、すごく気まずいよ・・・)

「だれだ!」
ようやく美羅がちわたの気配に気づいたようだ
「貴様何者だ!私の背後に立つとは命知らずめ!いいだろう秘密を知ってしまった貴様は自分の名を名乗る間もなくこの世をさる!」

「私は、ち・・ちわ・・あの・・・わ、わ、わ」

「貴方には素敵なプレゼントをくれてやるわ!冥界の息吹を封じた禁術!ここに魂の終焉を印す!」
「死の呪印!」

「・・・。」
「えっと、あの、ごめんなさい。えっと」

「今更命乞いか・・・情けない。残念ながら死の呪印を解く術はない」

「えっと、あのちが・・うの・・・」

「さあ選ぶがいい!死の呪印を受けた者に訪れるという運命の選択!」
「その名も・・・。運命の選択肢!」
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