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15 下半身を隠せる服
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そして晩餐の後。
俺は掲示板も見れる魔道具を大事に握りしめ、食堂からお茶の飲めるサロンに移動する。
ちなみに使い方の説明書もいただいたから魔法陣の描いてある収納魔法布の中に一旦しまった。
その時、廊下に騎士の鎧が飾ってあったのが視界に入った。
一瞬いいなと思ったが、夏のせいか鎧を着た警備の騎士などを屋敷内で見かけないし、そのへんで見かける彼等はもっと簡易的な格好で、ほぼ布の服と腰に剣的な感じだった。
そして冷静になってみれば騎士の鎧って夏とか着るとめちゃくちゃ暑いのではと思った。
冬ならともかくとして……ファンタジー風衣装に前かけみたいなのついてる司祭服っぽいの作るか?
などと考えつつ俺は貴族のでかい別荘内の長い廊下を歩き、サロンに到着した。
するとすぐにメイド達がお茶の準備をはじめた。
その間、レベッカ様が魔法陣から巻物を取り出した。
「ネオ様、こちらうちで取引のあるスパイスのリストですの、この中で欲しいものはあればなんでもおっしゃってください」
「おお! ありがとうございます! レベッカ様」
ありがてえと思いつつ、リストに目を通すと……
おっ! カレーに使えるスパイス発見!
胡椒と砂糖も欲しいな。
と、いうことを正直に話したところ、気前よく了承してもらえた。
バニラとカカオとかあればもっと美味しいスイーツも作れそうだが……。
掲示板でカカオやバニラビーンズの情報も探るか。
「マヨネーズのレシピもいただきましたし、ネオ様は料理をされるのですよね、こちらのスパイスでは何を作られるのですか?」
ニコレット様が甘えるような声で訊いてこられた。
「カレーを作ってみようと思います」
「んー、知らない料理ですわね」
愛らしく首を傾げるニコレット様。
「スパイスが手元に届き、作るのに成功したら機会があれば振る舞いますよ」
「まあ! 嬉しいですわ、約束でしてよ!」
「「わたくしもカレーが気になりますわ!」」
レベッカ様とエマ様の声がハモった。
「わ、わかりました。お二人にもお分けしますので、ただ、美味しく出来たらの話ですが、あ、ちなみに辛い系の料理ですよ? 激辛にはしませんけど大丈夫そうですか?」
「大丈夫です! 辛くても食べてみせますわ!」
ニコレット様は決意にみなぎっていた。
「わたしくしも!」
エマ様も頑張るらしい。
「辛いのは好きなのでわたくしは余裕でいけますわ」
レベッカ様はどや顔で余裕そう。
「わたくしにも金貨以外の何か形に残る物を贈らせてくださいませんか?」
エマ様が微笑みつつ俺に訊いてきた。
「では、細かいディテールは無理なんですが、デザインを簡単に紙に描くので服を仕立てていただけますか?」
「お安い御用ですわ!」
エマ嬢は大きめハンカチを出したかと思ったら、それは魔法陣が描いてある布だった。
そこからノートとペンを取り出してこれに描いてくださいますか? と、手渡してきた。
「ありがとうございます。ではこれに描かせていただきます」
俺は適当に前掛け付きの司祭服っぽいのを描いてみた。
「まあ、ネオ様は絵もお上手ですね」
「「ほんとですわねー」」
エマ様達が褒めてくれた。
お世辞でも嬉しいが、それは学生時代、美術の成績も良かった方なのでそこそこ絵は描ける。
「ありがとうございます。細かい装飾はお任せで、無くても構いませんが」
「いいえ、せっかくですのでこの縦のラインや襟と袖に美しい刺繍を入れてもらいますわ!」
「司祭や魔法使いの衣装に似てますわね」
「そうですね、治療する時に着ようかなと思ってますので」
「色は白と青を基調とした服でよろしいのですね」
ペンのインクは黒なので色は文字で書き指示してある。
「はい」
「ほぼ白地であれば刺繍には銀糸より金がよさそうですね」
「そこは仕立て屋のセンスにお任せします」
「わかりましたわ」
「では私からはその服に合う靴を贈らせていただきますわ!」
レベッカ様はエマ様に対抗意識を燃やしてる。
「あ、ありがとうございます、レベッカ様」
もらえるものはありがたくもらっとく。
「わたくしも何か贈りたいわね……」
ボソリとつぶやくニコレット様。
「ニコレット様はこの高価な魔道具もいただいたばかりですので! お気になさらず!」
俺は例のスマホのような物を見せながら丁重にお断りした。
さすがにニコレット様からは十分に貰いまくってるからな。
それから俺はお茶を飲み終え、ユージーンと合流し、馬車を出してもらって海の側の家に帰宅した!
良ければ泊まっていってくださいとは言われたが、早く魔道具で遊びたいので帰る事にした!
ちなみに二人の令嬢達は遠くから来たので泊まって行くらしい。
女子会楽しんでくれよな!
俺は掲示板も見れる魔道具を大事に握りしめ、食堂からお茶の飲めるサロンに移動する。
ちなみに使い方の説明書もいただいたから魔法陣の描いてある収納魔法布の中に一旦しまった。
その時、廊下に騎士の鎧が飾ってあったのが視界に入った。
一瞬いいなと思ったが、夏のせいか鎧を着た警備の騎士などを屋敷内で見かけないし、そのへんで見かける彼等はもっと簡易的な格好で、ほぼ布の服と腰に剣的な感じだった。
そして冷静になってみれば騎士の鎧って夏とか着るとめちゃくちゃ暑いのではと思った。
冬ならともかくとして……ファンタジー風衣装に前かけみたいなのついてる司祭服っぽいの作るか?
などと考えつつ俺は貴族のでかい別荘内の長い廊下を歩き、サロンに到着した。
するとすぐにメイド達がお茶の準備をはじめた。
その間、レベッカ様が魔法陣から巻物を取り出した。
「ネオ様、こちらうちで取引のあるスパイスのリストですの、この中で欲しいものはあればなんでもおっしゃってください」
「おお! ありがとうございます! レベッカ様」
ありがてえと思いつつ、リストに目を通すと……
おっ! カレーに使えるスパイス発見!
胡椒と砂糖も欲しいな。
と、いうことを正直に話したところ、気前よく了承してもらえた。
バニラとカカオとかあればもっと美味しいスイーツも作れそうだが……。
掲示板でカカオやバニラビーンズの情報も探るか。
「マヨネーズのレシピもいただきましたし、ネオ様は料理をされるのですよね、こちらのスパイスでは何を作られるのですか?」
ニコレット様が甘えるような声で訊いてこられた。
「カレーを作ってみようと思います」
「んー、知らない料理ですわね」
愛らしく首を傾げるニコレット様。
「スパイスが手元に届き、作るのに成功したら機会があれば振る舞いますよ」
「まあ! 嬉しいですわ、約束でしてよ!」
「「わたくしもカレーが気になりますわ!」」
レベッカ様とエマ様の声がハモった。
「わ、わかりました。お二人にもお分けしますので、ただ、美味しく出来たらの話ですが、あ、ちなみに辛い系の料理ですよ? 激辛にはしませんけど大丈夫そうですか?」
「大丈夫です! 辛くても食べてみせますわ!」
ニコレット様は決意にみなぎっていた。
「わたしくしも!」
エマ様も頑張るらしい。
「辛いのは好きなのでわたくしは余裕でいけますわ」
レベッカ様はどや顔で余裕そう。
「わたくしにも金貨以外の何か形に残る物を贈らせてくださいませんか?」
エマ様が微笑みつつ俺に訊いてきた。
「では、細かいディテールは無理なんですが、デザインを簡単に紙に描くので服を仕立てていただけますか?」
「お安い御用ですわ!」
エマ嬢は大きめハンカチを出したかと思ったら、それは魔法陣が描いてある布だった。
そこからノートとペンを取り出してこれに描いてくださいますか? と、手渡してきた。
「ありがとうございます。ではこれに描かせていただきます」
俺は適当に前掛け付きの司祭服っぽいのを描いてみた。
「まあ、ネオ様は絵もお上手ですね」
「「ほんとですわねー」」
エマ様達が褒めてくれた。
お世辞でも嬉しいが、それは学生時代、美術の成績も良かった方なのでそこそこ絵は描ける。
「ありがとうございます。細かい装飾はお任せで、無くても構いませんが」
「いいえ、せっかくですのでこの縦のラインや襟と袖に美しい刺繍を入れてもらいますわ!」
「司祭や魔法使いの衣装に似てますわね」
「そうですね、治療する時に着ようかなと思ってますので」
「色は白と青を基調とした服でよろしいのですね」
ペンのインクは黒なので色は文字で書き指示してある。
「はい」
「ほぼ白地であれば刺繍には銀糸より金がよさそうですね」
「そこは仕立て屋のセンスにお任せします」
「わかりましたわ」
「では私からはその服に合う靴を贈らせていただきますわ!」
レベッカ様はエマ様に対抗意識を燃やしてる。
「あ、ありがとうございます、レベッカ様」
もらえるものはありがたくもらっとく。
「わたくしも何か贈りたいわね……」
ボソリとつぶやくニコレット様。
「ニコレット様はこの高価な魔道具もいただいたばかりですので! お気になさらず!」
俺は例のスマホのような物を見せながら丁重にお断りした。
さすがにニコレット様からは十分に貰いまくってるからな。
それから俺はお茶を飲み終え、ユージーンと合流し、馬車を出してもらって海の側の家に帰宅した!
良ければ泊まっていってくださいとは言われたが、早く魔道具で遊びたいので帰る事にした!
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女子会楽しんでくれよな!
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