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【俺が調味料を探しに大森林の村に行く実況スレ】
名無しのスレ主〈調味料を探す為に大森林へ向かいます。ただいま同行騎士の選別中にて続報を待て!(準備中)〉
名無しの貴族 〈調味料の為に大森林だと? おいおい、とんでもないやんちゃ令息が現れたな〉
名無しの貴族 〈命知らずだな〉
名無しの貴族〈お手並み拝見といこうか〉
名無しの貴族〈道中魔物に襲われて死ぬだろ〉
名無しの貴族〈無事に辿りつけたら可愛いケモ耳っ娘の写真よろ〉
名無しの貴族〈ケモノ好きが湧いてきた〉
名無しの貴族〈止まるんじゃねーぞ〉
名無しの貴族〈ここ平民が紛れ込んでないか?〉
名無しの貴族〈あの魔道具が競り落とせる財力のある平民とは?〉
名無しの貴族〈貴族の知り合いに貰ったとか〉
名無しの貴族〈平民相手にそんな親切な貴族がいるか?〉
名無しの令嬢〈この遠征、全力で応援させていただきますわ!〉
名無しの貴族〈令嬢まで来てしまった〉
名無しの貴族〈筋肉! 筋肉が全て解決してくれるはず! 力が!〉
名無しの令嬢〈当家からも支援しますわ〉
名無しの令嬢〈微力ながら当家からも!〉
名無しの貴族〈ルーム主の知り合いか?〉
名無しの貴族〈支援者が令嬢ばかりでそこはかとなく女たらしの香り〉
◆◆◆
俺がスレ立てして、しばしスレを見守っていたら名無しの令嬢の三人を見つけた。
あれはいつものメンツの令嬢達なんだろうなと確信した。
「ユージーン! ついにスレ立てしたぞ、もう後には戻れない」
「はいはい、それじゃ大森林へ持って行く食材の買い出しに行くよ」
「おう!」
そんな訳で俺はユージーンと改めて大森林へ向かう為の食材を買いに市場にきた。
中世風の市場というものは俺には新鮮で物珍しくて、見飽きない。
天幕に花飾りなんかもついてる可愛い店もある。
眠れる森の美◯で見たような羊毛を糸にする、糸車まで売ってある。
そして木工細工の店には木彫りの鮭や梟なんかもある。
梟は森の賢者と言われるくらいだし、こちらの人にも愛されているようだ。
ひとまず俺達はチーズを売っている店に向かった。
「やはりチーズは必要だ、大抵のものはチーズかけたら美味しそうになる」
とは俺の意見だが、
「パンにとろけるチーズかけるだけで美味しいからね」
ユージーンも同意してくれた。
「あ、あのフラットな丸い鉄板、クレープを作るのによさげ」
チーズ屋に行く途中で他の店の鉄板に目移りしたが、屋外料理にも使えそうなので買っておく。
いざとなったら盾にもなりそうだし。
鉄板とチーズを購入した後に新鮮な野菜を買ってカバンの中に隠した魔法の収納布に放り込み、こんがり焼けて大迫力の豚の丸焼きを目にし、勢いで切り分けた豚肉も購入した。
それとクレープ用にいちごジャムも購入した。
バナナもあればもっといいけど流石にそれはなかった。
キャンプ、遠征に必要なものを買い込んで帰路につく。
◆ ◆ ◆
そうして俺達は旅支度を整えながら過ごし、5日後に選抜された騎士の最終面談が行われることになった。
なんでも、騎士の方から長旅の中でも我々と揉めずにやっていけるか知りたいから一緒に食事でもという流れになったらしい。
確かに命の危険のある旅の途中で揉めると厄介だから、俺は今度は辛い方のカレーを振る舞うことにした。
スパイスから作ったカレーだ。
まだ米はないから今回もナンのように薄いパンでいただく。
場所は俺達の貸家のオーシャンビューのウッドテラスでランチ会だ。
青空の下でカレーとサラダとドライフルーツと自力で絞ったオレンジジュースを並べた。
俺は令嬢達の家から選ばれた騎士三人と向き合い、ここには今、合計五人の男が集っている。
ちなみにちゃんとユージーンもいる。
「白いズボンは危険なのでこの布を膝にかけてください」
メニューがカレーなので俺は手ぬぐいサイズの布をカバンから取り出し、騎士達の膝にかけた。
「お気遣い、ありがとうございます」
イケメン騎士達がいい笑顔を見せてくれた。
顔で選んだのか? と、思うほど何故かイケメン揃いだった。
「カレーが辛《から》くて辛《つら》い場合、この卵サンドと豚肉をどうぞ」
俺は追加で他の料理もワゴン上から持ってきた。
「これはこれは、わざわざ辛いのが駄目だった場合の食事までご用意いただけてたとは」
見事に鍛えられてズボンの上からでも分かる、太ももが立派でセクシーな騎士が美味しそうにカレーを食しつつも、予備の料理に目を向けた。
「慣れない味の食事でしょうから、念の為に」
「やや、この卵サンドはメイド達が下げ渡しに絶対来ない、残らないと噂をしていた……」
白いズボンのセクシー太ももの騎士はニコレット様の推薦騎士なんだが、彼は卵サンドを見てそう語った。
「え? そうなのですか?」
「美味し過ぎて全く残らないそうなんです」
「あ。でもカレーもとてもくせになる味で美味しいです」
「気になるなら卵サンドもどうぞ、皆様も」
「かたじけない」
「おお、なんとまろやかな卵料理!」
「こんなに美味い卵料理は初めてです」
「私はこのスパイシーなカレーが何より気に入りました、とても美味しいです!」
「僕もこの辛い方のカレーも美味しいと思うよ、卵サンドはいつもめちゃくちゃ美味いけど」
ユージーンは辛い方のカレーもいける口だった。
「好評みたいで良かったです」
結局カレーも卵料理も焼き豚料理も騎士達はテーブルに並べた品を全部美味しそうに食べた。
さすが体力仕事と言える騎士達だ、いっぱい食べる!
俺は自分の料理が彼らの口に合ったことに心底ほっとした。
胃袋を掴んでしまえばこっちのものだと思ってる。ワハハ。
そして本日のやや辛いカレーは飯盒のような蓋付きの容器に入れ、騎士達にそれぞれの主人の令嬢達にと、お土産に持って帰って貰った。
名無しのスレ主〈調味料を探す為に大森林へ向かいます。ただいま同行騎士の選別中にて続報を待て!(準備中)〉
名無しの貴族 〈調味料の為に大森林だと? おいおい、とんでもないやんちゃ令息が現れたな〉
名無しの貴族 〈命知らずだな〉
名無しの貴族〈お手並み拝見といこうか〉
名無しの貴族〈道中魔物に襲われて死ぬだろ〉
名無しの貴族〈無事に辿りつけたら可愛いケモ耳っ娘の写真よろ〉
名無しの貴族〈ケモノ好きが湧いてきた〉
名無しの貴族〈止まるんじゃねーぞ〉
名無しの貴族〈ここ平民が紛れ込んでないか?〉
名無しの貴族〈あの魔道具が競り落とせる財力のある平民とは?〉
名無しの貴族〈貴族の知り合いに貰ったとか〉
名無しの貴族〈平民相手にそんな親切な貴族がいるか?〉
名無しの令嬢〈この遠征、全力で応援させていただきますわ!〉
名無しの貴族〈令嬢まで来てしまった〉
名無しの貴族〈筋肉! 筋肉が全て解決してくれるはず! 力が!〉
名無しの令嬢〈当家からも支援しますわ〉
名無しの令嬢〈微力ながら当家からも!〉
名無しの貴族〈ルーム主の知り合いか?〉
名無しの貴族〈支援者が令嬢ばかりでそこはかとなく女たらしの香り〉
◆◆◆
俺がスレ立てして、しばしスレを見守っていたら名無しの令嬢の三人を見つけた。
あれはいつものメンツの令嬢達なんだろうなと確信した。
「ユージーン! ついにスレ立てしたぞ、もう後には戻れない」
「はいはい、それじゃ大森林へ持って行く食材の買い出しに行くよ」
「おう!」
そんな訳で俺はユージーンと改めて大森林へ向かう為の食材を買いに市場にきた。
中世風の市場というものは俺には新鮮で物珍しくて、見飽きない。
天幕に花飾りなんかもついてる可愛い店もある。
眠れる森の美◯で見たような羊毛を糸にする、糸車まで売ってある。
そして木工細工の店には木彫りの鮭や梟なんかもある。
梟は森の賢者と言われるくらいだし、こちらの人にも愛されているようだ。
ひとまず俺達はチーズを売っている店に向かった。
「やはりチーズは必要だ、大抵のものはチーズかけたら美味しそうになる」
とは俺の意見だが、
「パンにとろけるチーズかけるだけで美味しいからね」
ユージーンも同意してくれた。
「あ、あのフラットな丸い鉄板、クレープを作るのによさげ」
チーズ屋に行く途中で他の店の鉄板に目移りしたが、屋外料理にも使えそうなので買っておく。
いざとなったら盾にもなりそうだし。
鉄板とチーズを購入した後に新鮮な野菜を買ってカバンの中に隠した魔法の収納布に放り込み、こんがり焼けて大迫力の豚の丸焼きを目にし、勢いで切り分けた豚肉も購入した。
それとクレープ用にいちごジャムも購入した。
バナナもあればもっといいけど流石にそれはなかった。
キャンプ、遠征に必要なものを買い込んで帰路につく。
◆ ◆ ◆
そうして俺達は旅支度を整えながら過ごし、5日後に選抜された騎士の最終面談が行われることになった。
なんでも、騎士の方から長旅の中でも我々と揉めずにやっていけるか知りたいから一緒に食事でもという流れになったらしい。
確かに命の危険のある旅の途中で揉めると厄介だから、俺は今度は辛い方のカレーを振る舞うことにした。
スパイスから作ったカレーだ。
まだ米はないから今回もナンのように薄いパンでいただく。
場所は俺達の貸家のオーシャンビューのウッドテラスでランチ会だ。
青空の下でカレーとサラダとドライフルーツと自力で絞ったオレンジジュースを並べた。
俺は令嬢達の家から選ばれた騎士三人と向き合い、ここには今、合計五人の男が集っている。
ちなみにちゃんとユージーンもいる。
「白いズボンは危険なのでこの布を膝にかけてください」
メニューがカレーなので俺は手ぬぐいサイズの布をカバンから取り出し、騎士達の膝にかけた。
「お気遣い、ありがとうございます」
イケメン騎士達がいい笑顔を見せてくれた。
顔で選んだのか? と、思うほど何故かイケメン揃いだった。
「カレーが辛《から》くて辛《つら》い場合、この卵サンドと豚肉をどうぞ」
俺は追加で他の料理もワゴン上から持ってきた。
「これはこれは、わざわざ辛いのが駄目だった場合の食事までご用意いただけてたとは」
見事に鍛えられてズボンの上からでも分かる、太ももが立派でセクシーな騎士が美味しそうにカレーを食しつつも、予備の料理に目を向けた。
「慣れない味の食事でしょうから、念の為に」
「やや、この卵サンドはメイド達が下げ渡しに絶対来ない、残らないと噂をしていた……」
白いズボンのセクシー太ももの騎士はニコレット様の推薦騎士なんだが、彼は卵サンドを見てそう語った。
「え? そうなのですか?」
「美味し過ぎて全く残らないそうなんです」
「あ。でもカレーもとてもくせになる味で美味しいです」
「気になるなら卵サンドもどうぞ、皆様も」
「かたじけない」
「おお、なんとまろやかな卵料理!」
「こんなに美味い卵料理は初めてです」
「私はこのスパイシーなカレーが何より気に入りました、とても美味しいです!」
「僕もこの辛い方のカレーも美味しいと思うよ、卵サンドはいつもめちゃくちゃ美味いけど」
ユージーンは辛い方のカレーもいける口だった。
「好評みたいで良かったです」
結局カレーも卵料理も焼き豚料理も騎士達はテーブルに並べた品を全部美味しそうに食べた。
さすが体力仕事と言える騎士達だ、いっぱい食べる!
俺は自分の料理が彼らの口に合ったことに心底ほっとした。
胃袋を掴んでしまえばこっちのものだと思ってる。ワハハ。
そして本日のやや辛いカレーは飯盒のような蓋付きの容器に入れ、騎士達にそれぞれの主人の令嬢達にと、お土産に持って帰って貰った。
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