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1[リア]
お披露目会 §1
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いよいよやって来たお披露目会。
小離宮から会場まで、杖の説明を受けながらトコトコ歩いて向かう。特別な通路なので人目も気にならず、お散歩にちょうどいい距離だった。
控え室と呼ぶにはだいぶ豪華なお部屋に通されると、すぐにイケオジ陛下もやって来た。
上から下、下から上に視線を滑らせて確認すると「なんと可憐な」と口元をほころばせている。
お茶会が押してしまったことを気にしていた陛下は、海の幸を手配してくれたらしい。「後日、ゆっくり食事をしよう」と誘ってくれた。
先代の神薙が大の肉好きだったせいで「神薙といえばオニク」というイメージが定着している。肉肉しい日々の反動か、魚介類がうれしくてシッポを振ってしまった。
「私の分もお忘れなく、叔父上」と、ヴィルさんが横から会話に入ってきた。
「えっ……おじうえ?」
驚いたことに、彼は陛下を「叔父」と呼んでいた。
「団長は陛下の親戚」とは聞いていたけれど、まさかそんなに近い親戚だなんて……。彼は王子様なのだろうか?
目をぱちくりさせながら、二人の会話に耳を傾けた。
「叔父の小さな楽しみを邪魔するでない」
「可愛い甥も楽しいことに飢えているのですよ」
「お前は海の物が嫌いだろう」
「ああ、それでしたら、もう……」
「克服したのか?」
「いや、大っ嫌いですね」
ゴフッと陛下が噴き出した。わたしも意表を突かれ、椅子から滑り落ちそうになった。
「そんなことより叔父上、リアの披露目ですが、今からでも遅くはない。中止にしましょう」
「大馬鹿者か、お前は」
飄々とワガママを言うヴィルさんを、副団長たちがニコニコしながら見守っている。きっと彼は普段からこういう人なのだろう。
天人族だけが一堂に会するのは久々のことらしい。
お披露目会の前後には、王宮主催のパーティーや舞踏会など、様々な催しがあるそうだ。「このまま冬の社交シーズンに入る」とのことだが、初心者のわたしには知らない用語が多すぎて全容は把握できていない。
ただ、どうやら景気はいいらしく、陛下は「新神薙の経済効果が出ている」と褒めてくれた。わたしのお披露目がきっかけで王都が盛り上がっているのだとしたら、それは光栄なことだ。
「よろしければ、そろそろご移動をお願い申し上げます」
お披露目会の進行管理を担う文官が呼びに来た。
皆でぞろぞろと移動したのは、会場とドア一つ隔てたバックステージだ。ドアの向こう側からは、大勢の人のざわめきが聞こえていた。
始まるまで少し時間があったので、座って気持ちを落ち着かせていると、文官のザマンさんが挨拶に来た。
「時間管理をさせたら王国一」と言われている人で、懐中時計を片手に秒単位で進行を管理している段取り名人だ。
「彼が裏の王だ」と、陛下は冗談めかして言った。
しばらくすると、陛下に声がかかった。
「陛下の鐘入りまーす」と、ザマンさんは指でカウントダウンをしている。
彼の指がカウントゼロを知らせると鐘が鳴った。
カン、カン、カン……
会場内から聞こえていたざわめきがピタリと止まった。
陛下はこちらを振り返るとニッコリ微笑み「あとでな」と言って颯爽と出ていく。
次の瞬間、大きな歓声と拍手が聞こえてきた。出ただけで歓声が上がるなんて、まるで人気アーティストだ。会場のボルテージが一気に上がる。
「誇り高き天人族の諸君、よくぞ集まってくれた!」
陛下の声が会場に響いた。
「我が王国に新たな神薙が降りた。この鐘の音は、我らが繁栄の足音である!」
初日に片鱗を見たイケオジ劇場だった。
わたしが「魔導師団を捕らえる」という功を挙げたことや、昼間の茶会で外国語を話したエピソードなどが披露された——が、わたしの心境は複雑だ。
魔導師団を捕らえたのは第三騎士団だし、外国語が話せることも自分では知らなかったのだから、すごいことのように言われると恥ずかしい。
陛下の一人舞台が後半に差し掛かり、わたしの出番が近づいてきた。裏方さんがドアのそばへ移動し、時計を確認している。
ああぁ、どうしよう……緊張してきた。
体を固くしていると、ふわっと何かが肩に触れた。
「ん?」顔を上げると、犯人はすぐに判明した。ヴィルさんがわたしの肩を抱いていたのだ。
「リア、一緒に逃げようか」
「な、なぜ……ッ!?」
「温かいチョコレートでも飲みながら、二人きりで過ごしたほうが楽しいと思う」
上から激甘ココアパウダーのようなフェロモンがドサドサと落ちてきて窒息しそうだ。
誰かこの人に「さじ加減」を教えてあげてほしい……そんなことを考えていると、オーディンス副団長の盛大なため息が聞こえてきた。
「ベタベタ触るな。ここで口説くな。動揺させるな!」とお説教が始まる。
「登壇したら口説けないだろう」
「そういう話をしているのではありませんっ!」
超自由人ヴィルさんと、常識人でわたしの代弁者イケ仏様の対戦は、殴り合っているように見えて、どちらのパンチもヒットしていない。互いにあさっての方向を向いて腕をぶんぶん振り回しているだけ。わたしにできることといえば、支持するほうへ一歩近づくことぐらいだろうか。
ススッとイケ仏様に近づくと、お呼びがかかった。
「神薙様、そろそろお願いいたします」
「は、はいっ……」
ついに出番だ。二人のおかげで緊張もどこかへ行ってしまった。
「皆、拍手で迎えてくれ。新神薙のリアだ!」と、陛下がわたしを呼んでいる。
ついにドアが開き、ザマンさんのゴーサインが出た。
先ほどまで部下に怒られていたとは思えないほど格好いいヴィルさんのエスコートで、壇上へと歩みを進める。
地鳴りのような歓声が聞こえた。
心配していた「へのへのもへじさん」的な扱いは受けずに済み、可憐という声がチラリと聞こえたこともあって少しホッとした。
わたし本体よりも注目を浴びていたのは、頂いたネックレスだ。
誰かが「『オルランディアの涙』だ!」と言ったのを皮切りに、皆がわたしの胸元で光る大きなエメラルドを指さしていた。
「国民の大半は、伝説か作り話だと思っているようだが『オルランディアの涙』は実在する国宝だ」
陛下が話し始めると、ざわつきがピタッと止んだ。
『オルランディアの涙』は、人から人へと直接譲り渡されるもので、前の持ち主が「慈悲をもって国王とともに国を護る者」として認めた相手に受け継ぐらしい。
「当代の神薙リアは、すでに私とともに在る者だ」と、陛下は言った。
普通のネックレスではないとは思っていたけれど、ただならぬものを頂いてしまった。ティアラと杖、ネックレス……わたしのところで国宝が渋滞している。
そもそもヴィルさんは説明が足りない。団長だということも教えてくれなかったし、国宝を「我が家に伝わる御守り」などと言ってシレッと渡してくるのだから、本当に困ったグッドルッキングガイだ。
陛下はわたしの旦那さん選定方法について手短に説明したあと、わたしの思いを皆に説明してくれた。
「当代の神薙リアは、贅を尽くした大宮殿には住まず、こぢんまりとした宮殿で書物を読み、静かに暮らしている。宝石や財産には執着がなく、歴代神薙のように数え切れぬほどの夫を持つ意志もない」
会場がざわつき始めた。来客同士が互いに顔を見合わせ、首をかしげている。
「リアが夫に求めるものは、生涯を終えても尽きぬ愛だ。それゆえ、リアの夫に年季はない。一般貴族と同様、婚約後に婚姻を結んでもらう」
「おおー!」と歓声が上がった。
この歓声の意味するところが歓迎なのかそうでないかは、申し込み者数を見てみないとわからない。ただ、先代までの神薙は「やることをやったら夫婦」というファジーな婚姻だったことから、珍しがられているのは間違いないだろう。
「応募者は王宮にて一次選考を行う。生半可な気持ちでは夫になれぬ!」
ざわつきが大きくなった。それに合わせるように、陛下の声も大きくなっていく。
「誰一人として夫に選ばれなかった場合……リアは私の妻とする!」
「——へ?」
会場がしんと静まり返った。
——あ、あの、それを皆の前で言ってしまうと、もう冗談ではなくなってしまうのですけれど……?
「王の特権を行使してでもひとり占めをしたい! しかしながら、諸君らの日頃の忠誠にも応えたい。断腸の思いで諦め、この日を迎えた。皆どうかこの思いを汲み、彼女には誠実かつ親切であってくれ」
陛下の言葉で会場の雰囲気が和んだ。
旦那さんが決まらなければ殺されるかもしれないという失敗ルートがなくなり、代わりに「ダメだったらイケオジ陛下の妻になる」という回避ルートができた。
うれしいやら恥ずかしいやらで、頬が熱くなる。
ランチをご一緒したオジサマたちが一番前の端に陣取っており、にこやかに見守ってくれていた。
「さあ、試練の時間だ。神薙の力に耐えられる自信のない者は、退出するのが賢明。それを責めたり笑ったりすることは許さぬ!」
会場が水を打ったように静かになった。誰もその場を動かない。
「皆、覚悟はできているようだな。では、神薙の騎士よ、杖を!」
ついに神薙の杖を持つタイミングが来たようだ。
参加者にとっては、これが重要な試練になるらしい。
小離宮から会場まで、杖の説明を受けながらトコトコ歩いて向かう。特別な通路なので人目も気にならず、お散歩にちょうどいい距離だった。
控え室と呼ぶにはだいぶ豪華なお部屋に通されると、すぐにイケオジ陛下もやって来た。
上から下、下から上に視線を滑らせて確認すると「なんと可憐な」と口元をほころばせている。
お茶会が押してしまったことを気にしていた陛下は、海の幸を手配してくれたらしい。「後日、ゆっくり食事をしよう」と誘ってくれた。
先代の神薙が大の肉好きだったせいで「神薙といえばオニク」というイメージが定着している。肉肉しい日々の反動か、魚介類がうれしくてシッポを振ってしまった。
「私の分もお忘れなく、叔父上」と、ヴィルさんが横から会話に入ってきた。
「えっ……おじうえ?」
驚いたことに、彼は陛下を「叔父」と呼んでいた。
「団長は陛下の親戚」とは聞いていたけれど、まさかそんなに近い親戚だなんて……。彼は王子様なのだろうか?
目をぱちくりさせながら、二人の会話に耳を傾けた。
「叔父の小さな楽しみを邪魔するでない」
「可愛い甥も楽しいことに飢えているのですよ」
「お前は海の物が嫌いだろう」
「ああ、それでしたら、もう……」
「克服したのか?」
「いや、大っ嫌いですね」
ゴフッと陛下が噴き出した。わたしも意表を突かれ、椅子から滑り落ちそうになった。
「そんなことより叔父上、リアの披露目ですが、今からでも遅くはない。中止にしましょう」
「大馬鹿者か、お前は」
飄々とワガママを言うヴィルさんを、副団長たちがニコニコしながら見守っている。きっと彼は普段からこういう人なのだろう。
天人族だけが一堂に会するのは久々のことらしい。
お披露目会の前後には、王宮主催のパーティーや舞踏会など、様々な催しがあるそうだ。「このまま冬の社交シーズンに入る」とのことだが、初心者のわたしには知らない用語が多すぎて全容は把握できていない。
ただ、どうやら景気はいいらしく、陛下は「新神薙の経済効果が出ている」と褒めてくれた。わたしのお披露目がきっかけで王都が盛り上がっているのだとしたら、それは光栄なことだ。
「よろしければ、そろそろご移動をお願い申し上げます」
お披露目会の進行管理を担う文官が呼びに来た。
皆でぞろぞろと移動したのは、会場とドア一つ隔てたバックステージだ。ドアの向こう側からは、大勢の人のざわめきが聞こえていた。
始まるまで少し時間があったので、座って気持ちを落ち着かせていると、文官のザマンさんが挨拶に来た。
「時間管理をさせたら王国一」と言われている人で、懐中時計を片手に秒単位で進行を管理している段取り名人だ。
「彼が裏の王だ」と、陛下は冗談めかして言った。
しばらくすると、陛下に声がかかった。
「陛下の鐘入りまーす」と、ザマンさんは指でカウントダウンをしている。
彼の指がカウントゼロを知らせると鐘が鳴った。
カン、カン、カン……
会場内から聞こえていたざわめきがピタリと止まった。
陛下はこちらを振り返るとニッコリ微笑み「あとでな」と言って颯爽と出ていく。
次の瞬間、大きな歓声と拍手が聞こえてきた。出ただけで歓声が上がるなんて、まるで人気アーティストだ。会場のボルテージが一気に上がる。
「誇り高き天人族の諸君、よくぞ集まってくれた!」
陛下の声が会場に響いた。
「我が王国に新たな神薙が降りた。この鐘の音は、我らが繁栄の足音である!」
初日に片鱗を見たイケオジ劇場だった。
わたしが「魔導師団を捕らえる」という功を挙げたことや、昼間の茶会で外国語を話したエピソードなどが披露された——が、わたしの心境は複雑だ。
魔導師団を捕らえたのは第三騎士団だし、外国語が話せることも自分では知らなかったのだから、すごいことのように言われると恥ずかしい。
陛下の一人舞台が後半に差し掛かり、わたしの出番が近づいてきた。裏方さんがドアのそばへ移動し、時計を確認している。
ああぁ、どうしよう……緊張してきた。
体を固くしていると、ふわっと何かが肩に触れた。
「ん?」顔を上げると、犯人はすぐに判明した。ヴィルさんがわたしの肩を抱いていたのだ。
「リア、一緒に逃げようか」
「な、なぜ……ッ!?」
「温かいチョコレートでも飲みながら、二人きりで過ごしたほうが楽しいと思う」
上から激甘ココアパウダーのようなフェロモンがドサドサと落ちてきて窒息しそうだ。
誰かこの人に「さじ加減」を教えてあげてほしい……そんなことを考えていると、オーディンス副団長の盛大なため息が聞こえてきた。
「ベタベタ触るな。ここで口説くな。動揺させるな!」とお説教が始まる。
「登壇したら口説けないだろう」
「そういう話をしているのではありませんっ!」
超自由人ヴィルさんと、常識人でわたしの代弁者イケ仏様の対戦は、殴り合っているように見えて、どちらのパンチもヒットしていない。互いにあさっての方向を向いて腕をぶんぶん振り回しているだけ。わたしにできることといえば、支持するほうへ一歩近づくことぐらいだろうか。
ススッとイケ仏様に近づくと、お呼びがかかった。
「神薙様、そろそろお願いいたします」
「は、はいっ……」
ついに出番だ。二人のおかげで緊張もどこかへ行ってしまった。
「皆、拍手で迎えてくれ。新神薙のリアだ!」と、陛下がわたしを呼んでいる。
ついにドアが開き、ザマンさんのゴーサインが出た。
先ほどまで部下に怒られていたとは思えないほど格好いいヴィルさんのエスコートで、壇上へと歩みを進める。
地鳴りのような歓声が聞こえた。
心配していた「へのへのもへじさん」的な扱いは受けずに済み、可憐という声がチラリと聞こえたこともあって少しホッとした。
わたし本体よりも注目を浴びていたのは、頂いたネックレスだ。
誰かが「『オルランディアの涙』だ!」と言ったのを皮切りに、皆がわたしの胸元で光る大きなエメラルドを指さしていた。
「国民の大半は、伝説か作り話だと思っているようだが『オルランディアの涙』は実在する国宝だ」
陛下が話し始めると、ざわつきがピタッと止んだ。
『オルランディアの涙』は、人から人へと直接譲り渡されるもので、前の持ち主が「慈悲をもって国王とともに国を護る者」として認めた相手に受け継ぐらしい。
「当代の神薙リアは、すでに私とともに在る者だ」と、陛下は言った。
普通のネックレスではないとは思っていたけれど、ただならぬものを頂いてしまった。ティアラと杖、ネックレス……わたしのところで国宝が渋滞している。
そもそもヴィルさんは説明が足りない。団長だということも教えてくれなかったし、国宝を「我が家に伝わる御守り」などと言ってシレッと渡してくるのだから、本当に困ったグッドルッキングガイだ。
陛下はわたしの旦那さん選定方法について手短に説明したあと、わたしの思いを皆に説明してくれた。
「当代の神薙リアは、贅を尽くした大宮殿には住まず、こぢんまりとした宮殿で書物を読み、静かに暮らしている。宝石や財産には執着がなく、歴代神薙のように数え切れぬほどの夫を持つ意志もない」
会場がざわつき始めた。来客同士が互いに顔を見合わせ、首をかしげている。
「リアが夫に求めるものは、生涯を終えても尽きぬ愛だ。それゆえ、リアの夫に年季はない。一般貴族と同様、婚約後に婚姻を結んでもらう」
「おおー!」と歓声が上がった。
この歓声の意味するところが歓迎なのかそうでないかは、申し込み者数を見てみないとわからない。ただ、先代までの神薙は「やることをやったら夫婦」というファジーな婚姻だったことから、珍しがられているのは間違いないだろう。
「応募者は王宮にて一次選考を行う。生半可な気持ちでは夫になれぬ!」
ざわつきが大きくなった。それに合わせるように、陛下の声も大きくなっていく。
「誰一人として夫に選ばれなかった場合……リアは私の妻とする!」
「——へ?」
会場がしんと静まり返った。
——あ、あの、それを皆の前で言ってしまうと、もう冗談ではなくなってしまうのですけれど……?
「王の特権を行使してでもひとり占めをしたい! しかしながら、諸君らの日頃の忠誠にも応えたい。断腸の思いで諦め、この日を迎えた。皆どうかこの思いを汲み、彼女には誠実かつ親切であってくれ」
陛下の言葉で会場の雰囲気が和んだ。
旦那さんが決まらなければ殺されるかもしれないという失敗ルートがなくなり、代わりに「ダメだったらイケオジ陛下の妻になる」という回避ルートができた。
うれしいやら恥ずかしいやらで、頬が熱くなる。
ランチをご一緒したオジサマたちが一番前の端に陣取っており、にこやかに見守ってくれていた。
「さあ、試練の時間だ。神薙の力に耐えられる自信のない者は、退出するのが賢明。それを責めたり笑ったりすることは許さぬ!」
会場が水を打ったように静かになった。誰もその場を動かない。
「皆、覚悟はできているようだな。では、神薙の騎士よ、杖を!」
ついに神薙の杖を持つタイミングが来たようだ。
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