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[リア]
パン泥棒 §4
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近距離で正面から彼の目を見ると、かなり高確率で王族だとわかるようだ。
店主は彼の顔を見るなり「は、あっ!」と声を発し、体を硬直させた。高位の貴族に対しては恐怖で身がすくむ「カエル仕様」になっているようだ。
「私が誰かわかるか」と、ヴィルさんは低い声で言った。
店主は恐怖と期待が入り混じったような目をしてコクコクとうなずいている。
「では、お前が『うるさい女』呼ばわりした私の妻が誰なのかもわかるな?」
彼の二つ目の質問が終わる前に、店主は泣き出した。
「たいったたたい、も、も、も……っしわ……」
「わかっていながら、膝を折らずに突っ立っているのだな?」
「はあっ、アヒ、もっもっももうしっ、もっ……」
「今さら遅い!」
「かっかっかかっ……にんッ……」
ニンッ? 忍びかな?
店主は泣きながらじりじりと後ずさりをしているものの、頭も下げず、跪くこともなかった。むしろ隙を見て逃げ出そうとしているように見えた。
「未成年者への暴行未遂でお前を捕らえる」
「待ってくれ! いや、待って、ください。俺は何もしていません!」
「私は一部始終を見ていた。言い逃れはできん」
「誰が見てもあのガキが盗んだと思いますよ!」
「妻はそう思わなかったから止めに入っている」
「それは、あの女が人間じゃないからだろ!」
この世界で神薙と聖女は「生き神」に分類されており、一応「人型の生き物」とは認識されているものの、生物学上は「人類」の枠に入っていない。面倒くさいから触れたくないという事情も多分にあるらしく、わたしはそれをちょっぴり気にしていた。
前の世界ではれっきとした人類だったのに、勝手に連れて来ておいて「エイリアン扱い」「人外呼ばわり」とは何事かと腹も立つ。苦し紛れの一言かも知れないけれど、面と向かって「人間じゃない」は余計なお世話だ。
わたしは聖人ではないので、この侮辱に対し冷静に、法的措置を講じることを決めた。
「首と胴をつなげたままにしておきたいのなら、口の利き方に気をつけろ。俺は妻ほど慈悲深くない」
ヴィルさんがにらみつけると、店主は「ヒッ」と喉を鳴らした。
彼の腕にそっと触れると、「先ほどの罪に加えて、この方をわたくしに対する不敬罪でも捕らえてください」とお願いした。
「証人はどうする?」と聞かれたので、少年と護衛の皆にお願いするつもりだと答えた。
「よくぞ言ってくれた」と、彼は満足そうにうなずいている。
暴行未遂だけでは短期間で再び野に放つことになるけれど、不敬罪も追加しておけば刑期が延びる。しっかり矯正してから社会に戻してもらいたいものだ。
ヴィルさんが部下に指示を出そうとしたとき「私も証言できます!」という声が聞こえた。振り返ると、ジャン・ジャカジャンが立っている。
不敬罪の親告には「身内」と認識されない証人が少なくとも二名必要だ。わたしの場合、護衛の団員だと身内に近いので、今日初めて会った彼に証言してもらうほうがいいかも知れない。
「ご親切にありがとうございます。助かります」
こちらが軽く頭を下げると、彼は帽子を取り、それを胸に当てて一礼した。調子はいいけれど、人としての礼節がきちんとしている人のようだ。
「未成年への暴行未遂と不敬罪だ。この者を捕らえよ!」
ヴィルさんの命令で団員が動いた。
「ヒィィィ……っ! もっ、お、ももしわけござ……」
「謝る相手が違う。どこで何を間違えたのか、牢の中でゆっくり考えろ」
店主は逃げ出そうとしたものの、いとも簡単に捕縛された。
わたしたちが小芝居をやっている間に、アレンさんの指示ですっかり根回しが済んでおり、護送用の荷車と、制服姿の第一騎士団員が乗り込んで来ていた。
騒ぎ立てる店主をササッと護送車に押し込み、とっとと運んで行く。周りにいた人々からパラパラと拍手が上がり、ジャン・ジャカジャンが再び牧歌的な曲を奏で始めると、広場は元どおりの状態になった。
ヴィルさんは目深に帽子をかぶり直すと、騒ぎを聞きつけて飛んできた広場の管理事務所の人に経緯を伝え、店舗の撤去を依頼した。
「ねね、あの人って、なに?」と、少年が小声で聞いてくる。
「わたしの婚約者よ」と答えた。
「こっちのメガネの人は?」
「彼のお友達ね」
「あの人たちは?」
「全員、彼の部下よ」
「なんかスゲー……」と、彼は不思議な色の瞳をぱちくりさせていた。
この国の男の子にとって、騎士様はヒーロー戦隊のようなものだ。変装していなかったらもっと格好良かったのに、それが少し残念だった。
噴水の前でジャン・ジャカジャンから連絡先を聞いていたヴィルさんが「えっ! 君が?」と驚いている。知り合いだったのだろうか。
「おいおい、大変だよ」と、彼は少し興奮した様子でこちらへ戻ってきた。
「お知り合いだったの?」と尋ねたところ、「知り合いではないのだが知っている」と、不思議なことを言っている。
「彼、すごく有名な歌手だった」
「あらまあ、やっぱり歌が本業なのですねぇ?」
「俺も初めて本人を見たよ。さっきの楽器は練習中らしい。いずれリサイタルで弾き語りをやりたいそうだ」
「なんていう方なのですか?」
「なんと、ジャン・ジェイク・グロジャンだ!」
「えっ……ジャン・ジャカジャン?」
アレンさんがブッと噴き出した。
「ヴィルさん、もう少しゆっくり言ってください。固有名詞は速いと聞き取れないのです」
「いいか? ジャン・ジェイク・グロジャンだ」
「お、おおむねジャン・ジャカジャンと一緒な気が……」
当たらずといえども遠からず。たまに自分のネーミングセンスが怖くなる。
「ジャン・ジェイクが名で、グロジャンが家名。彼も貴族だ。だからリアがお忍びで来ていることに気づいていた」
「あらまあ。そうだったのですねぇ」
有名なシンガーと思わぬご縁ができてしまった。大人気らしいので、今度コンサートにも行ってみようかしら。るんるん♪
皆で馬車に乗り込み、別の広場の青空市場へ向かう。
乗り込む前、アレンさんから【浄化】をかけられた少年は、人生初の魔法に驚いて「うおーーっ?!」と声を上げた。
汚れていたシャツが真っ白になり、髪や肌もきれいになっていた。
「わたしはリア。こちらはヴィルさんとアレンさん。あなたのお名前は?」と尋ねた。
「オレ、テオ」と、彼は少し恥ずかしそうに答えた。
「テオ君、よろしくね」
「あ、あのさ……」
「どうしたの?」
「……さっき、ありがとう」
「気にしないで。今から行くパン屋さんは、いい人たちだから安心してね」
「うんっ」と、彼ははにかんだ笑顔を見せた。
テオはおそらく生まれて初めて馬車に乗ったのだろう。大きな目をキョロキョロと動かし、車内を興味津々で眺めている。やがて窓の外を流れる景色に気がつくと、体が前のめりになって夢中になった。めまぐるしく変わる景色に、彼の顔には驚きと喜びが交互に浮かんでいる。
アレンさんが彼を見てクスッと笑みをこぼした。純粋な好奇心に満ちた姿を見ていると、心がほんわりと温かくなる。
景色に夢中になっている隙に、ケガしていた足に【治癒】をかけた。
「見て、テオ君。あの広場よ。近かったでしょう?」
少し先に見えている目的地を指さすと、彼は「おわっ!」と感嘆の声を上げた。
馬車が近づくにつれ、色とりどりの露店の屋根と行き交う大勢の人々が見えてくる。焼き立てクレープの売り子が見えると、つい車内にまでバターの匂いがするような錯覚に陥った。
「スッゲー! スッゲー混んでる!」
彼は興奮してパタパタと足踏みをした。
「人気あるでしょう? あの広場にはわたしの好きなものがたくさんあるの。着いたら、まずは甘くて美味しいジュースを飲みましょうね」
「えっ?」と言うと、彼は窓に両手をついたまま、期待に満ちた瞳でこちらを振り返った。
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「私が誰かわかるか」と、ヴィルさんは低い声で言った。
店主は恐怖と期待が入り混じったような目をしてコクコクとうなずいている。
「では、お前が『うるさい女』呼ばわりした私の妻が誰なのかもわかるな?」
彼の二つ目の質問が終わる前に、店主は泣き出した。
「たいったたたい、も、も、も……っしわ……」
「わかっていながら、膝を折らずに突っ立っているのだな?」
「はあっ、アヒ、もっもっももうしっ、もっ……」
「今さら遅い!」
「かっかっかかっ……にんッ……」
ニンッ? 忍びかな?
店主は泣きながらじりじりと後ずさりをしているものの、頭も下げず、跪くこともなかった。むしろ隙を見て逃げ出そうとしているように見えた。
「未成年者への暴行未遂でお前を捕らえる」
「待ってくれ! いや、待って、ください。俺は何もしていません!」
「私は一部始終を見ていた。言い逃れはできん」
「誰が見てもあのガキが盗んだと思いますよ!」
「妻はそう思わなかったから止めに入っている」
「それは、あの女が人間じゃないからだろ!」
この世界で神薙と聖女は「生き神」に分類されており、一応「人型の生き物」とは認識されているものの、生物学上は「人類」の枠に入っていない。面倒くさいから触れたくないという事情も多分にあるらしく、わたしはそれをちょっぴり気にしていた。
前の世界ではれっきとした人類だったのに、勝手に連れて来ておいて「エイリアン扱い」「人外呼ばわり」とは何事かと腹も立つ。苦し紛れの一言かも知れないけれど、面と向かって「人間じゃない」は余計なお世話だ。
わたしは聖人ではないので、この侮辱に対し冷静に、法的措置を講じることを決めた。
「首と胴をつなげたままにしておきたいのなら、口の利き方に気をつけろ。俺は妻ほど慈悲深くない」
ヴィルさんがにらみつけると、店主は「ヒッ」と喉を鳴らした。
彼の腕にそっと触れると、「先ほどの罪に加えて、この方をわたくしに対する不敬罪でも捕らえてください」とお願いした。
「証人はどうする?」と聞かれたので、少年と護衛の皆にお願いするつもりだと答えた。
「よくぞ言ってくれた」と、彼は満足そうにうなずいている。
暴行未遂だけでは短期間で再び野に放つことになるけれど、不敬罪も追加しておけば刑期が延びる。しっかり矯正してから社会に戻してもらいたいものだ。
ヴィルさんが部下に指示を出そうとしたとき「私も証言できます!」という声が聞こえた。振り返ると、ジャン・ジャカジャンが立っている。
不敬罪の親告には「身内」と認識されない証人が少なくとも二名必要だ。わたしの場合、護衛の団員だと身内に近いので、今日初めて会った彼に証言してもらうほうがいいかも知れない。
「ご親切にありがとうございます。助かります」
こちらが軽く頭を下げると、彼は帽子を取り、それを胸に当てて一礼した。調子はいいけれど、人としての礼節がきちんとしている人のようだ。
「未成年への暴行未遂と不敬罪だ。この者を捕らえよ!」
ヴィルさんの命令で団員が動いた。
「ヒィィィ……っ! もっ、お、ももしわけござ……」
「謝る相手が違う。どこで何を間違えたのか、牢の中でゆっくり考えろ」
店主は逃げ出そうとしたものの、いとも簡単に捕縛された。
わたしたちが小芝居をやっている間に、アレンさんの指示ですっかり根回しが済んでおり、護送用の荷車と、制服姿の第一騎士団員が乗り込んで来ていた。
騒ぎ立てる店主をササッと護送車に押し込み、とっとと運んで行く。周りにいた人々からパラパラと拍手が上がり、ジャン・ジャカジャンが再び牧歌的な曲を奏で始めると、広場は元どおりの状態になった。
ヴィルさんは目深に帽子をかぶり直すと、騒ぎを聞きつけて飛んできた広場の管理事務所の人に経緯を伝え、店舗の撤去を依頼した。
「ねね、あの人って、なに?」と、少年が小声で聞いてくる。
「わたしの婚約者よ」と答えた。
「こっちのメガネの人は?」
「彼のお友達ね」
「あの人たちは?」
「全員、彼の部下よ」
「なんかスゲー……」と、彼は不思議な色の瞳をぱちくりさせていた。
この国の男の子にとって、騎士様はヒーロー戦隊のようなものだ。変装していなかったらもっと格好良かったのに、それが少し残念だった。
噴水の前でジャン・ジャカジャンから連絡先を聞いていたヴィルさんが「えっ! 君が?」と驚いている。知り合いだったのだろうか。
「おいおい、大変だよ」と、彼は少し興奮した様子でこちらへ戻ってきた。
「お知り合いだったの?」と尋ねたところ、「知り合いではないのだが知っている」と、不思議なことを言っている。
「彼、すごく有名な歌手だった」
「あらまあ、やっぱり歌が本業なのですねぇ?」
「俺も初めて本人を見たよ。さっきの楽器は練習中らしい。いずれリサイタルで弾き語りをやりたいそうだ」
「なんていう方なのですか?」
「なんと、ジャン・ジェイク・グロジャンだ!」
「えっ……ジャン・ジャカジャン?」
アレンさんがブッと噴き出した。
「ヴィルさん、もう少しゆっくり言ってください。固有名詞は速いと聞き取れないのです」
「いいか? ジャン・ジェイク・グロジャンだ」
「お、おおむねジャン・ジャカジャンと一緒な気が……」
当たらずといえども遠からず。たまに自分のネーミングセンスが怖くなる。
「ジャン・ジェイクが名で、グロジャンが家名。彼も貴族だ。だからリアがお忍びで来ていることに気づいていた」
「あらまあ。そうだったのですねぇ」
有名なシンガーと思わぬご縁ができてしまった。大人気らしいので、今度コンサートにも行ってみようかしら。るんるん♪
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乗り込む前、アレンさんから【浄化】をかけられた少年は、人生初の魔法に驚いて「うおーーっ?!」と声を上げた。
汚れていたシャツが真っ白になり、髪や肌もきれいになっていた。
「わたしはリア。こちらはヴィルさんとアレンさん。あなたのお名前は?」と尋ねた。
「オレ、テオ」と、彼は少し恥ずかしそうに答えた。
「テオ君、よろしくね」
「あ、あのさ……」
「どうしたの?」
「……さっき、ありがとう」
「気にしないで。今から行くパン屋さんは、いい人たちだから安心してね」
「うんっ」と、彼ははにかんだ笑顔を見せた。
テオはおそらく生まれて初めて馬車に乗ったのだろう。大きな目をキョロキョロと動かし、車内を興味津々で眺めている。やがて窓の外を流れる景色に気がつくと、体が前のめりになって夢中になった。めまぐるしく変わる景色に、彼の顔には驚きと喜びが交互に浮かんでいる。
アレンさんが彼を見てクスッと笑みをこぼした。純粋な好奇心に満ちた姿を見ていると、心がほんわりと温かくなる。
景色に夢中になっている隙に、ケガしていた足に【治癒】をかけた。
「見て、テオ君。あの広場よ。近かったでしょう?」
少し先に見えている目的地を指さすと、彼は「おわっ!」と感嘆の声を上げた。
馬車が近づくにつれ、色とりどりの露店の屋根と行き交う大勢の人々が見えてくる。焼き立てクレープの売り子が見えると、つい車内にまでバターの匂いがするような錯覚に陥った。
「スッゲー! スッゲー混んでる!」
彼は興奮してパタパタと足踏みをした。
「人気あるでしょう? あの広場にはわたしの好きなものがたくさんあるの。着いたら、まずは甘くて美味しいジュースを飲みましょうね」
「えっ?」と言うと、彼は窓に両手をついたまま、期待に満ちた瞳でこちらを振り返った。
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