15 / 22
第2章 新たな生活の始まりと出会い
解せないんですけど何か?
しおりを挟む「全く…XXXランクの試験を受ける人でここまでの怠惰は一人も…あっ…」
なんだその『あっ…(察し』は
「誰かいるんですかー?」
気になるから一応敬語でいう。
「ああ…うん…、全帝がね…ってその敬う気のない敬語いらないからやめてほしいんだけど」
「なぜわかった!」
「いやわかるだろ、そんな気の抜けた返事してりゃ」
うるさいな闇帝
「うるさいな闇帝」
しまったまた声に出て…
「そんなの今にわかったことじゃないだろ」
「「開き直った……だと?」」
テレレレッテレー!闇帝は新スキル【ヒラキナオーリ】を会得した!
「さて、なんか力もわいてきたところで……ってどうかしたか?」
ローブでよく見えないが不思議そうな顔をしてそうな闇帝。
「い、いやなんでもないさ..さて、XXXランク認定試験を開始する。この鬱陶しい闇帝と戦ってもらう。私はどちらかといえば帝たちのなかではサポート系なので戦闘は不向きなんだ。」
へー、氷帝ってけっこうガツガツ相手を削っていく感じだったんだけど、
「といっても俺も隠密のほうが得意で、行動のなかで敵をやるからどちらかといえば氷帝よりは得意だが、俺もあんまり戦闘試験には……」
えー、絶対隠密できなそう……
「絶対隠密できねーだろ、って思っただろう。大丈夫だ、私も同感だ。」
「ちょ、ひど……」
「さて!このコインが地面に落ちたら開始だ」
お、おう……やべぇこの人たちおもろいw
そして、しばらくの静寂が流れたあと、
「あ、やば、落ちちゃった」
チャリーン
ちょwwwwwww
まあいいや
「【エレメントドラゴンズ:火】!」
オリジナル魔法、属性でドラゴンを生み出し、相手を攻撃するというもの。
オリジナルなので、みたことない闇帝は当然、
「はあ?!なんじゃそりゃ!【シャドウウォール】【シャドウシールド】!」
なるほど..防御魔法2重がけできたか……では、
「【エレメントドラゴンズ:属性追加付与:光】」
そうなんともこの魔法便利なのは属性を放ったあとから追加できるという無茶苦茶なところ。
そして何故光かというと、セオリー通りだ!といいたい所だが、なぜかこの無茶苦茶な追加付与はいまだに光しかできていないのだ。
「な!!!!!?」
そしてドラゴンが闇帝にあと少しで到達するところで
「そこまでだ!【セイクリッドプロテクター】!」
ドオオオォォォォン!!!!
煙が立ち上がり、それが晴れるとそこには無傷の闇帝だけが残っていた……
なぜだ……解せぬ
*****
余談だが、氷帝が「戦闘はあまり…」といったのは
別に本当に戦えないわけではない。
氷帝の戦い方はまさに『一撃必殺』だからだ。
~とある盗賊のアジトにて~
「くそっ!ギルドが来やがった!アジトは今までばれてなかったのに!」
「でも相手は一人らしいぞ!数で攻めればなんとかなるだろ!」
「それもそうだ!おいお前ら!武器を持ってここから出ろ!」
そういって盗賊たちはアジトとしている洞穴からゾロゾロと出る。
そして、片手剣や両手剣、短剣にサーベル、メイス、杖などと様々な武器を構え前衛職は突っ込んでいく
が、
「まったく…やかましいですね…」
そういうのは、青色のラインが入ったローブを着て顔は一切見えていない人物。
だが、あふれ出るつわもののオーラもここでは隠れていない。
「さっさと諦めればいいものを…」
トンッ、とその人物――氷帝がつま先を地面に当てる。
刹那、周囲にはいくつもの氷山が出現し、盗賊は一網打尽にされた。
そう、これが氷帝の戦い方。
無詠唱で【フロストスパイク】を展開し、相手を氷漬けにして殺す。
殺してしまう。だから模擬戦はできない。戦闘が苦手なのではなく、「模擬」戦闘が苦手な氷帝だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる