炎のように

碧月 晶

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115.隣

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目を覚ます。

瞬きを繰り返せば知らない天井が見えた。いつも見る天井と違う。

 
どこ…?


寝ていた身体を起こせば、見覚えのない布団が自分に掛けられている。
そして左手に感じる温もりに目を向ければ、俺は誰かと手を繋いでいた。

自分と同じぐらいの大きさの手。だけど自分よりも白くて細い、弱々しい手。

 
…誰?


顔を見ようと手から手首へ、手首から肘へ、肘から痩せた二の腕へと視線を動かしていく。

 


君は…

 

 
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